屋上の合鍵

守 秀斗

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第5話:会社の地下の倉庫部屋

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 翌週。

 また、つまらない日々が始まる。私は仕事に専念することにした。だって、夫が相手してくれないし。そして、家に帰っては夫との会話無しの生活、本当にストレスが溜るわ。

 あっという間に金曜日。また残業。午後八時。私は帰宅することにした。職場にもほとんど人がいない。廊下を歩いていると、いつも乗るエレベーターが故障中。明日、修理業者が来ると紙が貼ってあった。仕方が無いので階段で下りる。ぼんやりとして下りていく。夫との関係、どうすればいいのかしら。やはり離婚かしらね。仕方が無いわ。そして、気が付くと私は地下一階にいた。これはかなり間抜けだなあと自分でも思ってしまう。悩み過ぎて呆けちゃったのかしらね。身勝手と言うより、やっぱり私は単なる馬鹿じゃないかと自己嫌悪。

 でも、あまり早く帰りたくないなあとも私は思った。このビルの地下室って初めて来たわ。ちょっと時間潰しに廊下を歩く。機械室がほとんどだけど、一番端っこに倉庫部屋があった。何となく扉を開けてみる。電灯を点けるとソファとか本棚、後、隅っこの方に段ボール箱が積んである。でも、私の目に入った興味深いもの。それは大きい鏡。かなり大きいわ。私の全身がはっきりと映る。何でこんなものが置いてあるのかしら。多分、邪魔になったから適当に置いたようね。

 その鏡を見ていると、いやらしい考えが頭に浮かんで来る。元カレと鏡の前で行為をしたことがある。興奮したわ。後、ラブホテルでもいつも私は元カレとの行為を鏡に映して見るのが好きだった。いやらしいわよね、でも、興奮しちゃうの。元カレが私を後ろから激しく責めているのを鏡で見ると興奮したなあ。

 ああ、私って本当に淫らな女だわ。私はこの部屋の扉の鍵を確かめる。スライド式だわ。つまり、閉めたら外から開けられない。私はスライド式の鍵を閉める。どうしよう、なんてことをするのかしら、私。ここは会社なのに。でも、したいの、我慢できないの、私はいやらしい女なの。そして、ストレス溜りまくりなのよ。

 そして、大きな鏡の前に立つ私。きれいな女が映っている。カバンは床に置く。ああ、だめよ、だめ。でも、したいの。私はゆっくりと半袖シャツとスカート、そして、パンティストッキングを脱いでいく。いやらしい女が映っている。下着姿でハイヒールだけ履いた女。私のあそこが湿ってくる。夫とうまくいってないことやいろんなことで本当にストレスが溜っているのよ。

 私は下着も脱ぎ捨てた。ハイヒールだけ履いた全裸の女が鏡に映っているの。そして、その女はあそこをまさぐり始めた。会社でこんなことするなんて、まずいと思ってもとめられないの。ああん、気持ちいいわ。私はあそこの肉穴に指を挿入する。中の敏感な部分を擦る。そして、胸を揉みしだき、勃起した女の突起をいじくる。

「……ああ……いい、いいわ……抱いて、私を気持ち良くさせて……」

 妄想の男が私を抱くの。最初は優しく、そして、段々と荒々しく私の中に挿入してくる。激しくあそこに抜き差しされる男性のアレ。それを想像しながら自分で指を奥深く油送する私。元カレとの行為もまた思い出しちゃった。後ろから激しくされるの、四つん這いになった私をさんざんに責めるの、私は喘ぎ声を出す。そして、鏡にはあそこに彼のアレが出たり入ったりしてたのが映った。それは私のいやらしい液まみれだった。その事を思い出して、さらに興奮していく私。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、いい、いいです、気持ちいい、ああ、もっと責めて、いやらしい理央を責めて、理央の穴、全部責めてえ! ああん、もっと激しく責めてえ! ああ、中に出してえ!」

 私は後ろの穴も指で刺激した。ああ、いいわ、すごく気持ちいいの。この部屋の冷房は切ってある。そして、今は夏。私の全身から玉のような汗が浮かんで来る。あそこからいやらしい液がどんどん溢れだして、内股を濡らす。そして、その液が脚を伝わって、足首まで垂れ流れていく。倉庫部屋の床が私のあそこから湧き出る淫らな液で濡れている。すごくいやらしい光景だわ。その汗だくで自分を慰めている淫乱女を鏡で見て、さらに興奮してしまう。

(ああ、いいわ、気持ちいいの、ああん、私を責めて、もう、メチャクチャにして、好き放題にしてくださいませ、ご主人様……ああ、私を征服して、屈服させて、完璧な性奴隷にして……)

 いつの間にか、私は奴隷になっているの。ありとあらゆる格好でご主人様に責められてるの。そして、それが気持ちがいいの。ああ、あそこからの快感が、後ろの穴も女の肉芽も、ああ、いいわ、全部責めて、私を責めまくって。私の頭の中ではかなり激しく責められている。私は少しマゾヒズム的なところがある。虐められて、支配されて、屈服する。男の人に征服されるの。性奴隷になるの。それが快感になるの。

「……ああ、いく、いきます、理央、あそこが熱い、熱いの、ああん、出して、私の中にいっぱい注ぎ込んで……ああ、いく、いくう、ああん、いっちゃう、いっちゃう」

 汗まみれで慰めるのに熱中する私。いやらしい女、でも、やめられないわ。そして、絶頂が近づいてくる。

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、いい、いく、いくう、ああ、いいわ、もうだめえ、いっちゃう、いっちゃう、ああん、あそこが、ああ、いっちゃう、ああ、ご主人様、理央、いく、いくううううう!!!!!」

 快感が雷のように私の頭を貫く。思わず、体を震わせて天井に顔を向ける私。そして、立ったまま、股を広げている私のあそこからはしたない液がビューッと噴き出た。倉庫部屋の床をびしょ濡れにしてしまう。自分でも驚いてしまった。こんなに噴き出たのなんて、初めてかしら。こんな場所でしたからかしらね、恥ずかしく淫らな行為を。それも鏡で見ながら。その背徳感でなおさら興奮したのかしら。そして、すごく気持ちが良かった。目の前にはハアハアと荒い息をしながら全身汗だくで口から涎を垂らしている淫らな女が映っているわ。もう一回したいの。でも、絶頂へいった快感を反芻しつつも、少し自己嫌悪になる私。会社の地下の倉庫部屋で自分を慰めて、床をいやらしい液で汚してしまった。恥ずかしいわ、誰かに見られたら。絶対に見られてはだめ。もう、止めておこう。そして、服を着ようとしたその時。

 部屋の隅で音がした。空の段ボール箱が落ちる。私はびっくりしてそっちを向いた、全裸のままで。すると、そこに若い男の人が寝そべっていた。
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