陰キャの陰キャによる陽に限りなく近い陰キャのための救済措置〜俺の3年間が青くなってしまった件〜

136君

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ジャアマタ

俺たちは共通テスト④

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 2日目の朝、そこまで寝れた感じはしないけど頭だけはなんかしっかりしている。

 実際、理系の私にとっては今日が本番なまである。今日は化学と物理、数学2つと情報。新課程だからどんな問題が出るのか、楽しみだ。

「ねっむ!」

でも、眠いことは眠い。頭は多少は疲れてるし、体も残り体力少しって感じがする。

 とりあえず服を着替えて、家の裏にある自販機に向かう。ここには100円で結構効くエナドリがあるからそれで目を覚そう。

「とか思ってるんやろ?させへんで。」

自販機の前にいたのはくるみだ。下はスウェットだけど、上はちゃんと着込んでいる。けど今は6時過ぎ。めっちゃ寒そうだ。

「なんできたん?」
「昨日の晩RINE見てないやろ?やからどうせ疲れてるんやろうなって。それやったら、花胡のことやし、朝作る気もないんやろなって。」

笑いながら胡桃は言う。たった3年の付き合いなのに、ここまで私のことを分かってくれてるなんて。ああ、私は本当に恵まれてるな。

「じゃあ作って欲しいな。最後まで私を支えてほしい。」
「分かった。乗り掛かった船やし、最後まで付き合うよ。」

結局、私は何も買わずに家に戻った。

 朝ごはんを作ってくれてるくるみの背中を見ながら、何も勉強せずに時間を過ごす。当日の朝にこんなことをしているなんて、世の受験生からしたら考えられないだろう。でも、この時間を過ごすことで、なんだか心が落ち着いてきた。

 トントントンと心地よいリズムが刻まれている。椅子に座りながらこんな生活がずっとできたらなって思いながら、私は意識を手放した。


○○○○○

「寝てる。」

卵をどうしようかと思って振り返ると、机に突っ伏して寝ている花胡がいた。

「疲れてるんやろうな。まあ、そりゃあ疲れてるか。」

今は寝かせてあげたほうがいい。卵は目玉焼きにしよう。出来上がったら起こすとして、それで間に合うよね?そこは信じよう。花胡は余裕を持って起きていると。

 私は卵を割る。ずっとこんな生活ができたらななんて淡い想像を描きながら。


○○○○○

「んあ?寝てた?」
「寝てたよー。10分ぐらい?」
「そう?ごめんね。1人で作らせて。」
「いいよ。好きでやってることやから。」

机の上では朝ごはんの準備はもう終わっていて、正面に胡桃が座っている。

「じゃあ食べよっか。」
「うん」
『いただきます!』

共テ2日目はこんな感じに平和に始まった。
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