45 / 480
学生期 弐 13
しおりを挟む
それから4日後。
ついに一年に一回の『一般クラス対抗戦』の日が来た。
「よっしゃー!きたぜきたぜ!俺の日頃の訓練の成果を見せる時だ!」
「今年も優勝して来年も優勝するぞー!!」
「「「おおー!!」」」
朝早くから校舎の前でクラスメイト達がやる気満々で盛り上がる中、一人の男子生徒が拳を突き上げながらかけ声のように叫ぶとみんなも乗って声を上げる。
「おはようございます。私達は第4試合場で、相手はDクラスですね」
「第4って…遠いなー」
「山の向こうかよ」
担任がやってくると試合場所と相手を告げ、クラスメイト達は場所を聞いて愚痴るように言いながら移動を始めた。
「このクラス対抗戦ってどういう形式だっけ?トーナメント?」
「いや、総当たり戦。午前と午後に分かれて一日二試合を二日間かけて行われる」
「えーと…一学年4組だから…三試合だけじゃない?」
「明日の午後は休養。で、三日後に一学年と俺ら二学年が闘って勝った方が三学年と」
歩きながらの転入生の確認にそう説明すると転入生は考えながら疑問を聞いてくるので俺は行事の細かい日程を教える。
「三日後?」
「明日の午後から三学年のクラス対抗戦が始まるからな。ちなみに一学年はCクラスが勝ち上がったんだと」
「へー…全学年同時じゃないのか…」
「試合場を広くしてるから同時に三試合しか出来ないらしい。あと試合数を増やすと見守るための先生の人数が足りなくなるんだとか」
「あー…なるほど。そういやリデックも昨日駆り出されてたな」
…そんなこんな転入生にクラス対抗戦の事を説明したり雑談しながら移動する事、約30分後。
木の杭とロープで囲われた第4試合場へと到着した。
「よーし!円陣組むぞ!集まれー!」
すると男子生徒の一人が仕切るようにクラスメイト達を集めて大掛かりな円陣を組み出す。
「去年はリデックの言う通り動いたら勝てた!」
「「「おう!」」」
「今年もリデックの作戦が上手く行けば勝てるはずだ!」
「「「おう!!」」」
「リデック!!」
「よーし、優勝目指すぞー」
「「「いえー!!!」」」
…さながらスポーツ大会のようなテンションでみんなが盛り上がってる中で話を振られ、適当な目標を言うとみんなが呼応するように叫びながら円陣を解く。
「みなさん準備はいいですね?」
「おう!」
「大丈夫」
「うん」
「いつでも行けるぜ!」
「では笛の音が鳴り次第開始という事で」
担任の確認にクラスメイト達が肯定すると担任は開始の合図を告げて相手側の方へと歩いて行った。
「よーし、じゃあ作戦の確認するぞー」
「おう!」
「伏兵しつつ隙があれば本陣強襲するグループ5名の二班は左右から周り込むように相手本陣を狙って進んでくれ」
俺はみんなを呼んで簡単な作戦会議を開く。
「分かった」
「任せろ」
俺が内容を説明すると部隊を指揮する二人の生徒が了承する。
「途中敵を発見した場合は交戦。もし相手の人数が多い場合は発見即撤退で本隊との合流を優先する事」
「もし負けそうになった場合は一人離脱させて本隊に報告すれば良いんだろ?」
「ああ。包囲されたら厄介だからそうなったら一旦下がって陣形を組み直す」
別働部隊の作戦内容を告げると生徒の一人に最悪の場合の確認をされたので俺は肯定しながら想定してる対策を話す。
「そして本隊20名は4名と3名の5グループに分かれて錐型で直進する。流石に今回は相手も多少連携してくるだろうが…所詮は烏合の衆、俺らのように統率の取れた軍事行動の前には去年同様無意味に終わる」
「「「うおー!!!」」」
「気を付けるとすれば左右からの挟み撃ちぐらいだが…まあコッチも強襲部隊が背後を襲うチャンスになるから防戦に徹した後に逆に挟み撃ちにしてやれ」
「「「おおー!!」」」
…俺の説明が一区切りつく度にやる気が余ってるのかクラスメイト達は相槌のように叫ぶ。
「じゃあグループに分かれて…後は合図があるまで陣形を組んで待機だ」
「「「おおー!!!」」」
俺が指示を出すとクラスメイト達はグループごとに分かれ…
俺を真ん中に据えた鋒矢の陣のような陣形になる。
「…お」
…そしてそれから約10分後にピー!という笛の音が聞こえてきた。
「よし、最後に勝敗の確認だ。相手の全滅もしくは俺みたいな白いハチマキを付けたリーダーを倒せば勝利。逆に俺一人だけになったら降参するから負けになる。全力で俺を守れよ」
「分かってるって!戦えないお前は安心して俺らに守られてろ!」
俺が最後の確認をすると本隊の先頭に立つ男子生徒が笑いながら返す。
「任せたぞ。では行動を開始する!先行は強襲部隊からだ」
「よし!行くぞ!」
「こっちも出るよ!」
俺の指示に左右で待機してた部隊が動き出した。
「本隊は10分後に直進行動を開始する!敵を見つけ次第即交戦だ!」
「おー!」
「やるぜ!」
「後ろは任せろ!」
俺が更に指示を出すと生徒達が声を上げ、最後尾の3人部隊もやる気を漲らせて返す。
「…なんか思ったより本気の軍事行動だな」
「当たり前よ。優勝したらレストランの食事が一ヶ月無料だぜ?」
「…レストラン?」
最後尾の3人部隊に配置された転入生が驚きながら呟くと男子生徒の一人が本気になってる理由を話し、転入生は不思議そうな顔をする。
「特別クラスの食堂の事だ。優勝賞品として全ての食堂で使える食費無料カードが貰える」
「えっ!?そんなんあんの!?」
「やっぱ貴族が通う食堂なだけあって料理がめっちゃ美味いんだよな。だから俺らは勝つためにリデックに託して従ってるわけで」
「お前も食べたら分かるぜ?ありゃ『そりゃこんだけ高いわけだ』って納得出来る味だしな」
「あの頃は毎日あんな料理を食えてたからまるで貴族になった気分だったなぁ…」
俺の説明に転入生が驚くと他の男子生徒達が去年を思い出すように話し出す。
「…っと、思い出に浸るのはここまでだ。油断してたら痛い目を見るかもしれん…気を引き締めろ!行くぞ!」
「「「「おー!!!」」」」
俺が時間を見て少し早めに号令をかけるとみんなが応じるのでそのまま行動に移した。
ついに一年に一回の『一般クラス対抗戦』の日が来た。
「よっしゃー!きたぜきたぜ!俺の日頃の訓練の成果を見せる時だ!」
「今年も優勝して来年も優勝するぞー!!」
「「「おおー!!」」」
朝早くから校舎の前でクラスメイト達がやる気満々で盛り上がる中、一人の男子生徒が拳を突き上げながらかけ声のように叫ぶとみんなも乗って声を上げる。
「おはようございます。私達は第4試合場で、相手はDクラスですね」
「第4って…遠いなー」
「山の向こうかよ」
担任がやってくると試合場所と相手を告げ、クラスメイト達は場所を聞いて愚痴るように言いながら移動を始めた。
「このクラス対抗戦ってどういう形式だっけ?トーナメント?」
「いや、総当たり戦。午前と午後に分かれて一日二試合を二日間かけて行われる」
「えーと…一学年4組だから…三試合だけじゃない?」
「明日の午後は休養。で、三日後に一学年と俺ら二学年が闘って勝った方が三学年と」
歩きながらの転入生の確認にそう説明すると転入生は考えながら疑問を聞いてくるので俺は行事の細かい日程を教える。
「三日後?」
「明日の午後から三学年のクラス対抗戦が始まるからな。ちなみに一学年はCクラスが勝ち上がったんだと」
「へー…全学年同時じゃないのか…」
「試合場を広くしてるから同時に三試合しか出来ないらしい。あと試合数を増やすと見守るための先生の人数が足りなくなるんだとか」
「あー…なるほど。そういやリデックも昨日駆り出されてたな」
…そんなこんな転入生にクラス対抗戦の事を説明したり雑談しながら移動する事、約30分後。
木の杭とロープで囲われた第4試合場へと到着した。
「よーし!円陣組むぞ!集まれー!」
すると男子生徒の一人が仕切るようにクラスメイト達を集めて大掛かりな円陣を組み出す。
「去年はリデックの言う通り動いたら勝てた!」
「「「おう!」」」
「今年もリデックの作戦が上手く行けば勝てるはずだ!」
「「「おう!!」」」
「リデック!!」
「よーし、優勝目指すぞー」
「「「いえー!!!」」」
…さながらスポーツ大会のようなテンションでみんなが盛り上がってる中で話を振られ、適当な目標を言うとみんなが呼応するように叫びながら円陣を解く。
「みなさん準備はいいですね?」
「おう!」
「大丈夫」
「うん」
「いつでも行けるぜ!」
「では笛の音が鳴り次第開始という事で」
担任の確認にクラスメイト達が肯定すると担任は開始の合図を告げて相手側の方へと歩いて行った。
「よーし、じゃあ作戦の確認するぞー」
「おう!」
「伏兵しつつ隙があれば本陣強襲するグループ5名の二班は左右から周り込むように相手本陣を狙って進んでくれ」
俺はみんなを呼んで簡単な作戦会議を開く。
「分かった」
「任せろ」
俺が内容を説明すると部隊を指揮する二人の生徒が了承する。
「途中敵を発見した場合は交戦。もし相手の人数が多い場合は発見即撤退で本隊との合流を優先する事」
「もし負けそうになった場合は一人離脱させて本隊に報告すれば良いんだろ?」
「ああ。包囲されたら厄介だからそうなったら一旦下がって陣形を組み直す」
別働部隊の作戦内容を告げると生徒の一人に最悪の場合の確認をされたので俺は肯定しながら想定してる対策を話す。
「そして本隊20名は4名と3名の5グループに分かれて錐型で直進する。流石に今回は相手も多少連携してくるだろうが…所詮は烏合の衆、俺らのように統率の取れた軍事行動の前には去年同様無意味に終わる」
「「「うおー!!!」」」
「気を付けるとすれば左右からの挟み撃ちぐらいだが…まあコッチも強襲部隊が背後を襲うチャンスになるから防戦に徹した後に逆に挟み撃ちにしてやれ」
「「「おおー!!」」」
…俺の説明が一区切りつく度にやる気が余ってるのかクラスメイト達は相槌のように叫ぶ。
「じゃあグループに分かれて…後は合図があるまで陣形を組んで待機だ」
「「「おおー!!!」」」
俺が指示を出すとクラスメイト達はグループごとに分かれ…
俺を真ん中に据えた鋒矢の陣のような陣形になる。
「…お」
…そしてそれから約10分後にピー!という笛の音が聞こえてきた。
「よし、最後に勝敗の確認だ。相手の全滅もしくは俺みたいな白いハチマキを付けたリーダーを倒せば勝利。逆に俺一人だけになったら降参するから負けになる。全力で俺を守れよ」
「分かってるって!戦えないお前は安心して俺らに守られてろ!」
俺が最後の確認をすると本隊の先頭に立つ男子生徒が笑いながら返す。
「任せたぞ。では行動を開始する!先行は強襲部隊からだ」
「よし!行くぞ!」
「こっちも出るよ!」
俺の指示に左右で待機してた部隊が動き出した。
「本隊は10分後に直進行動を開始する!敵を見つけ次第即交戦だ!」
「おー!」
「やるぜ!」
「後ろは任せろ!」
俺が更に指示を出すと生徒達が声を上げ、最後尾の3人部隊もやる気を漲らせて返す。
「…なんか思ったより本気の軍事行動だな」
「当たり前よ。優勝したらレストランの食事が一ヶ月無料だぜ?」
「…レストラン?」
最後尾の3人部隊に配置された転入生が驚きながら呟くと男子生徒の一人が本気になってる理由を話し、転入生は不思議そうな顔をする。
「特別クラスの食堂の事だ。優勝賞品として全ての食堂で使える食費無料カードが貰える」
「えっ!?そんなんあんの!?」
「やっぱ貴族が通う食堂なだけあって料理がめっちゃ美味いんだよな。だから俺らは勝つためにリデックに託して従ってるわけで」
「お前も食べたら分かるぜ?ありゃ『そりゃこんだけ高いわけだ』って納得出来る味だしな」
「あの頃は毎日あんな料理を食えてたからまるで貴族になった気分だったなぁ…」
俺の説明に転入生が驚くと他の男子生徒達が去年を思い出すように話し出す。
「…っと、思い出に浸るのはここまでだ。油断してたら痛い目を見るかもしれん…気を引き締めろ!行くぞ!」
「「「「おー!!!」」」」
俺が時間を見て少し早めに号令をかけるとみんなが応じるのでそのまま行動に移した。
198
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる