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どうせならオシャレしちゃいましょうよと、昨日・一昨日よりも張り切る春さんのなすがまま、私は着替えという名の着せ替え中だ
届いた段ボールの中からこれ!と取り出せば、「早く来て見せて。」と急かす
「やっぱジャンはセンス良いのね、なのに無頓着だから嫌なのよ。」
「これ可愛いですよね。私も最初に見た時思いました」
「確かに可愛いけど、あくまでも衣服はその人を引き立てる役目だからね。主賓はちーちゃんなのよ。」
はい座ってとこれまた器用な手捌きで私はメイクアップされていくのであった
肌に触れるメイクブラシがくすぐったい
「今日は少しメイクもね♪」と呟く春さんはいつも以上に楽しげだ
雑談混じりに春さんは「色が白いわ。」と鏡越しに言ってくる
小さい頃からあまり外には出ていなかったからと伝えた
(これでも教会でいっぱい動きまくったから多少焼けたんだけどな…)
「春さんも肌白いですよ」
「でもほら、見比べるとやっぱりちーちゃんの方が白いでしょ?メイクが映えるのよー、腕がなるわ。」
「でも…気持ち悪く無いですか?なんか……病人みたいで、唇なんて血色?って言うんですかね、体調が悪いみたい」
「まぁ、元々って言う人なんていっぱい居るからね、そこまで気に病む必要は無いと思うけど。あれだったらリップ買ってみたら?毎日メイクするのはあんまりって感じみたいだけど、リップぐらいだったらガッツリお化粧って感じにならないし。」
「っあ、私持ってます。透さんの所で頂いたやつ、選んでもらったんです」
自室に行きリップを持って来ると「良い色じゃない!」と採用し、綺麗に塗ってくれる
「カワイー☆」とテンションが上がりまくる春さんに、似合ってますかね?と聞いてみた
春さんは目を輝かせながら最高、さすがBA!ちーちゃんにめちゃくちゃ似合ってる!!と全力肯定してくれた
(ビー、エー…)
っあ、美容部員さんか、ビューティーアドバイザー略してB A
お客様の肌や顔の悩みに合わせた商品の提案をする、女性の美に関する職業
(男性美容部員…響きがカッコ良すぎる!!!!!!!!!)
「はい!デーきた!野郎どもは骨抜きね☆」
「そんな目的があったんですか!?」
「冗談よ~。っさ、今晩用に買い物行きましょう!」
「食材買いに行くんですか?お供します!!」(ついでに爆弾揚げのレシピについて聞こう。)
よし!と春さんはクローゼットを開けて私に似合うコートを見繕ってくれる
淡くくすんだ水色、豆青色のトレンチコートを取り足すと私に渡してくれた
ふわっと香る匂いは甘過ぎない柔らかな匂いで、THE 女子みたいな気分にしてくれる
(清潔なお匂いだ…)
めっちゃ失礼だけど、純粋にそんな事を思った
さぁ、これから楽しいショッピング♪って気分だったのに……扉を開けて部屋から上半身を飛び出させた咲耶さんが目に入って、思わずフリーズ
冷たい床が気持ちいいのか、力尽きたのか、そこが寝床なのか…
それにしても枠にハマらない方だな………
「うっわ…、無視して行きましょ。こんなの見てたら目からニラが生えるわ。」
「"ニラ"……。あの…風邪引きませんかね?」(室内とは言え、真冬の床は冷えます)
「だーいじょぶだって。だって、バカは風邪引かないって言うでしょ?風邪引く位ならとっくに野垂れ死んでるわよ。」
もういい大人なのだから自身の体調管理ぐらいは自分で行ってもらわないと…
これで風邪を引いたら自分のせいだしね
うん、そうだそうだと自己解決したその瞬間、朔夜さんを心配してしゃがみ覗き込んだ私を目視するようにまぶたが開いた
「…女」と呟けばボサボサな前髪をかき上げて出かけるのか?と体を起こした
「買い物に行ってきます。あの、床は冷えますよ」
「アイデア出しに少し頭を冷やしていただけだ。流石に体が痛いがな。よし、行くか。」
「へ?どこへ?」
「買い物に行くのだろ?俺も着いて行く。」
その言葉が放たれた瞬間、玄関へと向かっていた春さんは猛スピードでやって来て咲夜さんに人差し指を指しながら「無理よりの無理でしょ!!」と声を荒げた
頭の上から足の先まで指先で示しながら、こんなんで出かけられるわけ無いとお説教タイムの始まりである
届いた段ボールの中からこれ!と取り出せば、「早く来て見せて。」と急かす
「やっぱジャンはセンス良いのね、なのに無頓着だから嫌なのよ。」
「これ可愛いですよね。私も最初に見た時思いました」
「確かに可愛いけど、あくまでも衣服はその人を引き立てる役目だからね。主賓はちーちゃんなのよ。」
はい座ってとこれまた器用な手捌きで私はメイクアップされていくのであった
肌に触れるメイクブラシがくすぐったい
「今日は少しメイクもね♪」と呟く春さんはいつも以上に楽しげだ
雑談混じりに春さんは「色が白いわ。」と鏡越しに言ってくる
小さい頃からあまり外には出ていなかったからと伝えた
(これでも教会でいっぱい動きまくったから多少焼けたんだけどな…)
「春さんも肌白いですよ」
「でもほら、見比べるとやっぱりちーちゃんの方が白いでしょ?メイクが映えるのよー、腕がなるわ。」
「でも…気持ち悪く無いですか?なんか……病人みたいで、唇なんて血色?って言うんですかね、体調が悪いみたい」
「まぁ、元々って言う人なんていっぱい居るからね、そこまで気に病む必要は無いと思うけど。あれだったらリップ買ってみたら?毎日メイクするのはあんまりって感じみたいだけど、リップぐらいだったらガッツリお化粧って感じにならないし。」
「っあ、私持ってます。透さんの所で頂いたやつ、選んでもらったんです」
自室に行きリップを持って来ると「良い色じゃない!」と採用し、綺麗に塗ってくれる
「カワイー☆」とテンションが上がりまくる春さんに、似合ってますかね?と聞いてみた
春さんは目を輝かせながら最高、さすがBA!ちーちゃんにめちゃくちゃ似合ってる!!と全力肯定してくれた
(ビー、エー…)
っあ、美容部員さんか、ビューティーアドバイザー略してB A
お客様の肌や顔の悩みに合わせた商品の提案をする、女性の美に関する職業
(男性美容部員…響きがカッコ良すぎる!!!!!!!!!)
「はい!デーきた!野郎どもは骨抜きね☆」
「そんな目的があったんですか!?」
「冗談よ~。っさ、今晩用に買い物行きましょう!」
「食材買いに行くんですか?お供します!!」(ついでに爆弾揚げのレシピについて聞こう。)
よし!と春さんはクローゼットを開けて私に似合うコートを見繕ってくれる
淡くくすんだ水色、豆青色のトレンチコートを取り足すと私に渡してくれた
ふわっと香る匂いは甘過ぎない柔らかな匂いで、THE 女子みたいな気分にしてくれる
(清潔なお匂いだ…)
めっちゃ失礼だけど、純粋にそんな事を思った
さぁ、これから楽しいショッピング♪って気分だったのに……扉を開けて部屋から上半身を飛び出させた咲耶さんが目に入って、思わずフリーズ
冷たい床が気持ちいいのか、力尽きたのか、そこが寝床なのか…
それにしても枠にハマらない方だな………
「うっわ…、無視して行きましょ。こんなの見てたら目からニラが生えるわ。」
「"ニラ"……。あの…風邪引きませんかね?」(室内とは言え、真冬の床は冷えます)
「だーいじょぶだって。だって、バカは風邪引かないって言うでしょ?風邪引く位ならとっくに野垂れ死んでるわよ。」
もういい大人なのだから自身の体調管理ぐらいは自分で行ってもらわないと…
これで風邪を引いたら自分のせいだしね
うん、そうだそうだと自己解決したその瞬間、朔夜さんを心配してしゃがみ覗き込んだ私を目視するようにまぶたが開いた
「…女」と呟けばボサボサな前髪をかき上げて出かけるのか?と体を起こした
「買い物に行ってきます。あの、床は冷えますよ」
「アイデア出しに少し頭を冷やしていただけだ。流石に体が痛いがな。よし、行くか。」
「へ?どこへ?」
「買い物に行くのだろ?俺も着いて行く。」
その言葉が放たれた瞬間、玄関へと向かっていた春さんは猛スピードでやって来て咲夜さんに人差し指を指しながら「無理よりの無理でしょ!!」と声を荒げた
頭の上から足の先まで指先で示しながら、こんなんで出かけられるわけ無いとお説教タイムの始まりである
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