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第3章 スノービーク〜
スノービークに到着!
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それから俺達は街道沿いを歩きながら、スノービークを目指した。
野宿する時は少しだけ森の方に入り、あまり街道から見えない位置かつ外れないようにテントを張ったんだ。
その方が魔物には襲われないし、盗賊には気づかれにくいからね。
そうやってみんなで楽しく話しながら一直線の街道を南に進む。
森ばかりだった街道が、街道脇には木が植わっているが、段々とあたり一面に畑が広がってきた。
街が近づいてきた、ということだろう。
その頃にはユーリも人型へと変わって、一緒に歩いたり、俺に抱っこされたり、スコットさんにおんぶされたりして一緒に街へ向かっていた。
さらに進むと、森を出発した翌日の昼には目的地『スノービーク』に到着した。
以前ルーシェさんに連れてきてもらった時と同じく、門には2人の門番が立っている。
門番は何人もいるのか、前回来た時と違う2人のようだ。
「スノービークへようこ…そ?……えっ、スコットたちか!?」
「お前ら、今まで一度も帰ってこなかったが、無事だったんだな!お前らの両親たちも心配していたぞ!」
門番の2人はかなり驚いていたが、とても嬉しそうに皆を迎え入れてくれた。
皆も嬉しそうな顔をして、門番の人達と挨拶を交わしている。
ふと、門番の1人がリッキーを見た。
「……お前も帰ってきていたんだな。あの時はすまなかった。街の皆も大半は後悔しているんだ。皆も、別にお前に非があったわけじゃなく、生まれつき持っていた能力だったんだからしょうがない事だと分かっているんだ。でも……すまなかった。」
その言葉を聞き、俯いていたリッキーは顔を上げた。
「良いよ、別に謝ってもらわなくても。みんなは俺のことを気にしないで「一人の観光客」という感じで接してくれれば、それで良い。」
その言葉を聞いて門番の2人は俯いてしまった。
しょうがないよね、そうリッキーから言われてしまうのは。
彼らはリッキーに「俺には関わらず、関心を向けるな」と言われたのだ。
街の皆は、そう言われるだけのことをしてきたんだということだ。
しばらくそうやっていた2人だが、顔を上げると俺と目が合った。
「……そっちの子供2人と中年の男性は?」
門番の1人がスコットさんに聞く。
「こっちは俺たちの新しいメンバーで、シエルだ。仲良くしてやってくれ。もう1人の子供はその弟だ。そして大人の男性である彼は2人に付き従っているんだよ。」
そう、ユーリはあまりに俺に似すぎているので、年は離れているが『兄弟』ということにしたのだ。
さすがに『子供』が親になるわけにいかないからね!
だからユーリにも『ママ』呼びは封印して、『お兄ちゃん』もしくは『兄に』と呼んでもらうことになったのだ。
「兄に、抱っこ!」
「はいよ、ユーリ。」
俺はユーリを抱っこしてやる。
するとユーリは俺の肩に頭をコツンと乗せた。
俺はユーリの背中をトントンと叩きながら門番の人に話しかける。
「俺の名前はシエル、この子はユーリといいます。よろしくお願いします。」
すると門番の人達は頷き、応えてくれた。
「ああ、よろしく。街の中ではゆっくりすると良いよ。ああ、そうそう、ギルドカードはあるかい?一応の確認はさせてもらうよ?」
俺は自分のカードを鞄から出して門番の1人に手渡す。
ユーリやセバスのカードはないと伝えると、門番には冒険者ギルドで発行してもらえると言われたが……果たして2人は無事に発行できるだろうか?
一応チャレンジはしてみようかと思うが……あ、そうか、ローランの街で事情を知っているルーシェさんに作ってもらえば良いんじゃないかな!
俺は妙案だとホクホク顔でいると、隣を歩いていたリッキーから不思議そうな顔をされた。
そこで、さっき思いついたことを話すとリッキーも賛成してくれたので、今夜宿泊する所に行ったら2人を連れてローランに行ってこよう!
それから俺達は街の中へと入った。
どうやらスノービークはローランと同じように門から入ったら一直線に大通りがあって、その脇に家やお店が建っているようだ。
ただしローランと違ってその道の遠く先の方に大きな屋敷が見えるので、ローランよりは街の規模は小さいのかもしれない。
たぶんその屋敷が領主の屋敷なんだろうと思う。
街並みは今のところローランの街とそう変わらないように思えたが……。
あれ?屋根がローランよりも尖っている?
そしてさらによく見てみると、1階にも玄関があるが、何故か2階にも玄関らしきものがある。
あと、どの家も3階建てみたいだ。
街灯もみんなローランよりも高いからぱっと見には気づかなかったよ。
俺が不思議そうに見ていたからなのか、隣を歩くリッキーが声をかけてきた。
「この街は相当雪が降るから、ドカ雪になった時の為に2階にも玄関があるんだよ。まあ普段は使ってないから、ホント簡易的なものだがな。あと、屋根に積もった雪が溜まらないように傾斜もつけてあるんだ。だから1階の玄関は埋まるし、ほら、真ん中を走る道路までの距離が長いだろう?あそこまで歩道が幅広いのは屋根の雪の影響がないようになんだ。」
なるほど、考えられているねぇ……。
俺が感心していると、さらなる驚きの話が。
どうやらこの真ん中を走る道路、融雪の魔道具が道のど真ん中に通っているらしい。
おかげで道路には雪が溜まらず、みんなが快適に移動できるらしい。
ただ、便利なのだが、かなり作るのが大変で高価なものらしく、民家の屋根なんかには使えないそうだ。
だがそれでも、領民が使う街の道路の為にと領主が何とかしてくれたようだ。
とりあえず俺はみんなの後をついて歩いていたんだが、スコットさん達の人気はかなりのものだった。
街のみんなはスコットさん達を見ると「おかえり!」と声をかけてくるんだよ!
そして必ずと言っていいほど、その後にリッキーさんを見て気まずい顔をするんだ。
俺はそんな街の様子を見て早くリッキーの家に向かいたくてしょうがなかったが、まずは通り道にあるらしいスコットさん達の家によることになった。
野宿する時は少しだけ森の方に入り、あまり街道から見えない位置かつ外れないようにテントを張ったんだ。
その方が魔物には襲われないし、盗賊には気づかれにくいからね。
そうやってみんなで楽しく話しながら一直線の街道を南に進む。
森ばかりだった街道が、街道脇には木が植わっているが、段々とあたり一面に畑が広がってきた。
街が近づいてきた、ということだろう。
その頃にはユーリも人型へと変わって、一緒に歩いたり、俺に抱っこされたり、スコットさんにおんぶされたりして一緒に街へ向かっていた。
さらに進むと、森を出発した翌日の昼には目的地『スノービーク』に到着した。
以前ルーシェさんに連れてきてもらった時と同じく、門には2人の門番が立っている。
門番は何人もいるのか、前回来た時と違う2人のようだ。
「スノービークへようこ…そ?……えっ、スコットたちか!?」
「お前ら、今まで一度も帰ってこなかったが、無事だったんだな!お前らの両親たちも心配していたぞ!」
門番の2人はかなり驚いていたが、とても嬉しそうに皆を迎え入れてくれた。
皆も嬉しそうな顔をして、門番の人達と挨拶を交わしている。
ふと、門番の1人がリッキーを見た。
「……お前も帰ってきていたんだな。あの時はすまなかった。街の皆も大半は後悔しているんだ。皆も、別にお前に非があったわけじゃなく、生まれつき持っていた能力だったんだからしょうがない事だと分かっているんだ。でも……すまなかった。」
その言葉を聞き、俯いていたリッキーは顔を上げた。
「良いよ、別に謝ってもらわなくても。みんなは俺のことを気にしないで「一人の観光客」という感じで接してくれれば、それで良い。」
その言葉を聞いて門番の2人は俯いてしまった。
しょうがないよね、そうリッキーから言われてしまうのは。
彼らはリッキーに「俺には関わらず、関心を向けるな」と言われたのだ。
街の皆は、そう言われるだけのことをしてきたんだということだ。
しばらくそうやっていた2人だが、顔を上げると俺と目が合った。
「……そっちの子供2人と中年の男性は?」
門番の1人がスコットさんに聞く。
「こっちは俺たちの新しいメンバーで、シエルだ。仲良くしてやってくれ。もう1人の子供はその弟だ。そして大人の男性である彼は2人に付き従っているんだよ。」
そう、ユーリはあまりに俺に似すぎているので、年は離れているが『兄弟』ということにしたのだ。
さすがに『子供』が親になるわけにいかないからね!
だからユーリにも『ママ』呼びは封印して、『お兄ちゃん』もしくは『兄に』と呼んでもらうことになったのだ。
「兄に、抱っこ!」
「はいよ、ユーリ。」
俺はユーリを抱っこしてやる。
するとユーリは俺の肩に頭をコツンと乗せた。
俺はユーリの背中をトントンと叩きながら門番の人に話しかける。
「俺の名前はシエル、この子はユーリといいます。よろしくお願いします。」
すると門番の人達は頷き、応えてくれた。
「ああ、よろしく。街の中ではゆっくりすると良いよ。ああ、そうそう、ギルドカードはあるかい?一応の確認はさせてもらうよ?」
俺は自分のカードを鞄から出して門番の1人に手渡す。
ユーリやセバスのカードはないと伝えると、門番には冒険者ギルドで発行してもらえると言われたが……果たして2人は無事に発行できるだろうか?
一応チャレンジはしてみようかと思うが……あ、そうか、ローランの街で事情を知っているルーシェさんに作ってもらえば良いんじゃないかな!
俺は妙案だとホクホク顔でいると、隣を歩いていたリッキーから不思議そうな顔をされた。
そこで、さっき思いついたことを話すとリッキーも賛成してくれたので、今夜宿泊する所に行ったら2人を連れてローランに行ってこよう!
それから俺達は街の中へと入った。
どうやらスノービークはローランと同じように門から入ったら一直線に大通りがあって、その脇に家やお店が建っているようだ。
ただしローランと違ってその道の遠く先の方に大きな屋敷が見えるので、ローランよりは街の規模は小さいのかもしれない。
たぶんその屋敷が領主の屋敷なんだろうと思う。
街並みは今のところローランの街とそう変わらないように思えたが……。
あれ?屋根がローランよりも尖っている?
そしてさらによく見てみると、1階にも玄関があるが、何故か2階にも玄関らしきものがある。
あと、どの家も3階建てみたいだ。
街灯もみんなローランよりも高いからぱっと見には気づかなかったよ。
俺が不思議そうに見ていたからなのか、隣を歩くリッキーが声をかけてきた。
「この街は相当雪が降るから、ドカ雪になった時の為に2階にも玄関があるんだよ。まあ普段は使ってないから、ホント簡易的なものだがな。あと、屋根に積もった雪が溜まらないように傾斜もつけてあるんだ。だから1階の玄関は埋まるし、ほら、真ん中を走る道路までの距離が長いだろう?あそこまで歩道が幅広いのは屋根の雪の影響がないようになんだ。」
なるほど、考えられているねぇ……。
俺が感心していると、さらなる驚きの話が。
どうやらこの真ん中を走る道路、融雪の魔道具が道のど真ん中に通っているらしい。
おかげで道路には雪が溜まらず、みんなが快適に移動できるらしい。
ただ、便利なのだが、かなり作るのが大変で高価なものらしく、民家の屋根なんかには使えないそうだ。
だがそれでも、領民が使う街の道路の為にと領主が何とかしてくれたようだ。
とりあえず俺はみんなの後をついて歩いていたんだが、スコットさん達の人気はかなりのものだった。
街のみんなはスコットさん達を見ると「おかえり!」と声をかけてくるんだよ!
そして必ずと言っていいほど、その後にリッキーさんを見て気まずい顔をするんだ。
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