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第11話:妹にバレる
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次の日。
昼頃、家に帰った。
親は全然別に気にしてないみたいだけど、昨夜はさんざん石川先輩としまくったなんて、全く想像してないだろうなあ。ボンデージファッションで後ろの穴に白濁液を注ぎ込まれた。僕も何度も出しちゃった。それに、後ろの穴に入れられただけで、一切、アレにさわらないで出しちゃった。昨夜の光景を思い出して、また、あそこが硬くなってしまう。ああ、ちょっとは別のことをしなければと珍しく勉強をしていると、妹の香が部屋に入ってきた。なぜか深刻な顔をしている。
「ねえ、お兄ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「なに?」
「……はっきり言っちゃうけど、お兄ちゃんって、あの石川って三年生と付き合ってんの?」
突然、本当の事を言われて仰天する僕。その僕の表情を見て察してしまう、妹の香。
「ふーん、まあ、お兄ちゃんかわいいもんねえ。あたしから見てもかわいいと思う。本当に女の子みたいだもん」
「な、なんで知ってんの」
「見ちゃったのよ」
「え、香が」
「違うわよ、あたしのバトミントン部の先輩、この前の試合も応援に来てたでしょ」
「なんでその人が見たの。と言うか、なにを見たの」
「お兄ちゃんと石川先輩が、その石川先輩の家の玄関とかいろんな場所で、あの……しているのを見ちゃったの。なんか喘ぎ声が聞こえてきたんだって、大声をあげてたみたいよ。それで、てっきり石川先輩が浮気しているんだって思って、ちょっと家の裏に回って窓の隙間から覗いたみたい。そしたら、お兄ちゃんとその石川先輩が玄関とかで抱き合っているのを見たんだって。大きい鏡の前でしてたようですけど」
なんとなく困った顔をしている妹。僕は動揺した。浮気ってどういうことだろう。覗いて見た香の先輩は女子生徒。まさか、石川先輩は女性と付き合ってたのか。女性が好きだったの?
「もう、びっくりしたみたいよ。彼女」
「あの、もしかして、香の先輩って、石川先輩の彼女なの」
「そうよ。今日の試合に勝ったから家まで激励に行ったわけ。連絡無しで行って、ちょっと驚かせようとしたみたいね。でも、なかなか戻って来ない。そしたら、お兄ちゃんと石川先輩が帰ってきたけど、その石川先輩がお兄ちゃんのお尻をさわってたの。それを見て思わず隠れちゃったんだって。何か変だなあって思ったみたいよ。で、見ちゃったのよ。先輩はそういう男同士のに興味がないので衝撃を受けたようね、携帯電話を私のとこにかけてきて、泣いてたわよ」
石川先輩には彼女がいたんだ。僕はショックを受けた。男が好きだったわけじゃないんだ。もしかしたら石川先輩は僕のことを本当に女として乱暴しているように感じていたかもしれない。
『俺の女になれ』
そんな風に言ってたなあ、石川先輩。ひょっとして僕のことを彼女の代用品として扱っていたのか。彼女には出来ないことを僕にしていただけじゃないのだろうか。あんな破廉恥な行為。
気持ち良かったけど。でも、彼女には嫌われたくないからできないけど、僕なんておもちゃなんだからひどい行為をしても構わないってことなの。僕のことなんて全然好きじゃなかったんだ。ひどいと思う。けど、僕は気持ち良くなっていたんだ。僕の頭は混乱した。
そして、思い出した。初めてラブホテルへ行って、僕の後ろの穴に入れる時、ちょっと躊躇してたなあ。戸惑っていたような感じもしたなあ、男と寝るなんて、俺は何をしているんだろうって感じだった。
「それでね、お兄ちゃんは石川先輩のこと好きなの」
石川先輩は嫌いではないけど、やっぱり僕は島谷先輩のことが好き。と言う事は僕も浮気してたってことなのかなあ。でもやっぱり、ひどいよ。あれだけ僕のことを抱いときながら実は女の人が好きだったなんて。
「まあ、そういうわけでね、次の試合は見に行かないから。もともと、私、野球なんかに興味なかったし、お兄ちゃんが試合に出るわけでもないしね」
「あれ、じゃあ、何で応援に来てたの」
「そりゃ先輩に付き合っただけよ。彼氏の石川先輩が出場してるんだから。でも今、お二人はトラブってるようだからね。でも頑張ってね、野球。後、やっぱりお兄ちゃんって男の人が好きだったんだ。なんかそんな感じがしてたんだな。けどまあ、私としては別にそういうの嫌いじゃないよ。愛があるならいいんじゃないの。お兄ちゃんのことも嫌いにならないよ。ただ、石川先輩とはもう終わりにしたほうがいいんじゃないかしら」
終わりにするかあ。確かに彼女の代用品なんて嫌だなあ。僕の事を愛しているなら、どんな行為でも受け入れるけど。まあ、実際のところ、僕自身がその変態行為を楽しんでたような気もするけどね。それに、石川先輩に抱いてもらってる時は気持ちよかったけど、実際は島谷先輩のことを考えていたんだよなあ。僕にとっては石川先輩は島谷先輩の代用品。じゃあ、お互い様じゃないか。
石川先輩との関係は清算したほうがいいのかな。と言うか、彼女に無理矢理別れさせられるんじゃないのだろうか。石川先輩と彼女とはどういう関係なのかなあ。そういや、妹とその先輩とはどんな関係なんだろう。
「もしかして香はその女子の先輩と、その付き合ってんの、それとも片思いなの」
「何言ってんのよ。付き合ってないわよ。片思いもしてないって、女なんかに。あっ、別にその同性愛は別にかまわないんじゃないの。彼女とは単なる友達よ。さて、じゃあ、次の試合も頑張ってね、陰ながら応援するわ」
部屋から出て行く妹。妹はノーマルか。そうだよなあ。実際、最近はLGBTQとか言ってるけど、ノーマルな人の方が圧倒的だし、結局、差別はされるもんなあ。
昼頃、家に帰った。
親は全然別に気にしてないみたいだけど、昨夜はさんざん石川先輩としまくったなんて、全く想像してないだろうなあ。ボンデージファッションで後ろの穴に白濁液を注ぎ込まれた。僕も何度も出しちゃった。それに、後ろの穴に入れられただけで、一切、アレにさわらないで出しちゃった。昨夜の光景を思い出して、また、あそこが硬くなってしまう。ああ、ちょっとは別のことをしなければと珍しく勉強をしていると、妹の香が部屋に入ってきた。なぜか深刻な顔をしている。
「ねえ、お兄ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「なに?」
「……はっきり言っちゃうけど、お兄ちゃんって、あの石川って三年生と付き合ってんの?」
突然、本当の事を言われて仰天する僕。その僕の表情を見て察してしまう、妹の香。
「ふーん、まあ、お兄ちゃんかわいいもんねえ。あたしから見てもかわいいと思う。本当に女の子みたいだもん」
「な、なんで知ってんの」
「見ちゃったのよ」
「え、香が」
「違うわよ、あたしのバトミントン部の先輩、この前の試合も応援に来てたでしょ」
「なんでその人が見たの。と言うか、なにを見たの」
「お兄ちゃんと石川先輩が、その石川先輩の家の玄関とかいろんな場所で、あの……しているのを見ちゃったの。なんか喘ぎ声が聞こえてきたんだって、大声をあげてたみたいよ。それで、てっきり石川先輩が浮気しているんだって思って、ちょっと家の裏に回って窓の隙間から覗いたみたい。そしたら、お兄ちゃんとその石川先輩が玄関とかで抱き合っているのを見たんだって。大きい鏡の前でしてたようですけど」
なんとなく困った顔をしている妹。僕は動揺した。浮気ってどういうことだろう。覗いて見た香の先輩は女子生徒。まさか、石川先輩は女性と付き合ってたのか。女性が好きだったの?
「もう、びっくりしたみたいよ。彼女」
「あの、もしかして、香の先輩って、石川先輩の彼女なの」
「そうよ。今日の試合に勝ったから家まで激励に行ったわけ。連絡無しで行って、ちょっと驚かせようとしたみたいね。でも、なかなか戻って来ない。そしたら、お兄ちゃんと石川先輩が帰ってきたけど、その石川先輩がお兄ちゃんのお尻をさわってたの。それを見て思わず隠れちゃったんだって。何か変だなあって思ったみたいよ。で、見ちゃったのよ。先輩はそういう男同士のに興味がないので衝撃を受けたようね、携帯電話を私のとこにかけてきて、泣いてたわよ」
石川先輩には彼女がいたんだ。僕はショックを受けた。男が好きだったわけじゃないんだ。もしかしたら石川先輩は僕のことを本当に女として乱暴しているように感じていたかもしれない。
『俺の女になれ』
そんな風に言ってたなあ、石川先輩。ひょっとして僕のことを彼女の代用品として扱っていたのか。彼女には出来ないことを僕にしていただけじゃないのだろうか。あんな破廉恥な行為。
気持ち良かったけど。でも、彼女には嫌われたくないからできないけど、僕なんておもちゃなんだからひどい行為をしても構わないってことなの。僕のことなんて全然好きじゃなかったんだ。ひどいと思う。けど、僕は気持ち良くなっていたんだ。僕の頭は混乱した。
そして、思い出した。初めてラブホテルへ行って、僕の後ろの穴に入れる時、ちょっと躊躇してたなあ。戸惑っていたような感じもしたなあ、男と寝るなんて、俺は何をしているんだろうって感じだった。
「それでね、お兄ちゃんは石川先輩のこと好きなの」
石川先輩は嫌いではないけど、やっぱり僕は島谷先輩のことが好き。と言う事は僕も浮気してたってことなのかなあ。でもやっぱり、ひどいよ。あれだけ僕のことを抱いときながら実は女の人が好きだったなんて。
「まあ、そういうわけでね、次の試合は見に行かないから。もともと、私、野球なんかに興味なかったし、お兄ちゃんが試合に出るわけでもないしね」
「あれ、じゃあ、何で応援に来てたの」
「そりゃ先輩に付き合っただけよ。彼氏の石川先輩が出場してるんだから。でも今、お二人はトラブってるようだからね。でも頑張ってね、野球。後、やっぱりお兄ちゃんって男の人が好きだったんだ。なんかそんな感じがしてたんだな。けどまあ、私としては別にそういうの嫌いじゃないよ。愛があるならいいんじゃないの。お兄ちゃんのことも嫌いにならないよ。ただ、石川先輩とはもう終わりにしたほうがいいんじゃないかしら」
終わりにするかあ。確かに彼女の代用品なんて嫌だなあ。僕の事を愛しているなら、どんな行為でも受け入れるけど。まあ、実際のところ、僕自身がその変態行為を楽しんでたような気もするけどね。それに、石川先輩に抱いてもらってる時は気持ちよかったけど、実際は島谷先輩のことを考えていたんだよなあ。僕にとっては石川先輩は島谷先輩の代用品。じゃあ、お互い様じゃないか。
石川先輩との関係は清算したほうがいいのかな。と言うか、彼女に無理矢理別れさせられるんじゃないのだろうか。石川先輩と彼女とはどういう関係なのかなあ。そういや、妹とその先輩とはどんな関係なんだろう。
「もしかして香はその女子の先輩と、その付き合ってんの、それとも片思いなの」
「何言ってんのよ。付き合ってないわよ。片思いもしてないって、女なんかに。あっ、別にその同性愛は別にかまわないんじゃないの。彼女とは単なる友達よ。さて、じゃあ、次の試合も頑張ってね、陰ながら応援するわ」
部屋から出て行く妹。妹はノーマルか。そうだよなあ。実際、最近はLGBTQとか言ってるけど、ノーマルな人の方が圧倒的だし、結局、差別はされるもんなあ。
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