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第49話:お前は面白いのか、この着ぐるみモンスターを見守る仕事、楽だからいいっすけどね
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俺の目の前にドラゴンがいる。
いや、その他にもスライムにゴブリン、コボルト、オーガ、オーク、サイクロプスとモンスターが大集合しているぞ。
まあ、着ぐるみだけどな。
俺と相棒、二人組の冒険者パーティー。
普段はスライム退治専門のしょぼいパーティーだ。
そして、今日はスライム退治の仕事は取れなかった。
仕方なく、また、村役場主催のドラゴンテーマパークのイベントの警備員をすることにした。
つまらんなあ。
そして、そのイベントとは子供たちがモンスターの着ぐるみを来て、徒競走。
あほらしいなあ。
俺たちのする事はケガ人が出ないか見守る仕事だ。
「おい、お前は面白いのか。この着ぐるみモンスターを見守る仕事」
「まあ、楽だからいいっすけどね」
やれやれ。
冒険者がモンスター退治ならぬ、モンスターの着ぐるみを着た子供たちの徒競走の警備。
やる気が出ないぞ。
そして、よーい、スタート。
着ぐるみを着た子供たちが草原を走って行く。
中には途中で脱げたり、転んだりする子供もいるぞ。
「なんか、見ていると、ますますアホらしくなっていくぞ」
「でも、子供たちは嬉しそうですよ」
まあ、俺も子供の頃は、モンスターの真似をして、チャンバラとかやったけどな。
昔が懐かしいよ。
しかし、スライムの着ぐるみを着ている子供なんて、全然走れないじゃないか。
そんなことを思っているうちに、トップはゴブリン。
しかし、優勝者はスライムの着ぐるみを着た子供。
優勝したので金のドラゴンメダルを貰って喜んでいる。
「おいおい、あの子、最下位だったじゃないか」
「いや、このイベントは一番面白かった子が優勝なんすよ。あの子はスライムの着ぐるみでコロコロと転がったり、周りを笑わしたからでしょうね」
やれやれ。
実に下らないイベントだ。
しかし、まあ、誰もケガなどしないでよかった。
イベントが終了し、俺と相棒は、宿屋に向かう。
今はドラゴンテーマパーク開催中で、そこら中、モンスターのコスプレをしている人がいる。
「おい、子供はともかく大人でもコスプレをしている人がいるなあ。アホらしくならないのか、そんなことをして」
「まあ、本人が楽しいんだからいいんじゃないすか。それにみなさんけっこう似合っている人もいますしね。出腹でおっさんのリーダーよりは見苦しくないっすね」
「うるさいぞ」
まあ、おっさんになるとさすがにコスプレなんぞしようとは思わないけどな。
さて、俺たちが歩いていると、おお、ものすごく色っぽい格好の女性がやって来た。何のモンスターのコスプレか知らんが、頭に角を付けている。
しかも、胸が大きく開いた服装。ちょっと魅惑的な格好でもある。
でも、ちょっと色っぽすぎるなあ。
大人が相手ならともかくこのドラゴンテーマパークは、一応、子供が対象なんだよなあ。
今日は警備員の仕事を任されているので、注意しておくか。
「すみません、お嬢さん。ちょっと、その格好はまずいですなあ。もっと大人しい格好をしてくれませんか。このドラゴンテーマパークは子供が対象なんですよ」
すると、その女性はにんまりと笑う。
何だかすごくセクシーだぞ。
「うふふ、どう、私といいことしませんか」
いいことって何だろう。
「おい、お前はどう思う」
「うーん、この女性はサキュバスのコスプレでもしてるんすかねえ」
おお、サキュバス。
夜中に男が寝ている時にあらわれて淫らな行為をするモンスターだな。
モンスターと言うか、悪魔か。
ますます、このドラゴンテーマパークに相応しくないなあ。
まあ、俺としては見ている分にはなかなか色っぽくていいけど。
おっと、ちゃんと仕事をしないと。
「まあ、コスプレにのめり込むのもいいですが、このドラゴンテーマパークではやめてくれませんか」
「コスプレじゃないわよ」
不機嫌そうなサキュバスコスプレーヤーの女性。
「こりゃ、かなりはまってるんだろうなあ」
「なりきってるんすかねえ」
そして、その女性が相棒に近づく。
「ねえ、あなたはどう」
「いや、俺っちは女性に興味はないんで」
すると、その女性コスプレーヤーが怒り出した。
「ああ、もう面倒だわ、私の魔法でいかせてやるわ」
なにやら呪文を唱えるサキュバスコスプレーヤー。
手のひらを俺たちに向けて、叫ぶ。
「淫魔魔法!」
しかし、なんだか戸惑っているぞ。
「ああ、全然、魔法が効かないなんて。ショックだわ。また、魔界に戻って最初から研修だわ」
そして、その女性がふっと消えた。
「おいおい、何だあの女性は。もしかして本物のサキュバスか」
「うーん、実はさっき近づいてきたとき頭を見たんすけど、あの角は被り物じゃなくて頭から生えていたっすねえ」
「じゃあ、本物のモンスターじゃないか。なに、ぼんやりとしてるんだよ」
「でも、サキュバス退治なんて依頼されてないし、今日は警備員ですからねえ」
「お前、冒険者としてやる気があんのか」
「まあ、俺っちもちょっとびっくりですよ」
「しかし、この真昼間にサキュバスが出現なんておかしくないか」
「まあ、新人さんじゃないすかねえ。研修とか言ってましたっすから。それにしても、俺っちは、女性に興味がないすけど、リーダーにも魔法の効果が無かったみたいっすね」
「まあ、俺の冒険者としての矜持が、あのサキュバスの魅力に勝ったわけだな」
しかし、相棒にからかわれてしまう。
「確か、糖尿病になるとあっちのほうも弱くなるって話っすよ。出腹リーダーもそうなんじゃないすか。だから、反応しなかったと」
「おいおい、いやなこと言うなよ」
しかし、おっさんになると確かにダメになるんだよなあ。
ああ、若い連中が羨ましいよ。
いや、その他にもスライムにゴブリン、コボルト、オーガ、オーク、サイクロプスとモンスターが大集合しているぞ。
まあ、着ぐるみだけどな。
俺と相棒、二人組の冒険者パーティー。
普段はスライム退治専門のしょぼいパーティーだ。
そして、今日はスライム退治の仕事は取れなかった。
仕方なく、また、村役場主催のドラゴンテーマパークのイベントの警備員をすることにした。
つまらんなあ。
そして、そのイベントとは子供たちがモンスターの着ぐるみを来て、徒競走。
あほらしいなあ。
俺たちのする事はケガ人が出ないか見守る仕事だ。
「おい、お前は面白いのか。この着ぐるみモンスターを見守る仕事」
「まあ、楽だからいいっすけどね」
やれやれ。
冒険者がモンスター退治ならぬ、モンスターの着ぐるみを着た子供たちの徒競走の警備。
やる気が出ないぞ。
そして、よーい、スタート。
着ぐるみを着た子供たちが草原を走って行く。
中には途中で脱げたり、転んだりする子供もいるぞ。
「なんか、見ていると、ますますアホらしくなっていくぞ」
「でも、子供たちは嬉しそうですよ」
まあ、俺も子供の頃は、モンスターの真似をして、チャンバラとかやったけどな。
昔が懐かしいよ。
しかし、スライムの着ぐるみを着ている子供なんて、全然走れないじゃないか。
そんなことを思っているうちに、トップはゴブリン。
しかし、優勝者はスライムの着ぐるみを着た子供。
優勝したので金のドラゴンメダルを貰って喜んでいる。
「おいおい、あの子、最下位だったじゃないか」
「いや、このイベントは一番面白かった子が優勝なんすよ。あの子はスライムの着ぐるみでコロコロと転がったり、周りを笑わしたからでしょうね」
やれやれ。
実に下らないイベントだ。
しかし、まあ、誰もケガなどしないでよかった。
イベントが終了し、俺と相棒は、宿屋に向かう。
今はドラゴンテーマパーク開催中で、そこら中、モンスターのコスプレをしている人がいる。
「おい、子供はともかく大人でもコスプレをしている人がいるなあ。アホらしくならないのか、そんなことをして」
「まあ、本人が楽しいんだからいいんじゃないすか。それにみなさんけっこう似合っている人もいますしね。出腹でおっさんのリーダーよりは見苦しくないっすね」
「うるさいぞ」
まあ、おっさんになるとさすがにコスプレなんぞしようとは思わないけどな。
さて、俺たちが歩いていると、おお、ものすごく色っぽい格好の女性がやって来た。何のモンスターのコスプレか知らんが、頭に角を付けている。
しかも、胸が大きく開いた服装。ちょっと魅惑的な格好でもある。
でも、ちょっと色っぽすぎるなあ。
大人が相手ならともかくこのドラゴンテーマパークは、一応、子供が対象なんだよなあ。
今日は警備員の仕事を任されているので、注意しておくか。
「すみません、お嬢さん。ちょっと、その格好はまずいですなあ。もっと大人しい格好をしてくれませんか。このドラゴンテーマパークは子供が対象なんですよ」
すると、その女性はにんまりと笑う。
何だかすごくセクシーだぞ。
「うふふ、どう、私といいことしませんか」
いいことって何だろう。
「おい、お前はどう思う」
「うーん、この女性はサキュバスのコスプレでもしてるんすかねえ」
おお、サキュバス。
夜中に男が寝ている時にあらわれて淫らな行為をするモンスターだな。
モンスターと言うか、悪魔か。
ますます、このドラゴンテーマパークに相応しくないなあ。
まあ、俺としては見ている分にはなかなか色っぽくていいけど。
おっと、ちゃんと仕事をしないと。
「まあ、コスプレにのめり込むのもいいですが、このドラゴンテーマパークではやめてくれませんか」
「コスプレじゃないわよ」
不機嫌そうなサキュバスコスプレーヤーの女性。
「こりゃ、かなりはまってるんだろうなあ」
「なりきってるんすかねえ」
そして、その女性が相棒に近づく。
「ねえ、あなたはどう」
「いや、俺っちは女性に興味はないんで」
すると、その女性コスプレーヤーが怒り出した。
「ああ、もう面倒だわ、私の魔法でいかせてやるわ」
なにやら呪文を唱えるサキュバスコスプレーヤー。
手のひらを俺たちに向けて、叫ぶ。
「淫魔魔法!」
しかし、なんだか戸惑っているぞ。
「ああ、全然、魔法が効かないなんて。ショックだわ。また、魔界に戻って最初から研修だわ」
そして、その女性がふっと消えた。
「おいおい、何だあの女性は。もしかして本物のサキュバスか」
「うーん、実はさっき近づいてきたとき頭を見たんすけど、あの角は被り物じゃなくて頭から生えていたっすねえ」
「じゃあ、本物のモンスターじゃないか。なに、ぼんやりとしてるんだよ」
「でも、サキュバス退治なんて依頼されてないし、今日は警備員ですからねえ」
「お前、冒険者としてやる気があんのか」
「まあ、俺っちもちょっとびっくりですよ」
「しかし、この真昼間にサキュバスが出現なんておかしくないか」
「まあ、新人さんじゃないすかねえ。研修とか言ってましたっすから。それにしても、俺っちは、女性に興味がないすけど、リーダーにも魔法の効果が無かったみたいっすね」
「まあ、俺の冒険者としての矜持が、あのサキュバスの魅力に勝ったわけだな」
しかし、相棒にからかわれてしまう。
「確か、糖尿病になるとあっちのほうも弱くなるって話っすよ。出腹リーダーもそうなんじゃないすか。だから、反応しなかったと」
「おいおい、いやなこと言うなよ」
しかし、おっさんになると確かにダメになるんだよなあ。
ああ、若い連中が羨ましいよ。
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