BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第4章 集大成・ウィンターカップ

第240話 大黒柱・髙木

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チーム メンバープロフィール

朝岡あさおか 敏弥としや

愛和工業大学附属高校3年
193㎝79kg

誕生日:8/18

血液型:B

特徴:短髪の黒髪に試合中でも黒縁のメガネが特徴。攻撃を至上とする愛和の選手らしくオフェンスに秀でており、ポジションはインサイドのパワーフォワード登録ながらプレーはガードやフォワードそのもの。
欠点は、パワーフォワードながらパワープレーは苦手な事。主に外から攻撃する「ストレッチ4」タイプを更に外に特化させたような選手。そして見た目通り理系。
卒業後は東海1部の大京大学への進学が決まっている。

特技:メガネをクイックイッてする事

趣味:パソコンでのプログラミング

得意教科:英語

苦手教科:古典

得意なプレイ:スリーポイント、ドライブ

バスケを始めたきっかけ:中学でなんとなく部活に入って

密かな悩み:もう少し体重的な意味で太りたい



-----------------------------



















第1Qが終わり、星垓が2桁のリード。






第1Q終了

星垓        32
明桜        20













山下「星垓の攻撃力はホントに凄い…普通に100点ペースで得点してる」







村上「その得点が北条に偏ってる(16得点)のは気になるところだがな」









中嶋「でも内容は夏とは違うんですよね。夏までは手詰まりになった時の1対1の割合が多かった。でも今は…チームの動きの中で点を取っている事の方が多いです。もちろんさっきみたいなバックステップスリーにワンマン速攻なんかもありますが」









村上「だが、超高校級プレイヤーがいたとしても簡単に勝ちを明け渡さないのが明桜のいやらしい所だ。実際、夏は洛阪に最終的に22点差まで離されたとはいえ…今年数少ない苦戦した試合と言ってもよかった。北条が目立ってるとなればそこを潰しに来るぞ」












村上の予想通り、第2Qで明桜は仕掛ける。















星垓ボールから第2Qがスタート。












コートには、大樹と交代で髙木が戻ってきている。
対する明桜は、メンバーチェンジなし。















だが













キュキュッ!














涼真「…」










明桜・外山が涼真にべったりと張り付いている。












慎太郎(だろうな、涼真のとこはほっとけないだろ)













だが、ボールを持っていなくても至近距離で涼真にマーク。










涼真が動けば、外山もピッタリと着いて行き一定の距離を保つ。












そして涼真がボールを持つと













涼真(…極端に右を守ってやがる)












涼真が右利きという事もあり、右ドライブを警戒した守り方。












涼真(で、後ろには左に抜かれた時の為にヘルプが待ち構えてる…か)












ビッ!












涼真、ドライブを諦めパス。













結局、このオフェンスは














ガンッ!













新城のミドルが外れ、明桜ボールに。














外山は身体能力では涼真には敵わなくても涼真のプレーを徹底して制限し、チームで涼真の得点を抑えにいく。













結果、第2Qの折り返しになる頃















第2Q 残り5:20

星垓        40
明桜        33











点差は徐々に詰まっていた。















春香「涼ちゃんが得意な事を徹底してやらせないように守ってる感じね」










満月「涼真君は右利きだから右ドライブの頻度の方が多いからね…現に1歩目から最高速を出すドライブの時はいつも右手でドリブル始めるから」






小春「でもそれなら抜かなければいいだけじゃない?ほら、ドライブと見せかけたステップバックのスリーもあるし」











糸織里「確かに!でもうまっち…あのディフェンスをされてから1度も使ってないよね」












満月「いや、見てるとやろうとはしてるのよ…でもできないの」











紗妃「なんで?」












満月「まず1つは移動距離。涼真君は誰よりも速く動けるからこそドライブもステップバックも強力なの。でもその移動距離が短いとしたら…相手が追いつくのもまた速い。
涼真君はステップバック使う時、必ずドライブで相手を押し込んでから急速にステップバックするの。その分距離を稼げるからね」












奈津実「でも、ドライブは相手に封じられてる」











優花「なるほどね…その場でワンしてのステップバックとしてのステップバックじゃ距離的に相手が追いつくのが速いのね」











満月「そう。そして…涼真君は移動速度こそ私より速いけど…唯一私の方が動作が速い動きがあるの」













佳奈絵「なになに?はふはふもぐもぐ」←コンビニのおでん











糸織里(いつの間に買ったんですか…)














満月「シュートのリリース速度よ」













華音「リリース…?」













満月「そう。私が涼真君から点を取る時にどうしてもスピードじゃ敵わないから、リリースを速くして補ったの。
涼真君はその点、リリースは私よりも遅い。というのも…涼真君、手が凄く大きいのよね」












小春「なんでそんな事知ってんのよ」












糸織里「もしかして手繋いだんですか?」











満月「違う!」











紗妃「冗談は置いといて…手が大きいのと何が関係あるの?」












満月「…涼真君はその大きな手でボールをガシッと掴めるの。片手でボールぶん回せるくらいにね。
けど、その大きな手が問題なの。手が大きいって事はその分ボールに触れている面積も大きいじゃない?その分コントロールは難しいし手から離れる速度も遅くなる。NBAなんかで長身のセンターがフリースロー苦手な選手多いのは、手が大きすぎて微妙なコントロールが効かないってのもあるのよ。まあ、涼真君は器用だしシュートも上手いんだけど」












美保「手が大きいのも万能じゃないんだ…」












満月「リリースが遅いからディフェンスにも追いつく時間を与えちゃう。それでも涼真君のジャンプ力と…フェイダウェイでシュートしてるからブロックはされないと思うけど…視界を塞がれたりプレッシャーかけられたりしてシュート成功率は落ちるだろうね」











優花「確かに満月の手はリリースの瞬間が速すぎて手の動きが見えないけど、涼真君のは目で追えるもんね」













満月「それと、涼真君が停滞気味なのはそれだけじゃないかも」











糸織里「え?」
































慎太郎「あの6番外山…涼真にくっついている間常に手で涼真を僅かにディフェンスしてますね」










唐沢「北条君もフィジカルが強くなったとはいえ…ああやって常に押されているだけでも体力を消耗するし、ストレスにもなる。格上の相手をマークする際に使われる、やや荒っぽい手ですが…審判からは触れているだけにしか見えないギリギリの強さで押し続けている」












中澤「何か対策はないんですか?」












唐沢「…」











矢島「先生…」













唐沢「おそらく北条君ならばこのままでも問題ない。現に点差を詰められたのは北条君が不調な訳ではなく、流れでの失敗からです。
でもまあ…休憩もさせたいですし思い切って引っ込めちゃいましょうか」
















中澤&矢島「「…へ…!?」」














ピーッ!












審判「星垓ボール!」








丁度その時、アウトオブバウンズで時計が止まる。














第2Q 残り4:48

星垓        42
明桜        35












ブーッ!











オフィシャル「交代メンバーチェンジ星垓!」















星垓

11 中山 慎太郎      169㎝ 1年
17 日向 翔太       166㎝ 1年
13 須川 雄大       191㎝ 2年
15 小笠原 大樹      190㎝ 1年
7 髙木 悠介       199㎝ 3年




明桜

7 小池 達海       178㎝ 3年
4 大川 博司       184㎝ 3年
6 外山 脩一       190㎝ 2年
10 阿部 正幸       191㎝ 2年
14 中川 大和       196㎝ 3年









星垓はスピード抜群のバックコートに、パワフルなフロントコート3人というラインナップ。













スタメンでコートにいるのは髙木のみ。












慎太郎「髙木先輩、先生から伝言っす」










髙木「なんだ?」












慎太郎「流れが悪い時に無理をせず、我慢してゲームを保つこと。そしてスピードとフィジカルで相手の体力をとことん削ってください、だそうです」













髙木「わかった。慎太郎、ゲームメイクは任せたぞ」












慎太郎「承知っす」













髙木「翔太は慎太郎と協力してゲームメイクしながら2人のスピードで撹乱しろ」













翔太「お任せを」












髙木「大樹、雄大。お前らは俺と一緒にフロントコートで常に身体を張って相手に楽にプレーさせるな。リバウンドやルーズボールを相手に許すな」











須川「もちろんです」










大樹「他の4人がオフェンスでも頼りになる分、リバウンドはお任せを。全部俺が奪うつもりでやりますよ」














この交代をきっかけに、明桜に傾いていた流れが徐々に減速していく。













須川はパワーだけでなく、アウトサイドシュートでも明桜ディフェンスの脅威に。
前半の残り時間で2本の長距離砲を決めた。












大樹はそのポジション取りの上手さとパワーで4分で3本ものオフェンスリバウンドを獲得。セカンドチャンスを生み出し流れによるシュート失敗を帳消しにする活躍。














慎太郎と翔太は、大樹や髙木のリバウンドから真っ先に速攻に走り、2人のコンビプレーで速攻を2本沈めきる。













だが、前半の残り時間で最も観客の印象に残ったのは
























ドッッッガァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!














「大黒柱・髙木のボースハンドダンク!」










「パワー、技術スキル、スピード共にセンターじゃ圧倒的だ!流石にU-18アンダーエイティーン代表は強え!」

















ドゴォッ!















「ダンクの次はブロック!」











「明桜は中で点が取れねえ!」

















残り時間で4得点、2リバウンド、2ブロックを叩きだし明桜に5得点しか許さないディフェンスを支えた大黒柱・髙木だった。





















ブーッ!!















前半終了

星垓        56
明桜        40















結果、星垓が再び突き放して前半を終える。


















……To be continued
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