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第四章
第45話 土木大臣の不正
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「貴族の搾取っていうのは確かに問題ですよね。」
「そうです。平民である私たちは文句すら言えないんですよ。」
「そこは、これまで放置してきた王家にも問題はありますね。でも、先日防衛大臣が罷免されたでしょ。」
「でも、搾取されたお金は戻らない!」
「確かにそうですね。でも、防衛大臣一族の資産は没収されて、それは新しい公共事業に割り当てられますよ。」
「それだって、結局どっかの貴族の元に入るんじゃないのかよ!」
「えっとね、私はこの国の貴族じゃないし、そういうのはこの国の人に言ってくださらない?それとも、当事者には言えないから私に言ってるの?」
「うっ……」
「だけどね、今、この国は変わろうとしてるわ。あなた方がそれを支えて行かないとその改革も中途半端で終わっちゃうわよ。」
「だけど、俺たちは何をすればいいんだ?」
「一つは、産業大臣の後任に誰を選んだらいいのか、ちゃんと考えて行動を起こす。もう一つは、ちゃんと将来を考えて行動する事。」
「そんな事を言われても、どうやって行動すればいいんだよ!」
「少しは自分の頭で考えなさいよ。自分たちの事なのよ。」
「……」
「例えば、産業大臣に相応しい人を選んで、その人を推薦する署名を集める。最低でも職員の60%は欲しいわね。」
「やってみる……」
「それで、最初の話しに戻りますけど、下町を見れば結構この国に足りないものが見えてくるんですよね。」
「足りないというのは?」
「さっき言ったように、仕事が足りないのか賃金が低いのか、食料が足りないかもしれないし、下水設備や住宅の問題もあり得ますよね。税収が上がったのなら、そういうところに税金を投下すればいい。」
「でも、そんなの誰がやってくれるんですか!」
「相変わらず他人任せなのね。城勤めなんだから、自分で行動すればいいじゃない。」
「でも、自分の担当と違いますから。」
「だったら、担当が動くように行動なさいよ。一か所でムリなら、複数の部署をお互貸しなさい。それとも、この国では余計な仕事を作るなって文句を言われるのかしら?」
「……」
「そういう部門間の壁が厚いっていうのは、上の人間が自分にとってのメリットしか考えていないからよね。まあ、明日の視察次第で部門間に跨るプロジェクトを提案してあげるわよ。」
翌日、レイミはレオと共に王都内を馬車で巡回した。
「広場の噴水が止まって、側溝が干上がっていますね。場所によっては汚水が溜まっていて悪臭が出ているようです。」
「うーん、噴水だけじゃなくて、周りの井戸も干上がってそうだぞ。」
「ロンドさん、これって土木局とか内務局とかは把握しているんですかね?」
「城に戻ったら、至急調査させます。」
「その前に状況を確認しましょう。」
レイミは馬車から降りて探査で地下水の状況を確認した。
「水路は残っているけど、水がまったくないですね。水源が枯れているのかしら。ちょっと辿ってみましょう。」
一行は水源を辿って城壁の外に出た。
「あそこ、地下で城側の水路が塞がれて横に流れていますね。あっ、あそこの小屋から階段が掘られて降りられるみたいよ。」
「あっ、鎖と錠前で封鎖してあるな、切っちゃっていいか?」
「錬成で鎖を外せるわ。……これで錠前はそのままだし、後で戻しておきましょう。」
レオが先頭になって小屋を開け、階段を降りていく。
「ああ、これは人為的に水路を塞いでいるな。水の流れている方に何か施設があるのか?」
「どうですかね。地上に戻って水路を辿ってみましょうか。」
水路は城壁沿いに東へ流れており、100m程先で城壁の内側に引き込まれていた。
城壁の内側に行くと、そこは染織の工房になっていた。
「ここは?」
「2年ほど前にできた工房ですね。たしか、土木大臣の身内が経営してたと思います。」
「染織だと、相当水を使ってますよね。」
城に戻って土木局で確認をすると、職員が言い難そうな顔で応えてくれた。
「2年くらい前ですか、北西地区の噴水や井戸枯れは当然通報が入ったのですが、平民のしかも貧民区なので余計な手間をかけるなと指示されたので何も対応できていません。」
「問題が起きているのに何もしてないんですか?」
ロンド氏の問いに対応者も申し訳なさそうに応えた。
「すみません。上からの指示なもので……」
指示を出した課長を問い詰めると、土木大臣から指示が出ている事が判明した。
「カヤス大臣、北西地区の噴水や井戸枯れに対して、平民の貧民区だから余計な手間をかけるなと指示されたようですがどういう理由ですか?」
「いや、記憶にないな。そもそも、貧民街の井戸枯れ程度でワシが直接指示をすることなどあり得んだろ。」
「そんな、私ははっきりと大臣からの指示で……」
「知らん。お前。宰相のところのロンドだったか、何でお前がそんな事に首を突っ込んでくるんだ!これは越権行為だぞ!」
「こちらデカルト帝国からおいでのレオ殿下に同行した巡回で発見されたのですよ。殿下が対応される問題については、陛下から特別に権限を頂いておりますので問題はございません。」
「ふん、ワシの知ったことではないわ。」
「では、その地下水路の上流が人為的にせき止められていたのはご存じですか?」
土木大臣はあきらかに動揺をみせた。
「そ、そんな事をワシが知るハズがないだろ!」
「その変えられた水路の先に、カヤス染織工房があるのですが、これは大臣の叔父が経営している工房ですよね。」
「ワ、ワシは何も知らん!」
「そうであれば、せき止められた水路は復旧していいですよね。」
「と、当然だろ……」
「それから、当該の工房にも調査を入れましょう。あとは大臣の査問委員会開催も陛下に具申しておきましょう。」
「な、何故だ……」
「大臣が工房に便宜をはかった嫌疑ですよ。身内の工房ですから、まあ、普通は大した問題ではないはずですが、王都内の井戸を枯れさせたとなると犯罪ですよね。」
「知らん!ワシは何も……」
そのまま土木局の職員が職人を連れて現地確認を行い、水路はその日のうちに復旧した。
広場の噴水も確認され、魔石を交換して魔道具のポンプも復活した。
「やっぱり路上で生活している人が多いですね。それに露店も殆どないから食料も行き渡ってないし、何か手を打たないと……」
「農地の拡大でしょうかね。」
「でも、河川がないですからね。この地下水では心もとないし……」
「そうすると、こっちにも鳥の飼育施設ですか。」
「それだけだと少し弱いですね。鳥の数が少ないうちはそれほど人手も要らないし……」
「果樹園はどうだ?飛竜が果実を喰うんなら需要はあるだろ。」
「苗木から育てて……、早いもので3年あれば収穫は可能ね。」
「分かりました、農林局に言って検討させましょう。」
「それと、内務局と産業局のスタッフを集めて、産業を興せないか検討してもらいましょう。」
「部門横断のチームですね。承知しました。」
翌日からは織物の盛んなグランツ領の視察となる。
護衛の一人が自走車を操縦し、そこにグランツ侯爵とロンド補佐官が乗車する。
レオはワイバーンのメンチに乗って、レイミは飛竜のツクネで移動する。
時速300kmの速度で、1時間半の距離にグランツ領は存在した。
大きな河川沿いに栄えた領地で、上空からは川から水路で水を引き込んだ大きな建物がいくつも見える。
おそらく、あれば染色工房なのだろう。
一行は、領地の中央にある大きな建物前に着陸した。
当然だが、突然ワイバーンが飛来すれば、領地の人々はパニックに陥った。
【あとがき】
グランツ領編?
「そうです。平民である私たちは文句すら言えないんですよ。」
「そこは、これまで放置してきた王家にも問題はありますね。でも、先日防衛大臣が罷免されたでしょ。」
「でも、搾取されたお金は戻らない!」
「確かにそうですね。でも、防衛大臣一族の資産は没収されて、それは新しい公共事業に割り当てられますよ。」
「それだって、結局どっかの貴族の元に入るんじゃないのかよ!」
「えっとね、私はこの国の貴族じゃないし、そういうのはこの国の人に言ってくださらない?それとも、当事者には言えないから私に言ってるの?」
「うっ……」
「だけどね、今、この国は変わろうとしてるわ。あなた方がそれを支えて行かないとその改革も中途半端で終わっちゃうわよ。」
「だけど、俺たちは何をすればいいんだ?」
「一つは、産業大臣の後任に誰を選んだらいいのか、ちゃんと考えて行動を起こす。もう一つは、ちゃんと将来を考えて行動する事。」
「そんな事を言われても、どうやって行動すればいいんだよ!」
「少しは自分の頭で考えなさいよ。自分たちの事なのよ。」
「……」
「例えば、産業大臣に相応しい人を選んで、その人を推薦する署名を集める。最低でも職員の60%は欲しいわね。」
「やってみる……」
「それで、最初の話しに戻りますけど、下町を見れば結構この国に足りないものが見えてくるんですよね。」
「足りないというのは?」
「さっき言ったように、仕事が足りないのか賃金が低いのか、食料が足りないかもしれないし、下水設備や住宅の問題もあり得ますよね。税収が上がったのなら、そういうところに税金を投下すればいい。」
「でも、そんなの誰がやってくれるんですか!」
「相変わらず他人任せなのね。城勤めなんだから、自分で行動すればいいじゃない。」
「でも、自分の担当と違いますから。」
「だったら、担当が動くように行動なさいよ。一か所でムリなら、複数の部署をお互貸しなさい。それとも、この国では余計な仕事を作るなって文句を言われるのかしら?」
「……」
「そういう部門間の壁が厚いっていうのは、上の人間が自分にとってのメリットしか考えていないからよね。まあ、明日の視察次第で部門間に跨るプロジェクトを提案してあげるわよ。」
翌日、レイミはレオと共に王都内を馬車で巡回した。
「広場の噴水が止まって、側溝が干上がっていますね。場所によっては汚水が溜まっていて悪臭が出ているようです。」
「うーん、噴水だけじゃなくて、周りの井戸も干上がってそうだぞ。」
「ロンドさん、これって土木局とか内務局とかは把握しているんですかね?」
「城に戻ったら、至急調査させます。」
「その前に状況を確認しましょう。」
レイミは馬車から降りて探査で地下水の状況を確認した。
「水路は残っているけど、水がまったくないですね。水源が枯れているのかしら。ちょっと辿ってみましょう。」
一行は水源を辿って城壁の外に出た。
「あそこ、地下で城側の水路が塞がれて横に流れていますね。あっ、あそこの小屋から階段が掘られて降りられるみたいよ。」
「あっ、鎖と錠前で封鎖してあるな、切っちゃっていいか?」
「錬成で鎖を外せるわ。……これで錠前はそのままだし、後で戻しておきましょう。」
レオが先頭になって小屋を開け、階段を降りていく。
「ああ、これは人為的に水路を塞いでいるな。水の流れている方に何か施設があるのか?」
「どうですかね。地上に戻って水路を辿ってみましょうか。」
水路は城壁沿いに東へ流れており、100m程先で城壁の内側に引き込まれていた。
城壁の内側に行くと、そこは染織の工房になっていた。
「ここは?」
「2年ほど前にできた工房ですね。たしか、土木大臣の身内が経営してたと思います。」
「染織だと、相当水を使ってますよね。」
城に戻って土木局で確認をすると、職員が言い難そうな顔で応えてくれた。
「2年くらい前ですか、北西地区の噴水や井戸枯れは当然通報が入ったのですが、平民のしかも貧民区なので余計な手間をかけるなと指示されたので何も対応できていません。」
「問題が起きているのに何もしてないんですか?」
ロンド氏の問いに対応者も申し訳なさそうに応えた。
「すみません。上からの指示なもので……」
指示を出した課長を問い詰めると、土木大臣から指示が出ている事が判明した。
「カヤス大臣、北西地区の噴水や井戸枯れに対して、平民の貧民区だから余計な手間をかけるなと指示されたようですがどういう理由ですか?」
「いや、記憶にないな。そもそも、貧民街の井戸枯れ程度でワシが直接指示をすることなどあり得んだろ。」
「そんな、私ははっきりと大臣からの指示で……」
「知らん。お前。宰相のところのロンドだったか、何でお前がそんな事に首を突っ込んでくるんだ!これは越権行為だぞ!」
「こちらデカルト帝国からおいでのレオ殿下に同行した巡回で発見されたのですよ。殿下が対応される問題については、陛下から特別に権限を頂いておりますので問題はございません。」
「ふん、ワシの知ったことではないわ。」
「では、その地下水路の上流が人為的にせき止められていたのはご存じですか?」
土木大臣はあきらかに動揺をみせた。
「そ、そんな事をワシが知るハズがないだろ!」
「その変えられた水路の先に、カヤス染織工房があるのですが、これは大臣の叔父が経営している工房ですよね。」
「ワ、ワシは何も知らん!」
「そうであれば、せき止められた水路は復旧していいですよね。」
「と、当然だろ……」
「それから、当該の工房にも調査を入れましょう。あとは大臣の査問委員会開催も陛下に具申しておきましょう。」
「な、何故だ……」
「大臣が工房に便宜をはかった嫌疑ですよ。身内の工房ですから、まあ、普通は大した問題ではないはずですが、王都内の井戸を枯れさせたとなると犯罪ですよね。」
「知らん!ワシは何も……」
そのまま土木局の職員が職人を連れて現地確認を行い、水路はその日のうちに復旧した。
広場の噴水も確認され、魔石を交換して魔道具のポンプも復活した。
「やっぱり路上で生活している人が多いですね。それに露店も殆どないから食料も行き渡ってないし、何か手を打たないと……」
「農地の拡大でしょうかね。」
「でも、河川がないですからね。この地下水では心もとないし……」
「そうすると、こっちにも鳥の飼育施設ですか。」
「それだけだと少し弱いですね。鳥の数が少ないうちはそれほど人手も要らないし……」
「果樹園はどうだ?飛竜が果実を喰うんなら需要はあるだろ。」
「苗木から育てて……、早いもので3年あれば収穫は可能ね。」
「分かりました、農林局に言って検討させましょう。」
「それと、内務局と産業局のスタッフを集めて、産業を興せないか検討してもらいましょう。」
「部門横断のチームですね。承知しました。」
翌日からは織物の盛んなグランツ領の視察となる。
護衛の一人が自走車を操縦し、そこにグランツ侯爵とロンド補佐官が乗車する。
レオはワイバーンのメンチに乗って、レイミは飛竜のツクネで移動する。
時速300kmの速度で、1時間半の距離にグランツ領は存在した。
大きな河川沿いに栄えた領地で、上空からは川から水路で水を引き込んだ大きな建物がいくつも見える。
おそらく、あれば染色工房なのだろう。
一行は、領地の中央にある大きな建物前に着陸した。
当然だが、突然ワイバーンが飛来すれば、領地の人々はパニックに陥った。
【あとがき】
グランツ領編?
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