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青年期 34
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…それから少し経つと城塞の方から狼煙が上がった。
「おっと、合図だ。ちょっと行ってくる」
「ああ」
「気をつけろ」
俺は知り合いのハンター達に断りを入れて戦いが始まる前に一人、敵の所へと向かう。
「やーやー!我こそは傭兵部隊を束ね、全ての兵を指揮する司令官なり!お互いにこのまま戦っても無駄に時間と兵士を消耗するだけである!大人しく投降すれば命は保証しよう!」
そして大声で敵に降伏を勧めるが当然敵からの反応は何も無い。
「んじゃ、突撃ー!」
「突撃開始!」
「突撃だ!」
俺が味方の下へと戻って号令をかけ、真っ先に敵の所へと突っ込む。
「がっ…!」
「ぐっ…!」
「…流石に防衛陣形で固めてると簡単には中に入り込めないか…」
敵兵達を鉄の棒で叩いて気絶させ、地面に落ちてる武器を拾いながら俺はみんなと歩調を合わせるように下がる。
…そんなこんな敵を倒しながら武器を拾う事、約一時間後。
「…おっ」
どうやら騎士団の奇襲に成功したのかなにやら敵が退き気味になった。
「…ちょっと下がるね」
「分かった」
俺は戦況の現状を把握するために近くにいた知り合いのハンターに報告して最前線から一旦離脱する。
「…おおー、奇襲に成功したか。ありがと」
「…いえ」
…なんか敵陣の端の方が砦の反対側に移動しているのが見えたので俺は傭兵にお礼を言って肩から飛び降りた。
「…退路を確保するために兵を1000人連れて一旦最初のトコまで下がってくれない?」
「了解だ。兵ども!一旦下がるぞ!…そこ、聞け!一旦下がる!お前らもだ!」
近くで兵の指揮を執っていた知り合いのハンターに指示を出すと周りの兵達に指示を出していき、いくつかの部隊を移動させる。
「…兵を下げるのか?」
「少しね。敵がアッチ側に敗走して伏兵とかになられたら困るから」
「なるほど」
前線に戻ると他のハンターが確認してくるので俺が理由を話すと納得した。
「どうせ逃げるんなら一番目の砦の方に逃げて欲しいんだけど…方向を見る余裕とかあるかな?」
「…無いだろうな」
「だよね。ま、武装解除して降伏してくれる事を祈るのみだ」
俺の疑問に知り合いのハンターは否定するように返すのでは俺は適当に言って最前線へと進む。
ーーーーーー
「…おっ!」
「砦が…!」
「やったか…!」
もうすぐで昼飯の時間…ってところで騎士団が敵の砦を落としたらしく、いつの間にか俺らの国の旗が掲げられている。
「なっ…!砦が…!」
「負けたのか…!?」
「…くそっ!このままでは…!」
敵兵達も砦の異変に気付いたのかザワザワと混乱し始めた。
「聞け!ドードルの兵よ!この砦は我ら西方騎士団が制圧した!武器を捨てて大人しく降伏せよ!投降すれば命は保証しよう!」
すると砦の壁の上に青年が現れ、敵兵に降伏を勧告する。
「…ぐっ…!」
「…降伏する!」
「武器は捨てる!だから殺さないでくれ!」
敵兵達は少しの間迷っていたが数人が武器を捨てて両手を上げると次々に投降し出す。
「ちぃ…!一時撤退だ!」
「退けー!」
「逃げるぞー!」
…頑張って決死の抵抗を続けていた敵兵達も戦う味方の数が少なくなると一番目の砦の方へと逃げて行った。
「…逃げるぐらいなら投降すればいいのに」
「全くだ」
「逃げても無駄なのに」
俺が逃げてった兵を見て言うと知り合いのハンター達も同意する。
「しかし…投降兵が一万を超えると収容も難しくなってくるぞ」
「大丈夫大丈夫。武器と防具を没収して一番目の砦まで逃すから」
正規兵や騎士団達が投降兵達を拘束していく様子を見ながら男が心配するように言うので俺は楽観的に対策を話す。
「…逃すのか?」
「うん。武器と防具が無ければ戦いにも参加出来ないだろうし、なにより食料が足りなくなるから一気に地獄と化すよ」
他のハンターの意外そうな確認に俺は兵糧攻めの作戦を説明した。
「え、えげつない作戦だな…」
「そのためにわざと一番目の砦を返してココを制圧したんだよ。多分敵も分かってたと思うけど」
男がドン引きしたように呟くので俺はこの二番目の砦を攻めた意味を教える。
「…分かってたとしても、どうしようもないな…」
「5000名の兵を失うワケにはいかんからな…」
「『大駒を大事にして王将失う』ってね。ま、『一戦が全て』のゲームとはちょっと違うかもしれないけども」
他のハンターは敵にちょっと同情するように呟くので俺は将棋の格言を告げて微妙に訂正した。
「…君の作戦通りだな。奇襲が上手くいったおかげで大した損害がなく砦を制圧できた」
「ありがとうございます。次に投降兵の拘束が終わった後についてですが…」
…みんなが敵兵を拘束してるのを見ながら歩いていると、青年がコッチにやって来て褒めてくるので…
俺はお礼を言って知り合いのハンター達に話した策を青年にも伝える事に。
「…なるほど。それは妙案だな…生かした兵にそんな使い道もあるとは…」
「我々の部隊だけでは時間がかかりそうなので騎士団の方にも協力してもらってよろしいですか?」
「ああ。了解だ」
青年が納得しながら呟くので俺がお願いすると青年は快諾してくれる。
「おっと、合図だ。ちょっと行ってくる」
「ああ」
「気をつけろ」
俺は知り合いのハンター達に断りを入れて戦いが始まる前に一人、敵の所へと向かう。
「やーやー!我こそは傭兵部隊を束ね、全ての兵を指揮する司令官なり!お互いにこのまま戦っても無駄に時間と兵士を消耗するだけである!大人しく投降すれば命は保証しよう!」
そして大声で敵に降伏を勧めるが当然敵からの反応は何も無い。
「んじゃ、突撃ー!」
「突撃開始!」
「突撃だ!」
俺が味方の下へと戻って号令をかけ、真っ先に敵の所へと突っ込む。
「がっ…!」
「ぐっ…!」
「…流石に防衛陣形で固めてると簡単には中に入り込めないか…」
敵兵達を鉄の棒で叩いて気絶させ、地面に落ちてる武器を拾いながら俺はみんなと歩調を合わせるように下がる。
…そんなこんな敵を倒しながら武器を拾う事、約一時間後。
「…おっ」
どうやら騎士団の奇襲に成功したのかなにやら敵が退き気味になった。
「…ちょっと下がるね」
「分かった」
俺は戦況の現状を把握するために近くにいた知り合いのハンターに報告して最前線から一旦離脱する。
「…おおー、奇襲に成功したか。ありがと」
「…いえ」
…なんか敵陣の端の方が砦の反対側に移動しているのが見えたので俺は傭兵にお礼を言って肩から飛び降りた。
「…退路を確保するために兵を1000人連れて一旦最初のトコまで下がってくれない?」
「了解だ。兵ども!一旦下がるぞ!…そこ、聞け!一旦下がる!お前らもだ!」
近くで兵の指揮を執っていた知り合いのハンターに指示を出すと周りの兵達に指示を出していき、いくつかの部隊を移動させる。
「…兵を下げるのか?」
「少しね。敵がアッチ側に敗走して伏兵とかになられたら困るから」
「なるほど」
前線に戻ると他のハンターが確認してくるので俺が理由を話すと納得した。
「どうせ逃げるんなら一番目の砦の方に逃げて欲しいんだけど…方向を見る余裕とかあるかな?」
「…無いだろうな」
「だよね。ま、武装解除して降伏してくれる事を祈るのみだ」
俺の疑問に知り合いのハンターは否定するように返すのでは俺は適当に言って最前線へと進む。
ーーーーーー
「…おっ!」
「砦が…!」
「やったか…!」
もうすぐで昼飯の時間…ってところで騎士団が敵の砦を落としたらしく、いつの間にか俺らの国の旗が掲げられている。
「なっ…!砦が…!」
「負けたのか…!?」
「…くそっ!このままでは…!」
敵兵達も砦の異変に気付いたのかザワザワと混乱し始めた。
「聞け!ドードルの兵よ!この砦は我ら西方騎士団が制圧した!武器を捨てて大人しく降伏せよ!投降すれば命は保証しよう!」
すると砦の壁の上に青年が現れ、敵兵に降伏を勧告する。
「…ぐっ…!」
「…降伏する!」
「武器は捨てる!だから殺さないでくれ!」
敵兵達は少しの間迷っていたが数人が武器を捨てて両手を上げると次々に投降し出す。
「ちぃ…!一時撤退だ!」
「退けー!」
「逃げるぞー!」
…頑張って決死の抵抗を続けていた敵兵達も戦う味方の数が少なくなると一番目の砦の方へと逃げて行った。
「…逃げるぐらいなら投降すればいいのに」
「全くだ」
「逃げても無駄なのに」
俺が逃げてった兵を見て言うと知り合いのハンター達も同意する。
「しかし…投降兵が一万を超えると収容も難しくなってくるぞ」
「大丈夫大丈夫。武器と防具を没収して一番目の砦まで逃すから」
正規兵や騎士団達が投降兵達を拘束していく様子を見ながら男が心配するように言うので俺は楽観的に対策を話す。
「…逃すのか?」
「うん。武器と防具が無ければ戦いにも参加出来ないだろうし、なにより食料が足りなくなるから一気に地獄と化すよ」
他のハンターの意外そうな確認に俺は兵糧攻めの作戦を説明した。
「え、えげつない作戦だな…」
「そのためにわざと一番目の砦を返してココを制圧したんだよ。多分敵も分かってたと思うけど」
男がドン引きしたように呟くので俺はこの二番目の砦を攻めた意味を教える。
「…分かってたとしても、どうしようもないな…」
「5000名の兵を失うワケにはいかんからな…」
「『大駒を大事にして王将失う』ってね。ま、『一戦が全て』のゲームとはちょっと違うかもしれないけども」
他のハンターは敵にちょっと同情するように呟くので俺は将棋の格言を告げて微妙に訂正した。
「…君の作戦通りだな。奇襲が上手くいったおかげで大した損害がなく砦を制圧できた」
「ありがとうございます。次に投降兵の拘束が終わった後についてですが…」
…みんなが敵兵を拘束してるのを見ながら歩いていると、青年がコッチにやって来て褒めてくるので…
俺はお礼を言って知り合いのハンター達に話した策を青年にも伝える事に。
「…なるほど。それは妙案だな…生かした兵にそんな使い道もあるとは…」
「我々の部隊だけでは時間がかかりそうなので騎士団の方にも協力してもらってよろしいですか?」
「ああ。了解だ」
青年が納得しながら呟くので俺がお願いすると青年は快諾してくれる。
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