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ムカシハ
初回授業again①
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「今年も音楽を担当することになりました、磯浦仁です。授業自体は去年と同じような感じでやっていくつもりです。それで、今日は授業しません。これでわかる人もいると思うけど、今日は作詞作曲をしてみよう!」
去年みたいにクラスはどよめかないが、ポツポツと現実逃避している人が…。船戸さんは俺の方を向いて、「よろしくね」と口を動かした。
その日の放課後。俺と船戸さんは駅前のファミレスに来ていた。
「見知らぬ人とやるよりはマシだけど、船戸さん、音楽がイソジンってのでもう狙ってたよね。」
「まぁ、由良君が作詞出来んの知ってんの、私とくるみだけやし。」
どうやら、元1-Cはあと1人いるらしい。知らなかった。そもそも、絡んだことのある人しか覚えない俺からしたら普通か。
「ということで、呼んでみました!」
船戸さんが手を振ると、うちの制服を着た女子がこっちに来る。ウェーブのかかったセミロング。色は栗色。手首にはシュシュを3つ?付けている。そして雰囲気からもうわかる。俺側だ。
「ども~!戸津井くるみでーす!由良っちとは喋るの初めてやんなぁ!よろしく!」
「よろしく。」
「くるみ、無理に明るくせんでいいから。」
「えぇー。このキャラでいこうと思ってたのにぃ。」
「私が扱いにくくなる。」
「わかったよぉ。それじゃよろしくね。由良君。」
「あ、うん。」
声のトーンが下がってめちゃくちゃ分かるが、この人は隅っこ族ではない。いくつかあるグループの3番手グループにいたレベルの人。場所的には教室の真ん中後ろに固まってた4人ほどのグループの1人か。
「由良君、何してるの?」
「安心して、由良君はくるみのデータを引っ張り出してるだけやから。あっ、戻ってきた。」
思い出した。ありがとう、俺の耳。
「言った通り、同じクラスやったやろ。」
「あぁ、おったわ。」
「ちょ、由良君、そこから!?」
戸津井さんは驚いているが、船戸さんはそんな気配がしない。元こっちか現在進行形でこっちか、やはり分からない。
「それで、今年も俺が作詞するつもりだけど、表に立つのは2人でいいよな?」
「もちろん、作曲も任せて。私、親がインディーズだから。」
「えぇー、花胡が歌うんちゃうん?じゃあ私?」
「そのために連れてきたんやで。」
「でも私、人前で歌ったことないし。」
なるほど、そういうことか。戸津井さんの高2デビューをここでさせたいんだな。
「いいよ。できる限り歌いやすいの作るから。」
「私も、できる限り。」
「2人ともありがと~!」
去年みたいにクラスはどよめかないが、ポツポツと現実逃避している人が…。船戸さんは俺の方を向いて、「よろしくね」と口を動かした。
その日の放課後。俺と船戸さんは駅前のファミレスに来ていた。
「見知らぬ人とやるよりはマシだけど、船戸さん、音楽がイソジンってのでもう狙ってたよね。」
「まぁ、由良君が作詞出来んの知ってんの、私とくるみだけやし。」
どうやら、元1-Cはあと1人いるらしい。知らなかった。そもそも、絡んだことのある人しか覚えない俺からしたら普通か。
「ということで、呼んでみました!」
船戸さんが手を振ると、うちの制服を着た女子がこっちに来る。ウェーブのかかったセミロング。色は栗色。手首にはシュシュを3つ?付けている。そして雰囲気からもうわかる。俺側だ。
「ども~!戸津井くるみでーす!由良っちとは喋るの初めてやんなぁ!よろしく!」
「よろしく。」
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「えぇー。このキャラでいこうと思ってたのにぃ。」
「私が扱いにくくなる。」
「わかったよぉ。それじゃよろしくね。由良君。」
「あ、うん。」
声のトーンが下がってめちゃくちゃ分かるが、この人は隅っこ族ではない。いくつかあるグループの3番手グループにいたレベルの人。場所的には教室の真ん中後ろに固まってた4人ほどのグループの1人か。
「由良君、何してるの?」
「安心して、由良君はくるみのデータを引っ張り出してるだけやから。あっ、戻ってきた。」
思い出した。ありがとう、俺の耳。
「言った通り、同じクラスやったやろ。」
「あぁ、おったわ。」
「ちょ、由良君、そこから!?」
戸津井さんは驚いているが、船戸さんはそんな気配がしない。元こっちか現在進行形でこっちか、やはり分からない。
「それで、今年も俺が作詞するつもりだけど、表に立つのは2人でいいよな?」
「もちろん、作曲も任せて。私、親がインディーズだから。」
「えぇー、花胡が歌うんちゃうん?じゃあ私?」
「そのために連れてきたんやで。」
「でも私、人前で歌ったことないし。」
なるほど、そういうことか。戸津井さんの高2デビューをここでさせたいんだな。
「いいよ。できる限り歌いやすいの作るから。」
「私も、できる限り。」
「2人ともありがと~!」
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