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第10章 国立学校 (後期)
夏休み明けの学校2
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光が止むと、そこはまるで舞踏会でも開けるほどの広さがある部屋で、中心に楕円形の大きなテーブルと椅子があった。
クレイン国の国王はそのテーブルの横長の部分の中心に座っていた。
だが俺たちが姿を見せると立ち上がり、軽く会釈をした。
そして執事っぽい人が俺達をクレイン国の国王のテーブルを挟んで反対側の椅子へと案内する。
そうだね、そこが一番近くで話ができそうだよね!
2人が席へと着くと、クレイン国の国王も着席した。
俺とグリーさんは、2人が席に着くと壁側へと下がる。
「ネシアの国王と王子よ。クレイン国への来訪、歓迎いたします。そしてシエルよ、ご苦労であった。そなたのおかげでこの会合を素早く行うことができ、安全に行き来ができた。とても感謝している。」
クレイン国の国王はそう言って笑顔で頷く。
そうそう実は今回、俺は新しい転移の方法でここに来たのだ。
その新しい方法とは、転移のターゲットを『場所』ではなく『人』にして転移するというもので、これはリーシェさんから教えてもらった。
「その方が思い浮かべやすいでしょ?」と言われ、すごく納得したものだ。
そうだよね、「この人に会いたい」っていうのが決まっていれば、直接その人を思い浮かべれば行き違いなんてものもないもんね!
それからすぐにダンジョンの共同管理についての内容や取り決めなんかの話し合いを始め、それが決まると早速両国の国王は書面による調印をした。
これで正式な文書が出来たので、書かれている約束は守らなければならない。
これの効力は調印直後から有効らしいので、国王の傍に控えていたリーシェさんはすぐさまローランの街にいるルーシェさんへと『魔法連絡』で今回の『例のダンジョン』についての取り決めを伝え、しばらくはローランの街でダンジョンの出入りの管理をしてもらうよう伝えた。
これからルーシェさんは急いで領主の元へと向かい、この国同士の約束事を伝えて領軍の一部をダンジョンへと回してもらうようお願いに行くことになっている。……頑張れ、ルーシェさん!
この調印が無事に終わったので、ネシアの国王はここでお別れだ。
俺がまたネシアに連れていく。
たが王子はこのままここに残り、クレイン国の国立学校へと通う事になっている、
それが分かっているからか、王子の顔はさらに不機嫌になっていく。
そして何故か俺の顔を睨みつけ、まるで視線で射殺さんばかりだ。
そんな俺たちの間にグリーさんが割って入る。
「なんやお前。なんでそないにシエルさんを睨んどるんや?この御方は神竜のパートナーやで?お前なんかよりも相当えらいんや。勘違いするんやないで?」
俺の方からは全く表情がわからないが、ただ……そう言ったグリーさんの声音に、思わず背筋が凍りそうな感じだったので、間違いなく怖い表情をしているのだろう。
……現にネシアの王子の顔色はどんどん悪くなっているしね。
とりあえず俺はグリーさんとネシア王子をその場に残して、ネシアの国王と2人でネシアの王宮へと転移した。
光が止むと、そこは朝迎えに行った国王の執務室だった。うん、もう完璧だね!
「それではシエル殿。今回の調印に至る諸々の事に、とても感謝している。そなたの力がなければこの話し合いは実現しなかっただろう。どうもありがとう。」
ネシアの国王はニッコリ笑うと俺の手を握り、握手をした。もちろん俺も握り返したよ!
「そしてこれからそなたには我の息子アンドリューが迷惑をかけないよう、見張っていてもらいたいのだ。」
国王は自らの椅子に座りながらそう言うと、机に両肘を置いて顔を両手で隠す。
「帰り際のあやつの表情から考えるに、溜まっているストレスを学校で発散させようとするであろう。なのであまり羽目を外さないようしっかり見ていてくれ。その為に必要なら、『実力行使』もやむをえん。それはこの我が許可を出すので、よろしく頼む。」
国王はそう言うとまるで土下座のように、机に擦り付けんばかりに頭を下げた。
あの王子、自らの父親である一国の王にここまでさせている事を知ってもらいたいものだ。
俺は国王に1つ頷くと、国王はおもむろに懐から1つの書類を出してきた。……何だろう?
「これは先ほど言った『実力行使』を我が許可したことを記してある書状だ。何かあったらそれを息子に見せるが良いぞ。」
「分かりました。ありがとうございました。俺ももう学校に行かなければならないので、お暇させてもらいます。」
俺はネシアの国王にそう言うと、単身王宮へと戻る。
今日はネシアの王子も一緒に、王宮から学校へセイン達3人と一緒に5人で向かうことになっている。
……大丈夫かなぁ。
『混ぜるな危険!』な3人が揃うと、一体どうなるんだろうね……?
セインとローラは自由奔放だから、クロードがフォローしなきゃならないのだが……大丈夫かなぁ。
クレイン国の国王はそのテーブルの横長の部分の中心に座っていた。
だが俺たちが姿を見せると立ち上がり、軽く会釈をした。
そして執事っぽい人が俺達をクレイン国の国王のテーブルを挟んで反対側の椅子へと案内する。
そうだね、そこが一番近くで話ができそうだよね!
2人が席へと着くと、クレイン国の国王も着席した。
俺とグリーさんは、2人が席に着くと壁側へと下がる。
「ネシアの国王と王子よ。クレイン国への来訪、歓迎いたします。そしてシエルよ、ご苦労であった。そなたのおかげでこの会合を素早く行うことができ、安全に行き来ができた。とても感謝している。」
クレイン国の国王はそう言って笑顔で頷く。
そうそう実は今回、俺は新しい転移の方法でここに来たのだ。
その新しい方法とは、転移のターゲットを『場所』ではなく『人』にして転移するというもので、これはリーシェさんから教えてもらった。
「その方が思い浮かべやすいでしょ?」と言われ、すごく納得したものだ。
そうだよね、「この人に会いたい」っていうのが決まっていれば、直接その人を思い浮かべれば行き違いなんてものもないもんね!
それからすぐにダンジョンの共同管理についての内容や取り決めなんかの話し合いを始め、それが決まると早速両国の国王は書面による調印をした。
これで正式な文書が出来たので、書かれている約束は守らなければならない。
これの効力は調印直後から有効らしいので、国王の傍に控えていたリーシェさんはすぐさまローランの街にいるルーシェさんへと『魔法連絡』で今回の『例のダンジョン』についての取り決めを伝え、しばらくはローランの街でダンジョンの出入りの管理をしてもらうよう伝えた。
これからルーシェさんは急いで領主の元へと向かい、この国同士の約束事を伝えて領軍の一部をダンジョンへと回してもらうようお願いに行くことになっている。……頑張れ、ルーシェさん!
この調印が無事に終わったので、ネシアの国王はここでお別れだ。
俺がまたネシアに連れていく。
たが王子はこのままここに残り、クレイン国の国立学校へと通う事になっている、
それが分かっているからか、王子の顔はさらに不機嫌になっていく。
そして何故か俺の顔を睨みつけ、まるで視線で射殺さんばかりだ。
そんな俺たちの間にグリーさんが割って入る。
「なんやお前。なんでそないにシエルさんを睨んどるんや?この御方は神竜のパートナーやで?お前なんかよりも相当えらいんや。勘違いするんやないで?」
俺の方からは全く表情がわからないが、ただ……そう言ったグリーさんの声音に、思わず背筋が凍りそうな感じだったので、間違いなく怖い表情をしているのだろう。
……現にネシアの王子の顔色はどんどん悪くなっているしね。
とりあえず俺はグリーさんとネシア王子をその場に残して、ネシアの国王と2人でネシアの王宮へと転移した。
光が止むと、そこは朝迎えに行った国王の執務室だった。うん、もう完璧だね!
「それではシエル殿。今回の調印に至る諸々の事に、とても感謝している。そなたの力がなければこの話し合いは実現しなかっただろう。どうもありがとう。」
ネシアの国王はニッコリ笑うと俺の手を握り、握手をした。もちろん俺も握り返したよ!
「そしてこれからそなたには我の息子アンドリューが迷惑をかけないよう、見張っていてもらいたいのだ。」
国王は自らの椅子に座りながらそう言うと、机に両肘を置いて顔を両手で隠す。
「帰り際のあやつの表情から考えるに、溜まっているストレスを学校で発散させようとするであろう。なのであまり羽目を外さないようしっかり見ていてくれ。その為に必要なら、『実力行使』もやむをえん。それはこの我が許可を出すので、よろしく頼む。」
国王はそう言うとまるで土下座のように、机に擦り付けんばかりに頭を下げた。
あの王子、自らの父親である一国の王にここまでさせている事を知ってもらいたいものだ。
俺は国王に1つ頷くと、国王はおもむろに懐から1つの書類を出してきた。……何だろう?
「これは先ほど言った『実力行使』を我が許可したことを記してある書状だ。何かあったらそれを息子に見せるが良いぞ。」
「分かりました。ありがとうございました。俺ももう学校に行かなければならないので、お暇させてもらいます。」
俺はネシアの国王にそう言うと、単身王宮へと戻る。
今日はネシアの王子も一緒に、王宮から学校へセイン達3人と一緒に5人で向かうことになっている。
……大丈夫かなぁ。
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