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…その夜。
「…ドライフルーツを細かく刻んでシャーベに混ぜてみよう」
「お、いいね」
「ドライフルーツの代わりにあの半生フルーツを使うのもいいかもしれん」
「…確かに。食感とか面白そうだ」
「シェフ。陛下がお呼びです」
城の厨房で料理長と新メニューの開発をしていると給仕の人が報告をして来た。
「王が?…せっかく盛り上がって来たってのに…しょうがねぇ。兄ちゃん、俺はちょっと行ってくるぜ」
「はいはい」
料理長は水を差されたように嫌そうな顔をしながらため息を吐くと給仕の人と一緒に歩いて行く。
「…ウミハラ殿、陛下がお呼びですが…」
料理長が居なくなって5分ほどで給仕の人が戻ってくると何故か俺も指名されてしまった。
「…なんで俺も?」
「相手側が『料理を作った人に直接礼を言いたい』と言い出しまして…」
「相手側って…大公とかいう?」
「はい。ですがウミハラ殿は外部から仕事の依頼を受けている身ですので、嫌なら断る事も出来ます」
「んじゃ、ノーで。会いたきゃコッチに来いって言っといて」
「かしこまりました」
俺の問いに給仕の人は困ったように言い、強制出来ない理由を告げるので当然断ると…予想通りだったのか笑いながら戻って行く。
「…ふー、お偉いさんの前に出るのは肩が凝るぜ」
「お疲れさん」
「全く、裏方を表に引っ張り出すのはやめて欲しいものだ。下手に喋って何かあっても責任は取れないってのに」
「まあ料理人に接客スキルは基本要らねーもんな」
俺は料理長の愚痴に賛同するように返し、新メニューの開発を再開する事に。
「…シェフ、ちょっといいかしら?」
「ん?なんだちびっ子。なんか用か?」
第三だか第四だかの王女が厨房に顔を出すと料理長が弄るような事を言って用件を尋ねる。
「もう!『子供扱いするな』といっつも言ってるでしょう!」
「大人扱いされたきゃもっと勉学に励む事だな。今日もまた授業をすっぽかしただろ?」
「ふんっ。あんなつまらない内容ならまだ街に行って社会勉強してた方がよっぽど有意義よ」
反発する王女に料理長が適当にあしらうように返すとなにやら生意気な事を言い出した。
「ちゃんと勉強になればいいんだがな…」
「そんなことよりもシェフ。今日のディナーのデザートにはチョコのケーキを出して欲しいの」
「無理だ。時間が無い、諦めろ。明日作ってやる」
「今日!今食べたいの!」
王女の急な要望に料理長が時間を理由に拒否するとわがままな要求を言い始める。
「…はぁ…ケーキは無理だがチョコなら在庫があったはずだ。ソレを出してやる」
「むうぅ…しょうがない、ソレで手を打つとしましょう。頼んだわよシェフ」
「…全く…わがままなちびっ子め」
「大変だな」
「泣かれると手がつけられなくて周りに迷惑がかかるからな」
王女が妥協案を不満そうに受け入れて去ると料理長は疲れたように言い、俺が適当に労うと愚痴のように返した。
「…チョコか…なんだか俺も食いたくなってきたな。料理長、チョコフォンデュしてみよーぜ」
「チョコ…なんだって?」
「ほら、溶かしたチョコに果物とかを付けて食べるやつ。多分実際やってみたら分かるよ」
「面白そうだ。やってみよう」
俺の思いつきでの提案に料理長が不思議そうに聞くので軽く説明しながら行動に移すと料理長もウキウキで乗ってくる。
「…ドライフルーツを細かく刻んでシャーベに混ぜてみよう」
「お、いいね」
「ドライフルーツの代わりにあの半生フルーツを使うのもいいかもしれん」
「…確かに。食感とか面白そうだ」
「シェフ。陛下がお呼びです」
城の厨房で料理長と新メニューの開発をしていると給仕の人が報告をして来た。
「王が?…せっかく盛り上がって来たってのに…しょうがねぇ。兄ちゃん、俺はちょっと行ってくるぜ」
「はいはい」
料理長は水を差されたように嫌そうな顔をしながらため息を吐くと給仕の人と一緒に歩いて行く。
「…ウミハラ殿、陛下がお呼びですが…」
料理長が居なくなって5分ほどで給仕の人が戻ってくると何故か俺も指名されてしまった。
「…なんで俺も?」
「相手側が『料理を作った人に直接礼を言いたい』と言い出しまして…」
「相手側って…大公とかいう?」
「はい。ですがウミハラ殿は外部から仕事の依頼を受けている身ですので、嫌なら断る事も出来ます」
「んじゃ、ノーで。会いたきゃコッチに来いって言っといて」
「かしこまりました」
俺の問いに給仕の人は困ったように言い、強制出来ない理由を告げるので当然断ると…予想通りだったのか笑いながら戻って行く。
「…ふー、お偉いさんの前に出るのは肩が凝るぜ」
「お疲れさん」
「全く、裏方を表に引っ張り出すのはやめて欲しいものだ。下手に喋って何かあっても責任は取れないってのに」
「まあ料理人に接客スキルは基本要らねーもんな」
俺は料理長の愚痴に賛同するように返し、新メニューの開発を再開する事に。
「…シェフ、ちょっといいかしら?」
「ん?なんだちびっ子。なんか用か?」
第三だか第四だかの王女が厨房に顔を出すと料理長が弄るような事を言って用件を尋ねる。
「もう!『子供扱いするな』といっつも言ってるでしょう!」
「大人扱いされたきゃもっと勉学に励む事だな。今日もまた授業をすっぽかしただろ?」
「ふんっ。あんなつまらない内容ならまだ街に行って社会勉強してた方がよっぽど有意義よ」
反発する王女に料理長が適当にあしらうように返すとなにやら生意気な事を言い出した。
「ちゃんと勉強になればいいんだがな…」
「そんなことよりもシェフ。今日のディナーのデザートにはチョコのケーキを出して欲しいの」
「無理だ。時間が無い、諦めろ。明日作ってやる」
「今日!今食べたいの!」
王女の急な要望に料理長が時間を理由に拒否するとわがままな要求を言い始める。
「…はぁ…ケーキは無理だがチョコなら在庫があったはずだ。ソレを出してやる」
「むうぅ…しょうがない、ソレで手を打つとしましょう。頼んだわよシェフ」
「…全く…わがままなちびっ子め」
「大変だな」
「泣かれると手がつけられなくて周りに迷惑がかかるからな」
王女が妥協案を不満そうに受け入れて去ると料理長は疲れたように言い、俺が適当に労うと愚痴のように返した。
「…チョコか…なんだか俺も食いたくなってきたな。料理長、チョコフォンデュしてみよーぜ」
「チョコ…なんだって?」
「ほら、溶かしたチョコに果物とかを付けて食べるやつ。多分実際やってみたら分かるよ」
「面白そうだ。やってみよう」
俺の思いつきでの提案に料理長が不思議そうに聞くので軽く説明しながら行動に移すと料理長もウキウキで乗ってくる。
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