BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第4章 集大成・ウィンターカップ

第236話 高松の懸念

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チーム メンバープロフィール

神津こうづ 雅也まさや

洛阪高等学校1年
190㎝84kg

誕生日:7/5

血液型:AB

特徴:高松と似た体格に、遜色ない運動能力を持った1年生のオールラウンダー。フィジカルの強さとスピードを活かし2番シューティングガードから4番パワーフォワードまで務められるマルチプレイヤー。中学時代には北信越大会ベスト8に終わっているものの、ジュニアオールスターにて長野県を全国ベスト4まで導いた立役者。攻守において穴がなく、ディフェンスではインターハイで涼真をも苦しめた程。ボールハンドリング力も高く洛阪の次代のエースとして期待されている。

特技:ボールハンドリング

趣味:クラシック鑑賞

得意教科:倫理・政経

苦手教科:特になし

得意なプレイ:ドライブ、ディフェンス

バスケを始めたきっかけ:小2でミニバスに入団して

密かな悩み:足首の慢性的な怪我に悩まされている



-----------------------------
















新城「ラスト1分!最後まで走れよ!」













大会3日目、最終試合も残り1分を切った。














第4Q 残り58.6

星垓        110
工芸館       64











出場していないメンバーは既にいない。















第3シード・星垓が全員出場、全員得点の快勝で初戦突破を決めようとしている。














エースである涼真は、第3Qまでの出場で32得点、12アシスト、11リバウンド、3スティール、2ブロックと、高校でのキャリアで初のトリプルダブルを達成。
夏、秋より明らかに総合力に磨きがかかっていた。


※トリプルダブル
主要5部門である得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックの5つのうち、3つで2桁を記録する事。プレイヤーの総合力が高くないとまず達成は不可能であり、トリプルダブルを記録できる選手ということは即ちプレイヤーとして圧倒的な総合力の持ち主であるのと同義。
尚、NBAだと試合時間が48分の為達成される事はわりとあるが国際試合では試合時間が40分の為より達成する事が難しい。













工芸館も諦めず追いすがったものの、第3Q残り2分でマリックが5ファウルで退場となり、万事休す。











新城、髙木も2桁得点を記録しまさに途中からはワンサイドゲームとなったのだった。














ブーッ!!!












試合終了

星垓        114
工芸館       64













最終的に50点の大差。













ほぼ同時に、他のコートの試合も終わる。
















Aコート 試合終了

博多第一      95
長崎商業      73




Bコート 試合終了

洛阪        130
北陵学園      72




Cコート 試合終了

泰正学園      84
土波日本大     82


















結果、勝ち上がりはこのようになった。














村上「シードはほぼ全チームが勝ち上がったか。土波日本大が泰正学園を追い詰めたが…及ばなかったな」










中嶋「土波日本大も強豪ですしアップセット…という程ではないと思いますが流石に夏のベスト8は勝負強い…」















試合終了し、ロッカールームへ引き上げてく星垓メンバー。













塚森「あ」













その途中、洛阪メンバーと鉢合わせる。














塚森「また全国で会ったな、新城」










新城「お陰様で」












互いに会釈し、通り過ぎる。











高松「北条」









涼真「はい」












高松「…ぜ」










涼真「わかりました」

















翌日(12月26日、大会4日目)の日程

※この日はコートが2面に減り、注目度も増す。


Aコート

第1試合(9:00~)女子準々決勝
桃花学園(高校総体1位・愛知) - 昭鹿学院(千葉)

第2試合(11:00~)女子準々決勝
星垓(神奈川) - 美濃女子(岐阜)

第3試合(13:00~)男子3回戦
洛阪(高校総体1位・京都) - 氷成(静岡)

第4試合(15:00~)男子3回戦
博多第一(福岡) - 東裁大諏訪(長野)

第5試合(17:00~)男子3回戦
星垓(神奈川) - 明桜(宮城)

第6試合(19:00~)男子3回戦
泰正学園(大阪) - 県立柴田(愛媛)




Bコート

第1試合(9:00~)女子準々決勝
札幌山手(北海道) - 聖ロザリア学園(愛媛)

第2試合(11:00~)女子準々決勝
開志(新潟) - 大阪駿英女子(高校総体2位・大阪)

第3試合(13:00~)男子3回戦
舟栄(千葉) - 京洋(東京)

第4試合(15:00~)男子3回戦
豊誠学園(香川) - 県立屋代工業(秋田)

第5試合(17:00~)男子3回戦
紅泉(滋賀) - 北陵(福井)

第6試合(19:00~)男子3回戦
深谷(埼玉) - 愛和工業大学附属(高校総体2位・愛知)











その日の帰り道。
※会場が東京なので電車で神奈川まで帰っている













涼真「男子も女子も、明日は大1番だ」









慎太郎「ってかここからはマジでイバラの道だよな…明日は昨年負けた明桜、その次はおそらくまた北陵、んで愛和…それでやっと決勝だ」










美保「女子も明日は強敵だね…東海地区って女子だと最激戦区だって聞くし…美濃女子なんて全国上位の常連で優勝候補じゃない」








奈津実「確かに、全国の決勝が桃花と美濃女子の東海対決の決勝ってよくあるし」










春香「大丈夫、明日も勝てるよ!ね、みっちゃん」












満月「もちろん!」














涼真「…ん?」












春香「明日はみっちゃんもまた出れるのかな」











満月「そればっかりは…試合展開と監督次第だね」










春香「でも明日もきっとみっちゃんの力が必要な時がくるよ!がんばってね」










満月「ありがとう、はるちゃん」













涼真「…みっちゃん…はるちゃん…?」
(この2人いつからそんなに仲良くなったんだ?)


※自分が原因とは知らない涼真













涼真「男子はこれに勝てれば昨年の成績を超えるだけじゃなく…北陵と戦うチャンスがまたある。夏からパワーアップした星垓を見せてやる」









慎太郎「バスケは高さが全てじゃねえって証明しねえとな」
(チビの俺は特に!)










涼真「明日の試合は…まだ3回戦だけど特別な試合になりそうだな。先輩達にとっては、昨年のチームを超えるため、そして過去の敗北を超えるための戦いだ」











涼真、拳を握る。












涼真(明日も絶対…勝って生き残る…!)



































-同じ頃、東京の某ホテル-













ここには、ウィンターカップに出場している何校かが宿泊している。






女子の大阪駿英女子



男子の北陵



女子の聖ロザリア学園



そして、男子の洛阪。














堂林「あ」










高松「…なんだ、堂林か」











堂林「なんだとは何だよ」












高松「別に」












ホテルのロビー。










堂林がソファで座っていたところに高松が通りかかる。














堂林「最後の大会、決勝の相手はお前らだといいな」









高松「まあ、可能性は0じゃないな」










堂林「そのためにも…準々決勝で星垓を何としても倒す!」












高松「…でも明日の相手も気をつけろ、堂林」













堂林「紅泉か。確かに近畿2位の強豪だが…」













洛阪「俺達は春の近畿大会でやってるから知ってるが…あのチームはとにかくフィジカルが強い。それでいて…1番嫌なチームだ」












堂林「…嫌なチーム?どういう事だ?」












高松「ディフェンスが特にフィジカル的に強いんだが…高校生のチームとしては異常な程ダーティーな上にラフプレーが多い。怪我人が出る事も辞さないハードファウルも幾度かあった」









堂林「…乱暴なチームだって事か」









高松「特に…フロントコートの3人…スモールフォワードの佐藤、パワーフォワードの柳澤、センターの雨宮…この3人だけでもテクニカルファウルやアンスポーツマンライクファウルの数が桁違いだ。実際、うちとの試合でも佐藤と柳澤が退場になってる。それも5ファウルじゃなく、アンスポーツマンライクファウルを2回ずつやってな」










堂林「1試合でディスクオリファイングファウルが2回だと!?1回でも珍しいのに聞いた事ねえぞそんなの」













高松「…なのに近畿大会決勝の最終スコアは102-81。21点差は俺達にしちゃ少ない点差だ。しかもディスクオリファイングファウルが2度、アンスポーツマンライクファウルが4回あったのに、だ」




※アンスポーツマンライクファウルおよびディスクオリファイングファウルについては46話参照の事。












堂林「お前らのディフェンスから81点も積み上げたのかよ」











高松「そうだ。主将のポイントカード・橋本、エースの葛山、センターの雨宮、控えの得点源の遠藤とスコアラーが4人いるからな」










堂林「フィジカルの強いフロントコートに4枚のスコアラー、そしてダーティーが過ぎる乱暴ぶり、か」











高松「今年の紅泉は怪我が続出してベストメンバーが揃った大会はウィンターカップが初らしい。おそらくお前らの首を虎視眈々と狙ってるぞ」










堂林「だろうな」










高松「大会開幕から3日、大きな波乱も起こらず静か過ぎだったからな。大きな波乱が何か起こるとしたらそろそろだ…気をつけろ。明日は何か、嫌な予感がする」














堂林「…わかった。気をつける」























高松のこの不安は翌日、見事に的中する事になる。















何故なら…インターハイのバスケットボール男子ベスト8チームのうち、ウィンターカップでもベスト8に残ることになるチームは




























半分の…たった4チームのみとなってしまったからである。
















……To be continued
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