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青年期 161
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…そんなこんな世間話や雑談をしつつおっさんを俺の自室へと招き入れる。
「ではハンバーグを焼くまでの間、熊の刺身をどうぞ」
「…突き出しからこれか…!」
「こちらもどうぞ」
「うむ」
俺がテーブルの上にグリーズベアーの肉を薄く切っただけの物を皿に盛って出すとおっさんが喜ぶように呟き、お姉さんは水やジュースの入った容器とコップを用意した。
「…美味い。グリーズベアーの肉を生で食べたのは初めてだが…生の状態から既にこうも美味いものなのか…」
「生には生の良さがありますので。…まあ魔物の肉以外の肉を生で食べると寄生虫や食中毒等で体調を崩す可能性が高過ぎるのでかなり危険ですが」
「…やはり普通の肉は生では食えんか…」
熊の刺身に舌鼓をうつおっさんに俺が念のために警告するとちょっと残念そうに呟く。
「…どうぞ。ハンバーグステーキになります」
「ハンバーガーも良いですけど、ハンバーグ単体も美味しそうですね」
「…食欲を誘う良い香りだ」
焼き終わった肉厚のハンバーグを乗せた皿をテーブルの上に置くとお姉さんが嬉しそうに言い、おっさんは匂いを嗅いで感想を言う。
「美味い!噛めば噛むほど肉の旨味が溢れ出す…!そしてスパイスは主張し過ぎずほんのりとした刺激を感じさせる…これは素晴らしい…!」
「…ありがとうございます」
おっさんの評論のような感想に俺は慣れたものなので適当に流すようにお礼を言い、次の唐揚げに取り掛かる。
「うぅむ…同じ材料を使っていても店で食べる味とこうも違うか…」
「…妹や弟が厨房に入ってくれれば自分とほぼ同じ質の料理を提供出来るのですが…」
おっさんはハンバーグを味わって食べながら比べるように呟くので俺は扱う料理人の技術に差があるのは仕方ない…と思いながら返した。
「エーデル様やリーゼ様には坊ちゃんの持つ技術の全てを教えてますからね」
「…なるほど」
「まあでも技術は同等だとしても発想力の差で俺の方が作れる料理は多いよ。まだまだ教えてない料理とか結構あるし」
お姉さんが補足するように理由を話すとおっさんが理解して納得するような反応を見せ…
俺は前世の記憶による知識の差は埋められるハズも無い…と、ココには居ない弟や妹にマウントを取るように告げる。
「…坊ちゃんは料理の本をいっぱい読んでたおかげで色んな国や地域の郷土料理を作れるようになってますし…やっぱり技術を教えられるだけではダメなのでは?」
「ソコばっかりは自分で見聞を広げて色んなレシピを知っていかない事には…ね。その内俺が知らない美味い料理を作れるようになってソレを教えてくれるようになれば万々歳だ」
お姉さんの思い出すように呟いてのダメ出しするかのような確認に俺は賛同しながら将来の希望を話した。
「…郷土料理、か…確かに前回や前々回も聞いた事すら無いような珍しい料理が出てきたな…」
「今ちょうど揚げ物してますし…うずらの卵の串揚げとか串カツとか食べたいです!」
おっさんが思い出すように呟くとお姉さんは急に追加で料理のリクエストをしてくる。
「えー、唐揚げだけで良くない?」
「ほう…どのような料理なのだ?」
「…少々お待ちください」
俺は面倒くさ…と思いながら拒否るように返すもおっさんに興味を持たれたので唐揚げの次に作る事に。
「あ、やべ」
「なにかありました?」
俺が揚がるまでの待ち時間に空間魔法の施されたポーチからボウルを取り出して呟くとお姉さんが不思議そうに尋ねた。
「いや、今回ので串カツと串揚げのストックが切れる。また仕込んで用意しとかないと…」
「あー…でも今回分まではあって良かったです」
俺の返答にお姉さんは少し考えるように呟いて喜んだように笑う。
「…コレは唐揚げです」
「ほう、コレがカラアゲか…」
俺は料理を勘違いされないように名称を言いながらテーブルの上に置くとおっさんが意外そうに見ながら呟く。
「…美味い!外側はサクッと軽い触感で中の肉の旨みを閉じ込めているようだ!」
「お好みでレモンを少し絞ってかける人もいます」
「ほう?」
「私はそのままが好きです。たまに味変でかける事もありますけど」
唐揚げをフォークでブッ刺して食べるおっさんに俺が切り分けたレモンを入れた小皿をテーブルに置きながら言うと、お姉さんは使用しない事を告げる。
「…せっかくだから一つ絞ってかけてみるか…」
おっさんはレモンを一切れ取ると唐揚げの一つの上で絞って果汁をかけた。
「…なるほど。少し湿ってしまうがサッパリとした味わいでこれもまた…」
「こちら、うずらの卵の串揚げと串カツになります」
「…『串』揚げだと?」
味の違いを楽しんでいるところに俺が揚げたての料理を盛った皿をテーブルの上に置くとおっさんは不思議そうに串揚げを見た。
「…串に刺して揚げるとは…ん?この串は木製か?」
「はい。自作の木串です」
「…なるほど。棒の部分を摘んで口で噛みながら抜き取るのか」
おっさんが串カツや串揚げを凝視しながら確認するので肯定すると、おっさんはお姉さんの食べ方を見て理解したように呟いて真似をする。
「…なんと!この味、卵か!ただの表現か料理の名称かと思っていたが…まさか本物の卵だったとは…!」
「うずらの卵を使いました。この国ではあまり見かけませんが…ロムニアの方では簡単に手に入れられたので」
「…ウジィーラの事か?確かに小振りの卵を産む鳥がいる事は知っているが…ここまで美味いとは」
串揚げを食べたおっさんが驚き、俺の説明に不思議そうに聞き返すと意外そうに言う。
「ではハンバーグを焼くまでの間、熊の刺身をどうぞ」
「…突き出しからこれか…!」
「こちらもどうぞ」
「うむ」
俺がテーブルの上にグリーズベアーの肉を薄く切っただけの物を皿に盛って出すとおっさんが喜ぶように呟き、お姉さんは水やジュースの入った容器とコップを用意した。
「…美味い。グリーズベアーの肉を生で食べたのは初めてだが…生の状態から既にこうも美味いものなのか…」
「生には生の良さがありますので。…まあ魔物の肉以外の肉を生で食べると寄生虫や食中毒等で体調を崩す可能性が高過ぎるのでかなり危険ですが」
「…やはり普通の肉は生では食えんか…」
熊の刺身に舌鼓をうつおっさんに俺が念のために警告するとちょっと残念そうに呟く。
「…どうぞ。ハンバーグステーキになります」
「ハンバーガーも良いですけど、ハンバーグ単体も美味しそうですね」
「…食欲を誘う良い香りだ」
焼き終わった肉厚のハンバーグを乗せた皿をテーブルの上に置くとお姉さんが嬉しそうに言い、おっさんは匂いを嗅いで感想を言う。
「美味い!噛めば噛むほど肉の旨味が溢れ出す…!そしてスパイスは主張し過ぎずほんのりとした刺激を感じさせる…これは素晴らしい…!」
「…ありがとうございます」
おっさんの評論のような感想に俺は慣れたものなので適当に流すようにお礼を言い、次の唐揚げに取り掛かる。
「うぅむ…同じ材料を使っていても店で食べる味とこうも違うか…」
「…妹や弟が厨房に入ってくれれば自分とほぼ同じ質の料理を提供出来るのですが…」
おっさんはハンバーグを味わって食べながら比べるように呟くので俺は扱う料理人の技術に差があるのは仕方ない…と思いながら返した。
「エーデル様やリーゼ様には坊ちゃんの持つ技術の全てを教えてますからね」
「…なるほど」
「まあでも技術は同等だとしても発想力の差で俺の方が作れる料理は多いよ。まだまだ教えてない料理とか結構あるし」
お姉さんが補足するように理由を話すとおっさんが理解して納得するような反応を見せ…
俺は前世の記憶による知識の差は埋められるハズも無い…と、ココには居ない弟や妹にマウントを取るように告げる。
「…坊ちゃんは料理の本をいっぱい読んでたおかげで色んな国や地域の郷土料理を作れるようになってますし…やっぱり技術を教えられるだけではダメなのでは?」
「ソコばっかりは自分で見聞を広げて色んなレシピを知っていかない事には…ね。その内俺が知らない美味い料理を作れるようになってソレを教えてくれるようになれば万々歳だ」
お姉さんの思い出すように呟いてのダメ出しするかのような確認に俺は賛同しながら将来の希望を話した。
「…郷土料理、か…確かに前回や前々回も聞いた事すら無いような珍しい料理が出てきたな…」
「今ちょうど揚げ物してますし…うずらの卵の串揚げとか串カツとか食べたいです!」
おっさんが思い出すように呟くとお姉さんは急に追加で料理のリクエストをしてくる。
「えー、唐揚げだけで良くない?」
「ほう…どのような料理なのだ?」
「…少々お待ちください」
俺は面倒くさ…と思いながら拒否るように返すもおっさんに興味を持たれたので唐揚げの次に作る事に。
「あ、やべ」
「なにかありました?」
俺が揚がるまでの待ち時間に空間魔法の施されたポーチからボウルを取り出して呟くとお姉さんが不思議そうに尋ねた。
「いや、今回ので串カツと串揚げのストックが切れる。また仕込んで用意しとかないと…」
「あー…でも今回分まではあって良かったです」
俺の返答にお姉さんは少し考えるように呟いて喜んだように笑う。
「…コレは唐揚げです」
「ほう、コレがカラアゲか…」
俺は料理を勘違いされないように名称を言いながらテーブルの上に置くとおっさんが意外そうに見ながら呟く。
「…美味い!外側はサクッと軽い触感で中の肉の旨みを閉じ込めているようだ!」
「お好みでレモンを少し絞ってかける人もいます」
「ほう?」
「私はそのままが好きです。たまに味変でかける事もありますけど」
唐揚げをフォークでブッ刺して食べるおっさんに俺が切り分けたレモンを入れた小皿をテーブルに置きながら言うと、お姉さんは使用しない事を告げる。
「…せっかくだから一つ絞ってかけてみるか…」
おっさんはレモンを一切れ取ると唐揚げの一つの上で絞って果汁をかけた。
「…なるほど。少し湿ってしまうがサッパリとした味わいでこれもまた…」
「こちら、うずらの卵の串揚げと串カツになります」
「…『串』揚げだと?」
味の違いを楽しんでいるところに俺が揚げたての料理を盛った皿をテーブルの上に置くとおっさんは不思議そうに串揚げを見た。
「…串に刺して揚げるとは…ん?この串は木製か?」
「はい。自作の木串です」
「…なるほど。棒の部分を摘んで口で噛みながら抜き取るのか」
おっさんが串カツや串揚げを凝視しながら確認するので肯定すると、おっさんはお姉さんの食べ方を見て理解したように呟いて真似をする。
「…なんと!この味、卵か!ただの表現か料理の名称かと思っていたが…まさか本物の卵だったとは…!」
「うずらの卵を使いました。この国ではあまり見かけませんが…ロムニアの方では簡単に手に入れられたので」
「…ウジィーラの事か?確かに小振りの卵を産む鳥がいる事は知っているが…ここまで美味いとは」
串揚げを食べたおっさんが驚き、俺の説明に不思議そうに聞き返すと意外そうに言う。
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