385 / 562
385
しおりを挟む
「…お、もうみんな揃ってんだ」
「藤はトイレ行ってけどな」
「いや、居るわ」
「んだ?わざわざ出迎えに行ったのか?」
「いんや、廊下で会った」
俺が食堂のドアを開けて言うと柴田が報告し、後ろから藤原がツッコむように中に入って椅子に座りながら柴田と話す。
「どこ座らす?」
「上座で良いんじゃない?王子とその妹だから…王女でしょ?」
「だって。じゃあ奥の空いてる方に座って待っといて」
「うむ、分かった。いくぞ」
「はい」
「かしこまりました」
俺の問いに住吉が答えるのでソレを王子に伝えて俺も近くの椅子に座った。
…そして10分後。
「おー、美味そうだな」
「デザート以外のパイってあんま食わねーな。そういえば」
「海原、コレなに?」
「『トゥローム』とか言う料理だと」
「へー、なんかキッシュみたいだね」
俺の兵達が出来た料理を運んで来ると住吉が聞いて来るので料理長から聞いた名称をそのまま言うと、斉藤が俺らの世界の料理名に当てはめて返す。
「…うまっ!なんだコレ?キノコ?」
「とタケノコ」
「この歯ごたえはタケノコか。うめーうめー」
「…!美味しい!」
「なんて美味な…!」
藤原と柴田が先に食べ始めると次に女子達が食べ始めて王女とその友達がキノコのクリーム煮が入ったパイを食べて驚く。
「あ、へー!器もパイ生地で全部食べられるんだ!」
「マフィンみたいで面白いね!」
「…このような料理があったとは…」
深山と斉藤が喜ぶように言うと王子もパイを食べ始めて驚いたように呟く。
「おっ、コレもうめーな」
「…ウミハラ殿、コレは?」
「ごぼうの肉巻きだね」
「ゴボウ?」
王子は藤原が食べてる料理をフォークで刺して食べた後に不思議そうに聞いてくるので料理名を教えるも不思議そうなまま聞き返す。
「あれ?聞いた事無い?」
「ごぼうって日本だけじゃないの?ってかこの世界にあったんだ…」
「いったいどこで見つけて来たの?」
「普通にドロウィンに漢方薬だか薬膳だかの材料として置いてあったぞ。そのままじゃとても食えたもんじゃなかったから品種改良させたけど」
俺の確認に佐藤が豆知識を披露して呟き、清水が聞いてくるので俺は手に入れた経緯を話す。
「…独特の食感がクセになりますわね」
「ええ。肉の重厚な味と見事に調和してますわ」
「…そーいやごぼうってアレか。確か第二次世界大戦の時に外人に食べさせて拷問だとか言われて問題になってなかったっけ?」
「マジで?」
「なったと思う。私もネットで見た記憶があるし」
王女とその友達がナイフとフォークでごぼうの肉巻きを食べて感想を言うと柴田が思い出したように聞き、佐藤が肯定した。
「マジ?こんな美味いモン食う拷問とか俺なら喜んで受けるけど」
「いや、多分拷問とか言われるぐらいだから生で齧らされたか、ささがきで食べさせられたとかじゃない?」
「…あー、コレが生ってったらキツイな…」
藤原の言葉に清水が訂正すると藤原はごぼうの肉巻きを食べながら想像したように呟く。
「藤はトイレ行ってけどな」
「いや、居るわ」
「んだ?わざわざ出迎えに行ったのか?」
「いんや、廊下で会った」
俺が食堂のドアを開けて言うと柴田が報告し、後ろから藤原がツッコむように中に入って椅子に座りながら柴田と話す。
「どこ座らす?」
「上座で良いんじゃない?王子とその妹だから…王女でしょ?」
「だって。じゃあ奥の空いてる方に座って待っといて」
「うむ、分かった。いくぞ」
「はい」
「かしこまりました」
俺の問いに住吉が答えるのでソレを王子に伝えて俺も近くの椅子に座った。
…そして10分後。
「おー、美味そうだな」
「デザート以外のパイってあんま食わねーな。そういえば」
「海原、コレなに?」
「『トゥローム』とか言う料理だと」
「へー、なんかキッシュみたいだね」
俺の兵達が出来た料理を運んで来ると住吉が聞いて来るので料理長から聞いた名称をそのまま言うと、斉藤が俺らの世界の料理名に当てはめて返す。
「…うまっ!なんだコレ?キノコ?」
「とタケノコ」
「この歯ごたえはタケノコか。うめーうめー」
「…!美味しい!」
「なんて美味な…!」
藤原と柴田が先に食べ始めると次に女子達が食べ始めて王女とその友達がキノコのクリーム煮が入ったパイを食べて驚く。
「あ、へー!器もパイ生地で全部食べられるんだ!」
「マフィンみたいで面白いね!」
「…このような料理があったとは…」
深山と斉藤が喜ぶように言うと王子もパイを食べ始めて驚いたように呟く。
「おっ、コレもうめーな」
「…ウミハラ殿、コレは?」
「ごぼうの肉巻きだね」
「ゴボウ?」
王子は藤原が食べてる料理をフォークで刺して食べた後に不思議そうに聞いてくるので料理名を教えるも不思議そうなまま聞き返す。
「あれ?聞いた事無い?」
「ごぼうって日本だけじゃないの?ってかこの世界にあったんだ…」
「いったいどこで見つけて来たの?」
「普通にドロウィンに漢方薬だか薬膳だかの材料として置いてあったぞ。そのままじゃとても食えたもんじゃなかったから品種改良させたけど」
俺の確認に佐藤が豆知識を披露して呟き、清水が聞いてくるので俺は手に入れた経緯を話す。
「…独特の食感がクセになりますわね」
「ええ。肉の重厚な味と見事に調和してますわ」
「…そーいやごぼうってアレか。確か第二次世界大戦の時に外人に食べさせて拷問だとか言われて問題になってなかったっけ?」
「マジで?」
「なったと思う。私もネットで見た記憶があるし」
王女とその友達がナイフとフォークでごぼうの肉巻きを食べて感想を言うと柴田が思い出したように聞き、佐藤が肯定した。
「マジ?こんな美味いモン食う拷問とか俺なら喜んで受けるけど」
「いや、多分拷問とか言われるぐらいだから生で齧らされたか、ささがきで食べさせられたとかじゃない?」
「…あー、コレが生ってったらキツイな…」
藤原の言葉に清水が訂正すると藤原はごぼうの肉巻きを食べながら想像したように呟く。
36
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
【改訂版アップ】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
大筋は変わっていませんが、内容を見直したバージョンを追加でアップしています。単なる自己満足の書き直しですのでオリジナルを読んでいる人は見直さなくてもよいかと思います。主な変更点は以下の通りです。
話数を半分以下に統合。このため1話辺りの文字数が倍増しています。
説明口調から対話形式を増加。
伏線を考えていたが使用しなかった内容について削除。(龍、人種など)
別視点内容の追加。
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長し、なんとか生き抜いた。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、ともに生き抜き、そして別れることとなった。
2021/06/27 無事に完結しました。
2021/09/10 後日談の追加を開始
2022/02/18 後日談完結しました。
2025/03/23 自己満足の改訂版をアップしました。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
どうやら俺は、魔王を倒した英雄の両親より強いらしい。~オリハルコンを斬ってくっつけたら試験無しで王立学園に入学、いろいろやらかすハメに
試運転中
ファンタジー
山を割るほどに剣を極めたおとん「ケン」と、ケガなど何でも治してしまうおかん「セイ」。
そんな二人に山で育てられた息子「ケイ」は、15歳の大人の仲間入りを機に、王都の学園へと入学する。
両親の素性すらも知らず、その血を受け継いだ自分が、どれほど常軌を逸しているかもわからず。
気心の知れた仲間と、困ったり楽しんだりする学園生活のはずが……
主人公最強だけど、何かがおかしい!? ちょっぴり異色な異世界学園ファンタジー。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる