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第48話:また妄想に入って、絵のドラゴン相手に剣を振り回すのはやめてくださいっすよ、さすがにそんなことはせんよ
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俺と相棒、二人組の冒険者パーティー。
普段はスライム退治専門のしょぼいパーティーだ。
しかし、最近、俺の体のあちこちが故障。
「ああ、もう俺の冒険者人生は終わりなのか」
「元気出してくださいっすよ」
「けど、リュウマチはつらいぞ」
相棒に励まされるが、しかし、今日はどうも足のリュウマチの患部が痛い。
「うーん、今日はスライム退治も無理だな」
「そうすか。でも、警備員くらいなら出来るんじゃないすか」
「それくらいなら大丈夫かもしれん」
「じゃあ、冒険者ギルドで、軽い仕事を貰ってきますか」
「まあ、しょうがないだろうなあ」
こんなしょぼくれた人生を送るとは若い頃は全く思わなかった。
今や、毎日、スライム退治。
それさえ出来ず、警備員。
やれやれ。
そして、今日の警備場所だが、また、例の村主催のドラゴンテーマパークに関連する『ドラゴン絵画展覧会』の警備だ。
ドラゴンの絵を描くコンテストだ。
村の施設で飾られている数々のモンスターの絵。
『ドラゴン絵画展覧会』という開催名だが、ドラゴンではなく他のモンスターを描いてもいいようだ。
村民や、また、他の地方からも参加者がいるらしい。
一応、優勝者には賞金が出るようだ。
『大人の部』と『子供の部』に別れている。
村の集会場で所狭しと並べられているモンスターの絵。
それの警備だが、はっきり言って退屈だ。
「ああ、つまらんなあ」
「まあ、単なる絵ですから、あまり客も入ってないっすね」
「ちょっと見回りに行かないか。このままだと立ったまま寝てしまう、いつものお前のように」
「寝てませんすよ、瞑想っすよ、瞑想。いついかなる時でもモンスターと立ち向かえることができるように明鏡止水の心境になるよう訓練してんすよ」
「何をしょうもない言い訳してんだよ」
さて、いつものように俺たちは下らない会話をしながら、絵画の鑑賞をする。
まずは『子供の部』。
「稚拙な絵ばっかりだな」
「そりゃ、子供の描いた絵なんで稚拙なのは当たり前じゃないすか」
まあ、それもそうだ。
ドラゴン以外にもスライムやコボルト、オーガ、オークなど定番のモンスターの絵が飾られている。
しかし、その中にすごいリアルなドラゴンの絵があった。
「おお、これはかなりの本格派じゃないか、まるで本物みたいだ。今にもドラゴンが絵から飛び出てきそうだな」
相棒も感心している。
「そうすね。すごくうまいすね」
「うーむ、これを描いた何才かしらんが、その子は天才じゃなかろうか」
しばし、そのドラゴンの絵を見つめる俺。
「ちょっと、リーダー、また妄想に入って、絵のドラゴン相手に剣を振り回すのはやめてくださいっすよ」
「バカにすんな。さすがにそんなことはせんよ」
さて、次は『大人の部』。
こちらは皆さん、それなりの絵を出品している。
まあ、かなり上手い絵もあれば、ちょっとこれはないんじゃないかって絵もあるなあ。
「でも、あの『子供の部』のドラゴンが今のところ、一番良く描かれているのではないか。素人目線ではあるが」
「俺っちもそう思いますね」
「うーん、世の中には子供の頃から才能があらわれる人がいるんだよなあ」
「それに比べると、リーダーは子供の頃から全く才能の欠片もなく、その後も才能があらわれるわけでもなく、人生終了しましたっすね」
「うるさいぞ。だいたい、俺の人生はまだ終了してないぞ」
「でも、これから何らかの才能があらわれるとは、今のリーダーの出腹を見ると、とても可能性はないすね」
「おいおい、出腹は関係ないだろ」
またもや、いつものように下らん会話をしながら、『大人の部』の絵を鑑賞する俺と相棒。
すると、変な絵が一枚あった。
「おい、何だこの絵は。これは何のモンスターを描いた絵なんだ」
「なんすかね。さっぱりわからないすね」
絵全体が黒い色調で描かれているが、何とも奇妙な感じがしてくる。
「おい、何とも不気味な絵じゃないか」
「そうすかねえ。出来損ないの抽象画って感じにしか、俺っちには見えないすけど」
「いや、すごく禍々しい絵だぞ、これは」
「別に禍々しさは感じませんすよ、全然。でも、何でこんな絵を出品したんすかねえ。もしかしたら、出品数が足りなくて、イベントを盛り上げるために村役場が、無理矢理、大勢の村民に絵を描かせたんじゃないすか。それに怒った一人の村民が、わざと嫌がらせでメチャクチャな絵でも出したんじゃないすかねえ」
「いや、そんなしょうもない話ではない。思い出したぞ、ある絵描きはモンスターの作品を描くので有名だったんだ。それは、非常にリアルな写実的な絵なのだが、見ていてすごく不快な気分になる絵だった」
「なかなか想像力があって、絵の才能もある作家だったんすね」
「いや、それがある日、その作家の家に訪れると、作家は変死体で発見されたんだ。どうも想像で描いていたのではなく、本物の邪悪なモンスターを召喚して、それをモデルに絵を描いていたのだが、結局、モンスターにやられてしまったらしい」
「ええ! それ、本当の話すか」
「いや、怪奇小説の話だな」
「なんすか、また小説の話すか。もう、リーダーは現実と妄想の区別がつかなくなってきたんじゃないすか」
「いや、しかし、この絵はおかしいぞ。これは長年、冒険者をやってきた俺の勘だ。俺の冒険者としての成果だな。この作者はモンスターに取り込まれたのではないか」
「そんなことないっしょ」
すっかりしらけている相棒。
「いや、この作者の家を訪問しよう。そこにはモンスターがいるかもしれない。そして、それがドラゴン退治、美少女姫との出会いにつながるのではないか」
「だから、その妄想はやめてくださいすっよ。冗談は出腹だけにしてくださいすよ」
「出腹は関係ないだろ」
変な絵の前で俺と相棒がしょうもない会話をしていると、役場の人がやって来て、その絵を持って行こうとする。
「あれ、どうしたんだ。やはりその絵は危険なのか」
俺は、思わず役人に質問する。
「ああ、これは『子供の部』の作品ですね。間違って、こっちへ飾ってしまったらしいですね」
そして、代わりに持ってきたのが、あの『子供の部』にあった素晴らしいドラゴンの絵だ。
どうも本職の絵描きが出品したらしい。
道理でうまいわけだ。
そして、あの変な絵は、その作家の三才のお孫さんがキャンバスに、手のひらに絵具を塗って適当に押し付けて出来た作品らしい。それが、何となくモンスターっぽく見えるので出品したようだ。
「ほら、どこが禍々しいんすか。三才の幼児の落書きっすよ。リーダーの長年の冒険者としての成果はその出腹だけじゃないすか」
「うーむ、面目ない。後、何度も言うが出腹は関係ないぞ」
そして、『大人の部』にあらためて飾られる本職の作家のドラゴンの絵をあらためて眺める俺。
「やれやれ。この作品の作家も若い頃から才能を発揮していたんだろうなあ」
しかし、俺のぼやきを聞いた村役場の役人が教えてくれた。
「この作品の作者は六十才過ぎて、始めて絵筆を取ったらしいですよ」
「え、そうなの」
「ずっと農業をやっていたんですけど、腕がリュウマチにやられて、そのリハビリのために医者に手首を動かすことを勧められたらしいですね。それで、絵でも描いてみようかと何枚か描いてみたら、評判になって、その才能を認められたらしいです。六十才過ぎになるまでは、全く、絵なんか描いたことはなかったようですよ」
役人から教えてもらった事を聞いて、思わず、俺は興奮して相棒に言った。
「おい、聞いたか、六十才過ぎて、リュウマチでも成功できるんだぞ。俺もまだまだこれからだ。そうだ、ドラゴン退治だ、魔王との戦いだ、そして、美少女姫と出会うんだ」
「うーん、その作家さんは元々才能があったんじゃないすかねえ。まあ、リーダーも成功するかもしれないすけど、とりあえず、その出腹を何とかする方が先じゃないすか」
「うるさいぞ。何度も言わせるな、出腹は関係ないぞ」
しかし、何だか俺は元気が出て来たぞ。
六十才過ぎても何とかなるんだ。
そして、俺はまだ死んでない。
よし、リュウマチでも頑張るぞ。
普段はスライム退治専門のしょぼいパーティーだ。
しかし、最近、俺の体のあちこちが故障。
「ああ、もう俺の冒険者人生は終わりなのか」
「元気出してくださいっすよ」
「けど、リュウマチはつらいぞ」
相棒に励まされるが、しかし、今日はどうも足のリュウマチの患部が痛い。
「うーん、今日はスライム退治も無理だな」
「そうすか。でも、警備員くらいなら出来るんじゃないすか」
「それくらいなら大丈夫かもしれん」
「じゃあ、冒険者ギルドで、軽い仕事を貰ってきますか」
「まあ、しょうがないだろうなあ」
こんなしょぼくれた人生を送るとは若い頃は全く思わなかった。
今や、毎日、スライム退治。
それさえ出来ず、警備員。
やれやれ。
そして、今日の警備場所だが、また、例の村主催のドラゴンテーマパークに関連する『ドラゴン絵画展覧会』の警備だ。
ドラゴンの絵を描くコンテストだ。
村の施設で飾られている数々のモンスターの絵。
『ドラゴン絵画展覧会』という開催名だが、ドラゴンではなく他のモンスターを描いてもいいようだ。
村民や、また、他の地方からも参加者がいるらしい。
一応、優勝者には賞金が出るようだ。
『大人の部』と『子供の部』に別れている。
村の集会場で所狭しと並べられているモンスターの絵。
それの警備だが、はっきり言って退屈だ。
「ああ、つまらんなあ」
「まあ、単なる絵ですから、あまり客も入ってないっすね」
「ちょっと見回りに行かないか。このままだと立ったまま寝てしまう、いつものお前のように」
「寝てませんすよ、瞑想っすよ、瞑想。いついかなる時でもモンスターと立ち向かえることができるように明鏡止水の心境になるよう訓練してんすよ」
「何をしょうもない言い訳してんだよ」
さて、いつものように俺たちは下らない会話をしながら、絵画の鑑賞をする。
まずは『子供の部』。
「稚拙な絵ばっかりだな」
「そりゃ、子供の描いた絵なんで稚拙なのは当たり前じゃないすか」
まあ、それもそうだ。
ドラゴン以外にもスライムやコボルト、オーガ、オークなど定番のモンスターの絵が飾られている。
しかし、その中にすごいリアルなドラゴンの絵があった。
「おお、これはかなりの本格派じゃないか、まるで本物みたいだ。今にもドラゴンが絵から飛び出てきそうだな」
相棒も感心している。
「そうすね。すごくうまいすね」
「うーむ、これを描いた何才かしらんが、その子は天才じゃなかろうか」
しばし、そのドラゴンの絵を見つめる俺。
「ちょっと、リーダー、また妄想に入って、絵のドラゴン相手に剣を振り回すのはやめてくださいっすよ」
「バカにすんな。さすがにそんなことはせんよ」
さて、次は『大人の部』。
こちらは皆さん、それなりの絵を出品している。
まあ、かなり上手い絵もあれば、ちょっとこれはないんじゃないかって絵もあるなあ。
「でも、あの『子供の部』のドラゴンが今のところ、一番良く描かれているのではないか。素人目線ではあるが」
「俺っちもそう思いますね」
「うーん、世の中には子供の頃から才能があらわれる人がいるんだよなあ」
「それに比べると、リーダーは子供の頃から全く才能の欠片もなく、その後も才能があらわれるわけでもなく、人生終了しましたっすね」
「うるさいぞ。だいたい、俺の人生はまだ終了してないぞ」
「でも、これから何らかの才能があらわれるとは、今のリーダーの出腹を見ると、とても可能性はないすね」
「おいおい、出腹は関係ないだろ」
またもや、いつものように下らん会話をしながら、『大人の部』の絵を鑑賞する俺と相棒。
すると、変な絵が一枚あった。
「おい、何だこの絵は。これは何のモンスターを描いた絵なんだ」
「なんすかね。さっぱりわからないすね」
絵全体が黒い色調で描かれているが、何とも奇妙な感じがしてくる。
「おい、何とも不気味な絵じゃないか」
「そうすかねえ。出来損ないの抽象画って感じにしか、俺っちには見えないすけど」
「いや、すごく禍々しい絵だぞ、これは」
「別に禍々しさは感じませんすよ、全然。でも、何でこんな絵を出品したんすかねえ。もしかしたら、出品数が足りなくて、イベントを盛り上げるために村役場が、無理矢理、大勢の村民に絵を描かせたんじゃないすか。それに怒った一人の村民が、わざと嫌がらせでメチャクチャな絵でも出したんじゃないすかねえ」
「いや、そんなしょうもない話ではない。思い出したぞ、ある絵描きはモンスターの作品を描くので有名だったんだ。それは、非常にリアルな写実的な絵なのだが、見ていてすごく不快な気分になる絵だった」
「なかなか想像力があって、絵の才能もある作家だったんすね」
「いや、それがある日、その作家の家に訪れると、作家は変死体で発見されたんだ。どうも想像で描いていたのではなく、本物の邪悪なモンスターを召喚して、それをモデルに絵を描いていたのだが、結局、モンスターにやられてしまったらしい」
「ええ! それ、本当の話すか」
「いや、怪奇小説の話だな」
「なんすか、また小説の話すか。もう、リーダーは現実と妄想の区別がつかなくなってきたんじゃないすか」
「いや、しかし、この絵はおかしいぞ。これは長年、冒険者をやってきた俺の勘だ。俺の冒険者としての成果だな。この作者はモンスターに取り込まれたのではないか」
「そんなことないっしょ」
すっかりしらけている相棒。
「いや、この作者の家を訪問しよう。そこにはモンスターがいるかもしれない。そして、それがドラゴン退治、美少女姫との出会いにつながるのではないか」
「だから、その妄想はやめてくださいすっよ。冗談は出腹だけにしてくださいすよ」
「出腹は関係ないだろ」
変な絵の前で俺と相棒がしょうもない会話をしていると、役場の人がやって来て、その絵を持って行こうとする。
「あれ、どうしたんだ。やはりその絵は危険なのか」
俺は、思わず役人に質問する。
「ああ、これは『子供の部』の作品ですね。間違って、こっちへ飾ってしまったらしいですね」
そして、代わりに持ってきたのが、あの『子供の部』にあった素晴らしいドラゴンの絵だ。
どうも本職の絵描きが出品したらしい。
道理でうまいわけだ。
そして、あの変な絵は、その作家の三才のお孫さんがキャンバスに、手のひらに絵具を塗って適当に押し付けて出来た作品らしい。それが、何となくモンスターっぽく見えるので出品したようだ。
「ほら、どこが禍々しいんすか。三才の幼児の落書きっすよ。リーダーの長年の冒険者としての成果はその出腹だけじゃないすか」
「うーむ、面目ない。後、何度も言うが出腹は関係ないぞ」
そして、『大人の部』にあらためて飾られる本職の作家のドラゴンの絵をあらためて眺める俺。
「やれやれ。この作品の作家も若い頃から才能を発揮していたんだろうなあ」
しかし、俺のぼやきを聞いた村役場の役人が教えてくれた。
「この作品の作者は六十才過ぎて、始めて絵筆を取ったらしいですよ」
「え、そうなの」
「ずっと農業をやっていたんですけど、腕がリュウマチにやられて、そのリハビリのために医者に手首を動かすことを勧められたらしいですね。それで、絵でも描いてみようかと何枚か描いてみたら、評判になって、その才能を認められたらしいです。六十才過ぎになるまでは、全く、絵なんか描いたことはなかったようですよ」
役人から教えてもらった事を聞いて、思わず、俺は興奮して相棒に言った。
「おい、聞いたか、六十才過ぎて、リュウマチでも成功できるんだぞ。俺もまだまだこれからだ。そうだ、ドラゴン退治だ、魔王との戦いだ、そして、美少女姫と出会うんだ」
「うーん、その作家さんは元々才能があったんじゃないすかねえ。まあ、リーダーも成功するかもしれないすけど、とりあえず、その出腹を何とかする方が先じゃないすか」
「うるさいぞ。何度も言わせるな、出腹は関係ないぞ」
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