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彼氏との生活が甘すぎる
⑩
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「調子はどう?」
「苦しい……」
「吐きそう?」
「いや、そこまででは……う、うごかないで。なんだか、お腹がおかしい……」
「わかったよ」
深呼吸しながら体を慣らす。慣らそうと、する。
「う、動くなって……!」
「私は動いてないよ。きみの体はそうじゃないけど」
自然と腰を動かしてしまうのは、異物感に耐えられないから。当然だ。男とセックスするのは初めてだから、体がパニックになっているのだ。
「ヘンリー、落ち着いて呼吸しよう。きみは安全だよ。私に全部任せて、いいね?」
「それは……もちろん」
彼の方が手慣れているのだから、任せた方が安心だ。トーマスは居心地が悪そうにハイネの腰を掴んだまま動こうとする。
「あぁうん、もう少し腰の位置をなんとかしないと」
遠回しに足が短いと言われているのか、身長差があるから仕方ないと言われているのか定かではないが、後ろから押し付けられると当然ながら彼の太くて長い楔が押し込まれて苦しい。
「お、重いよ……ぐえっ」
筋力皆無のハイネにプランクを維持できるはずがなく、後ろから押されあっけなくうつぶせに倒れた。同時にお尻からペニスが抜け、鳥肌が立つ。
柔らかいベッドのスプリングにうとうとし始めるも、パートナーがそれを許すはずなく、ハイネの両脇の下に手をつくと、先走りの溜まったコンドームの先端をハイネのアナルに定める。
「ヘンリー、そのままでいて」
「えっ……あっ、あぁ、あぐっ」
半ばほどまで進んだトーマスの昂りは、先ほどまでの労わる動きなど垣間見せず、容赦なくハイネを突いた。
「はぁ、きついな……奥まで入らない」
ベッドが悲鳴を上げる。体が浮き上がる。トーマスが耐えきれないようにハイネのうなじを舐る。
「ああっ……!」
トーマスの出張ったカリ首が弱いところを重点的に擦り始め、ハイネの足が意思と反して股を開こうと痙攣を始めた。
吐精して敏感になっているペニスとシーツとが擦られて、やたらめったら与えられる快楽を下半身の前後に無理やりねじ込まれているようだった。
内外から溢れんばかりに与えられる刺激に対してみっともなく口から漏れる声を枕に押し殺す。
「うっ、ふっ、うぐぅ……っ!!」
首の後ろが熱くなる。頭のてっぺんまでビリビリと快楽が駆け上ってあられもない声を上げることしばらく、「ふっ……」と、トーマスの掠れたエロい吐息が耳元で囁き、やっとその動きを止めた。お腹の中で、どくりどくりと生々しく脈打つものがある。
達したらしいトーマスの荒い息を聞きながらぼうっとシーツに顔を押し付けていると首筋に彼の頬がすりつけられる。
「あぁ、ヘンリー」
「……重いってば」
「きみの体は、実家のソファの匂いがするなあ……」
「実家のソファ? それは……どういうことなんだ」
煮え切らない快楽の火種が萎んでいく。熟した果実が落下する寸前のようなジクジクした刺激が、お尻の中で落ち着きを取り戻していく。不満を持つにはハイネの体はあまりに疲れていた。綺麗にひげを剃ったつるりとした顔をすりつけて甘えてくる大型犬にされるがままになって、彼の言うことを吟味する余裕もないほど疲弊していた。
ずっと燻っていた睡魔が牙を剥こうとしたとき、睡魔よりいちはやく目覚めたのは、ハイネのお尻の中でぐったりしていたはずのトーマスのペニスだった。
生温かい壺の中、芋虫のようにのたうって、硬さを取り戻していく。それに応じてハイネの頭も冴え、顔から血の気が引く。思わずトーマスの顔を見ると、彼は少し照れくさそうに微笑んだ。笑い事ではないのは、ハイネだけのようだ。
「……トーマス?」
「さて、予行練習は終了だ。ここからが本番だよ」
「トーマス!! おい、きみ! きみは、実家のソファの匂いに興奮するっていうのか!?」
「萎えること言わないでくれ、ヘンリー」
「きみがオレに言ったショッキングな言葉を忘れたなんて言わせないぞ! 実家のソファの匂いなんて、なんだって!? オレがきみの実家のソファだっていうならきみはオレの実家の洗濯用洗剤と同じ、あっ」
「Shh……静かにするんだ」
ハイネのお腹の異物感がスッと軽くなり、ぽっかりと空いた場所を埋めるように体がびくびく震える。
ベッドにうつぶせでへばったハイネの体に跨り、トーマスはペニスを扱きながら新たなコンドームの袋を破る。
ハイネの骨と皮で構成された貧相な体は好みとは真反対に向かっているはずだというのに、赤く色づいた首筋も、肩甲骨の窪みも、小さなお尻さえも、どうしてこんなに劣情を煽るのか。沈黙に耐えきれなくなった彼がもぞもぞと動こうとするたびにお尻がくねり、粘性を帯びてぬらぬら輝いている。それを見ているだけで自分の手の中にある傑物が硬さを増していくのがわかった。射精してからものの数分で再戦準備を整えたそれに乳白色のコンドームを被せ、誘うように震えている彼のアナルに先端を押し付ける。
「おいおい、冗談だろ……?」
「この歳でこんなに余裕がないなんて、我ながらびっくりだよ。先に謝っておこうか、ヘンリー? きみは最高に綺麗で、最高にセクシーだ」
「それは、謝ってるって言わないんだよハニー」
「苦しい……」
「吐きそう?」
「いや、そこまででは……う、うごかないで。なんだか、お腹がおかしい……」
「わかったよ」
深呼吸しながら体を慣らす。慣らそうと、する。
「う、動くなって……!」
「私は動いてないよ。きみの体はそうじゃないけど」
自然と腰を動かしてしまうのは、異物感に耐えられないから。当然だ。男とセックスするのは初めてだから、体がパニックになっているのだ。
「ヘンリー、落ち着いて呼吸しよう。きみは安全だよ。私に全部任せて、いいね?」
「それは……もちろん」
彼の方が手慣れているのだから、任せた方が安心だ。トーマスは居心地が悪そうにハイネの腰を掴んだまま動こうとする。
「あぁうん、もう少し腰の位置をなんとかしないと」
遠回しに足が短いと言われているのか、身長差があるから仕方ないと言われているのか定かではないが、後ろから押し付けられると当然ながら彼の太くて長い楔が押し込まれて苦しい。
「お、重いよ……ぐえっ」
筋力皆無のハイネにプランクを維持できるはずがなく、後ろから押されあっけなくうつぶせに倒れた。同時にお尻からペニスが抜け、鳥肌が立つ。
柔らかいベッドのスプリングにうとうとし始めるも、パートナーがそれを許すはずなく、ハイネの両脇の下に手をつくと、先走りの溜まったコンドームの先端をハイネのアナルに定める。
「ヘンリー、そのままでいて」
「えっ……あっ、あぁ、あぐっ」
半ばほどまで進んだトーマスの昂りは、先ほどまでの労わる動きなど垣間見せず、容赦なくハイネを突いた。
「はぁ、きついな……奥まで入らない」
ベッドが悲鳴を上げる。体が浮き上がる。トーマスが耐えきれないようにハイネのうなじを舐る。
「ああっ……!」
トーマスの出張ったカリ首が弱いところを重点的に擦り始め、ハイネの足が意思と反して股を開こうと痙攣を始めた。
吐精して敏感になっているペニスとシーツとが擦られて、やたらめったら与えられる快楽を下半身の前後に無理やりねじ込まれているようだった。
内外から溢れんばかりに与えられる刺激に対してみっともなく口から漏れる声を枕に押し殺す。
「うっ、ふっ、うぐぅ……っ!!」
首の後ろが熱くなる。頭のてっぺんまでビリビリと快楽が駆け上ってあられもない声を上げることしばらく、「ふっ……」と、トーマスの掠れたエロい吐息が耳元で囁き、やっとその動きを止めた。お腹の中で、どくりどくりと生々しく脈打つものがある。
達したらしいトーマスの荒い息を聞きながらぼうっとシーツに顔を押し付けていると首筋に彼の頬がすりつけられる。
「あぁ、ヘンリー」
「……重いってば」
「きみの体は、実家のソファの匂いがするなあ……」
「実家のソファ? それは……どういうことなんだ」
煮え切らない快楽の火種が萎んでいく。熟した果実が落下する寸前のようなジクジクした刺激が、お尻の中で落ち着きを取り戻していく。不満を持つにはハイネの体はあまりに疲れていた。綺麗にひげを剃ったつるりとした顔をすりつけて甘えてくる大型犬にされるがままになって、彼の言うことを吟味する余裕もないほど疲弊していた。
ずっと燻っていた睡魔が牙を剥こうとしたとき、睡魔よりいちはやく目覚めたのは、ハイネのお尻の中でぐったりしていたはずのトーマスのペニスだった。
生温かい壺の中、芋虫のようにのたうって、硬さを取り戻していく。それに応じてハイネの頭も冴え、顔から血の気が引く。思わずトーマスの顔を見ると、彼は少し照れくさそうに微笑んだ。笑い事ではないのは、ハイネだけのようだ。
「……トーマス?」
「さて、予行練習は終了だ。ここからが本番だよ」
「トーマス!! おい、きみ! きみは、実家のソファの匂いに興奮するっていうのか!?」
「萎えること言わないでくれ、ヘンリー」
「きみがオレに言ったショッキングな言葉を忘れたなんて言わせないぞ! 実家のソファの匂いなんて、なんだって!? オレがきみの実家のソファだっていうならきみはオレの実家の洗濯用洗剤と同じ、あっ」
「Shh……静かにするんだ」
ハイネのお腹の異物感がスッと軽くなり、ぽっかりと空いた場所を埋めるように体がびくびく震える。
ベッドにうつぶせでへばったハイネの体に跨り、トーマスはペニスを扱きながら新たなコンドームの袋を破る。
ハイネの骨と皮で構成された貧相な体は好みとは真反対に向かっているはずだというのに、赤く色づいた首筋も、肩甲骨の窪みも、小さなお尻さえも、どうしてこんなに劣情を煽るのか。沈黙に耐えきれなくなった彼がもぞもぞと動こうとするたびにお尻がくねり、粘性を帯びてぬらぬら輝いている。それを見ているだけで自分の手の中にある傑物が硬さを増していくのがわかった。射精してからものの数分で再戦準備を整えたそれに乳白色のコンドームを被せ、誘うように震えている彼のアナルに先端を押し付ける。
「おいおい、冗談だろ……?」
「この歳でこんなに余裕がないなんて、我ながらびっくりだよ。先に謝っておこうか、ヘンリー? きみは最高に綺麗で、最高にセクシーだ」
「それは、謝ってるって言わないんだよハニー」
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