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第1話:野球部のマネージャーの僕
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都内の私立高校の野球部の部室に一人で残っている僕。
今、ドキドキしている。
僕の名前は、新堂薫。『しんどうかおる』と読みます。
ちょっと、女の子っぽいね。
野球部の部活の練習も終わり、部員は全員帰宅した。僕も野球部の一員でマネージャーも兼ねている。マネージャーとして入部することについては自ら志願した。僕はあまり運動神経は良くない。でも、中学生の頃は、付き合っていた恋人に誘われて野球クラブに入ってたのでルールなどはよく知っている。まあ、中学校なんで、あまり本格的なクラブ活動はしておらず、お遊びみたいで楽しかった。
恋人に誘われるって、男女混合のクラブなのかと言えばそうではない。その野球クラブは全員男性だった。最近は女性も野球をやったりするようだけど、そのクラブには女性はいなかった。僕を誘ったのは、男性。中学二年生の夏休みに入る直前、クラスメイトの男子生徒に告白された。
ごっつい体つきで、背が高くていかにも男って感じの人。身長がすでに百八十センチを超えていた。もう大人みたいな感じだった。身長百五十センチの小柄な女の子みたいな僕とは大違いだ。正直、戸惑ってしまった。彼とは音楽の趣味が同じだったので家に呼ばれて行ったのだが、そこで告白されてしまった。困ったなあ、友情は続けたいなあ、どうしようかなあと思っていたら、そのまま押し倒されてしまった。僕はびっくりして、体が硬直してしまった。
「あ、やめて……」
その時はやめてと言ったんだけど。でも、あまり抵抗しなかったんだ。実は、昔から僕は女性になって、男の人にそういうことをされたいって願望があったんだ。小学生の頃からそんな妄想をしていた。ぼんやりとした妄想だけど。そのまま、服を脱がされて、キスをされた。体中撫で回されて、乳首とか舐められて、全身を舐めまわされたり、そして大事なとこをいじられて、ついには口に咥えられた。
「あ、だめ、ああん……」
なぜか、女性のような声を出してしまう僕。自分でも変だなあと思ったけど、その女性のような声を出すのを止められない。彼も興奮したのか、僕のアレを執拗に舌で舐め回す。口で咥えて激しく頭を前後させる。そして、僕は白い液体を出してしまった。あそこから出すのは初めてだった。一応、知識はあったけど、実際に出すと、なんでこんな白い液体が体の中から出るのか不思議でもあった。彼の方は小学五年生の頃、すでに毎日のようにしてたそうだ。僕は遅れている方だなあと自分で思った。そして、正直言って、すごく気持ち良かった。それから、彼は自分のモノも口でしてほしいと僕に頼んできた。
「そんな……でも……」
「いいだろ、お願いだ。あと、俺が出したら飲んでくれよ、全部飲み干すんだぞ」
ちょっと強引だったけど、仕方なく、彼のを口に含む。ちょっと僕の口には大きかったけど何とか咥えた。そして、舐めまわしたり、彼がしたように唇で刺激していたら、彼もすぐに出してしまった。その液体はなんか粘っこいけど、あまり味はしないなあと思いつつ飲んでしまった。そして、僕は彼の命令に従うことにちょっと興奮してしまった。無理矢理と言ってもよかったのに、なぜか気分がいい。僕は人に従うのが好きなのかと思ってしまった。僕はおかしいのかなあ。
その後、彼は急に僕に謝った。我慢できなかった、ごめんと。けど、僕はあまり怒る気にならなかった。ひどいことをされたって気分にもならなかった。自分でも望んでいたのかもしれないなあと思った。それに、なんだかよくわからないけど興奮して気持ち良かったから、まあいいかと思った。そして、彼の告白を受け入れた。
その時は彼に対してそんなに好きとかそういう感情はなかった。単なる友人の延長って感じ。そして、キスをしたり、裸にされて抱きしめられているうちに彼のことをなんとなく、だんだんと好きになってしまった。何度も口でされたからかもしれないなあ、あの快感にはなんとも言えない気持ち良さがあった。あそこから液が出る瞬間、すごく気持ちいいんだ。それをしてくれるのが仲の良い彼だったからかなあ。まあ、なんとなく好きって感じで、友情以上、愛情未満って感じだった。
それから、彼との付き合いはだいたい彼が主導。なんとなく彼は僕を従わせようとするのが好きだったみたい。そして、さっき言ったけど僕はそれが不快ではなかった。彼に支配されたって感じになるのが気持ちがよかった。どうも、やはり僕は人に従うのが好きみたいだとその時思った。いや、従うって言うか支配されたい、征服されたいって気分だった。身も心も完全に支配されたいってのが僕の願望にあったみたい。
そして、他のクラスメイトには内緒で付き合っていた。彼とは遊園地に行ったり、映画を見に行ったりと楽しく過ごした。それでその彼に誘われて、野球のクラブに入ったの。彼はけっこう活躍してたけど、僕の方は全然ダメだった。でも、だらだらとした活動のクラブだったので、ミスっても怒られなかったので特に問題はなかったし、面白かった。
そして、ある日、彼から後ろの穴でしたいと言われた。僕と一つになりたい、身も心もだって。心も一緒ってなんか大げさだなあとも思ったけど。でも、僕の方も自分の全てを誰かに支配されたい、征服されたいって願望があったから同じかな。とにかく、僕の中に出したいって言われた。僕はちょっと悩んでしまった。後ろの穴なんかで出来るのかなあって。すると彼が、絶対、痛くしないからと言うので、従うのが好き、支配されて征服されるのが好きな僕は、まあいいやってことになったんだけど、これが準備段階で浣腸したり、中を洗浄するんだ。面倒だなあとも思った。それに、いきなり入れるのは無理というわけで訓練することになったんだ。
アナルプラグと言うシリコン製の大人のおもちゃとかを入れて、それを少しずつ大きいのと交換していくという後ろの穴の拡張訓練をされた。他の皆さんもこういうことをしているのかなあ。トイレなどで排泄する時以外は常に入れていた。時間がかかってしまった。けど、まあ、普通は出すところだから仕方がない。ただ、これも気持ちよくて、ちょっと癖になってしまった。その他の浣腸器具とかは彼が通販で買って用意した。
そして、そろそろいいだろうと彼が言い出した。彼も我慢できなくなったみたい。彼の家に呼ばれて、僕は向こうの言うがままに浴室で全裸になる。もちろん、家には彼と僕だけ。やはり、彼の命令を聞くのが気持ち良かった。僕にはそういうところがあるんだと再び思った。彼のものになったって気持ちになって興奮してしまった。奴隷願望かなあ。ちょっと変かなあ。とにかく、やはり人に従うのが好きなんだなあとその時、僕は思った。
浴室に付いていた鏡を見る。僕はあそこの毛が生えてない。正直、あそこも小さい。その時、中学二年生だったが、まだ小学生みたいだなと自分でも思った。なんだか、胸も少し膨らんでいるような気がする。顔もショートヘアの女の子みたいだった。可愛らしい顔をしていると妹に言われたことがある。自分でも女の人みたいだなあと思った。
偶然だとは思うけど、僕は小学校、中学校を通してわりと大人しめの生徒たちが集まるクラスにいつも所属していた。そんなわけで、僕が女の子っぽいこともあまりからかわれたことはない。ただ、大人しい同級生と言っても中学二年生くらいになると、まるで中年のおっさんみたいな生徒もいた。そんなクラスメイトにくらべると、僕は成長が遅いというか、中性的というか、とにかく普通の男性とは違うなあと自分でも思っていた。
彼の家は共働きで普段家に居るのは一人息子の彼だけ。そこで、こっそりと昼間に浴室で、浣腸したりと腸内洗浄の訓練をした。浴室で浣腸をする。彼の前で全裸で四つん這いになって、排泄するのは恥ずかしいのと同時に、なぜか興奮したりした。辱めを受けてるのに興奮しているの。僕は変態かなあとも思った。そして、何度も何度も中を洗浄してもらった。肛門から噴き出る液体が透明になるまで、何度も浣腸してもらい、それがまた気持ち良かったりした。
最初は臭いとか気になったけど、何度もしているうちに慣れてしまった。そして、夏休みの後半。後ろの穴の初めてを彼に捧げたのだが、彼、だいぶネットとかで勉強したらしく、ローションとかをたっぷりと使い、なるべく僕が痛がらないようにして、あの行為をした。
彼の命令で、ベッドの上で全裸で四つん這いになる。彼はまずはローションまみれの指で僕の後ろの穴を揉み込んだ。僕はつい喘ぎ声を出してしまった。
「あ……いい……」
だいぶ長い時間をかけて僕の肉穴を柔らかくしていく彼。
「薫、もっと力を抜いて」
「はい……」
正直に言うと、気持ち良くて仕方が無かった。彼にお尻を向けて、後ろの穴をもてあそばれているみたい。彼は真剣に僕が痛くならないように指を奥深く入れたりしてたんだけど、それがまた気持ちがいいんだ。すっかりお尻を高々と上げて、顔はベッドに付けて快感に震えている僕。
「そろそろいいかな、じゃあ、薫、入れるよ」
「はい、お願いします……優しくしてください……」
「うん、大丈夫だよ、痛くないようにするから」
彼もちょっと緊張している感じだった。彼も初めてだったみたい。ゆっくりとローションまみれのアレを僕の後ろの穴に入れてきた。僕は後ろの穴の力を抜いて入れやすくする。
「あ……いい……いいです……」
僕は、思わず喘ぎ声を出してしまう。僕の声は甲高い。やっぱり女の人みたいだ。そして、かなり太いのを入れられたのに痛くない。アナルプラグで練習したおかげかな。それに彼が一生懸命に僕の後ろの穴を指でマッサージみたいな感じで揉んでくれたしね。
そして、彼のモノが根元まで入っていく。最初は、何とも言えない妙な気分になったけど、彼がピストン運動をして入れたり出したりを何度もしているうちに気持ちが良くなっていった。女性って、こんな感じで気持ち良くなるのかなあとも思ってしまった。違うのかな。僕は女性としたことがないのでよくわからない。
「薫、痛くない」
「うん、全然、痛くない」
「気持ちいいか」
「はい、気持ちいいです……とっても気持ちいいです……ああん、いい……」
後ろの穴に入れられて彼のものになった気分。彼に支配され征服された気分になった。それが気持ちがいいの。僕のあそこが硬くなっていく。それに、彼が僕の後ろの穴に入れてゆっくりと前後に動かしている間、僕の勃起したアレを手でさわってくれる。好きな人にさわられるとすごく気持ちがいい。どんどん彼の腰の動きが激しくなっていく。
「うう……そろそろ出そうだ」
「あん……僕も……ああ、い、いく……あっ、あっ、あっ、いい、ああん、もっと激しくして」
「出すよ、薫」
「はい、お願い、出して、いっぱい、ああ、僕の中に出してえ!」
彼がうめいて、僕の中に出した。そして、僕も出してしまった。彼が僕のをさわっていたから、その時一緒に出したの。なぜか、すごく感動しちゃった。それからも何度も彼とはした。四つん這いになって、彼が僕のをしごく。そうしながら、彼は腰を僕のお尻に打ち付ける。
「薫のお尻はきれいだなあ、肌がスベスベして」
「あっ、気持ちいい、もっとさわって! お願い、さわって!」
僕のお尻を撫で回す彼。それがまた気持ち良く、また、後ろから手を回して胸もまさぐってくる。それもまた気持ちがいいんだ。そして、僕が出すのと同時に、彼の白い体液が僕の中に入って来る。とっても気持ちがいい。彼は出した後も、僕の後ろの穴を舐めてくれたりと、僕をさらに気持ちよくさせようといつも頑張ってくれていたので、ますます彼の事が好きになった。
とにかく、一緒にいると楽しい。心の底から愛してるってわけではなかったけど。なんとなく単なる仲のいい友達って感じ。やはり友達以上恋人未満。でも、それで充分じゃないかとその時は思っていた。
そして、また、ある日、彼の家で浣腸してもらい、中を洗浄してもらった。僕はベッドに横になる。体をまさぐられ、ものすごく気持ちがよくなった。そして、ある程度、僕が興奮したのがわかると、四つん這いにされて、後ろの穴に挿入される。僕の後ろの穴はだいぶ拡張されたようで、今はかなりスムーズにできるようになった。いつものように僕のアレを彼はしごく。それと同時に僕の後ろの穴を激しく責める。
「あ、いいです……あっ、あっ、あっ、いい、もっと責めて、僕を支配して、征服してえ!」
「薫、俺のものになるか」
「はい……なります……」
そして、同時にいった。その後、抱き合って少し眠る。すごくリラックスできる。彼のものになるってあっさりと答えてしまった。そして、そうなることが気持ちがいいんだ。どうも、僕は人に依存しやすい体質みたいだなあ。彼とは一生このままでいいかなあとも思っていた。いろんな格好で愛されては、その姿を鏡で見て興奮する。僕の後ろの穴にローションまみれの彼のモノが出たり入ったりするの。それを見てさらに興奮したり。その後、抱き合って少し眠る。毎日がとても楽しかった。
しかし、ある日、突然、別れることになった。彼が遠くに引っ越すことになったからだ。残念だったけど、これも運命だから仕方がないとも思った。彼との最後の日、放課後、誰もいない学校の教室でキスをした。夕日が落ちていく中、制服姿で長々と抱き合った。彼は泣いていた。僕も涙目になっていた。その後、彼とは会ってない。
なんとなく心に穴が開いたような感じ。それに僕を抱いてくれる人がいなくなってしまった。自分で一人でするよりも、抱かれる方が気持ちがいい。その後、高校に入ったのだが、依然として、僕の体はあまり成長しない感じだった。部活動も特にどこにも入る気はしなかった。島谷勇気先輩を見るまでは。
今、ドキドキしている。
僕の名前は、新堂薫。『しんどうかおる』と読みます。
ちょっと、女の子っぽいね。
野球部の部活の練習も終わり、部員は全員帰宅した。僕も野球部の一員でマネージャーも兼ねている。マネージャーとして入部することについては自ら志願した。僕はあまり運動神経は良くない。でも、中学生の頃は、付き合っていた恋人に誘われて野球クラブに入ってたのでルールなどはよく知っている。まあ、中学校なんで、あまり本格的なクラブ活動はしておらず、お遊びみたいで楽しかった。
恋人に誘われるって、男女混合のクラブなのかと言えばそうではない。その野球クラブは全員男性だった。最近は女性も野球をやったりするようだけど、そのクラブには女性はいなかった。僕を誘ったのは、男性。中学二年生の夏休みに入る直前、クラスメイトの男子生徒に告白された。
ごっつい体つきで、背が高くていかにも男って感じの人。身長がすでに百八十センチを超えていた。もう大人みたいな感じだった。身長百五十センチの小柄な女の子みたいな僕とは大違いだ。正直、戸惑ってしまった。彼とは音楽の趣味が同じだったので家に呼ばれて行ったのだが、そこで告白されてしまった。困ったなあ、友情は続けたいなあ、どうしようかなあと思っていたら、そのまま押し倒されてしまった。僕はびっくりして、体が硬直してしまった。
「あ、やめて……」
その時はやめてと言ったんだけど。でも、あまり抵抗しなかったんだ。実は、昔から僕は女性になって、男の人にそういうことをされたいって願望があったんだ。小学生の頃からそんな妄想をしていた。ぼんやりとした妄想だけど。そのまま、服を脱がされて、キスをされた。体中撫で回されて、乳首とか舐められて、全身を舐めまわされたり、そして大事なとこをいじられて、ついには口に咥えられた。
「あ、だめ、ああん……」
なぜか、女性のような声を出してしまう僕。自分でも変だなあと思ったけど、その女性のような声を出すのを止められない。彼も興奮したのか、僕のアレを執拗に舌で舐め回す。口で咥えて激しく頭を前後させる。そして、僕は白い液体を出してしまった。あそこから出すのは初めてだった。一応、知識はあったけど、実際に出すと、なんでこんな白い液体が体の中から出るのか不思議でもあった。彼の方は小学五年生の頃、すでに毎日のようにしてたそうだ。僕は遅れている方だなあと自分で思った。そして、正直言って、すごく気持ち良かった。それから、彼は自分のモノも口でしてほしいと僕に頼んできた。
「そんな……でも……」
「いいだろ、お願いだ。あと、俺が出したら飲んでくれよ、全部飲み干すんだぞ」
ちょっと強引だったけど、仕方なく、彼のを口に含む。ちょっと僕の口には大きかったけど何とか咥えた。そして、舐めまわしたり、彼がしたように唇で刺激していたら、彼もすぐに出してしまった。その液体はなんか粘っこいけど、あまり味はしないなあと思いつつ飲んでしまった。そして、僕は彼の命令に従うことにちょっと興奮してしまった。無理矢理と言ってもよかったのに、なぜか気分がいい。僕は人に従うのが好きなのかと思ってしまった。僕はおかしいのかなあ。
その後、彼は急に僕に謝った。我慢できなかった、ごめんと。けど、僕はあまり怒る気にならなかった。ひどいことをされたって気分にもならなかった。自分でも望んでいたのかもしれないなあと思った。それに、なんだかよくわからないけど興奮して気持ち良かったから、まあいいかと思った。そして、彼の告白を受け入れた。
その時は彼に対してそんなに好きとかそういう感情はなかった。単なる友人の延長って感じ。そして、キスをしたり、裸にされて抱きしめられているうちに彼のことをなんとなく、だんだんと好きになってしまった。何度も口でされたからかもしれないなあ、あの快感にはなんとも言えない気持ち良さがあった。あそこから液が出る瞬間、すごく気持ちいいんだ。それをしてくれるのが仲の良い彼だったからかなあ。まあ、なんとなく好きって感じで、友情以上、愛情未満って感じだった。
それから、彼との付き合いはだいたい彼が主導。なんとなく彼は僕を従わせようとするのが好きだったみたい。そして、さっき言ったけど僕はそれが不快ではなかった。彼に支配されたって感じになるのが気持ちがよかった。どうも、やはり僕は人に従うのが好きみたいだとその時思った。いや、従うって言うか支配されたい、征服されたいって気分だった。身も心も完全に支配されたいってのが僕の願望にあったみたい。
そして、他のクラスメイトには内緒で付き合っていた。彼とは遊園地に行ったり、映画を見に行ったりと楽しく過ごした。それでその彼に誘われて、野球のクラブに入ったの。彼はけっこう活躍してたけど、僕の方は全然ダメだった。でも、だらだらとした活動のクラブだったので、ミスっても怒られなかったので特に問題はなかったし、面白かった。
そして、ある日、彼から後ろの穴でしたいと言われた。僕と一つになりたい、身も心もだって。心も一緒ってなんか大げさだなあとも思ったけど。でも、僕の方も自分の全てを誰かに支配されたい、征服されたいって願望があったから同じかな。とにかく、僕の中に出したいって言われた。僕はちょっと悩んでしまった。後ろの穴なんかで出来るのかなあって。すると彼が、絶対、痛くしないからと言うので、従うのが好き、支配されて征服されるのが好きな僕は、まあいいやってことになったんだけど、これが準備段階で浣腸したり、中を洗浄するんだ。面倒だなあとも思った。それに、いきなり入れるのは無理というわけで訓練することになったんだ。
アナルプラグと言うシリコン製の大人のおもちゃとかを入れて、それを少しずつ大きいのと交換していくという後ろの穴の拡張訓練をされた。他の皆さんもこういうことをしているのかなあ。トイレなどで排泄する時以外は常に入れていた。時間がかかってしまった。けど、まあ、普通は出すところだから仕方がない。ただ、これも気持ちよくて、ちょっと癖になってしまった。その他の浣腸器具とかは彼が通販で買って用意した。
そして、そろそろいいだろうと彼が言い出した。彼も我慢できなくなったみたい。彼の家に呼ばれて、僕は向こうの言うがままに浴室で全裸になる。もちろん、家には彼と僕だけ。やはり、彼の命令を聞くのが気持ち良かった。僕にはそういうところがあるんだと再び思った。彼のものになったって気持ちになって興奮してしまった。奴隷願望かなあ。ちょっと変かなあ。とにかく、やはり人に従うのが好きなんだなあとその時、僕は思った。
浴室に付いていた鏡を見る。僕はあそこの毛が生えてない。正直、あそこも小さい。その時、中学二年生だったが、まだ小学生みたいだなと自分でも思った。なんだか、胸も少し膨らんでいるような気がする。顔もショートヘアの女の子みたいだった。可愛らしい顔をしていると妹に言われたことがある。自分でも女の人みたいだなあと思った。
偶然だとは思うけど、僕は小学校、中学校を通してわりと大人しめの生徒たちが集まるクラスにいつも所属していた。そんなわけで、僕が女の子っぽいこともあまりからかわれたことはない。ただ、大人しい同級生と言っても中学二年生くらいになると、まるで中年のおっさんみたいな生徒もいた。そんなクラスメイトにくらべると、僕は成長が遅いというか、中性的というか、とにかく普通の男性とは違うなあと自分でも思っていた。
彼の家は共働きで普段家に居るのは一人息子の彼だけ。そこで、こっそりと昼間に浴室で、浣腸したりと腸内洗浄の訓練をした。浴室で浣腸をする。彼の前で全裸で四つん這いになって、排泄するのは恥ずかしいのと同時に、なぜか興奮したりした。辱めを受けてるのに興奮しているの。僕は変態かなあとも思った。そして、何度も何度も中を洗浄してもらった。肛門から噴き出る液体が透明になるまで、何度も浣腸してもらい、それがまた気持ち良かったりした。
最初は臭いとか気になったけど、何度もしているうちに慣れてしまった。そして、夏休みの後半。後ろの穴の初めてを彼に捧げたのだが、彼、だいぶネットとかで勉強したらしく、ローションとかをたっぷりと使い、なるべく僕が痛がらないようにして、あの行為をした。
彼の命令で、ベッドの上で全裸で四つん這いになる。彼はまずはローションまみれの指で僕の後ろの穴を揉み込んだ。僕はつい喘ぎ声を出してしまった。
「あ……いい……」
だいぶ長い時間をかけて僕の肉穴を柔らかくしていく彼。
「薫、もっと力を抜いて」
「はい……」
正直に言うと、気持ち良くて仕方が無かった。彼にお尻を向けて、後ろの穴をもてあそばれているみたい。彼は真剣に僕が痛くならないように指を奥深く入れたりしてたんだけど、それがまた気持ちがいいんだ。すっかりお尻を高々と上げて、顔はベッドに付けて快感に震えている僕。
「そろそろいいかな、じゃあ、薫、入れるよ」
「はい、お願いします……優しくしてください……」
「うん、大丈夫だよ、痛くないようにするから」
彼もちょっと緊張している感じだった。彼も初めてだったみたい。ゆっくりとローションまみれのアレを僕の後ろの穴に入れてきた。僕は後ろの穴の力を抜いて入れやすくする。
「あ……いい……いいです……」
僕は、思わず喘ぎ声を出してしまう。僕の声は甲高い。やっぱり女の人みたいだ。そして、かなり太いのを入れられたのに痛くない。アナルプラグで練習したおかげかな。それに彼が一生懸命に僕の後ろの穴を指でマッサージみたいな感じで揉んでくれたしね。
そして、彼のモノが根元まで入っていく。最初は、何とも言えない妙な気分になったけど、彼がピストン運動をして入れたり出したりを何度もしているうちに気持ちが良くなっていった。女性って、こんな感じで気持ち良くなるのかなあとも思ってしまった。違うのかな。僕は女性としたことがないのでよくわからない。
「薫、痛くない」
「うん、全然、痛くない」
「気持ちいいか」
「はい、気持ちいいです……とっても気持ちいいです……ああん、いい……」
後ろの穴に入れられて彼のものになった気分。彼に支配され征服された気分になった。それが気持ちがいいの。僕のあそこが硬くなっていく。それに、彼が僕の後ろの穴に入れてゆっくりと前後に動かしている間、僕の勃起したアレを手でさわってくれる。好きな人にさわられるとすごく気持ちがいい。どんどん彼の腰の動きが激しくなっていく。
「うう……そろそろ出そうだ」
「あん……僕も……ああ、い、いく……あっ、あっ、あっ、いい、ああん、もっと激しくして」
「出すよ、薫」
「はい、お願い、出して、いっぱい、ああ、僕の中に出してえ!」
彼がうめいて、僕の中に出した。そして、僕も出してしまった。彼が僕のをさわっていたから、その時一緒に出したの。なぜか、すごく感動しちゃった。それからも何度も彼とはした。四つん這いになって、彼が僕のをしごく。そうしながら、彼は腰を僕のお尻に打ち付ける。
「薫のお尻はきれいだなあ、肌がスベスベして」
「あっ、気持ちいい、もっとさわって! お願い、さわって!」
僕のお尻を撫で回す彼。それがまた気持ち良く、また、後ろから手を回して胸もまさぐってくる。それもまた気持ちがいいんだ。そして、僕が出すのと同時に、彼の白い体液が僕の中に入って来る。とっても気持ちがいい。彼は出した後も、僕の後ろの穴を舐めてくれたりと、僕をさらに気持ちよくさせようといつも頑張ってくれていたので、ますます彼の事が好きになった。
とにかく、一緒にいると楽しい。心の底から愛してるってわけではなかったけど。なんとなく単なる仲のいい友達って感じ。やはり友達以上恋人未満。でも、それで充分じゃないかとその時は思っていた。
そして、また、ある日、彼の家で浣腸してもらい、中を洗浄してもらった。僕はベッドに横になる。体をまさぐられ、ものすごく気持ちがよくなった。そして、ある程度、僕が興奮したのがわかると、四つん這いにされて、後ろの穴に挿入される。僕の後ろの穴はだいぶ拡張されたようで、今はかなりスムーズにできるようになった。いつものように僕のアレを彼はしごく。それと同時に僕の後ろの穴を激しく責める。
「あ、いいです……あっ、あっ、あっ、いい、もっと責めて、僕を支配して、征服してえ!」
「薫、俺のものになるか」
「はい……なります……」
そして、同時にいった。その後、抱き合って少し眠る。すごくリラックスできる。彼のものになるってあっさりと答えてしまった。そして、そうなることが気持ちがいいんだ。どうも、僕は人に依存しやすい体質みたいだなあ。彼とは一生このままでいいかなあとも思っていた。いろんな格好で愛されては、その姿を鏡で見て興奮する。僕の後ろの穴にローションまみれの彼のモノが出たり入ったりするの。それを見てさらに興奮したり。その後、抱き合って少し眠る。毎日がとても楽しかった。
しかし、ある日、突然、別れることになった。彼が遠くに引っ越すことになったからだ。残念だったけど、これも運命だから仕方がないとも思った。彼との最後の日、放課後、誰もいない学校の教室でキスをした。夕日が落ちていく中、制服姿で長々と抱き合った。彼は泣いていた。僕も涙目になっていた。その後、彼とは会ってない。
なんとなく心に穴が開いたような感じ。それに僕を抱いてくれる人がいなくなってしまった。自分で一人でするよりも、抱かれる方が気持ちがいい。その後、高校に入ったのだが、依然として、僕の体はあまり成長しない感じだった。部活動も特にどこにも入る気はしなかった。島谷勇気先輩を見るまでは。
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