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ジャアマタ
トンネル②
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「なんで来たん?」
「なんとなく。昨日の様子が変やったし、最近なんかおかしかったし。」
私のことなんか気にせずに部屋に入ってくるカレン。優しく笑いながら向かってくる彼から逃げようと、私は窓側に後退りする。
「こっち来んな!出てって!」
「それは無理やな。」
もうこれ以上カレンに優しくされたら、私はどこまでも落ちてしまいそうだから。そんな私をカレンに見せるのが怖いから。私は自分の顔を隠した。
でもそんな手もすぐに剥がされる。目の前には珍しく真剣なカレンの顔があって、私はその手を振り払おうと、腕をぶんぶん振り回す。
「離して!」
その瞬間、体が温もりに包まれた。カレンに抱きしめられていたのだ。
「ごめん、気付けなくて。」
「カレンは、カレンは…」
怒らないの?こんな私に怒らないの?
お父さんやお母さんには涙を見せないと決めてから、人前では泣かないようにしてきた。だって泣いたら怒られるから。
「私は、ただ…」
「そんなに追い込まれるくらい1人にしたのは俺や。音羽ちゃんはなんも悪くない。」
「でも、気にかけてくれてたカレンを突き放したのは私で…」
カレンの抱きしめる力が強くなる。まるでここにいると意識させるように。
そしていつの間にか進路で悩んでいることを話していた。
「そうか…そうやったんやな…ほんなら俺たt「それも嫌!」めっちゃ食い気味に言うなぁ。」
「それだけは絶対に嫌なの…」
私はカレンの胸に縋り付く。せっかく見つけた、私のことを想ってくれる人を手放したくない。
「あのなぁ、俺も音羽ちゃんの負担になんのは嫌やねん。やから…」
「負担やない!」
むしろ支えてもらってるくらい。だから怖いんだ。
「めちゃくちゃわがままなこと言っていい?自分の夢も叶えにいきたいし、カレンとも一緒にいたい。シオちゃんみたいな先生にもなりたいし、カレンと死ぬまで一緒にいたい。」
私の願いはこれだけだ。吐き出すように一息でそう言うと、カレンは安心したように笑う。
「なんや。答え出てるやん。」
私はその言葉で気づいた。とっくの前に答えは決まっていたんだと。
「それ、全部叶えれるんが音羽ちゃんやろ?」
「言ってくれるやん。」
カレンは手を離し、私はそのまま立ち上がる。暗い暗いトンネルを抜けたように、私の視界は明るく広がっていた。今ならあの問題も、あの問題も解けそうな気がする。
「カレン、朝食べていくやろ?」
「もちろん。」
私はキッチンに立つ。
「あ、あと、あの言葉の続き、次言ったら殺すから。」
「なんとなく。昨日の様子が変やったし、最近なんかおかしかったし。」
私のことなんか気にせずに部屋に入ってくるカレン。優しく笑いながら向かってくる彼から逃げようと、私は窓側に後退りする。
「こっち来んな!出てって!」
「それは無理やな。」
もうこれ以上カレンに優しくされたら、私はどこまでも落ちてしまいそうだから。そんな私をカレンに見せるのが怖いから。私は自分の顔を隠した。
でもそんな手もすぐに剥がされる。目の前には珍しく真剣なカレンの顔があって、私はその手を振り払おうと、腕をぶんぶん振り回す。
「離して!」
その瞬間、体が温もりに包まれた。カレンに抱きしめられていたのだ。
「ごめん、気付けなくて。」
「カレンは、カレンは…」
怒らないの?こんな私に怒らないの?
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「私は、ただ…」
「そんなに追い込まれるくらい1人にしたのは俺や。音羽ちゃんはなんも悪くない。」
「でも、気にかけてくれてたカレンを突き放したのは私で…」
カレンの抱きしめる力が強くなる。まるでここにいると意識させるように。
そしていつの間にか進路で悩んでいることを話していた。
「そうか…そうやったんやな…ほんなら俺たt「それも嫌!」めっちゃ食い気味に言うなぁ。」
「それだけは絶対に嫌なの…」
私はカレンの胸に縋り付く。せっかく見つけた、私のことを想ってくれる人を手放したくない。
「あのなぁ、俺も音羽ちゃんの負担になんのは嫌やねん。やから…」
「負担やない!」
むしろ支えてもらってるくらい。だから怖いんだ。
「めちゃくちゃわがままなこと言っていい?自分の夢も叶えにいきたいし、カレンとも一緒にいたい。シオちゃんみたいな先生にもなりたいし、カレンと死ぬまで一緒にいたい。」
私の願いはこれだけだ。吐き出すように一息でそう言うと、カレンは安心したように笑う。
「なんや。答え出てるやん。」
私はその言葉で気づいた。とっくの前に答えは決まっていたんだと。
「それ、全部叶えれるんが音羽ちゃんやろ?」
「言ってくれるやん。」
カレンは手を離し、私はそのまま立ち上がる。暗い暗いトンネルを抜けたように、私の視界は明るく広がっていた。今ならあの問題も、あの問題も解けそうな気がする。
「カレン、朝食べていくやろ?」
「もちろん。」
私はキッチンに立つ。
「あ、あと、あの言葉の続き、次言ったら殺すから。」
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