435 / 562
435
しおりを挟む
「戦国時代に比べればって…今まさに『世は戦国時代』みたいになってるんだけど…」
「おめーの腕の見せ所じゃねーか。せっかくのチャンスなんだから男とか女とか関係ねーってトコを知らしめてやれよ」
「そうだね。佐藤さん頑張って!」
「佐藤、頼んだよ!」
「応援してるからね!」
「…ん。ファイト」
佐藤の微妙な顔での呟きに藤原がそう返すと…
女子達は全く悪意なく100%善意での純粋な気持ちなんだろうが、側から見てると佐藤を追い込んでるようにしか思えない感じで応援する。
「……う、麗どうしよ…」
「私に言われても……頑張るしかないんじゃない…?」
佐藤は清水に助けを求めるも困ったように笑いながら返された。
「まあ冗談はさておき、帝国の戦力ってどんくらいなんだ?」
「北と南の国境付近に約一万ずつ、東の国境付近には約8万の兵を駐留させてるようだ」
「…包囲つってる割には西側には配備してねーんだな」
「西側の隣国タソはトルツの友好国でもあるからか交渉に失敗したらしい」
「あー…流石にソレは無理だったか。まあ当然だけど」
藤原の問いにお兄さんが答えると柴田が疑問のように言い、その理由に俺も納得する。
「ってか約10万の兵って多いな。佐藤んトコはどれくらいの兵数よ?」
「…そもそも今はまだ領土を開拓とか開発の段階だし、攻められる危険性が皆無だと思ってたから治安維持の最低人数しか居ない…多分一万とか二万とかぐらいだはず…」
「じゃあ勝てねーじゃん」
「その人数差じゃ防衛すら無理だな」
柴田が考えるように尋ねると佐藤は言い訳でもするように先に予防線を張って兵数を予想して話すので俺と藤原は早々に諦めて返した。
「一応他のとこから援軍がいっぱい来てくれる予定だから間に合えばどうにかなると思う」
「…厳しいな。視察の返答の期限は明後日だ、今の状況ならばおそらく許可以外の返事だと即開戦となりかねん」
「明後日!?早くね、じゃあなにか?早ければ明後日には戦争が始まるってことか?」
「そうなるな」
「マジか。準備も何もあったモンじゃねーな」
お兄さんの予想に柴田が驚きながら聞くと難しい顔で肯定するので俺も驚きながら言う。
「…でもそんなに大量の兵士を動員してるって事はその分本国の守りが薄くなるって事だよな?じゃあ残りの4ヶ国で一気に攻めれば良いんじゃね?」
「…帝国の戦力は5カ国の連合軍以上だ。仮に他の4カ国が協力して攻めたところで逆に手薄になった本国を狙い返されるだろう」
それに帝国は既に国境付近に全兵力を集めて鉄壁の布陣で守りを固めている…と、お兄さんは藤原の提案を却下するように理由を話した。
『つまり外は硬いが内は柔らかいという事か。魔獣からしたら今が襲うチャンスじゃな』
「いや、魔獣が出たら冒険者が対処するだろ。馬鹿か」
『むう…』
「まあでも第三者の介入ってのは面白いな。侵略戦争中に魔獣の群れに街が襲われまくる…なんて事態になったら批判エグいだろ」
永江が魔獣の視点で言うと藤原が即否定するように言うが俺は永江をフォローするように肯定的に返す。
「でもそう都合良くいくかぁ…?多分魔獣の襲撃があるトコは大体決まってっし、そーゆートコは冒険者で固めてるだろ」
「そもそも魔獣の襲撃がそう都合良くは起きまい」
「あー、確かに。アレは偶発的だから狙って…とか無理だよな」
『妾なら出来るが?』
「「「「あ」」」」
藤原、お兄さん、柴田の否定的な意見を聞いて永江がそう返すと俺らは目から鱗…盲点だったと言わんばかりについ呟きが漏れる。
「おめーの腕の見せ所じゃねーか。せっかくのチャンスなんだから男とか女とか関係ねーってトコを知らしめてやれよ」
「そうだね。佐藤さん頑張って!」
「佐藤、頼んだよ!」
「応援してるからね!」
「…ん。ファイト」
佐藤の微妙な顔での呟きに藤原がそう返すと…
女子達は全く悪意なく100%善意での純粋な気持ちなんだろうが、側から見てると佐藤を追い込んでるようにしか思えない感じで応援する。
「……う、麗どうしよ…」
「私に言われても……頑張るしかないんじゃない…?」
佐藤は清水に助けを求めるも困ったように笑いながら返された。
「まあ冗談はさておき、帝国の戦力ってどんくらいなんだ?」
「北と南の国境付近に約一万ずつ、東の国境付近には約8万の兵を駐留させてるようだ」
「…包囲つってる割には西側には配備してねーんだな」
「西側の隣国タソはトルツの友好国でもあるからか交渉に失敗したらしい」
「あー…流石にソレは無理だったか。まあ当然だけど」
藤原の問いにお兄さんが答えると柴田が疑問のように言い、その理由に俺も納得する。
「ってか約10万の兵って多いな。佐藤んトコはどれくらいの兵数よ?」
「…そもそも今はまだ領土を開拓とか開発の段階だし、攻められる危険性が皆無だと思ってたから治安維持の最低人数しか居ない…多分一万とか二万とかぐらいだはず…」
「じゃあ勝てねーじゃん」
「その人数差じゃ防衛すら無理だな」
柴田が考えるように尋ねると佐藤は言い訳でもするように先に予防線を張って兵数を予想して話すので俺と藤原は早々に諦めて返した。
「一応他のとこから援軍がいっぱい来てくれる予定だから間に合えばどうにかなると思う」
「…厳しいな。視察の返答の期限は明後日だ、今の状況ならばおそらく許可以外の返事だと即開戦となりかねん」
「明後日!?早くね、じゃあなにか?早ければ明後日には戦争が始まるってことか?」
「そうなるな」
「マジか。準備も何もあったモンじゃねーな」
お兄さんの予想に柴田が驚きながら聞くと難しい顔で肯定するので俺も驚きながら言う。
「…でもそんなに大量の兵士を動員してるって事はその分本国の守りが薄くなるって事だよな?じゃあ残りの4ヶ国で一気に攻めれば良いんじゃね?」
「…帝国の戦力は5カ国の連合軍以上だ。仮に他の4カ国が協力して攻めたところで逆に手薄になった本国を狙い返されるだろう」
それに帝国は既に国境付近に全兵力を集めて鉄壁の布陣で守りを固めている…と、お兄さんは藤原の提案を却下するように理由を話した。
『つまり外は硬いが内は柔らかいという事か。魔獣からしたら今が襲うチャンスじゃな』
「いや、魔獣が出たら冒険者が対処するだろ。馬鹿か」
『むう…』
「まあでも第三者の介入ってのは面白いな。侵略戦争中に魔獣の群れに街が襲われまくる…なんて事態になったら批判エグいだろ」
永江が魔獣の視点で言うと藤原が即否定するように言うが俺は永江をフォローするように肯定的に返す。
「でもそう都合良くいくかぁ…?多分魔獣の襲撃があるトコは大体決まってっし、そーゆートコは冒険者で固めてるだろ」
「そもそも魔獣の襲撃がそう都合良くは起きまい」
「あー、確かに。アレは偶発的だから狙って…とか無理だよな」
『妾なら出来るが?』
「「「「あ」」」」
藤原、お兄さん、柴田の否定的な意見を聞いて永江がそう返すと俺らは目から鱗…盲点だったと言わんばかりについ呟きが漏れる。
40
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
【改訂版アップ】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
大筋は変わっていませんが、内容を見直したバージョンを追加でアップしています。単なる自己満足の書き直しですのでオリジナルを読んでいる人は見直さなくてもよいかと思います。主な変更点は以下の通りです。
話数を半分以下に統合。このため1話辺りの文字数が倍増しています。
説明口調から対話形式を増加。
伏線を考えていたが使用しなかった内容について削除。(龍、人種など)
別視点内容の追加。
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長し、なんとか生き抜いた。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、ともに生き抜き、そして別れることとなった。
2021/06/27 無事に完結しました。
2021/09/10 後日談の追加を開始
2022/02/18 後日談完結しました。
2025/03/23 自己満足の改訂版をアップしました。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
どうやら俺は、魔王を倒した英雄の両親より強いらしい。~オリハルコンを斬ってくっつけたら試験無しで王立学園に入学、いろいろやらかすハメに
試運転中
ファンタジー
山を割るほどに剣を極めたおとん「ケン」と、ケガなど何でも治してしまうおかん「セイ」。
そんな二人に山で育てられた息子「ケイ」は、15歳の大人の仲間入りを機に、王都の学園へと入学する。
両親の素性すらも知らず、その血を受け継いだ自分が、どれほど常軌を逸しているかもわからず。
気心の知れた仲間と、困ったり楽しんだりする学園生活のはずが……
主人公最強だけど、何かがおかしい!? ちょっぴり異色な異世界学園ファンタジー。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる