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J・J
診察を再開する
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色々な想いでいっぱいになったのだろう。
クロエは泣きそうな顔をしていたが。
大勢の患者が待っているからと、診察を再開した。
クロエはもう、異世界の学生ではない。
我が国唯一のメドゥサンなのだ。
Dr.クロエというボン・メドゥサンの評判を聞き。
遠くから来た患者、今まで治療を渋っていた患者など。新しい顔ぶれが数多く押し寄せていた。
数少ない医療魔法の使い手をあちこち探し回る必要はもう無い。
これからは、この診療所に来れば、我が国最高の治療が受けられるのだから。
†‡†‡†
運ばれてきた子にあげてやれ、と差し入れを持ってきた常連も居た。
余ったらドクトゥルに、などと言っていたが。
こちらが本当の目的だろう。年寄りは素直ではないのだ。
白衣を着ているヒトの新顔二人に気づき、ペイ・プリマットから来たインターンだとクロエが紹介した。
インターンとは、修業中のメドゥサンのことらしい。
二人は患者の症状などを聞き、初診患者のカルテ作成を手伝っている。
病の重い者から先に治療することを、トリアージュと言うらしい。
それは既に表の看板に記してあったので、文句を言う者は居ない。
今までは患者のことなど把握していなかったので、カルテを作るのは画期的だと感心していた。
そうだろう。
いくら異世界での知識が豊富であろうと、それを実際に使わなければ意味は無い。
クロエはその場その場で必要な知識を披露するのに長けている。
てきぱきと治療を施し、最後の患者を見送り、今日の診察は終了だ。
『本日の診察は終わりました。急患は隣の呼び鈴を鳴らしてください』という看板を出し、診療所を閉めた。
†‡†‡†
「ベルナール、ルイ。おつかれさまでした。初日の感想は?」
クロエは自分が一番疲れているだろうに、二人を労った。
「今日だけでも、かなり勉強になったと思います」
赤髪の方がベルナールだったか。嬉しそうに答えている。
「実は、獣人の国にはあまり良い印象を持ってなかったんですけど。ここは、とても良い国ですね……」
金髪巻毛……ルイは感慨深そうに言った。
「中身も、ケダモノみたいだと思ってた?」
クロエに問われ、二人は頷いた。
ヒトからは、未だに偏見の目で見られている事は知っていた。
獣人はヒトを襲い、ヒトの肉を喰らうものと噂され、長年恐れられていた。
しかも、つい5年前まで戦争をしていたのだ。
彼らが怯えるのも無理はない。
王命でここへ向かうように言われたが、内心不安だったようだ。
クロエもヒトだが。ここに来る獣人は皆、クロエに対し友好的だ。
わざわざヒトが他国からメドゥサンとして来てくれた事に感謝しているのもあるが。
獣人である俺のツガイになったことも理由の一つだろう。
国民からロイに向けられている信頼の証でもある。
国王が呼んだのだから、このヒトは信頼できると信じているのだ。
†‡†‡†
「そういえば、人型の獣人と人間の見分けってつくの?」
俺を見上げ、クロエが訊いてきた。
クロエは魔法で解析しない限りはわからないようだ。
「匂いでわかる。獣人とヒトとは匂いが全く違う。獣臭い」
クロエは通常のヒトとも違う、とても良い匂いがするが。
それは俺の運命のツガイだからだろう。
「変身するのを見るまではわかりません」
見習いの二人も同様だった。
しかも、解析の魔法も取得していないという。
鼻も利かない、解析も出来ないのでは見分けがつかなくて当然か。
「戦時中もそのせいで大変だったと聞きます。人間側は全く見分けがつかないので、間違ってただの動物を殺してしまったり、疑心暗鬼に陥って仲間を殺すこともあったそうです……」
痛めつければ正体を明かすだろう、と。拷問をして同胞を死なせた者も居たと聞くが。
今思えば、地獄のようだった。
「戦争が終わって良かったね……」
平和が一番だとクロエはしみじみと呟いた。
それには皆同意を示し、頷いていた。
†‡†‡†
隔離病棟に居るドニの様子を、クロエが見に行った。
一人で大丈夫だと言う。
俺が行っても、特にすることは無い。
無理に着いて行く必要も無いのだろうが。
何かあればすぐに助けに行けるよう、病棟の前で待つ。
しばらくして。
消毒を済ませ、クロエが戻ってきた。
変わりは無いのでほっとする。
俺が過剰に心配し過ぎなのだろうが、それも獣人の性質である。
「子供の様子は?」
「大丈夫。順調に快方へ向かってるよ」
「それは良かった。ところで、あいつらの寝床だが。どうする? 病室のどこかでいいか?」
二人が居る診察室の方を示した。
数人は客を呼べるだろう、広い館は出来たが。一緒に住まわせるのは嫌だ。
クロエとは二人きりで住みたい。
しかし。
「隣国の王様から預かった客人を病院のベッドで寝起きさせるのはどうかと思う。せっかく広い家を建ててくれたようだし、新しい家でいいんじゃない?」
クロエは優しいので、そう言うだろうことは予想していた。
俺と同じほどとは言わないが。
クロエは俺と一緒に居たくないのだろうか、と少々寂しくなる。
「仕方ない、そうするか。クロエとと二人きりで過ごしたかったんだが……」
クロエは首を傾げている。
やれやれ、二人きりで居たい理由がわかっていないようだ。
「新婚だからな」
ツガイと二人きりで居たい、というのは獣人の本能ともいえる性質である。
「まだ結婚すらしてないだろ!」
言われて気付いた。
そうだった。
早く、クロエと結婚式を挙げなくては。
今夜のうちにでも、話しておかねば。
†‡†‡†
インターンの二人は診察所の椅子で、これからどこに泊まるんだろう、といった話をしていた。
そういえば、この辺りに宿屋は無い。うちで預かるのが道理だろう。
クロエが正しい。
嫌でも、しばらく我慢しなくてはならない。隣国から預かった者達なのだから。
「お前らは、隣にある俺達の家で寝泊まりしろ。荷物はどこだ?」
声を掛けると、驚いたように顔を向けた。
「えっ、お邪魔していいんですか?」
「勿論だよ」
クロエも頷いた。
「ドクトゥルのお宅にお邪魔するのは申し訳ないのですが。すみません、お世話になります……」
二人はかなり恐縮していた。
まあこの様子では、クロエに手を出そうなどという真似はしないだろう。
クロエは泣きそうな顔をしていたが。
大勢の患者が待っているからと、診察を再開した。
クロエはもう、異世界の学生ではない。
我が国唯一のメドゥサンなのだ。
Dr.クロエというボン・メドゥサンの評判を聞き。
遠くから来た患者、今まで治療を渋っていた患者など。新しい顔ぶれが数多く押し寄せていた。
数少ない医療魔法の使い手をあちこち探し回る必要はもう無い。
これからは、この診療所に来れば、我が国最高の治療が受けられるのだから。
†‡†‡†
運ばれてきた子にあげてやれ、と差し入れを持ってきた常連も居た。
余ったらドクトゥルに、などと言っていたが。
こちらが本当の目的だろう。年寄りは素直ではないのだ。
白衣を着ているヒトの新顔二人に気づき、ペイ・プリマットから来たインターンだとクロエが紹介した。
インターンとは、修業中のメドゥサンのことらしい。
二人は患者の症状などを聞き、初診患者のカルテ作成を手伝っている。
病の重い者から先に治療することを、トリアージュと言うらしい。
それは既に表の看板に記してあったので、文句を言う者は居ない。
今までは患者のことなど把握していなかったので、カルテを作るのは画期的だと感心していた。
そうだろう。
いくら異世界での知識が豊富であろうと、それを実際に使わなければ意味は無い。
クロエはその場その場で必要な知識を披露するのに長けている。
てきぱきと治療を施し、最後の患者を見送り、今日の診察は終了だ。
『本日の診察は終わりました。急患は隣の呼び鈴を鳴らしてください』という看板を出し、診療所を閉めた。
†‡†‡†
「ベルナール、ルイ。おつかれさまでした。初日の感想は?」
クロエは自分が一番疲れているだろうに、二人を労った。
「今日だけでも、かなり勉強になったと思います」
赤髪の方がベルナールだったか。嬉しそうに答えている。
「実は、獣人の国にはあまり良い印象を持ってなかったんですけど。ここは、とても良い国ですね……」
金髪巻毛……ルイは感慨深そうに言った。
「中身も、ケダモノみたいだと思ってた?」
クロエに問われ、二人は頷いた。
ヒトからは、未だに偏見の目で見られている事は知っていた。
獣人はヒトを襲い、ヒトの肉を喰らうものと噂され、長年恐れられていた。
しかも、つい5年前まで戦争をしていたのだ。
彼らが怯えるのも無理はない。
王命でここへ向かうように言われたが、内心不安だったようだ。
クロエもヒトだが。ここに来る獣人は皆、クロエに対し友好的だ。
わざわざヒトが他国からメドゥサンとして来てくれた事に感謝しているのもあるが。
獣人である俺のツガイになったことも理由の一つだろう。
国民からロイに向けられている信頼の証でもある。
国王が呼んだのだから、このヒトは信頼できると信じているのだ。
†‡†‡†
「そういえば、人型の獣人と人間の見分けってつくの?」
俺を見上げ、クロエが訊いてきた。
クロエは魔法で解析しない限りはわからないようだ。
「匂いでわかる。獣人とヒトとは匂いが全く違う。獣臭い」
クロエは通常のヒトとも違う、とても良い匂いがするが。
それは俺の運命のツガイだからだろう。
「変身するのを見るまではわかりません」
見習いの二人も同様だった。
しかも、解析の魔法も取得していないという。
鼻も利かない、解析も出来ないのでは見分けがつかなくて当然か。
「戦時中もそのせいで大変だったと聞きます。人間側は全く見分けがつかないので、間違ってただの動物を殺してしまったり、疑心暗鬼に陥って仲間を殺すこともあったそうです……」
痛めつければ正体を明かすだろう、と。拷問をして同胞を死なせた者も居たと聞くが。
今思えば、地獄のようだった。
「戦争が終わって良かったね……」
平和が一番だとクロエはしみじみと呟いた。
それには皆同意を示し、頷いていた。
†‡†‡†
隔離病棟に居るドニの様子を、クロエが見に行った。
一人で大丈夫だと言う。
俺が行っても、特にすることは無い。
無理に着いて行く必要も無いのだろうが。
何かあればすぐに助けに行けるよう、病棟の前で待つ。
しばらくして。
消毒を済ませ、クロエが戻ってきた。
変わりは無いのでほっとする。
俺が過剰に心配し過ぎなのだろうが、それも獣人の性質である。
「子供の様子は?」
「大丈夫。順調に快方へ向かってるよ」
「それは良かった。ところで、あいつらの寝床だが。どうする? 病室のどこかでいいか?」
二人が居る診察室の方を示した。
数人は客を呼べるだろう、広い館は出来たが。一緒に住まわせるのは嫌だ。
クロエとは二人きりで住みたい。
しかし。
「隣国の王様から預かった客人を病院のベッドで寝起きさせるのはどうかと思う。せっかく広い家を建ててくれたようだし、新しい家でいいんじゃない?」
クロエは優しいので、そう言うだろうことは予想していた。
俺と同じほどとは言わないが。
クロエは俺と一緒に居たくないのだろうか、と少々寂しくなる。
「仕方ない、そうするか。クロエとと二人きりで過ごしたかったんだが……」
クロエは首を傾げている。
やれやれ、二人きりで居たい理由がわかっていないようだ。
「新婚だからな」
ツガイと二人きりで居たい、というのは獣人の本能ともいえる性質である。
「まだ結婚すらしてないだろ!」
言われて気付いた。
そうだった。
早く、クロエと結婚式を挙げなくては。
今夜のうちにでも、話しておかねば。
†‡†‡†
インターンの二人は診察所の椅子で、これからどこに泊まるんだろう、といった話をしていた。
そういえば、この辺りに宿屋は無い。うちで預かるのが道理だろう。
クロエが正しい。
嫌でも、しばらく我慢しなくてはならない。隣国から預かった者達なのだから。
「お前らは、隣にある俺達の家で寝泊まりしろ。荷物はどこだ?」
声を掛けると、驚いたように顔を向けた。
「えっ、お邪魔していいんですか?」
「勿論だよ」
クロエも頷いた。
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