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第二章〈王子と婚約者〉編
2.2 王家からの使者(2)ヨランド・ダラゴン
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馬車に王家の紋章を掲げていたにしては、こぢんまりした旅の一行だった。
修道院を発つときに旅装一式を仕立ててもらったが、何も持って来ていない。
私ひとりを運んだだけで、引っ越しの荷物はなかった。
入城すると、迎えと護衛を兼ねた使者ボーボー卿から案内役の侍女に引き渡された。
どことなく顔が似ているから、侍女はボーボー夫人かもしれない。
アンジェ城の一角に、私のために個室が用意されていた。
天蓋つきの大きなベッド、読書や書き物をする机と肘掛け椅子、きれいに掃き清めた煖炉など、必要なものが揃っていた。
壁には、どこかの景色を写し取ったタペストリーまでかかっている。
「じきに王子にふさわしい部屋に致しますので、今日のところはご容赦ください」
ずっと修道院で暮らしていたせいか、私には充分すぎるほど贅沢な部屋だと思ったが、ボーボー夫人は恐縮していた。
私は「これ以上、何を増やすのだろうか」と考えた。
本棚をつけてくれたらいいな、などと的外れなことを想像した。
アンジェ城は由緒ある城だ。
歴代アンジュー公の蔵書を収めた「図書室」があるに決まっている。
だから、個人の部屋に本棚はいらない。
侍従や侍女に「このような本を読みたい」と伝えれば、本をお盆に載せて持って来てくれる。
私は身分こそ王子だが、王侯貴族の子弟にしてはかなり感覚がズレていた。
1年前、修道院に滞在したマリーが自分から図書室へ足を伸ばしたこと自体とても珍しいのだ。
マリーがご令嬢にしては変わっている……のではない。侍女には修道院の蔵書目録が分からないから、欲しい本を探すことができなかった。それだけのことだ。
実際、図書室で再会したマリーは、いかにもご令嬢らしい発言をした。
「修道院って思っていたよりも広いのね。本もたくさんありすぎて、子供向けの本がどこにあるか分からないの」
あの日のことを思い出して、あたたかい気持ちがこみ上げて来た。
一期一会だと思っていたのに、いきなり婚約者になってアンジュー家の人たちと同居することになるとは、あのときは想像もしなかった。
「こちらの扉は、マリーさまの私室と繋がっています」
案内役の侍女が、入室した扉とは別の扉について説明してくれた。
外へ出入りする扉ではなく、隣室に繋がっているようだ。
タペストリーの図柄になじんでいて、ぱっと見では扉があることに気づかない。
「分からなかった。部屋がつながっているんだね」
「王子とマリーさまは婚約者で、いずれご夫婦になりますから」
あらためて、婚約者だと言われると少し照れくさくなってしまう。
「ふうふ……」
「ええ。おふたりは未来のご夫婦ですから、部屋の行き来は自由です。ですが!」
一瞬、ボーボー夫人が怖い顔をしたように見えた。
「正式にご結婚するまでは、配慮をお願いしたいと……」
歯切れが悪くて、察しの悪い私にはよくわからない。
「配慮って何のこと?」
「マリーさまは、わたくしたちにとって大切な大切なお嬢様ですから」
「うん」
「貞節をお守りしたいのです。分かってください」
だいぶ後になって聞いた話だが。
父王シャルル六世と母妃イザボー・ド・バヴィエールが礼拝を口実に大聖堂で見合いをした時、父王は一目惚れして「彼女以外は考えられない。ぜひ王妃に!」と強く望んだ。
重臣たちが婚約から結婚までの準備を進めようとすると、父王は「余も彼女もここにいるではないか。わざわざ遠くへ行く必要はない。彼女を帰したくない」と言ったため、その日のうちに婚姻の儀と初夜の伽がおこなわれた。
このとき、父王は17歳で母妃は15歳だった。
おそらくボーボー夫人は、私が父と同じような振る舞いをするのではないかと危惧したのだろう。婚約したのだから、マリーを今すぐに「私のモノ」にしてもいいではないかと。
実際の私は、幼くて無垢だったから、ボーボー夫人の真意は分からなかった。
だが、「この扉を通って、勝手にマリーに会いに行くな!」と警告されたことは察しがついた。
アンジュー家の人たちに嫌われて、アンジェ城から追い出されては困る。
(絶対に開けないようにしよう!)
私は心に堅く誓った。
***
「ごきげんよう」
「奥様!」
ボーボー夫人があわてて頭を垂れた。
たおやかな声がした方を振り返ると、部屋の入口にあの貴婦人が立っていた。アンジュー公妃ヨランド・ダラゴンその人だ。
ヨランドがうやうやしく礼をとり、私もぎこちなく返礼した。
(帽子は取るんだっけ? 取らないんだっけ?)
正式と略式、身分の上下、年齢の上下、男性か女性か——
状況によって色々ある。ややこしい。
「王子のご到着をお待ちしておりました。ようこそアンジェ城へ」
「こんにちは。あの、お世話になります」
まごまごと逡巡している間に、ヨランドは穏やかに話し始めた。
「緊張なさらなくても良いのですよ」
「はい」
「初めての場所ですもの。緊張するなという方が難しいかもしれませんね」
「はい」
「長旅だったでしょう。お疲れではありませんか」
「はい。あ、いえ、大丈夫です」
ヨランドは、私の心の中をお見通しのようだ。
ますます緊張してうつむいたら、自分の爪先が見えた。
(あ、内股になってる)
こそっと直したが、これもお見通しかもしれない。
ヨランドは楽しそうに微笑んだ。
「それは良かった!」
(えっ、何が? 爪先が?)
ヨランドが私の手を握った。
「ねぇ王子、それほど疲れてないのでしたら、わたくしと一緒に礼拝堂へ来ていただけませんか」
「礼拝堂ですか?」
「ええ。真冬でも子供たちが凍えないでお祈りに専念できるようにと、煖炉を設置しました」
この物語を読んでいる読者諸氏には、分かりにくいだろうから説明しよう。
修道院にある礼拝堂は、飽くまでも「修養の場」である。基本的に暖房器具はついてない。天井の高い石造りの建物だからとても寒い!
例えるなら、真冬の体育館を思い出すといい。寒さに震えながら、教師の長たらしい説教を聞いていた記憶があるのではないか。あのような感じだ。
煖炉つき礼拝堂の素晴らしさ、お分かりいただけただろうか。
「煖炉つき礼拝堂は、アンジュー家自慢の設備ですの!」
ヨランドの瞳がきらりと輝いた。
「早く王子にお見せしたくて、ご到着を今か今かと待っていました」
そう言いながら、ヨランドは両手で私の手をふわりと包んだ。
柔らかくて温かくて、とても優しかった。
両手の温もりに包まれて、私は自分の手が凍えていたことに気づいた。
この部屋の煖炉は掃き清められている。薪を運び入れて、火をつけて暖めるまでしばらく時間がかかりそうだった。
「ずっと修道院にいたので、礼拝堂はなじみがあります」
「わたくしに付き合ってくださるのね。嬉しいわ」
非の打ち所のない貴婦人なのに、ヨランドは気品と愛嬌を兼ね備えた不思議な人だった。
「もうひとつ秘密がありますの」
「ひみつ?」
「王城から、素敵なお客様がいらしてますわ」
ヨランドはいたずらっぽく笑った。
修道院を発つときに旅装一式を仕立ててもらったが、何も持って来ていない。
私ひとりを運んだだけで、引っ越しの荷物はなかった。
入城すると、迎えと護衛を兼ねた使者ボーボー卿から案内役の侍女に引き渡された。
どことなく顔が似ているから、侍女はボーボー夫人かもしれない。
アンジェ城の一角に、私のために個室が用意されていた。
天蓋つきの大きなベッド、読書や書き物をする机と肘掛け椅子、きれいに掃き清めた煖炉など、必要なものが揃っていた。
壁には、どこかの景色を写し取ったタペストリーまでかかっている。
「じきに王子にふさわしい部屋に致しますので、今日のところはご容赦ください」
ずっと修道院で暮らしていたせいか、私には充分すぎるほど贅沢な部屋だと思ったが、ボーボー夫人は恐縮していた。
私は「これ以上、何を増やすのだろうか」と考えた。
本棚をつけてくれたらいいな、などと的外れなことを想像した。
アンジェ城は由緒ある城だ。
歴代アンジュー公の蔵書を収めた「図書室」があるに決まっている。
だから、個人の部屋に本棚はいらない。
侍従や侍女に「このような本を読みたい」と伝えれば、本をお盆に載せて持って来てくれる。
私は身分こそ王子だが、王侯貴族の子弟にしてはかなり感覚がズレていた。
1年前、修道院に滞在したマリーが自分から図書室へ足を伸ばしたこと自体とても珍しいのだ。
マリーがご令嬢にしては変わっている……のではない。侍女には修道院の蔵書目録が分からないから、欲しい本を探すことができなかった。それだけのことだ。
実際、図書室で再会したマリーは、いかにもご令嬢らしい発言をした。
「修道院って思っていたよりも広いのね。本もたくさんありすぎて、子供向けの本がどこにあるか分からないの」
あの日のことを思い出して、あたたかい気持ちがこみ上げて来た。
一期一会だと思っていたのに、いきなり婚約者になってアンジュー家の人たちと同居することになるとは、あのときは想像もしなかった。
「こちらの扉は、マリーさまの私室と繋がっています」
案内役の侍女が、入室した扉とは別の扉について説明してくれた。
外へ出入りする扉ではなく、隣室に繋がっているようだ。
タペストリーの図柄になじんでいて、ぱっと見では扉があることに気づかない。
「分からなかった。部屋がつながっているんだね」
「王子とマリーさまは婚約者で、いずれご夫婦になりますから」
あらためて、婚約者だと言われると少し照れくさくなってしまう。
「ふうふ……」
「ええ。おふたりは未来のご夫婦ですから、部屋の行き来は自由です。ですが!」
一瞬、ボーボー夫人が怖い顔をしたように見えた。
「正式にご結婚するまでは、配慮をお願いしたいと……」
歯切れが悪くて、察しの悪い私にはよくわからない。
「配慮って何のこと?」
「マリーさまは、わたくしたちにとって大切な大切なお嬢様ですから」
「うん」
「貞節をお守りしたいのです。分かってください」
だいぶ後になって聞いた話だが。
父王シャルル六世と母妃イザボー・ド・バヴィエールが礼拝を口実に大聖堂で見合いをした時、父王は一目惚れして「彼女以外は考えられない。ぜひ王妃に!」と強く望んだ。
重臣たちが婚約から結婚までの準備を進めようとすると、父王は「余も彼女もここにいるではないか。わざわざ遠くへ行く必要はない。彼女を帰したくない」と言ったため、その日のうちに婚姻の儀と初夜の伽がおこなわれた。
このとき、父王は17歳で母妃は15歳だった。
おそらくボーボー夫人は、私が父と同じような振る舞いをするのではないかと危惧したのだろう。婚約したのだから、マリーを今すぐに「私のモノ」にしてもいいではないかと。
実際の私は、幼くて無垢だったから、ボーボー夫人の真意は分からなかった。
だが、「この扉を通って、勝手にマリーに会いに行くな!」と警告されたことは察しがついた。
アンジュー家の人たちに嫌われて、アンジェ城から追い出されては困る。
(絶対に開けないようにしよう!)
私は心に堅く誓った。
***
「ごきげんよう」
「奥様!」
ボーボー夫人があわてて頭を垂れた。
たおやかな声がした方を振り返ると、部屋の入口にあの貴婦人が立っていた。アンジュー公妃ヨランド・ダラゴンその人だ。
ヨランドがうやうやしく礼をとり、私もぎこちなく返礼した。
(帽子は取るんだっけ? 取らないんだっけ?)
正式と略式、身分の上下、年齢の上下、男性か女性か——
状況によって色々ある。ややこしい。
「王子のご到着をお待ちしておりました。ようこそアンジェ城へ」
「こんにちは。あの、お世話になります」
まごまごと逡巡している間に、ヨランドは穏やかに話し始めた。
「緊張なさらなくても良いのですよ」
「はい」
「初めての場所ですもの。緊張するなという方が難しいかもしれませんね」
「はい」
「長旅だったでしょう。お疲れではありませんか」
「はい。あ、いえ、大丈夫です」
ヨランドは、私の心の中をお見通しのようだ。
ますます緊張してうつむいたら、自分の爪先が見えた。
(あ、内股になってる)
こそっと直したが、これもお見通しかもしれない。
ヨランドは楽しそうに微笑んだ。
「それは良かった!」
(えっ、何が? 爪先が?)
ヨランドが私の手を握った。
「ねぇ王子、それほど疲れてないのでしたら、わたくしと一緒に礼拝堂へ来ていただけませんか」
「礼拝堂ですか?」
「ええ。真冬でも子供たちが凍えないでお祈りに専念できるようにと、煖炉を設置しました」
この物語を読んでいる読者諸氏には、分かりにくいだろうから説明しよう。
修道院にある礼拝堂は、飽くまでも「修養の場」である。基本的に暖房器具はついてない。天井の高い石造りの建物だからとても寒い!
例えるなら、真冬の体育館を思い出すといい。寒さに震えながら、教師の長たらしい説教を聞いていた記憶があるのではないか。あのような感じだ。
煖炉つき礼拝堂の素晴らしさ、お分かりいただけただろうか。
「煖炉つき礼拝堂は、アンジュー家自慢の設備ですの!」
ヨランドの瞳がきらりと輝いた。
「早く王子にお見せしたくて、ご到着を今か今かと待っていました」
そう言いながら、ヨランドは両手で私の手をふわりと包んだ。
柔らかくて温かくて、とても優しかった。
両手の温もりに包まれて、私は自分の手が凍えていたことに気づいた。
この部屋の煖炉は掃き清められている。薪を運び入れて、火をつけて暖めるまでしばらく時間がかかりそうだった。
「ずっと修道院にいたので、礼拝堂はなじみがあります」
「わたくしに付き合ってくださるのね。嬉しいわ」
非の打ち所のない貴婦人なのに、ヨランドは気品と愛嬌を兼ね備えた不思議な人だった。
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