陰キャの陰キャによる陽に限りなく近い陰キャのための救済措置〜俺の3年間が青くなってしまった件〜

136君

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ワタシハ

進路

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 ある休み時間。俺たちは、いつものようにQの机に集まっていた。

「みんなコースって決めた?」

さっきのシオちゃんの授業で、それぞれのコースが書かれた紙が配られた。基本的には自分の望んだのがそのまま書かれている。

 コースは内部志望が前提の文I、国公立大学文系志望の文II、そして内部理系学部または国公立大学理系志望の理コースに分かれている。クラスは順に7クラス、1クラス、2クラスで、文IIを選ぶとそのメンバーで3年まで持ち上がることになる。また、このコース選択で大学の学部の選択肢が決まるので、自分の将来を決める上では重要な選択だ。

「私は文I。特にやりたいこともないし、成績的にもね。」
「楓ちゃんもなんだ!私も文I!同じクラスになれるといいね。」

女子のおバカ2人はやはり文Iか。

「奏は?」
「俺は文I。国語はそこまでだけどなな。」
「たしかに、テストでラブコメ出ますようにって祈ってる時点でな。」
「バッ、お前聞いてたのか?」
「あれは聞こえるって。」

奏も予想通り文I。将来のことは決めてないって言ってたし。

「桜たちは?」
「私たちは文IIだよ。ね、音羽!」
「まぁ、特にこれといった夢とかはないけど、全教科できるし、進路の幅が広がったらいいかなって。」

うちのグループのトップ2は文IIに行くみたいだ。納得の選択だ。

「それで、ひい君は?」
「俺は奏と同じ理系だ。」
「へぇ~…ん?得意教科、国語やなかったっけ?」
「まぁ、そうだけど。みんなには言ってなかったっけ?俺の夢。」
「うん、聞いてない。Qの夢って?」
「それはな――」

俺は初めて人前で自分の夢を話した。将来の展望や、自分が成功している姿。今の俺だったらできそうにもない。でも、俺はこんな現実を見てみたいから少し無理してみる。そう伝えた。

「面白いね、その夢。」
「Qがこんなに考えてるなんてな。」
「案外、この中で1番成功するの、久志かもね。」
「ひい君、応援してる!」

今まで一度も言葉にしたことがなかったから少し不安だった。でも、そんな親友たちの言葉で、不安もどこかに消えていった。宣言したからにはやらないといけない。俺は1年生最後の定期テストに向けて気合を入れた。
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