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第十一章
第188話 D大陸東
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「凄いです、お嬢。ここは漁場としてまったく荒らされていません。」
「どんな魚がいるの?」
「向こうで季節によって見られる魚が殆どですよ。あとは、大きなハタとイカの類が多いみたいですね。」
「エビとカニ・貝類は?」
「向こうよりも小ぶりですが、数は多そうです。」
「じゃあ、漁で生活していくのは大丈夫そうね。」
「それどころか、隣がケモノビトの集落なので、布製品は交換して貰えそうですし、生活は大幅に改善されると思います。」
「みんなはここへの移住に賛成なのね。」
「反対する理由がありませんよ。」
「レイミさん、この魚たちを持って行ってもらう事はできますか?」
「いいわよ。」
レイミは試験的に獲ってきた魚たちを収納にしまった。
「あとは、家を作らないといけないですね。」
「それなら、向こうの家をそのまま持ってくるのもアリだと思うわ。」
「えっ?」
「ほら、サトウキビの群生を運んだ時みたいに、家財道具毎家も運べるわよ。」
「ホントですか!」
「網とかの漁具は、家の中に入れておいてもらえれば一緒に運ぶから平気でしょ。」
「じゃあ、あとは皆を説得して人が移動するだけですね。」
「移動も、移動要塞を使えば200人を1回で運べるわよ。」
「ウソみたい……でも、何でここまでしてくれるんですか?」
「なあに、うちの村に移住してくるんだから、この程度は面倒をみてやるさ。その代わり、お前の親父殿には副村長として村の運営に携わってもらうからな。」
「えっ、村長はババ様ではないのですか?」
「ああ、実務は副村長に任せておるからな。ワシもレイミとの同行で村のことに構っている余裕がなくなってきておるでな、お前の親父殿に手伝って貰えるのは有難いのじゃ。」
「うっ、父上にそのような要職が勤まるでしょうか?」
「今の村は、ルンマーの一つの領地になっておる。今は村じゃが、規模が大きくなれば領主をおく領地になるじゃろう。どうじゃ、いっそのこと海人族から領主を出してみるか?」
「そ、そんな事……」
「親父殿が村をどういう方向に進めてくれるか次第じゃぞ。」
「そんなこと言われたって、うちの村は200人しかいないんですよ。」
「組織の人数なんて関係ないぞ。どれだけ先の事を見て村を運営していけるかが問題なんじゃ。どうじゃ、お主も親父殿を全面的に補佐して村の運営に携わってみてはどうじゃ。」
「えっ?」
「今回のように、里の移転のために下調べを行って、村長、親父殿に提言するのじゃろ。それを移転後も継続すれば良いだけじゃぞ。」
「これからの?」
「ああ。例えばサトウキビの栽培があるじゃろ。」
「はい。」
「畑を拡大して、刈り取りしてから絞って砂糖に加工する。そこまでを村で実現するにはどうしたらいい?」
「えっと、畑はいくらでも拡張できそうですが、タネとか確保しないといけないですね。刈り取りの道具を確保して、絞る工具も必要だし、煮詰めるナベとか炉とかも要りますよね……」
「レイミの頭の中には、そのための知識が詰まっておる。」
「えっ!ホントですか?」
「必要な機材は弟に作らせればようじゃろう。お主は作業場とかを整備して人手を確保すればよい。砂糖は高額で取引されるからな。それでルンマーの人を呼び寄せ、規模を拡大していけば良いじゃろう。そういう、先を見越した方策を親父殿に提言し、実現していくのじゃよ。」
「私にそんな事が?」
「現に、その第一歩を踏み出しておるじゃろう。」
海人族は数日間議論して移住を決めた。
レイミたちの強力もあって、家屋等の移設もスムーズに行われ、ケモノビトの村は民族混成の村へと変貌を遂げた。
「さて、こっちはエリーナ達に任せて、私たちはD大陸の探検に戻りましょうか。」
「おお、密林の調査じゃな。」
「何が出てくるか楽しみです。」
「ちょっと気になる事があって、真ん中くらいの山の上で、人みたいなモノが飛んでいたのよね。」
「人が飛ぶ?」
「羽みたいなのも見えたし……」
「長い間世界を旅してきたが、飛ぶ人間というのは見たことがないぞ。」
「私の知識の中では、トカゲみたいな恐竜から鳥に進化していったハズなんだけど、例えば進化の過程で骨を空洞にして……というか、身体を軽くできた種が飛ぶという能力を手に入れたみたいなのよね。」
「だが、ワイバーンも飛んでおるぞ。」
「あれは、被膜を使って滑空しているだけなのよね。スキルも使っているしね。」
「それならば、被膜を使って飛んでいるケモノもおるぞ。」
「そうなんだけど、それは結局滑空でしょ。完全な飛行能力を得たのは鳥だけなのよね。」
「まあ、実際に見てみれば分かるだろう。楽しみが増えたな。」
「まあね。」
「それで、南北どちらから手をつけるんですか?」
「北から始めましょ。私の知識にあるのは、アマゾン川っていう大きな川があって、色々な生物が住んでいたのよね。そこに魔物が加わっていたらどんな不思議生物が出てくるかワクワクしちゃうのよね。」
「個人的には、虫は避けたいですね。」
「だったら、結界を絶やさない事ね。」
「そうだな、お主はまだ再生出来ぬのだからな。」
「小さい頃は、普通にお嫁さんになって子供を産んで死んでいくんだなって思っていたんですけどね。」
「それは残念だったな。恨むならこんな世界にした神を恨むがよいぞ。」
「ババ様、それは罰当たりなセリフですわ。」
「何じゃ、そんな身体にされておいて、イカリはないのか。」
「そんな身体って、私はまだ普通の女の子ですよ。覚醒の時みたいなのは無くてもいいですから。」
「カグラちゃんヒドーい。私だって普通の女の子よ。この人たちと一緒にしないで。」
「待て!このジジイは元々シーサーペントだぞ!ワシのような少女と一緒にするでない!」
「何が少女だ!ババアのくせしやがって!」
「誰がババアじゃ!ワシなんぞ、レイミに比べたらカワイイもんじゃぞ。」
「へえ、婆様はそういう事を言うんですか。領域で囲えば、本来の見た目に戻せそうな気がするんだけどなぁ。」
「な、なにぃ!見ろ、本当のバケモノはこいつじゃ!」
その日、レイミたちは一旦屋敷に戻って探検の食料を補充した。
そして翌朝、D大陸東側の探検が始まった。
「カグラちゃん、結界は張った?」
「はい、1時間おきに張り治します。」
一行はボルブ国から北上し、海岸線を目指す。
移動手段は、昨日レイミが作ったキャタピラー付きの自走車だ。
だが、海に出て東に進路を変えたとたんに、それは走行不能に陥った。
「まいったわね。こんなに木が密集していたら自走車は入っていけないわ。」
「仕方ないのう。重力をゼロにして飛んでいくしかないじゃろう。なに、1日100km走れば10日で制覇できるじゃろうからな。」
「とりあえず、それしかなさそうだな。」
「はあ、最初からこれですか。すいません、ちょっと着替えます。」
カグラは収納からオレンジのレギンスと白いTシャツを出して巫女服を脱いだ。
「お待たせしました。参りましょう。」
4人は重力をゼロにして、木々を蹴り薄暗い森の中を飛んでいく。
「待って!何かいる!」
「ん、何じゃ?」
「サルだな。」
「ちっちゃいです。」
「サルというよりも、モモンガですかね。ほら、手足の間に被膜があります。」
それは20cm程の、小さなモモンガだった。
チッチッと威嚇音のような声を発している。
「ほう。こんなナリでも言語体系を持っておるようじゃな。」
「会話できそうですか?」
「ちょっと待っておれ…………単純な言葉しかないようじゃな。チチッ!」
モモンガたちは驚いた顔でババ様を見た。
「ジィーッ。」
【あとがき】
モモンガはげっ歯目つまりリスの仲間ですね。
「どんな魚がいるの?」
「向こうで季節によって見られる魚が殆どですよ。あとは、大きなハタとイカの類が多いみたいですね。」
「エビとカニ・貝類は?」
「向こうよりも小ぶりですが、数は多そうです。」
「じゃあ、漁で生活していくのは大丈夫そうね。」
「それどころか、隣がケモノビトの集落なので、布製品は交換して貰えそうですし、生活は大幅に改善されると思います。」
「みんなはここへの移住に賛成なのね。」
「反対する理由がありませんよ。」
「レイミさん、この魚たちを持って行ってもらう事はできますか?」
「いいわよ。」
レイミは試験的に獲ってきた魚たちを収納にしまった。
「あとは、家を作らないといけないですね。」
「それなら、向こうの家をそのまま持ってくるのもアリだと思うわ。」
「えっ?」
「ほら、サトウキビの群生を運んだ時みたいに、家財道具毎家も運べるわよ。」
「ホントですか!」
「網とかの漁具は、家の中に入れておいてもらえれば一緒に運ぶから平気でしょ。」
「じゃあ、あとは皆を説得して人が移動するだけですね。」
「移動も、移動要塞を使えば200人を1回で運べるわよ。」
「ウソみたい……でも、何でここまでしてくれるんですか?」
「なあに、うちの村に移住してくるんだから、この程度は面倒をみてやるさ。その代わり、お前の親父殿には副村長として村の運営に携わってもらうからな。」
「えっ、村長はババ様ではないのですか?」
「ああ、実務は副村長に任せておるからな。ワシもレイミとの同行で村のことに構っている余裕がなくなってきておるでな、お前の親父殿に手伝って貰えるのは有難いのじゃ。」
「うっ、父上にそのような要職が勤まるでしょうか?」
「今の村は、ルンマーの一つの領地になっておる。今は村じゃが、規模が大きくなれば領主をおく領地になるじゃろう。どうじゃ、いっそのこと海人族から領主を出してみるか?」
「そ、そんな事……」
「親父殿が村をどういう方向に進めてくれるか次第じゃぞ。」
「そんなこと言われたって、うちの村は200人しかいないんですよ。」
「組織の人数なんて関係ないぞ。どれだけ先の事を見て村を運営していけるかが問題なんじゃ。どうじゃ、お主も親父殿を全面的に補佐して村の運営に携わってみてはどうじゃ。」
「えっ?」
「今回のように、里の移転のために下調べを行って、村長、親父殿に提言するのじゃろ。それを移転後も継続すれば良いだけじゃぞ。」
「これからの?」
「ああ。例えばサトウキビの栽培があるじゃろ。」
「はい。」
「畑を拡大して、刈り取りしてから絞って砂糖に加工する。そこまでを村で実現するにはどうしたらいい?」
「えっと、畑はいくらでも拡張できそうですが、タネとか確保しないといけないですね。刈り取りの道具を確保して、絞る工具も必要だし、煮詰めるナベとか炉とかも要りますよね……」
「レイミの頭の中には、そのための知識が詰まっておる。」
「えっ!ホントですか?」
「必要な機材は弟に作らせればようじゃろう。お主は作業場とかを整備して人手を確保すればよい。砂糖は高額で取引されるからな。それでルンマーの人を呼び寄せ、規模を拡大していけば良いじゃろう。そういう、先を見越した方策を親父殿に提言し、実現していくのじゃよ。」
「私にそんな事が?」
「現に、その第一歩を踏み出しておるじゃろう。」
海人族は数日間議論して移住を決めた。
レイミたちの強力もあって、家屋等の移設もスムーズに行われ、ケモノビトの村は民族混成の村へと変貌を遂げた。
「さて、こっちはエリーナ達に任せて、私たちはD大陸の探検に戻りましょうか。」
「おお、密林の調査じゃな。」
「何が出てくるか楽しみです。」
「ちょっと気になる事があって、真ん中くらいの山の上で、人みたいなモノが飛んでいたのよね。」
「人が飛ぶ?」
「羽みたいなのも見えたし……」
「長い間世界を旅してきたが、飛ぶ人間というのは見たことがないぞ。」
「私の知識の中では、トカゲみたいな恐竜から鳥に進化していったハズなんだけど、例えば進化の過程で骨を空洞にして……というか、身体を軽くできた種が飛ぶという能力を手に入れたみたいなのよね。」
「だが、ワイバーンも飛んでおるぞ。」
「あれは、被膜を使って滑空しているだけなのよね。スキルも使っているしね。」
「それならば、被膜を使って飛んでいるケモノもおるぞ。」
「そうなんだけど、それは結局滑空でしょ。完全な飛行能力を得たのは鳥だけなのよね。」
「まあ、実際に見てみれば分かるだろう。楽しみが増えたな。」
「まあね。」
「それで、南北どちらから手をつけるんですか?」
「北から始めましょ。私の知識にあるのは、アマゾン川っていう大きな川があって、色々な生物が住んでいたのよね。そこに魔物が加わっていたらどんな不思議生物が出てくるかワクワクしちゃうのよね。」
「個人的には、虫は避けたいですね。」
「だったら、結界を絶やさない事ね。」
「そうだな、お主はまだ再生出来ぬのだからな。」
「小さい頃は、普通にお嫁さんになって子供を産んで死んでいくんだなって思っていたんですけどね。」
「それは残念だったな。恨むならこんな世界にした神を恨むがよいぞ。」
「ババ様、それは罰当たりなセリフですわ。」
「何じゃ、そんな身体にされておいて、イカリはないのか。」
「そんな身体って、私はまだ普通の女の子ですよ。覚醒の時みたいなのは無くてもいいですから。」
「カグラちゃんヒドーい。私だって普通の女の子よ。この人たちと一緒にしないで。」
「待て!このジジイは元々シーサーペントだぞ!ワシのような少女と一緒にするでない!」
「何が少女だ!ババアのくせしやがって!」
「誰がババアじゃ!ワシなんぞ、レイミに比べたらカワイイもんじゃぞ。」
「へえ、婆様はそういう事を言うんですか。領域で囲えば、本来の見た目に戻せそうな気がするんだけどなぁ。」
「な、なにぃ!見ろ、本当のバケモノはこいつじゃ!」
その日、レイミたちは一旦屋敷に戻って探検の食料を補充した。
そして翌朝、D大陸東側の探検が始まった。
「カグラちゃん、結界は張った?」
「はい、1時間おきに張り治します。」
一行はボルブ国から北上し、海岸線を目指す。
移動手段は、昨日レイミが作ったキャタピラー付きの自走車だ。
だが、海に出て東に進路を変えたとたんに、それは走行不能に陥った。
「まいったわね。こんなに木が密集していたら自走車は入っていけないわ。」
「仕方ないのう。重力をゼロにして飛んでいくしかないじゃろう。なに、1日100km走れば10日で制覇できるじゃろうからな。」
「とりあえず、それしかなさそうだな。」
「はあ、最初からこれですか。すいません、ちょっと着替えます。」
カグラは収納からオレンジのレギンスと白いTシャツを出して巫女服を脱いだ。
「お待たせしました。参りましょう。」
4人は重力をゼロにして、木々を蹴り薄暗い森の中を飛んでいく。
「待って!何かいる!」
「ん、何じゃ?」
「サルだな。」
「ちっちゃいです。」
「サルというよりも、モモンガですかね。ほら、手足の間に被膜があります。」
それは20cm程の、小さなモモンガだった。
チッチッと威嚇音のような声を発している。
「ほう。こんなナリでも言語体系を持っておるようじゃな。」
「会話できそうですか?」
「ちょっと待っておれ…………単純な言葉しかないようじゃな。チチッ!」
モモンガたちは驚いた顔でババ様を見た。
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