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電気を消して毛布に包まって、ベッドの中でうずくまる
辺りは静かなのに自分の心臓のドキドキする鼓動が休まってくれない
春さんに10時には就寝と言われたのに、このままでは言いつけを守れない
(臼田さんがあんな事言うから…)
運動した後でも無いのに顔が熱い
誰も居ないのは分かっているけど、恥ずかしさから顔を隠すみたいに毛布を掴んだ
"僕は出したいと思ってるよ"って…それは……
そういう事…で、いたしたいと言う事で……合ってるよね?
「いやいやいや、無理無理無理!だって痛いもん…」
独り言が激し過ぎる
いや待って、そういう意味じゃないかも
言葉通り文字通り、手を出すって意味かも
………でも、いたしたいという意味なら…どうしよう
どうする?………
_____もし…もしも、そうなったとしたら……
今までキスで終わっていたものが…その先へと進んでしまったら
目を瞑ってその光景を思い浮かべてみた
でも、それは生々しくって、耐えきれなくって閉じたまぶたをガパッと開けた
(ダメダメ…まだ心の準備が、)
モゾモゾうごめく姿はきっと傍から見たら異形なものに違いない
今から寝ようとしていたのに、余計な事を考えたせいで余計眠れなくなってしまっている
目が冴えている…寝ないといけないのに
「その先…その先は……」
でもやっぱり行き着くのは最悪の記憶だ
痛くて苦しくて、早く終わってと願うばかりのあの日々のこと
結局あの痛みがまた来るのなら…と暗い気持ちになる
(あんなに痛いものなのに、どうしてみんなしたがるんだろう…。)
私には分からない
まだ人生経験が無いから?
それとも…好きな人とじゃないから?
「駄目だ…考えれば考える程眠れ無くなる」
今は寝ることに集中しようとすればする程眠気は遠退いていく
せめてまぶたを瞑れば、そのうち眠くなるだろうと試みるけど、何故か生々しい映像が戻って来る
これじゃ寝たくても寝れないし、より悩んでしまいそう
「寝なきゃいけないのに、もぉ…」
仕方ないからスマホを開いてニュースを見る
その殆どが人気アイドルグループの1人、MIZUKIが取り組んでいる新たなパホーマンスについてだった
【MIZUKI初のソロ曲か!?】とか【MIZUKIとコラボするのはいったい誰だ!?】とか、どうなるかの詳細が出ていない分憶測が多かった
記事の一部には、相手はMIZUKIの恋人などと根拠の無いものもある
(瑞稀さんにはちゃんと恋人がいるのになぁ…)
そう思ってニュースを読み進めるけど、そんな事は公言できないからほんのちょっと、少しだけもどかしかった
あんな優しくて女神みたいな見た目で、ブロンドの髪の毛が輝く人が瑞貴さん…いや、MIZUKIの恋人なんだと声を大にして言いたい
他のニュースに目を通せば呉田社の新薬発表や最近流行の飲食、誰が捕まっただの誰が結婚しただの私が思っていた以上に世の中情報で溢れていた
【ついにあの人も結婚!!】と取り上げられる記事に関連しないようなニュースが見えた
「”アーティストが戻ってきた”…?」
【10年以上前から不定期にその悪行を世の中に見せるアーティストが戻ってきた。女性や男性、老人から幼い子供まであらゆる人物をターゲットにし残虐かつ酷い殺しをしている犯人は未だ捕まっておらず、殺害してもなお被害者遺族を苦しめる行いを繰り返している。
なるべく体が傷まぬように処置し自分好みに被害者の見た目を改造、即ちメイクアップすると言ったものだ。その手つきは確実に上達し髪色や被害者に彫られた刺青、ピアスの取り外しに化粧とまさにアーティストの手捌きで繰り返す犯罪は2桁を有に超えた。変わり果てた被害者の姿を目に膝から崩れ落ちる遺族もいた。
通称アーティストは殺害した後の一連の工程以外はその手の内を明かさず、警察側は犯人を探し出せずにいる。一部の間からこのアーティストが金魚枯草では無いかと俄に囁かれている。無差別殺人に近く、どこで誰を狙っているかが分からない分読者のあなた方は外出時気をつけたほうが良い事を忘れないで欲しい。】
この文章を読んで、私は三郎さんが言っていた金魚枯草を思い出した
あの時は調べる術なんて無かったから、そのままにしていた
正直少し怖かったのもある
私は深夜の謎のテンションと眠気の吹っ飛んだこの目で金魚枯草と打ち検索に掛けた
その結果は少なく、タメになるものを見つけるには時間がかかった
「枯れた金魚草…」
辺りは静かなのに自分の心臓のドキドキする鼓動が休まってくれない
春さんに10時には就寝と言われたのに、このままでは言いつけを守れない
(臼田さんがあんな事言うから…)
運動した後でも無いのに顔が熱い
誰も居ないのは分かっているけど、恥ずかしさから顔を隠すみたいに毛布を掴んだ
"僕は出したいと思ってるよ"って…それは……
そういう事…で、いたしたいと言う事で……合ってるよね?
「いやいやいや、無理無理無理!だって痛いもん…」
独り言が激し過ぎる
いや待って、そういう意味じゃないかも
言葉通り文字通り、手を出すって意味かも
………でも、いたしたいという意味なら…どうしよう
どうする?………
_____もし…もしも、そうなったとしたら……
今までキスで終わっていたものが…その先へと進んでしまったら
目を瞑ってその光景を思い浮かべてみた
でも、それは生々しくって、耐えきれなくって閉じたまぶたをガパッと開けた
(ダメダメ…まだ心の準備が、)
モゾモゾうごめく姿はきっと傍から見たら異形なものに違いない
今から寝ようとしていたのに、余計な事を考えたせいで余計眠れなくなってしまっている
目が冴えている…寝ないといけないのに
「その先…その先は……」
でもやっぱり行き着くのは最悪の記憶だ
痛くて苦しくて、早く終わってと願うばかりのあの日々のこと
結局あの痛みがまた来るのなら…と暗い気持ちになる
(あんなに痛いものなのに、どうしてみんなしたがるんだろう…。)
私には分からない
まだ人生経験が無いから?
それとも…好きな人とじゃないから?
「駄目だ…考えれば考える程眠れ無くなる」
今は寝ることに集中しようとすればする程眠気は遠退いていく
せめてまぶたを瞑れば、そのうち眠くなるだろうと試みるけど、何故か生々しい映像が戻って来る
これじゃ寝たくても寝れないし、より悩んでしまいそう
「寝なきゃいけないのに、もぉ…」
仕方ないからスマホを開いてニュースを見る
その殆どが人気アイドルグループの1人、MIZUKIが取り組んでいる新たなパホーマンスについてだった
【MIZUKI初のソロ曲か!?】とか【MIZUKIとコラボするのはいったい誰だ!?】とか、どうなるかの詳細が出ていない分憶測が多かった
記事の一部には、相手はMIZUKIの恋人などと根拠の無いものもある
(瑞稀さんにはちゃんと恋人がいるのになぁ…)
そう思ってニュースを読み進めるけど、そんな事は公言できないからほんのちょっと、少しだけもどかしかった
あんな優しくて女神みたいな見た目で、ブロンドの髪の毛が輝く人が瑞貴さん…いや、MIZUKIの恋人なんだと声を大にして言いたい
他のニュースに目を通せば呉田社の新薬発表や最近流行の飲食、誰が捕まっただの誰が結婚しただの私が思っていた以上に世の中情報で溢れていた
【ついにあの人も結婚!!】と取り上げられる記事に関連しないようなニュースが見えた
「”アーティストが戻ってきた”…?」
【10年以上前から不定期にその悪行を世の中に見せるアーティストが戻ってきた。女性や男性、老人から幼い子供まであらゆる人物をターゲットにし残虐かつ酷い殺しをしている犯人は未だ捕まっておらず、殺害してもなお被害者遺族を苦しめる行いを繰り返している。
なるべく体が傷まぬように処置し自分好みに被害者の見た目を改造、即ちメイクアップすると言ったものだ。その手つきは確実に上達し髪色や被害者に彫られた刺青、ピアスの取り外しに化粧とまさにアーティストの手捌きで繰り返す犯罪は2桁を有に超えた。変わり果てた被害者の姿を目に膝から崩れ落ちる遺族もいた。
通称アーティストは殺害した後の一連の工程以外はその手の内を明かさず、警察側は犯人を探し出せずにいる。一部の間からこのアーティストが金魚枯草では無いかと俄に囁かれている。無差別殺人に近く、どこで誰を狙っているかが分からない分読者のあなた方は外出時気をつけたほうが良い事を忘れないで欲しい。】
この文章を読んで、私は三郎さんが言っていた金魚枯草を思い出した
あの時は調べる術なんて無かったから、そのままにしていた
正直少し怖かったのもある
私は深夜の謎のテンションと眠気の吹っ飛んだこの目で金魚枯草と打ち検索に掛けた
その結果は少なく、タメになるものを見つけるには時間がかかった
「枯れた金魚草…」
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