27 / 53
彼氏との生活が甘すぎる
⑨
しおりを挟む
繰り返し出し入れされるたびに、壁を擦られるたびに、頭がジンジンと謎の物質を分泌し始めて、指を突っ込まれてどのくらい経ったか定かではないが、幸いにも吐息に甘さが混じっていることをハイネ自身が気付くことはなかった。
「あっ、あ……」
「ヘンリー」
「あ、あっ、う、うん……?」
「『きもちい』?」
「っ……」
こいつ、意味が解ってないような顔してたくせに馬鹿にしてる。
ハイネは文句を言おうと口を開くが、同時に指が引き抜かれて息を飲む。
「ヘンリー、猫になって」
「はい?」
「猫ちゃん」
「んうっ……!?」
腰を掴まれたかと思いきや、ぐるりと視界が反転する。枕に顔を押し付けて柔軟体操のように肩甲骨をおさえつけられる。一方、お尻は膝立ちで高い位置に上げるよう強制される。完全にのびをする猫のポーズだ。
「なにすんっ……あうっ……」
恥辱の限りを尽くす姿勢に文句だって言いたくなる。しかし口を開いた途端、大きな手のひらがハイネのペニスを包み込み、激しく扱く。
「ひいっ、んあ、あ、やだ」
自分でしている時とは全く違った、恐ろしく暴力的で思いのままにならない快楽が理性を蝕む。
ペニスの先から涎を垂らして、張り詰めた欲望に腰が揺れる。
「あう、あ、あ、いく……」
容赦ない手さばきにハイネはあっけなく達する。トーマスの手のひらに白濁液を吐き出して、ぶるりと体を震わせる。自慰の頻度が少ないハイネにとって過分な刺激だったらしく、ぐったりとしたハイネは枕に頬をすり寄せて動こうとしない。
「んう……は、あ」
ハイネがへばっていようと、トーマスは体力が有り余っている。
ティッシュでハイネの精液を拭うと、指先にローションを垂らして再度ハイネの後ろを解す。弱い場所は知っている。くすぐるように焦らした後で優しく擦られると、射精したばかりのハイネは揺り起こされる快楽を受け入れるほかない。
「あ、あ……きもち、やば」
「『やば』?」
言葉を繰り返すのは、煽っているのだろうか。
ちょっとした苛立ちを感じていたが、そんなことはどうでもよくなるような感触が尻にすりと押し付けられる。それが一体何なのか? 背後にまわったトーマスと、腰に添えられた手と。つまり、言わずもがな。
「トーマス、うぅ……」
「怖がらないで。なにも心配いらない」
怖いし、心配に決まってる。尻の穴が破壊されるかもしれないっていうのに。
「深呼吸してリラックスだ」パーソナルトレーナーのようなことを言いながら尻にペニスを擦りつけられ、解された穴に先端を引っかけられる。
無理なこと言うなと言う前に、ずぷりと異物感に襲われ「ふゔっ……」と出したことのない声が喉奥から飛び出した。それはそのまま進んできて、ハイネの様子を探りながらギリギリのところでストップする。
「あっ、あ……」
「ヘンリー」
「あ、あっ、う、うん……?」
「『きもちい』?」
「っ……」
こいつ、意味が解ってないような顔してたくせに馬鹿にしてる。
ハイネは文句を言おうと口を開くが、同時に指が引き抜かれて息を飲む。
「ヘンリー、猫になって」
「はい?」
「猫ちゃん」
「んうっ……!?」
腰を掴まれたかと思いきや、ぐるりと視界が反転する。枕に顔を押し付けて柔軟体操のように肩甲骨をおさえつけられる。一方、お尻は膝立ちで高い位置に上げるよう強制される。完全にのびをする猫のポーズだ。
「なにすんっ……あうっ……」
恥辱の限りを尽くす姿勢に文句だって言いたくなる。しかし口を開いた途端、大きな手のひらがハイネのペニスを包み込み、激しく扱く。
「ひいっ、んあ、あ、やだ」
自分でしている時とは全く違った、恐ろしく暴力的で思いのままにならない快楽が理性を蝕む。
ペニスの先から涎を垂らして、張り詰めた欲望に腰が揺れる。
「あう、あ、あ、いく……」
容赦ない手さばきにハイネはあっけなく達する。トーマスの手のひらに白濁液を吐き出して、ぶるりと体を震わせる。自慰の頻度が少ないハイネにとって過分な刺激だったらしく、ぐったりとしたハイネは枕に頬をすり寄せて動こうとしない。
「んう……は、あ」
ハイネがへばっていようと、トーマスは体力が有り余っている。
ティッシュでハイネの精液を拭うと、指先にローションを垂らして再度ハイネの後ろを解す。弱い場所は知っている。くすぐるように焦らした後で優しく擦られると、射精したばかりのハイネは揺り起こされる快楽を受け入れるほかない。
「あ、あ……きもち、やば」
「『やば』?」
言葉を繰り返すのは、煽っているのだろうか。
ちょっとした苛立ちを感じていたが、そんなことはどうでもよくなるような感触が尻にすりと押し付けられる。それが一体何なのか? 背後にまわったトーマスと、腰に添えられた手と。つまり、言わずもがな。
「トーマス、うぅ……」
「怖がらないで。なにも心配いらない」
怖いし、心配に決まってる。尻の穴が破壊されるかもしれないっていうのに。
「深呼吸してリラックスだ」パーソナルトレーナーのようなことを言いながら尻にペニスを擦りつけられ、解された穴に先端を引っかけられる。
無理なこと言うなと言う前に、ずぷりと異物感に襲われ「ふゔっ……」と出したことのない声が喉奥から飛び出した。それはそのまま進んできて、ハイネの様子を探りながらギリギリのところでストップする。
217
あなたにおすすめの小説
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした
こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。
オメガ大学生、溺愛アルファ社長に囲い込まれました
こたま
BL
あっ!脇道から出てきたハイヤーが僕の自転車の前輪にぶつかり、転倒してしまった。ハイヤーの後部座席に乗っていたのは若いアルファの社長である東条秀之だった。大学生の木村千尋は病院の特別室に入院し怪我の治療を受けた。退院の時期になったらなぜか自宅ではなく社長宅でお世話になることに。溺愛アルファ×可愛いオメガのハッピーエンドBLです。読んで頂きありがとうございます。今後随時追加更新するかもしれません。
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる