実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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【作戦実行 再開】本編

仲直り

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ただただその場から動けずにいた俺の元に他のみんなが心配して近づいてくる。波瑠が俺の顔を覗いてきた。

「…大丈夫?」

え?と返事をすると、

「だって流星どっか行っちゃうし。それに…りょうくん、今にも泣きそうな顔してるから」


言われて気づいた。俺、、泣いてるのか。今まで我慢してきたものがプツンと切れたのか次から次へと涙が溢れる。



アイツ流星殺す…!」


「そうですね…」


「殺っちゃうか~」


「・・・んぇ!?」


そんな物騒なことを考えている波瑠にみんなが賛同しており俺は必死に止めた。



「やめてやめて…!俺が怒らせることを言ったのが悪いんだ、、だから流星は悪くない…」


「いや、りょうくんが悪かったとしても流星が泣かしたのは確実だから…よってりょうくんを泣かせたアイツは万死に値するんだよ♡」




う~ん、なんかもうめちゃくちゃだぁ…


それより流星を追いかけないと…!


俺は慌てて流星が通ったであろう道を走って追いかけた。少し時間が経っているため流星の姿はもちろんなかった。ひたすら歩き回り探したが見つからない。また涙が溢れてくる。
諦めかけた時、噴水の前に置いてあるベンチに座る後ろ姿が目に入った。見間違うわけがない!流星だ…!
俺は逃すまいと思い切り走ってその背中に抱きついた。


「え!りょう…なのか…?」

最初は暴れていたが俺に気づき大人しくなる流星。

背中に抱きついたまま謝る。

「ごめん!俺、最低なこと言って流星を傷つけた…本当にごめーん…うわ~~~ん…」


突然泣き出す俺に流星はオロオロとしており何だか面白かった。

ひょいっと持ち上げられ流星の膝の上へと乗せられた。…恥ずかしい。何が恥ずかしいって…いい歳した男がこれまたいい歳した色男に膝の上で抱かれているこの状態とさっき泣いて目は腫れてるし追い討ちで鼻水も出ているこの顔をなぜか流星には見られたくないという恥ずかしさだ。



俺は顔を見られないよう流星の洋服で顔を隠した。ごめん、流星…今度新しい服をプレゼントするよ。流星に似合うようなかっこいいのを。2人で選びに行くのも楽しそうだな…



しばらくそのままお互いに何も話さず時間だけが過ぎていった。



「りょう…顔を見せてくれないか」

俺はフルフルと首を振った

「だって俺、今絶対ブサイクだもん…」


「大丈夫。りょうはいつでも可愛いよ」


「おま…///適当なことばかり言いやがって…」

「頼む…」


切実にお願いされると断れない…。
俺はゆっくりと顔をあげ流星を見つめた。



「ふっ…これはひどいな」

「だから嫌だって言ったのに…!」


俺の顔を見て笑う流星に腹が立ち再び顔を隠そうも両手を掴まれ隠せない。


ぎゃー!と思っていると突然キスされた。

「んぁ…んぅ~…」


あまりにも深いキスで頭がボーっとする。


「これは…可愛すぎてキスしたくなるほど…ひどいな」


そういうと流星はニヤっと笑っていた。
俺はというともう全身が茹でダコのように真っ赤なのではないだろうかと思うほど熱くなっているのがわかった。



それより俺は許してもらえたのだろうか?流星を見ると相変わらず俺を膝に抱いたままニコニコしており上機嫌みたいだ。
こんな流星はじめて見た。


「本当にごめんな…許してくれる…??」


「おう、でもこれからは無かったことにできないくらい…たくさん告白するから覚悟しておけよ!」

そういう流星は何だかいつもと違っていて目を逸らすことができないほどカッコよく俺は真っ赤になりながら頷くのであった。

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