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リヒト
色々お祝いパーティ
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『じゃあ僕の魔導人形派遣する? クロエの魔力で起動するように調整しておくよ?』
デュランがワインを片手に寄ってきた。
簡単な作業なら、僕でも命令可能だそうだ。
「んー、それなら掃除だけお願いしてもいいかな? さすがにあの広さは自分たちで掃除するにはきついし」
ジャンは、使う場所だけ綺麗にしておけばいい、って言うけど。
医者の家が不潔なのは衛生的にどうかと思う。
医者の不養生ってやつ?
†‡†‡†
『いいよ。じゃ、食事は城から運ばせる? それともこっちに食べに来る?』
自分で作ろうかと思う、と言ったらすごく驚かれた。
そんなに不器用そうに見えるのかな。
『お前ら、喰いに来るなよ。リヒトの手料理を味わっていいのはツガイである俺だけだ』
背後から抱き締められた。
『食事の差し入れは、あいつらが帰るまでは頼む』
と、ジャンはパーシヴァルと祝い酒を飲みながら話しているルイとベルナールの二人を見て言った。
「ジャン……、」
『横暴!』
『ケチ! 独占禁止!』
みんな心が狭い、とジャンに怒った。
王様までブーイングしていた。
いつの間にか、ジャンやデュランを敬称で呼ばなくなっていたのに気づいて。
それにもずるいと言われたけど。
それはツガイと、ある程度仲良くなった同僚だからで。
さすがに王様に向かって「ロイ」とか気安く呼べないってば。
メイベル?
メイベルは友達だから別。
†‡†‡†
ドニが入院してから一週間と4日経って。
退院する日が来た。
「退院おめでとう。もう大丈夫だよ。ウイルスを封じ込めることに成功したから、再発の恐れもないと思う」
『ありがとうございます。このご恩は忘れません』
迎えに来たドニの両親も、すっかり元気になっていた。
村の皆も回復したとのこと。
良かった。
ちょっとした風邪の場合でも、無理せずゆっくり休んで。
栄養をしっかり摂るようにと注意しておく。
風邪は万病のもと。
抵抗力が落ちて、合併症が出ることもある。弱り目に祟り目ってやつだ。
お城のパーティに誘ったら。
案の定とんでもない、と遠慮されたけど。
姫様からのご招待だと言って、連れて行った。
『ようこそ、はじめまして。この子がドニ? 僕はメイベル。元気になって良かったね!』
ドレスを着た可愛らしいお姫様に話しかけられて、ドニは目を白黒していた。
ルイとベルナールだけでなく、ドニの両親も見惚れている。
料理長が腕を振るって。
僕の伝えた”異世界の料理”を作ってくれた。
食堂の大きなテーブルいっぱいに並んでいる。
サンドイッチにハンバーガー。肉じゃが、鍋料理。はんぺんなどの練り物も。
醤油と味噌も作ってもらった。
これは助かる。
日本人はアミノ酸を定期的に摂らないと、欠乏症になるのだ。
売ってるやつより美味しいのは、素材が良いからかな。
お城に招待されて、緊張して食べ物が喉を通らなそうだったドニとその両親も、美味しいと言って、嬉しそうに食べている。
デザートの中では、杏仁豆腐や果物のゼリーが大好評で。
病人食としてじゃなく、普段のデザートにも出したいと言っていた。
他にもお粥とか、胃に優しいものや消化にいい食事を教えた中で、評判の良かったものをピックアップしたようだ。
『フロコン・ダボワーヌを美味しいって、生まれて初めて思ったよ!』
こっちではオートミールのことをフロコン・ダボワーヌと言うようだ。
朝食によく出るけど。
メイベルが美味しくないから嫌いだというので。
スパイスで煮込んだカレー風味を提案してみたら、これが好みにあったらしい。
†‡†‡†
『このアンコ? っていうの。甘い豆なんておかしいと思ったけど。美味しいね!』
「気に入ってもらえて嬉しいよ。パンに塗っても美味しいよ」
小豆を煮て、水羊羹や饅頭も試作してもらっていた。
今度、アンパンも作ってもらおう。
見知らぬお菓子を食べて。
獣人と人間、みんなが笑顔になっている。
異世界に来て、お城の食堂で、馴染みの味を食べてるこの状況。
何か不思議な感じだ。
異世界で、しかも獣人なのに。
味の感覚がほとんど変わらないのも奇跡的な気がする。
獣人の国では、料理や味付けって概念自体、数百年前までは存在しなかったという話だ。
こうして、美味しいと思う感覚はあるのに。
食にこだわらない人種だったのかな……。
それまでは、火を通さない生肉とか果物をそのまま食べてたのか。
ジャンも今まではそんな感じだったらしいし。
それを考えたら、今はソーセージやオムレツとかパンもあるし。
飛躍的進歩かな?
『他にも、何か思い出したものがあればどんどん言っていただきたい。可能な限り再現させましょう』
アンリが紙とペンを持って言うのを見て、思い出した。
ここで筆記用具というと、木炭と羽根の先を尖らせてインクを付けて書くペンくらいか。
絵具はあった。
石などを砕いて作った顔料と筆はあるのを見た。
肖像画は辞退したいけど。もう描いちゃってるらしい。
それ、お城に置いてくれないかな……。
「そういえば、インクとペンが一つになった万年筆っていうのがありました。あとボールペンとか」
万年筆は、毛細管現象を利用したものなので構造を説明しやすい。つけペン自体はあるし。
ここの鍛冶屋は、注射針や点滴の針を作れるくらい優秀だから。
いいペン先を作ってくれそう。
『ふむ、それは便利ですな』
「鉛筆も、あれば便利だと思うけど……。実物持ってるので、今度見せますね」
消しゴムは、ゴムが無いと難しいかな?
実物を見せたら、”解析”の魔法を使えばわかるかもしれない。
「あっ、もしかしてこれも、解析の魔法をかけたら同じものが作れるかも!」
眼鏡のつるを指差した。
プラスチックは、色々と便利だ。
多様な分野で使える。問題が無いわけじゃないけど。
プラスチックは自然分解できないと言われて、環境破壊の権化みたいに言われていた。
でも、最近になってプラスチックを食べる微生物も発見されたし。
土に埋めれば自然に分解されるビニール袋だって作れるんだ。
なるべくここの自然を破壊せずに済む、便利な物を提供できたらいいと思う。
もし、ダイナマイトや銃の仕組みを教えても。
ルロイ王ほどの賢い王なら、軍事利用はしないだろう。
デュランがワインを片手に寄ってきた。
簡単な作業なら、僕でも命令可能だそうだ。
「んー、それなら掃除だけお願いしてもいいかな? さすがにあの広さは自分たちで掃除するにはきついし」
ジャンは、使う場所だけ綺麗にしておけばいい、って言うけど。
医者の家が不潔なのは衛生的にどうかと思う。
医者の不養生ってやつ?
†‡†‡†
『いいよ。じゃ、食事は城から運ばせる? それともこっちに食べに来る?』
自分で作ろうかと思う、と言ったらすごく驚かれた。
そんなに不器用そうに見えるのかな。
『お前ら、喰いに来るなよ。リヒトの手料理を味わっていいのはツガイである俺だけだ』
背後から抱き締められた。
『食事の差し入れは、あいつらが帰るまでは頼む』
と、ジャンはパーシヴァルと祝い酒を飲みながら話しているルイとベルナールの二人を見て言った。
「ジャン……、」
『横暴!』
『ケチ! 独占禁止!』
みんな心が狭い、とジャンに怒った。
王様までブーイングしていた。
いつの間にか、ジャンやデュランを敬称で呼ばなくなっていたのに気づいて。
それにもずるいと言われたけど。
それはツガイと、ある程度仲良くなった同僚だからで。
さすがに王様に向かって「ロイ」とか気安く呼べないってば。
メイベル?
メイベルは友達だから別。
†‡†‡†
ドニが入院してから一週間と4日経って。
退院する日が来た。
「退院おめでとう。もう大丈夫だよ。ウイルスを封じ込めることに成功したから、再発の恐れもないと思う」
『ありがとうございます。このご恩は忘れません』
迎えに来たドニの両親も、すっかり元気になっていた。
村の皆も回復したとのこと。
良かった。
ちょっとした風邪の場合でも、無理せずゆっくり休んで。
栄養をしっかり摂るようにと注意しておく。
風邪は万病のもと。
抵抗力が落ちて、合併症が出ることもある。弱り目に祟り目ってやつだ。
お城のパーティに誘ったら。
案の定とんでもない、と遠慮されたけど。
姫様からのご招待だと言って、連れて行った。
『ようこそ、はじめまして。この子がドニ? 僕はメイベル。元気になって良かったね!』
ドレスを着た可愛らしいお姫様に話しかけられて、ドニは目を白黒していた。
ルイとベルナールだけでなく、ドニの両親も見惚れている。
料理長が腕を振るって。
僕の伝えた”異世界の料理”を作ってくれた。
食堂の大きなテーブルいっぱいに並んでいる。
サンドイッチにハンバーガー。肉じゃが、鍋料理。はんぺんなどの練り物も。
醤油と味噌も作ってもらった。
これは助かる。
日本人はアミノ酸を定期的に摂らないと、欠乏症になるのだ。
売ってるやつより美味しいのは、素材が良いからかな。
お城に招待されて、緊張して食べ物が喉を通らなそうだったドニとその両親も、美味しいと言って、嬉しそうに食べている。
デザートの中では、杏仁豆腐や果物のゼリーが大好評で。
病人食としてじゃなく、普段のデザートにも出したいと言っていた。
他にもお粥とか、胃に優しいものや消化にいい食事を教えた中で、評判の良かったものをピックアップしたようだ。
『フロコン・ダボワーヌを美味しいって、生まれて初めて思ったよ!』
こっちではオートミールのことをフロコン・ダボワーヌと言うようだ。
朝食によく出るけど。
メイベルが美味しくないから嫌いだというので。
スパイスで煮込んだカレー風味を提案してみたら、これが好みにあったらしい。
†‡†‡†
『このアンコ? っていうの。甘い豆なんておかしいと思ったけど。美味しいね!』
「気に入ってもらえて嬉しいよ。パンに塗っても美味しいよ」
小豆を煮て、水羊羹や饅頭も試作してもらっていた。
今度、アンパンも作ってもらおう。
見知らぬお菓子を食べて。
獣人と人間、みんなが笑顔になっている。
異世界に来て、お城の食堂で、馴染みの味を食べてるこの状況。
何か不思議な感じだ。
異世界で、しかも獣人なのに。
味の感覚がほとんど変わらないのも奇跡的な気がする。
獣人の国では、料理や味付けって概念自体、数百年前までは存在しなかったという話だ。
こうして、美味しいと思う感覚はあるのに。
食にこだわらない人種だったのかな……。
それまでは、火を通さない生肉とか果物をそのまま食べてたのか。
ジャンも今まではそんな感じだったらしいし。
それを考えたら、今はソーセージやオムレツとかパンもあるし。
飛躍的進歩かな?
『他にも、何か思い出したものがあればどんどん言っていただきたい。可能な限り再現させましょう』
アンリが紙とペンを持って言うのを見て、思い出した。
ここで筆記用具というと、木炭と羽根の先を尖らせてインクを付けて書くペンくらいか。
絵具はあった。
石などを砕いて作った顔料と筆はあるのを見た。
肖像画は辞退したいけど。もう描いちゃってるらしい。
それ、お城に置いてくれないかな……。
「そういえば、インクとペンが一つになった万年筆っていうのがありました。あとボールペンとか」
万年筆は、毛細管現象を利用したものなので構造を説明しやすい。つけペン自体はあるし。
ここの鍛冶屋は、注射針や点滴の針を作れるくらい優秀だから。
いいペン先を作ってくれそう。
『ふむ、それは便利ですな』
「鉛筆も、あれば便利だと思うけど……。実物持ってるので、今度見せますね」
消しゴムは、ゴムが無いと難しいかな?
実物を見せたら、”解析”の魔法を使えばわかるかもしれない。
「あっ、もしかしてこれも、解析の魔法をかけたら同じものが作れるかも!」
眼鏡のつるを指差した。
プラスチックは、色々と便利だ。
多様な分野で使える。問題が無いわけじゃないけど。
プラスチックは自然分解できないと言われて、環境破壊の権化みたいに言われていた。
でも、最近になってプラスチックを食べる微生物も発見されたし。
土に埋めれば自然に分解されるビニール袋だって作れるんだ。
なるべくここの自然を破壊せずに済む、便利な物を提供できたらいいと思う。
もし、ダイナマイトや銃の仕組みを教えても。
ルロイ王ほどの賢い王なら、軍事利用はしないだろう。
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