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第六章
第71話 プリン
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縮地と昇華のスキルを使って、レイミはガルーダ王国の墓地から、帝国首都の自室まで一瞬で戻ってきた。
昇華は、他のスキルと組み合わせる事で、より高い効果を得られるという事になる。
試しにクモ糸を使ってみたところ、身体以外の場所からクモ糸を射出したり、3次元的にクモ糸を張る事ができたのだ。
つまり、クモ糸でニットの生地が作れてしまうのだ。
とはいえ、作れるハズなのだが、繊維の構造など、レイミが知るハズもない。
せいぜい、編み物の構造で布を作るのがやっとだった。
それでも、氷魔法を昇華させて雪を降らせてみたり、魔道具師のスキルを昇華させて二重構造の魔法陣を書く事もできるようになった。
そして翌日、レイミは31人の奴隷について引き渡しを受けるために城を訪れた。
最初に父のもとを訪れて頼まれていた洗脳マシーンを手渡す。
「お酒を飲まないと暴力を振るわないの洗脳マシーン20台です。」
「おお、すまんな。じゃあ、試しにこの部屋に置いといてみんなトイレに行くたびにやらせるか。」
「あっ、局長それいいと思います!」
「待て待て、酒くらい飲ませてくれよ!」
「だったら、暴言禁止とエッチな目で女性を見ないとか!」
「そんな事いうんなら、スイーツ禁止と焼き菓子禁止にしましょう!」
「お前らなあ、これは治療目的の魔道具なんだぞ。」
「あっ、差し入れを持ってきたんでした。商会で始めたタマゴを使ったプリンというスイーツなんです。こっちの包みは王妃様に届けてくださいな。」
「おっ、プリンか。こいつは王妃様も驚くだろうな。」
「やった!ありがとうございます。スイーツに偏見を持ってる男には食べさせないようにしまーす。」
「ま、待ってくれよ。レイミさんの差し入れは別だろ……」
「ウフフッ、喧嘩しないで仲良く食べてくださいね。」
王妃の元に届けた15個と生活向上局に35個渡されたプリンの噂は、あっという間に城中に伝わった。
噂が広がる中、レイミはジェームズを訪ね、簡単な書類にサインをしてジェームズ隊長に書類を返す。
「じゃあ、31名の奴隷を引き渡します。」
「何か、注意する事はありますか?」
「大丈夫だと思いますが、暴力を受けていた者が多いので気を付けてください。まだ、治療中の者もいますので。」
「それなら、先に治療をしちゃいましょうか。ちょっと特殊なスキルを手に入れて、骨折くらいなら一瞬で治せるようになりましたから。」
昨夜、治癒(ヒール)と昇華を同時に展開し、イブの骨折を治療したのだ。
流石に欠損した左手と眼球の修復はできなかったが、イブはギプスを外して今朝から歩く訓練を始めている。
5名程のケガ人を治して、レイミは31人の奴隷を連れて外へ出た。
「どうやって連れていくんですか?」
「うふふっ、これよ。」
レイミは収納から学校の教室くらいの大きさの小屋を取り出した。
「えっ?基地の時と同じ小屋ですよね。」
「そう。考えてみたら、自分のスキルを使うのなら、魔道具である必要はないのよね。このまま中に入ってもらって、重力魔法で飛んでいけばいいいのよね。トイレやキッチンもあるから、結構快適なハズよ。」
「こ、これって、50人規模の小隊を、武装したまま運べるんじゃないですか……、どれくらいの速度で飛べるんですか?」
「防風を含んだ結界は魔道具で発動させるから、重力制御だけでしょ。音速を超えるのは怖いから、時速1000kmくらいかな。」
「まさか、バスチャ領まで30分でいくつもりですか!」
「あっ、2階建てにすれば、100人くらい乗っていけるわね。」
「要塞じゃないですか!」
「あっ、乗りたくなったのね。しょうがないなぁ。」
「き、緊急事態を想定して、どんな使い方ができるのか知りたいだけです。」
「まあ、確かに2階にレーザー砲の銃座をつければ要塞よね。」
「レーザー砲?」
「ほら、光の魔石の射程を1kmにして、上級の魔石をつけてみたの。1cmの光線だけど、威力は絶大よ。」
「も、もしかして、4つの町を独立させて帝国を制圧するとか考えてないですよね。」
「いやあねぇ。お父様がいるうちは、そんな事しないわよ。陛下や王妃様との関係も悪くないし、お爺様だっているんですから、帝国と敵対とかあり得ないですよ。」
「で、では、もしも先日のラスン伯爵が、クーデターをおこしたら?」
「私が手を出す事はないですよ。でも、身内に危害が及ぶようなら容赦しないと思いますけどね。」
「レイミ様が容赦しないって……、あの時を知っている私としては恐怖しかないですよ。」
「イヤですわ。こんな見るからに淑女のわたくしが怖いだなんて。」
「まあ、淑女というのは否定しませんが、あのマーダーエイプに少しずつ対応していって、追い詰めるところを見ていますからね。」
「まさか、おかしな噂とか流していませんわよね?」
「噂というか、多くの兵士が一緒に行動させていただきましたからね。噂とかじゃなくて、体験を話しているだけだと思いますよ。」
「ねえ、あなた。ジェームズ隊長の補佐官なのかしら?」
「はい!補佐官のリーゼと申します。」
「隊長は私の事何て言ってるのかしら?」
リーゼはジェームズをチラリと見て応えた。
「隊長はレイミ様の事を絶賛されています。下位の兵士まで気にかけていただき、効果的な魔道具を提供していただくだけでなく、治癒師として優れたお力を示され兵士からは女神様と崇められていると伺っています。」
ジェームズがウンウンと頷いている。
「まあ!隊長はちゃんとフォローしてくださる補佐官がおられるんですね。」
「ええ。そういえば彼女はバスチャ領出身なんですよ。」
「あらっ、そういえばブラをつけていらっしゃるみたいですね。」
「あっ……、家族が送ってくれたんです。とても動きやすいので、こればっかり使わせていただいているんですよ。」
「うふふっ、嬉しい事を言ってくれますね。それで、隊長が同行するとして、帰りはどうしますの?」
「ああ、リーゼに自走車で迎えにこさせようかと考えています。」
「んーっ、隊長の収納に、これは入るかしら。」
レイミは収納からジェットの4人乗りを取り出して見せた。
「こ、これって、レイミ様専用の”ジェット”というヤツですよね!車輪なしの飛行に特化したという!」
「え、ええ。改造したので、時速800kmは出ると思います。表面はチタンで薄くコーティングしたので、キレイなブルーでしょ。」
「はい!チタンブルーというヤツですよね。以前、陛下が帯剣されているのを拝見して、キレイな青なんだと思ってました。こんなに近くで拝見できるなんて感激です。」
「うふふっ、面白い補佐官ですね。」
「あっ、興奮してしまい……失礼いたしました。」
「こいつは、自走車マニアなんですよ。自走車を操縦したくて志願してきた変人なんですけどね。あー、収納は殆ど入れてないですから……ああ、入りますね。」
「じゃあ、隊長さんに貸しておきますわ。何かあった時に、収納に入っていれば、どこからでも駆けつけられるでしょ。リーゼさんに操縦を任せてもいいし。」
「えっ!私が乗ってもいいんですか!」
「別に、私が操縦するから、君の出番はないと思うけどな。」
「そんなぁ……さっきだって、隊長の不利になる事は黙ってたじゃないですか!」
「コホン。めったな事を言うんじゃない。」
「でも、時速800kmですよ。やっぱり、普段から操縦訓練をしておかないと危険ですよ。ねっ、私がちゃんと運転手しますから。」
こうして、隊長と補佐官を乗せてアルミ製の小屋は浮かび上がった。
【あとがき】
新キャラ、リーゼ登場。
いつもお読みいただきありがとうございます。
♡をくださり、励みになっています。
身体の障害についてですが、私自身が左手のマヒという障害をもっており、不自由さを実感しています。
例えば菓子の袋が開けられないとか、ペットボトルのキャップが開けられないとかですね。
狭いベッドの隙間に落ちてしまって、うまく抜け出せずにジタバタあがいたり、バイクのブレーキレバーを握れずに免許が更新できなかったり、まあ小さな事ですが色々と不便はあります。
そうそう、タイピングも右手1本なので、昔よりは大分時間がかかっていますね。
昇華は、他のスキルと組み合わせる事で、より高い効果を得られるという事になる。
試しにクモ糸を使ってみたところ、身体以外の場所からクモ糸を射出したり、3次元的にクモ糸を張る事ができたのだ。
つまり、クモ糸でニットの生地が作れてしまうのだ。
とはいえ、作れるハズなのだが、繊維の構造など、レイミが知るハズもない。
せいぜい、編み物の構造で布を作るのがやっとだった。
それでも、氷魔法を昇華させて雪を降らせてみたり、魔道具師のスキルを昇華させて二重構造の魔法陣を書く事もできるようになった。
そして翌日、レイミは31人の奴隷について引き渡しを受けるために城を訪れた。
最初に父のもとを訪れて頼まれていた洗脳マシーンを手渡す。
「お酒を飲まないと暴力を振るわないの洗脳マシーン20台です。」
「おお、すまんな。じゃあ、試しにこの部屋に置いといてみんなトイレに行くたびにやらせるか。」
「あっ、局長それいいと思います!」
「待て待て、酒くらい飲ませてくれよ!」
「だったら、暴言禁止とエッチな目で女性を見ないとか!」
「そんな事いうんなら、スイーツ禁止と焼き菓子禁止にしましょう!」
「お前らなあ、これは治療目的の魔道具なんだぞ。」
「あっ、差し入れを持ってきたんでした。商会で始めたタマゴを使ったプリンというスイーツなんです。こっちの包みは王妃様に届けてくださいな。」
「おっ、プリンか。こいつは王妃様も驚くだろうな。」
「やった!ありがとうございます。スイーツに偏見を持ってる男には食べさせないようにしまーす。」
「ま、待ってくれよ。レイミさんの差し入れは別だろ……」
「ウフフッ、喧嘩しないで仲良く食べてくださいね。」
王妃の元に届けた15個と生活向上局に35個渡されたプリンの噂は、あっという間に城中に伝わった。
噂が広がる中、レイミはジェームズを訪ね、簡単な書類にサインをしてジェームズ隊長に書類を返す。
「じゃあ、31名の奴隷を引き渡します。」
「何か、注意する事はありますか?」
「大丈夫だと思いますが、暴力を受けていた者が多いので気を付けてください。まだ、治療中の者もいますので。」
「それなら、先に治療をしちゃいましょうか。ちょっと特殊なスキルを手に入れて、骨折くらいなら一瞬で治せるようになりましたから。」
昨夜、治癒(ヒール)と昇華を同時に展開し、イブの骨折を治療したのだ。
流石に欠損した左手と眼球の修復はできなかったが、イブはギプスを外して今朝から歩く訓練を始めている。
5名程のケガ人を治して、レイミは31人の奴隷を連れて外へ出た。
「どうやって連れていくんですか?」
「うふふっ、これよ。」
レイミは収納から学校の教室くらいの大きさの小屋を取り出した。
「えっ?基地の時と同じ小屋ですよね。」
「そう。考えてみたら、自分のスキルを使うのなら、魔道具である必要はないのよね。このまま中に入ってもらって、重力魔法で飛んでいけばいいいのよね。トイレやキッチンもあるから、結構快適なハズよ。」
「こ、これって、50人規模の小隊を、武装したまま運べるんじゃないですか……、どれくらいの速度で飛べるんですか?」
「防風を含んだ結界は魔道具で発動させるから、重力制御だけでしょ。音速を超えるのは怖いから、時速1000kmくらいかな。」
「まさか、バスチャ領まで30分でいくつもりですか!」
「あっ、2階建てにすれば、100人くらい乗っていけるわね。」
「要塞じゃないですか!」
「あっ、乗りたくなったのね。しょうがないなぁ。」
「き、緊急事態を想定して、どんな使い方ができるのか知りたいだけです。」
「まあ、確かに2階にレーザー砲の銃座をつければ要塞よね。」
「レーザー砲?」
「ほら、光の魔石の射程を1kmにして、上級の魔石をつけてみたの。1cmの光線だけど、威力は絶大よ。」
「も、もしかして、4つの町を独立させて帝国を制圧するとか考えてないですよね。」
「いやあねぇ。お父様がいるうちは、そんな事しないわよ。陛下や王妃様との関係も悪くないし、お爺様だっているんですから、帝国と敵対とかあり得ないですよ。」
「で、では、もしも先日のラスン伯爵が、クーデターをおこしたら?」
「私が手を出す事はないですよ。でも、身内に危害が及ぶようなら容赦しないと思いますけどね。」
「レイミ様が容赦しないって……、あの時を知っている私としては恐怖しかないですよ。」
「イヤですわ。こんな見るからに淑女のわたくしが怖いだなんて。」
「まあ、淑女というのは否定しませんが、あのマーダーエイプに少しずつ対応していって、追い詰めるところを見ていますからね。」
「まさか、おかしな噂とか流していませんわよね?」
「噂というか、多くの兵士が一緒に行動させていただきましたからね。噂とかじゃなくて、体験を話しているだけだと思いますよ。」
「ねえ、あなた。ジェームズ隊長の補佐官なのかしら?」
「はい!補佐官のリーゼと申します。」
「隊長は私の事何て言ってるのかしら?」
リーゼはジェームズをチラリと見て応えた。
「隊長はレイミ様の事を絶賛されています。下位の兵士まで気にかけていただき、効果的な魔道具を提供していただくだけでなく、治癒師として優れたお力を示され兵士からは女神様と崇められていると伺っています。」
ジェームズがウンウンと頷いている。
「まあ!隊長はちゃんとフォローしてくださる補佐官がおられるんですね。」
「ええ。そういえば彼女はバスチャ領出身なんですよ。」
「あらっ、そういえばブラをつけていらっしゃるみたいですね。」
「あっ……、家族が送ってくれたんです。とても動きやすいので、こればっかり使わせていただいているんですよ。」
「うふふっ、嬉しい事を言ってくれますね。それで、隊長が同行するとして、帰りはどうしますの?」
「ああ、リーゼに自走車で迎えにこさせようかと考えています。」
「んーっ、隊長の収納に、これは入るかしら。」
レイミは収納からジェットの4人乗りを取り出して見せた。
「こ、これって、レイミ様専用の”ジェット”というヤツですよね!車輪なしの飛行に特化したという!」
「え、ええ。改造したので、時速800kmは出ると思います。表面はチタンで薄くコーティングしたので、キレイなブルーでしょ。」
「はい!チタンブルーというヤツですよね。以前、陛下が帯剣されているのを拝見して、キレイな青なんだと思ってました。こんなに近くで拝見できるなんて感激です。」
「うふふっ、面白い補佐官ですね。」
「あっ、興奮してしまい……失礼いたしました。」
「こいつは、自走車マニアなんですよ。自走車を操縦したくて志願してきた変人なんですけどね。あー、収納は殆ど入れてないですから……ああ、入りますね。」
「じゃあ、隊長さんに貸しておきますわ。何かあった時に、収納に入っていれば、どこからでも駆けつけられるでしょ。リーゼさんに操縦を任せてもいいし。」
「えっ!私が乗ってもいいんですか!」
「別に、私が操縦するから、君の出番はないと思うけどな。」
「そんなぁ……さっきだって、隊長の不利になる事は黙ってたじゃないですか!」
「コホン。めったな事を言うんじゃない。」
「でも、時速800kmですよ。やっぱり、普段から操縦訓練をしておかないと危険ですよ。ねっ、私がちゃんと運転手しますから。」
こうして、隊長と補佐官を乗せてアルミ製の小屋は浮かび上がった。
【あとがき】
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身体の障害についてですが、私自身が左手のマヒという障害をもっており、不自由さを実感しています。
例えば菓子の袋が開けられないとか、ペットボトルのキャップが開けられないとかですね。
狭いベッドの隙間に落ちてしまって、うまく抜け出せずにジタバタあがいたり、バイクのブレーキレバーを握れずに免許が更新できなかったり、まあ小さな事ですが色々と不便はあります。
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