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ノンビリ
one flame⑤
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「おはよー」
「おはよ」
「よっす。2人とも今日早いな。」
教室についたら船戸さんはまだしも、いつもギリギリに来るはずの戸津井さんが先にいた。
「ほんとそうなんよ。独自やばいからって朝から勉強に付き合わされてる。」
「ほんまや。」
戸津井さんの机の上にはセミナー化学とノートが広がっている。やっているのはちょうど無機の範囲。戸津井さんの横に船戸さんが座って、やっているのを見ている感じだ。
「ご愁傷さまです。」
「ほんともうちょい労わってくれてもええねんで。」
「南無。」
自分の席に荷物を置いて、俺もその正面に座る。せっかく来てくれてんから由良くんも教えてっていう戸津井さんの圧を感じたからだ。
「てか、化学は私に聞くより由良君に聞いた方がいいと思うで。成績上なん由良君やし。」
「それはさ、なんか悪いやん。」
「あ、そうことね。」
なんか2人で結論まで至っている。俺には何を言っているのかは何となくわかるが、いや、分かりたくないな。分からない。分からない。
「別に迷惑ちゃうぞ。俺も俺で復習なるし。」
「それでもね。朝イチのイチャイチャタイムを削らせんのはね。憚られるのよ。」
戸津井さんのその言葉に船戸さんも大きく頷く。まあ、朝は普通に飯食って来るだけだが。何を勘違いしてるんだか。
そんなことを言いながら問題を解いている戸津井さんを見る。無機化学って色んな色あるから覚えんのめんどいんよな。
「あっ、そこ色違うで。一酸化窒素は『NO』やから全部ないぞ。」
「そーなん?」
「くるみ、タカタクが言ってた。寝てたやろ?」
「えへへへへ」
戸津井さんを軽く小突く船戸さん。クラスの男子のオタクたちの間では、この2人のカップリング論争が広がり始めている。ちなみに俺は『かこくる』派だ。やっぱこっちの方が、いつも見てる感じ自然体って感じがする。でも、対立している『くるかこ』派はギャップにキュンとくるらしい。その気持ちは分からなくもないが、この2人に至っては順当が1番だ。
俺も今は独自の勉強をしたほうがいいんだろうか。そんなことを悩むが、結局やらない。もう独自1週間前なのにだ。
「そーいえば、由良君って独自どうするん?蹴るん?」
「まだ悩み中。でも蹴る気7割ぐらいやな。過去問解いて合格点近く取れたら蹴る。」
そう、俺はもう国学社大学に進む気はゼロに等しいのだ。
「おはよ」
「よっす。2人とも今日早いな。」
教室についたら船戸さんはまだしも、いつもギリギリに来るはずの戸津井さんが先にいた。
「ほんとそうなんよ。独自やばいからって朝から勉強に付き合わされてる。」
「ほんまや。」
戸津井さんの机の上にはセミナー化学とノートが広がっている。やっているのはちょうど無機の範囲。戸津井さんの横に船戸さんが座って、やっているのを見ている感じだ。
「ご愁傷さまです。」
「ほんともうちょい労わってくれてもええねんで。」
「南無。」
自分の席に荷物を置いて、俺もその正面に座る。せっかく来てくれてんから由良くんも教えてっていう戸津井さんの圧を感じたからだ。
「てか、化学は私に聞くより由良君に聞いた方がいいと思うで。成績上なん由良君やし。」
「それはさ、なんか悪いやん。」
「あ、そうことね。」
なんか2人で結論まで至っている。俺には何を言っているのかは何となくわかるが、いや、分かりたくないな。分からない。分からない。
「別に迷惑ちゃうぞ。俺も俺で復習なるし。」
「それでもね。朝イチのイチャイチャタイムを削らせんのはね。憚られるのよ。」
戸津井さんのその言葉に船戸さんも大きく頷く。まあ、朝は普通に飯食って来るだけだが。何を勘違いしてるんだか。
そんなことを言いながら問題を解いている戸津井さんを見る。無機化学って色んな色あるから覚えんのめんどいんよな。
「あっ、そこ色違うで。一酸化窒素は『NO』やから全部ないぞ。」
「そーなん?」
「くるみ、タカタクが言ってた。寝てたやろ?」
「えへへへへ」
戸津井さんを軽く小突く船戸さん。クラスの男子のオタクたちの間では、この2人のカップリング論争が広がり始めている。ちなみに俺は『かこくる』派だ。やっぱこっちの方が、いつも見てる感じ自然体って感じがする。でも、対立している『くるかこ』派はギャップにキュンとくるらしい。その気持ちは分からなくもないが、この2人に至っては順当が1番だ。
俺も今は独自の勉強をしたほうがいいんだろうか。そんなことを悩むが、結局やらない。もう独自1週間前なのにだ。
「そーいえば、由良君って独自どうするん?蹴るん?」
「まだ悩み中。でも蹴る気7割ぐらいやな。過去問解いて合格点近く取れたら蹴る。」
そう、俺はもう国学社大学に進む気はゼロに等しいのだ。
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