277 / 562
277
しおりを挟む
「…じゃあ、ありがたく貰うね」
飯島は少し考えた結果、お礼を言いながらテーブルの上に置かれた報酬を受け取った。
「…なぜ?」
「このお金で装備を整えて、今度は足を引っ張らないぐらいに強くなろう」
「…そうだな」
「おう!俺はやるぜー!次は今回のやらかしを埋めてあまりある程の結果を残してやる!そして英雄に認められるんだ!」
魔法使いの問いに飯島が理由を話すと射手の男が賛同し、剣士の野郎はやる気漲ったように急に立ち上がって叫び出す。
「いや、次とかねーから」
「同行するなら委員長だけだな。次からは」
「あんまり人が多いと動きづれーしな」
俺が思わずツッコむと藤原と柴田も賛同するように言う。
「ぐっ…!!」
「口先だけではなく、行動で証明しろと言うことだ」
「すみません。折り入ってお願いしたい事があるのですが…」
剣士の野郎が悔しそうにすると射手の男がフォローするように返し、俺らが何かを言う前にギルドの職員が声をかけてきた。
「お願い?」
「どーせ『あの頭が欲しい』とかだろ」
「はい。どうか…どうぞ我々にお譲り下さい!」
飯島の疑問に藤原が面倒くさそうに予想を話すとギルドの職員は頭を下げて頼み込んできて、他の職員達も『お願いします!』と同時に言って一斉に頭を下げる。
「…な…!?」
「…すごい…!?」
「どーする?」
「俺はどっちでも」
「俺も」
「やっぱコレ次第だよな」
その異様な光景に射手と魔法使いは驚くが、俺らは慣れたものなので適当に話し合うと藤原が指で金のポーズを取った。
「…少々お待ちください」
「凄いね。ギルドの職員達が一斉に頭を下げてお願いする、なんて聞いた事無いよ」
「まあ俺ら一回ソレで痛い目見てるからな」
「あー、あの金欠ん時ね。王子が金くれたから良かったようなものの…あの時は中々にヤバかったよな」
一番偉そうな人が戻って行くと飯島が驚きながら言うので俺が過去の事例を話すと柴田も笑いながら思い出を話すように乗ってくる。
「柴田くん達でも金欠に陥る事があるの!?」
「まあ英雄と呼ばれるようになった後でも俺と柴は普通に何回か文無しになった事あるしな」
「一文無しになると流石にキツイっつーか辛いんだよなー…色々と」
驚く飯島に藤原が過去の事を話すと柴田は遠い目をするように思い出しながら言う。
「…お待たせ致しました。こちらが今、我々が出せる金額となっております…どうぞご慈悲を…」
「おー、札束の山じゃん。金貨にしたらどれくらいだ?」
「金貨に換算しますと100万枚相当になります」
「「「「ひゃ、100万!!?」」」」
ギルドの職員がテーブルの上に札束を置きながら懇願するように言い、藤原の疑問に金貨換算の額を教えてくれると飯島とそのパーティメンバーが同時に驚愕した。
飯島は少し考えた結果、お礼を言いながらテーブルの上に置かれた報酬を受け取った。
「…なぜ?」
「このお金で装備を整えて、今度は足を引っ張らないぐらいに強くなろう」
「…そうだな」
「おう!俺はやるぜー!次は今回のやらかしを埋めてあまりある程の結果を残してやる!そして英雄に認められるんだ!」
魔法使いの問いに飯島が理由を話すと射手の男が賛同し、剣士の野郎はやる気漲ったように急に立ち上がって叫び出す。
「いや、次とかねーから」
「同行するなら委員長だけだな。次からは」
「あんまり人が多いと動きづれーしな」
俺が思わずツッコむと藤原と柴田も賛同するように言う。
「ぐっ…!!」
「口先だけではなく、行動で証明しろと言うことだ」
「すみません。折り入ってお願いしたい事があるのですが…」
剣士の野郎が悔しそうにすると射手の男がフォローするように返し、俺らが何かを言う前にギルドの職員が声をかけてきた。
「お願い?」
「どーせ『あの頭が欲しい』とかだろ」
「はい。どうか…どうぞ我々にお譲り下さい!」
飯島の疑問に藤原が面倒くさそうに予想を話すとギルドの職員は頭を下げて頼み込んできて、他の職員達も『お願いします!』と同時に言って一斉に頭を下げる。
「…な…!?」
「…すごい…!?」
「どーする?」
「俺はどっちでも」
「俺も」
「やっぱコレ次第だよな」
その異様な光景に射手と魔法使いは驚くが、俺らは慣れたものなので適当に話し合うと藤原が指で金のポーズを取った。
「…少々お待ちください」
「凄いね。ギルドの職員達が一斉に頭を下げてお願いする、なんて聞いた事無いよ」
「まあ俺ら一回ソレで痛い目見てるからな」
「あー、あの金欠ん時ね。王子が金くれたから良かったようなものの…あの時は中々にヤバかったよな」
一番偉そうな人が戻って行くと飯島が驚きながら言うので俺が過去の事例を話すと柴田も笑いながら思い出を話すように乗ってくる。
「柴田くん達でも金欠に陥る事があるの!?」
「まあ英雄と呼ばれるようになった後でも俺と柴は普通に何回か文無しになった事あるしな」
「一文無しになると流石にキツイっつーか辛いんだよなー…色々と」
驚く飯島に藤原が過去の事を話すと柴田は遠い目をするように思い出しながら言う。
「…お待たせ致しました。こちらが今、我々が出せる金額となっております…どうぞご慈悲を…」
「おー、札束の山じゃん。金貨にしたらどれくらいだ?」
「金貨に換算しますと100万枚相当になります」
「「「「ひゃ、100万!!?」」」」
ギルドの職員がテーブルの上に札束を置きながら懇願するように言い、藤原の疑問に金貨換算の額を教えてくれると飯島とそのパーティメンバーが同時に驚愕した。
30
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
【改訂版アップ】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
大筋は変わっていませんが、内容を見直したバージョンを追加でアップしています。単なる自己満足の書き直しですのでオリジナルを読んでいる人は見直さなくてもよいかと思います。主な変更点は以下の通りです。
話数を半分以下に統合。このため1話辺りの文字数が倍増しています。
説明口調から対話形式を増加。
伏線を考えていたが使用しなかった内容について削除。(龍、人種など)
別視点内容の追加。
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長し、なんとか生き抜いた。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、ともに生き抜き、そして別れることとなった。
2021/06/27 無事に完結しました。
2021/09/10 後日談の追加を開始
2022/02/18 後日談完結しました。
2025/03/23 自己満足の改訂版をアップしました。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
どうやら俺は、魔王を倒した英雄の両親より強いらしい。~オリハルコンを斬ってくっつけたら試験無しで王立学園に入学、いろいろやらかすハメに
試運転中
ファンタジー
山を割るほどに剣を極めたおとん「ケン」と、ケガなど何でも治してしまうおかん「セイ」。
そんな二人に山で育てられた息子「ケイ」は、15歳の大人の仲間入りを機に、王都の学園へと入学する。
両親の素性すらも知らず、その血を受け継いだ自分が、どれほど常軌を逸しているかもわからず。
気心の知れた仲間と、困ったり楽しんだりする学園生活のはずが……
主人公最強だけど、何かがおかしい!? ちょっぴり異色な異世界学園ファンタジー。
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる