358 / 529
第8章 国立学校編
2人の症状
しおりを挟む
俺とリーシェさんはみんなに見送られながら転移をした。
向かった先は第1王妃の部屋だ。
いきなり中へと転移をしたので、中にいるはずの2人には驚いて声を上げられるかと思ったのだが、全くの無音……いや、子供のうめき声らしきものが聞こえる。
俺は隣にいるリーシェさんに目配せをし、その声の持ち主を探した。
「……リーシェさん、もしかしてあそこで寝ているのが……?」
俺は小さなベッドの上で横になっている子供を発見し、リーシェさんへと問う。
リーシェさんもこちらへと歩いてきて、ベッドで寝ている子を確認した。
「そうだね、この子が第1王妃の2人目の子供だよ。名前はエドモンドっていうんだ。……完璧な男の子の名前だろう?」
リーシェさんはそう言って、ベッドに寝ている子に手を伸ばした。
多分現状がどうなっているのかの確認なのだろう。
俺はその間に、この部屋の中にいるはずの第1王妃を探すことにした。
とりあえず子供部屋には居ないようなので、他の部屋へと向かう。
子供部屋と隣接している部屋はどうやら王妃の寝室らしいが、そこにもいない。
その部屋を後にし、他の部屋へと向かう。
王妃の居室から廊下へと繋がっているドアがある部屋がどうやら応接間のような造りになっていて、入学式で見たことのある第1王妃はそこでソファーに座って俯いていた。……大丈夫か?
俺は叫ばれないよう祈りながら、王妃へと恐る恐る近寄る。
すぐ隣に立っても王妃は顔も上げずに俯いているので、申し訳ないがこのまま鑑定をさせてもらった。
すると彼女は、どうやら寝ているわけではなくて結構ギリギリの精神状態であることが分かった。
……一体この短期間で何があったんだろう?
鑑定結果からはやはり神父からの『隷属の魔法』による精神異常がとうとう頭だけでなく身体の方にまで影響を及ぼす様になったことが分かった。
さすがにここまで来ると危険水域に入っているので、多少『隷属の魔法』を解除しても神父にはバレないとは思う。
俺は早速ユーリに腕輪から出てきてもらい、ユーリの目から見た第1王妃の状態を教えてもらえるように頼んだ。
「……にぃに、この人、何をどうしても後遺症が残るかもしれない。でも……今のうちにある程度何とかしないと命はあっても廃人同様の状態になってしまうよ?」
……それはまずいねぇ。
すぐさま対処しないと危険なら、今すぐ始めなくては!
俺はユーリに『隷属の魔法』の解除をしてもらえるよう頼む。
もちろんユーリは快諾し、早速第1王妃に自分の魔力を使って解除し始めた。
だが、いくらユーリが魔力を流してもどんどん吸われるだけであまり解除されないようで、俺達は戸惑ってしまう。
「……にぃに、こうなったらにいにの魔力も僕に流してもらえない?僕がその魔力を制御して、解除してみるから。」
俺はユーリからの要請で、早速ユーリに俺の魔力を譲渡していく。
俺の魔力はユーリに吸われるままに渡しているのだが、思った以上に持っていかれている。
でもそれがしばらく続くと、急に吸われる速度が遅くなった。……もしかして解除が進みだしたかな?
「ふぅ……やっと解除が始まったようだよ。一体どのくらい長い間『隷属の魔法』に晒されていたんだろうね。もはや『呪い』の類になりつつあったみたい。」
「……それ、何とかなったのか?」
「うん、山場は越えたみたい。でもあまり解除しすぎると悪いんでしょ?暫くは身体に悪影響を及ぼさない程度でやめておくね。」
ユーリはそう言うと、解除をストップした。
えっ、もうやめるの?大丈夫なの?
俺のその疑問にユーリは「あまり魔力を吸われなくなった時点で『呪い』から普通の魔法へと移行したようだ」と言った。
なるほど、あのあまり吸われなくなった時が境目だったんだね。
とにかく王妃の状態が命の危険を脱したので、もう1人の被害者であるエドモンドの所へと向かう。
エドモンドは相変わらずベッドの上で苦しそうに唸っていたが、リーシェさんに症状を聞くと「『隷属の魔法』の急激な使用による中毒症状だろう」との事だった。
それなら今のうちに解除してしまえば元に戻るだろう。
改めてユーリが自身の魔力を使おうとしたのだが、先程の王妃のためにあまりにも魔力を使いすぎていたようで、こちらでも俺が魔力譲渡をしてユーリが解除をすることになった。
ユーリがエドモンドの『隷属の魔法』の解除を始めたが、先程の王妃の時とは比べ物にならないほど吸われる魔力が少ない。
それを考えると、どれだけあの王妃は『隷属の魔法』をかけ続けられてきたのか分からないよね……。
俺はユーリが解除をしている間に、先程の王妃の状態を伝えた。
するとリーシェさんはそこまで酷いことになっていたことに気づかなかった自分を責めるように、俯いて唇を噛んだ。
「……言い訳にしかなりませんが、ここ2年ほど王妃は部屋からも出てこなくなっていましたので、お会いすることもなかったんです。久々に入学式でお会いしましたが、かなりやつれていて以前より大分体調がよろしくなさそうに見えたのを覚えています。……あの時、もっと私が気にかけていれば、ここまで酷くならずに済んだのではないかと思うと、後悔してしまいますね……。」
リーシェさんはそんな事を言ったが、あの時はしょうがないと思う。
王様も忙しく、王妃を連れ回していたしね。
そんな話をしている間に、エドモンドの『隷属の魔法』の解除が終了したようだ。
こちらはまだ急性だったので、身体に染み付く前に全て解除できた。
最後にリーシェさんに診てもらい問題ないことが分かると、スヤスヤと眠っているエドモンドに布団をかけてやった。
「さあ、2人が目を覚ます前に元の場所に戻ろうか。」
リーシェさんはそう言うと、俺にユーリをしまわせて俺と手を繋ぎ、リーシェさんの家へと転移をした。
とりあえず2人の命に別状がなくて良かったよ。
とにかく王妃の場合、今の問題が解決したら今度はしっかりと解除をすることになった。
……今度こそ、成功すると良いな!
向かった先は第1王妃の部屋だ。
いきなり中へと転移をしたので、中にいるはずの2人には驚いて声を上げられるかと思ったのだが、全くの無音……いや、子供のうめき声らしきものが聞こえる。
俺は隣にいるリーシェさんに目配せをし、その声の持ち主を探した。
「……リーシェさん、もしかしてあそこで寝ているのが……?」
俺は小さなベッドの上で横になっている子供を発見し、リーシェさんへと問う。
リーシェさんもこちらへと歩いてきて、ベッドで寝ている子を確認した。
「そうだね、この子が第1王妃の2人目の子供だよ。名前はエドモンドっていうんだ。……完璧な男の子の名前だろう?」
リーシェさんはそう言って、ベッドに寝ている子に手を伸ばした。
多分現状がどうなっているのかの確認なのだろう。
俺はその間に、この部屋の中にいるはずの第1王妃を探すことにした。
とりあえず子供部屋には居ないようなので、他の部屋へと向かう。
子供部屋と隣接している部屋はどうやら王妃の寝室らしいが、そこにもいない。
その部屋を後にし、他の部屋へと向かう。
王妃の居室から廊下へと繋がっているドアがある部屋がどうやら応接間のような造りになっていて、入学式で見たことのある第1王妃はそこでソファーに座って俯いていた。……大丈夫か?
俺は叫ばれないよう祈りながら、王妃へと恐る恐る近寄る。
すぐ隣に立っても王妃は顔も上げずに俯いているので、申し訳ないがこのまま鑑定をさせてもらった。
すると彼女は、どうやら寝ているわけではなくて結構ギリギリの精神状態であることが分かった。
……一体この短期間で何があったんだろう?
鑑定結果からはやはり神父からの『隷属の魔法』による精神異常がとうとう頭だけでなく身体の方にまで影響を及ぼす様になったことが分かった。
さすがにここまで来ると危険水域に入っているので、多少『隷属の魔法』を解除しても神父にはバレないとは思う。
俺は早速ユーリに腕輪から出てきてもらい、ユーリの目から見た第1王妃の状態を教えてもらえるように頼んだ。
「……にぃに、この人、何をどうしても後遺症が残るかもしれない。でも……今のうちにある程度何とかしないと命はあっても廃人同様の状態になってしまうよ?」
……それはまずいねぇ。
すぐさま対処しないと危険なら、今すぐ始めなくては!
俺はユーリに『隷属の魔法』の解除をしてもらえるよう頼む。
もちろんユーリは快諾し、早速第1王妃に自分の魔力を使って解除し始めた。
だが、いくらユーリが魔力を流してもどんどん吸われるだけであまり解除されないようで、俺達は戸惑ってしまう。
「……にぃに、こうなったらにいにの魔力も僕に流してもらえない?僕がその魔力を制御して、解除してみるから。」
俺はユーリからの要請で、早速ユーリに俺の魔力を譲渡していく。
俺の魔力はユーリに吸われるままに渡しているのだが、思った以上に持っていかれている。
でもそれがしばらく続くと、急に吸われる速度が遅くなった。……もしかして解除が進みだしたかな?
「ふぅ……やっと解除が始まったようだよ。一体どのくらい長い間『隷属の魔法』に晒されていたんだろうね。もはや『呪い』の類になりつつあったみたい。」
「……それ、何とかなったのか?」
「うん、山場は越えたみたい。でもあまり解除しすぎると悪いんでしょ?暫くは身体に悪影響を及ぼさない程度でやめておくね。」
ユーリはそう言うと、解除をストップした。
えっ、もうやめるの?大丈夫なの?
俺のその疑問にユーリは「あまり魔力を吸われなくなった時点で『呪い』から普通の魔法へと移行したようだ」と言った。
なるほど、あのあまり吸われなくなった時が境目だったんだね。
とにかく王妃の状態が命の危険を脱したので、もう1人の被害者であるエドモンドの所へと向かう。
エドモンドは相変わらずベッドの上で苦しそうに唸っていたが、リーシェさんに症状を聞くと「『隷属の魔法』の急激な使用による中毒症状だろう」との事だった。
それなら今のうちに解除してしまえば元に戻るだろう。
改めてユーリが自身の魔力を使おうとしたのだが、先程の王妃のためにあまりにも魔力を使いすぎていたようで、こちらでも俺が魔力譲渡をしてユーリが解除をすることになった。
ユーリがエドモンドの『隷属の魔法』の解除を始めたが、先程の王妃の時とは比べ物にならないほど吸われる魔力が少ない。
それを考えると、どれだけあの王妃は『隷属の魔法』をかけ続けられてきたのか分からないよね……。
俺はユーリが解除をしている間に、先程の王妃の状態を伝えた。
するとリーシェさんはそこまで酷いことになっていたことに気づかなかった自分を責めるように、俯いて唇を噛んだ。
「……言い訳にしかなりませんが、ここ2年ほど王妃は部屋からも出てこなくなっていましたので、お会いすることもなかったんです。久々に入学式でお会いしましたが、かなりやつれていて以前より大分体調がよろしくなさそうに見えたのを覚えています。……あの時、もっと私が気にかけていれば、ここまで酷くならずに済んだのではないかと思うと、後悔してしまいますね……。」
リーシェさんはそんな事を言ったが、あの時はしょうがないと思う。
王様も忙しく、王妃を連れ回していたしね。
そんな話をしている間に、エドモンドの『隷属の魔法』の解除が終了したようだ。
こちらはまだ急性だったので、身体に染み付く前に全て解除できた。
最後にリーシェさんに診てもらい問題ないことが分かると、スヤスヤと眠っているエドモンドに布団をかけてやった。
「さあ、2人が目を覚ます前に元の場所に戻ろうか。」
リーシェさんはそう言うと、俺にユーリをしまわせて俺と手を繋ぎ、リーシェさんの家へと転移をした。
とりあえず2人の命に別状がなくて良かったよ。
とにかく王妃の場合、今の問題が解決したら今度はしっかりと解除をすることになった。
……今度こそ、成功すると良いな!
253
あなたにおすすめの小説
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
追放されたけど実は世界最強でした ~元下僕の俺、気ままに旅していたら神々に愛されてた件~
fuwamofu
ファンタジー
「お前なんか要らない」と勇者パーティから追放された青年リオ。
しかし彼は知らなかった。自分が古代最強の血筋であり、封印級スキル「創世の権能」を無意識に使いこなしていたことを。
気ままな旅の途中で救ったのは、王女、竜族、聖女、そして神。彼女たちは次々とリオに惹かれていく。
裏切った勇者たちは没落し、リオの存在はやがて全大陸を巻き込む伝説となる――。
無自覚にチートでハーレムな最強冒険譚、ここに開幕!
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる