実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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新入生歓迎会に向けて

緊張をほぐす…? 

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次の日も弟達と一緒に学校へと登校した。

「お前らいつもいつも…人の布団の中に入ってくんなよ。」

そんなことを話しながらバスへと乗る。

昨日と同じく弟達を見送ると自分の学校へと歩いて向かう。


「はぁ…」

俺の口からため息が零れる。

なんでかって??
それはだなぁ…学校へ行くと嫌なことが待ってるからなんだよ!

え?嫌なことって何…だって??

はは☆みなさん、もうお忘れなのかい?
思い出してごらんよ、昨日の出来事を…。

そう!朝のHRに俺は…みんなの前で新入生歓迎会のことについて聞いてきたことを説明しなければならないのだ。

なんてたって俺、雑用係ですから!!


まぁ、サボれるわけもなく…俺は教室へと向かう。


❋❋┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❋❋


教室へと着いた。


「はぁ…。」(本日2回目)

俺は、ため息をつくと自分の席へと座る。

座るや否や声をかけられた。

「りょうくん、おはようございます。」

俺に話しかけてきたのは…蓮だった。

キョロキョロ見渡してみたが2人の姿はなかった。まだ来てないのか。

「江上か…おはよう」

「…」


あれ?不機嫌…?

「蓮と呼んで欲しいです…」


そんな話したこともないのに…呼び捨てにしちゃ悪いと苗字で呼んでみたが、、どうやらこっちのほうが彼を不機嫌にさせてしまったようだ。


「わかった!」と言うと蓮は嬉しそうにニコリと優しく笑った。

…キュンッ

と、俺の胸が鳴ったような気がした。

いやいや…これは何かの間違いだ。
ほら、やっぱり顔が整ってるからさ?笑った顔は男の俺でもときめいちゃうのは仕方ないだろ…。


うんうんと自分自身を納得させた。






「やっぱり何か心配事でも・・?」

「それが…」

と、俺は昨日聞いた新入生歓迎会の話を朝のHRで話さないといけないということを説明した。


「なるほど…」

と、蓮が口元に手をおき何やら考え出した。

「りょうくんならきっとみんな大人しく聞いてくれるとおもいますよ?」
(みんなが注目してまたライバルが増えたらどうしましょう…まぁ、そんな虫けらどもこの私の手で全力で排除しますけどね。あぁ…緊張で真っ赤になったりょうくんの姿をはやく見たいです…。)



先生からも言われたけどさ…こんな俺の話なんてみんな聞いてくれるのか~??
俺が緊張しないようにフォローしてくれてるのか…蓮って本当に優しいやつだな!あ、一応先生も優しい…のかな(?)


でもな…緊張するもんは緊張するんだよ。


「ありがと…でも、やっぱり緊張するなぁ」

そういうと蓮が何かを思いついたらしく俺の後ろに立つと…両肩に手を置かれた。

「緊張が少しでも和らぐように肩…揉みますね」

ゾワゾワ…


「ふっ…んん…」

お!ありがたい!…けど、くすぐったい…!!
俺って肩も弱かったのか?変な声が出て恥ずかしい…。


「も、もう…大丈夫。ありが……」

「まだ全然ですよ?」

そういうと更に揉まれた。

「…んんっ!…あっ…も…やめっ」

やめて、と言ってもやめてくれないし…(泣)
クラスの人達の視線も気になるし…(泣)
なんか前かがみ?になって教室から出ていく人ばかりで誰も止めてくれないっ!

誰か~~~!こいつを止めさせろおぉぉぉぉぉ!!!

この俺の叫びが届いたのか…ヒロイン達がやって来ては蓮を止めてくれた。

なんなら蓮を睨んでいたような気がするが…気のせいだろう。

「す、すみません!私としたことが…夢中になってしまって……」

と謝ってくれたので、まぁ…良しとしよう。

そして俺も一応「ありがとう」と言った。



そして、俺の説明する時がきた。

ほんとにみんな静かに聞いてくれた…逆に視線が痛いくらいだった。

先生は俺のこと笑顔で見てるし。だいたい先生が説明してくれよ!と思い、睨んだがひらひらと手を振るだけだった…。


緊張で俺の顔が赤くなったのかは、、想像にお任せします・・・。


俺的には…みんなのほうが心配だったけどね?(笑)








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