3 / 529
第1章 出会い〜旅の始まり
ここは、どこ?
しおりを挟む
「おい、大丈夫だったか?」
大剣を肩に担ぎながら大柄な男が俺に声をかけてきた。
「はい、ありがとうございました!おかげで助かりました!」
俺が男にお礼を言うと、男はにかっと笑って俺の頭をグシャグシャと撫でてくる。
「ホント、グレートウルフの亜種が君の方に走っていった時は肝を冷やしたわよ。無事で良かったわ!」
そう言いながら妖艶な雰囲気の女性が俺の側まで歩いてきた。
他の2人もゆっくりと歩いてくる。
4人が俺の周りに集まったところで自己紹介が始まった。
「俺達は『スノーホワイト』っていうBランクの冒険者のチームだ。俺はリーダーのスコット。よろしくな!」
まずは一番大柄な大剣使いの男が挨拶をしてきた。
彼はとても大きく、俺の目線が彼の腰の少し上くらいの位置にあるほどだ。
髪型は短髪で、額にバンダナを巻いている。
金髪、碧眼でワイルドな感じのイケメンだ。
「私は攻撃魔法担当のエミリーよ。よろしくね。」
次に挨拶してきたのは先程スコットさんの次に声をかけてきた妖艶な雰囲気の女性だった。
長い黒髪を後ろで三つ編みにしたちょっとキツめの顔の美人だが、雰囲気とは違い笑顔がとても優しそうだ。
「俺は斥候担当のリッキーだ。ホント、お前運がいいな!グレートウルフが攻撃を外すなんてな!そうじゃなかったら俺たちが追いつく前にやられていたぜ?」
そう言ってウインクしてきたのはエミリーさんより背が高くて細マッチョな体型の男だった。
見た目はなんだか軽そうな感じで、薄い茶色の長髪を両脇だけ後ろで結んでいる。
目の色は髪色より濃い茶色だ。
彼はどうもこのチームのムードメーカー的存在なのか、とてもフレンドリーな人のようだ。
「えっと、私は、回復魔法担当で、リリーって言いますっ!よろしくですっ!あっ、もしゲガをしているなら言ってくださいね、すぐに治しますからっ!」
慌てたように声をかけてきたのは見た目はとてもおっとりとした雰囲気の、ふわふわのウェーブがかった薄い金髪を肩で切りそろえた可愛い感じの女性だった。
話し方からするともしかすると軽く人見知りをするタイプなのかな?
「俺の名前は『沖 紫惠琉』っていいます。シエルって呼んでください。」
最後に俺が自己紹介をした。
それにしても彼らはそれぞれ高い低いはあるが、4人揃って俺よりも背が高い。
1番低いリリーさんでさえも俺の目線より少し上に顔がある。
この世界の人たちはみんな背が高いのだろうか…
「それにしても君はまだまだ子どもなのに、こんな危険な森に1人で一体何をしていたんだい?」
そうスコットさんが言ってきたので軽くショックを受けた。
やはり身長が低いから子どもだと思われたんだろうか。
「それになんだか見たことのない服装をしているわね。しかもサイズが合ってないみたいだし。」
そう言われて俺は自分の体を見下ろした。
確かに言われてみればなんだか少しぶかぶかだ。
日本にいたときにはくるぶしくらいだったパンツの丈が地面に擦っているようだし、上着の肩幅や身幅なんかも全然合ってない。
靴も多少大きくても履けていたので気づかなかった。
一体どうしたんだろうか…?
まさか、身長が縮んだ…?
俺が軽くパニックになっている間にスコットさんとリッキーさんは全ての倒したグレートウルフを回収してきたようだ。
2人の持っている鞄は俺が持っている肩掛け鞄のように一部を中に入れるとスルスルと吸い込まれる性質を持っているようだ。
それにあんなに大きなものを入れたにも関わらず、全く見た目の大きさなんかも変わらないようだ。
「…言っても信じてはもらえないでしょうが、俺、どうも違う世界からここへ来たようで…。元にいた世界で落とし穴みたいなものに落ちたと思ったらこの森にいたんです。」
俺が正直にそう告げると、4人は驚きに目を見開いた。
「…たしかに過去にもそんな人物がいたと文献にも載っていましたね。とても珍しくて、1番最後に発見されたのは確か100年前くらいだったはず。」
そんなことをリリーさんが言ってきた。
良かった、過去にも一応前例としてあって。
それなら疑われなくてもすみそうだ。
「だからそんな変な格好をしているのね。あっ、そういえば確か『落ち人』はいろいろなスキルなんかを持っているって聞いたことあるわね!」
「そうなんですか?それはどうやって確認できるんですか?」
「確認はステータスボードを出してみることができるわよ!声で『ステータスオープン』って言えば目の前にステータスが出るわ。ただし、それを見ることができるのは本人のみよ。」
「なるほど!じゃあ早速見てみます!『ステータスオープン』」
エミリーさんがやり方を教えてくれたので、早速やってみた。
大剣を肩に担ぎながら大柄な男が俺に声をかけてきた。
「はい、ありがとうございました!おかげで助かりました!」
俺が男にお礼を言うと、男はにかっと笑って俺の頭をグシャグシャと撫でてくる。
「ホント、グレートウルフの亜種が君の方に走っていった時は肝を冷やしたわよ。無事で良かったわ!」
そう言いながら妖艶な雰囲気の女性が俺の側まで歩いてきた。
他の2人もゆっくりと歩いてくる。
4人が俺の周りに集まったところで自己紹介が始まった。
「俺達は『スノーホワイト』っていうBランクの冒険者のチームだ。俺はリーダーのスコット。よろしくな!」
まずは一番大柄な大剣使いの男が挨拶をしてきた。
彼はとても大きく、俺の目線が彼の腰の少し上くらいの位置にあるほどだ。
髪型は短髪で、額にバンダナを巻いている。
金髪、碧眼でワイルドな感じのイケメンだ。
「私は攻撃魔法担当のエミリーよ。よろしくね。」
次に挨拶してきたのは先程スコットさんの次に声をかけてきた妖艶な雰囲気の女性だった。
長い黒髪を後ろで三つ編みにしたちょっとキツめの顔の美人だが、雰囲気とは違い笑顔がとても優しそうだ。
「俺は斥候担当のリッキーだ。ホント、お前運がいいな!グレートウルフが攻撃を外すなんてな!そうじゃなかったら俺たちが追いつく前にやられていたぜ?」
そう言ってウインクしてきたのはエミリーさんより背が高くて細マッチョな体型の男だった。
見た目はなんだか軽そうな感じで、薄い茶色の長髪を両脇だけ後ろで結んでいる。
目の色は髪色より濃い茶色だ。
彼はどうもこのチームのムードメーカー的存在なのか、とてもフレンドリーな人のようだ。
「えっと、私は、回復魔法担当で、リリーって言いますっ!よろしくですっ!あっ、もしゲガをしているなら言ってくださいね、すぐに治しますからっ!」
慌てたように声をかけてきたのは見た目はとてもおっとりとした雰囲気の、ふわふわのウェーブがかった薄い金髪を肩で切りそろえた可愛い感じの女性だった。
話し方からするともしかすると軽く人見知りをするタイプなのかな?
「俺の名前は『沖 紫惠琉』っていいます。シエルって呼んでください。」
最後に俺が自己紹介をした。
それにしても彼らはそれぞれ高い低いはあるが、4人揃って俺よりも背が高い。
1番低いリリーさんでさえも俺の目線より少し上に顔がある。
この世界の人たちはみんな背が高いのだろうか…
「それにしても君はまだまだ子どもなのに、こんな危険な森に1人で一体何をしていたんだい?」
そうスコットさんが言ってきたので軽くショックを受けた。
やはり身長が低いから子どもだと思われたんだろうか。
「それになんだか見たことのない服装をしているわね。しかもサイズが合ってないみたいだし。」
そう言われて俺は自分の体を見下ろした。
確かに言われてみればなんだか少しぶかぶかだ。
日本にいたときにはくるぶしくらいだったパンツの丈が地面に擦っているようだし、上着の肩幅や身幅なんかも全然合ってない。
靴も多少大きくても履けていたので気づかなかった。
一体どうしたんだろうか…?
まさか、身長が縮んだ…?
俺が軽くパニックになっている間にスコットさんとリッキーさんは全ての倒したグレートウルフを回収してきたようだ。
2人の持っている鞄は俺が持っている肩掛け鞄のように一部を中に入れるとスルスルと吸い込まれる性質を持っているようだ。
それにあんなに大きなものを入れたにも関わらず、全く見た目の大きさなんかも変わらないようだ。
「…言っても信じてはもらえないでしょうが、俺、どうも違う世界からここへ来たようで…。元にいた世界で落とし穴みたいなものに落ちたと思ったらこの森にいたんです。」
俺が正直にそう告げると、4人は驚きに目を見開いた。
「…たしかに過去にもそんな人物がいたと文献にも載っていましたね。とても珍しくて、1番最後に発見されたのは確か100年前くらいだったはず。」
そんなことをリリーさんが言ってきた。
良かった、過去にも一応前例としてあって。
それなら疑われなくてもすみそうだ。
「だからそんな変な格好をしているのね。あっ、そういえば確か『落ち人』はいろいろなスキルなんかを持っているって聞いたことあるわね!」
「そうなんですか?それはどうやって確認できるんですか?」
「確認はステータスボードを出してみることができるわよ!声で『ステータスオープン』って言えば目の前にステータスが出るわ。ただし、それを見ることができるのは本人のみよ。」
「なるほど!じゃあ早速見てみます!『ステータスオープン』」
エミリーさんがやり方を教えてくれたので、早速やってみた。
1,022
あなたにおすすめの小説
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
追放されたけど実は世界最強でした ~元下僕の俺、気ままに旅していたら神々に愛されてた件~
fuwamofu
ファンタジー
「お前なんか要らない」と勇者パーティから追放された青年リオ。
しかし彼は知らなかった。自分が古代最強の血筋であり、封印級スキル「創世の権能」を無意識に使いこなしていたことを。
気ままな旅の途中で救ったのは、王女、竜族、聖女、そして神。彼女たちは次々とリオに惹かれていく。
裏切った勇者たちは没落し、リオの存在はやがて全大陸を巻き込む伝説となる――。
無自覚にチートでハーレムな最強冒険譚、ここに開幕!
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる