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第3章 スノービーク〜
街へ行ってみよう!
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リッキーの叔父さん一家との夕食会があった翌日、俺は少し憂鬱な気持ちで目が覚めた。
またあの人たちと一緒に朝食を取らなきゃならないのかと思ったのだ。
だが朝食に食べようと誘いに来たリッキーによると、彼らは通常この屋敷にはおらず、敷地の中にある別宅で過ごしているらしい。
ならばもうあまり会わないだろうと、リッキーと一緒に4人で食堂へ向かう。
そこにはもう食べ始めていたリッキーの両親しかおらず、俺は心底ホッとした。
「昨夜はすまなかったねぇ。ただの顔合わせの為だったのだが、あんなことになるとは思わなかったよ。まぁ……リッキーに対してなにか言うのは分かってはいたんだがね。まさか君たちに『神聖法国に来い』と言うとは思わなかったよ。」
確かにただ夕飯に出席しただけなのに怒鳴られるわ、例の国に来いと強制されるわ、散々だったのは否めない。
だが、それはウォールさんの落ち度ではなく、彼らがそこまで言うとは思わなかっただけだ。
とりあえず朝食は穏やかに、楽しく食べることがてきて良かった。
途中から乱入してくるのでは?と思っていたが、杞憂に終わって良かったよ!
それから俺達4人は街へ行ってみることにした。
やはり新しい街に来たならば、街の中を探索してみたいじゃないか!
フフフッ、ワクワクするよね!
屋敷の入り口にウォールさんの執事さんがいたので、4人で出かけることを告げる。
執事さんに「行ってらっしゃいませ」と言われ、玄関から門までの道のりを4人で歩いていた。
きれいな庭だなと眺めていると、後ろの方から何やら馬車がやってくる音がした。
轢かれると危ないと思って馬車に道を譲ると、その馬車は俺たちの目の前で止まった。
「おい、平民。街へ行くなら俺たちの馬車に乗せてやるぞ!さあ、乗れよ!」
「リッキーはそのまま歩いていきな!その平民の後ろにいる爺さんも歩けよ?乗せるのは銀髪の平民だけだ。」
あぁ~……やっぱりこいつらかぁ。
嫌な予感がしたんだぁ。
俺は、こっそりとため息をつく。
俺とユーリは馬車に乗らないことを伝え、街に行くなら先に行けと促す。
すると2人は真っ赤な顔をして怒り出し、「乗せてくれと言われても乗せないからな!」と捨て台詞を吐いて馬車を走らせて先に街の方へ行った。
俺達はそれを見送ってから門まで向かう。
門の所では気の毒そうな顔をした門番に「先にミスト様たちが街に出かけていますので、街へ行くのはあまりお勧めしませんが……それでも行かれますか?」と聞かれたが、ただ街を散策するだけだから関係ないだろう。
門を出て街中をあちこち眺めながら歩いていると、あちこちにいる人達からジロジロと眺められたり、こちらを見ながらヒソヒソと話されたりしたが、俺たちは気にしないことにして街の中を楽しむ。
案外街の中は静かで、屋台のようなものは見当たらなかった。
その代わりに普通にお肉屋さんやお米屋さん、八百屋さんなどの一つの種類に特化したお店が軒を連ねている。
イメージとしては「古き良き時代の商店街」の道幅が広いバージョンだろうか?
そういえば冬場になると本格的に雪が降ってあまり外に出られなくなるって話を聞いたんだけど、そうなると冬の間って食料はどうするんだろう???
やっぱり各家庭でかなりの量を備蓄しておくのかな?
「ねぇリッキー、冬の間ってこういう食料を売っている店は開店できるの?」
「いや、冬場はさすがに雪が多すぎるから外に買い物には出られないな。だからそれぞれの家庭で一冬越すための食料や燃料は備蓄しておくんだ。例えばストーブ用の薪や干し肉なんかは普通に部屋の中に保存できるけど、生鮮食品の野菜や果物なんかはマジックバッグを使って長持ちさせることになっているんだ。」
なるほどねぇ、やっぱり備蓄するんだね!
俺がうんうんと頷いていると、前方をスコットさんが歩いていた。
どうやら街を出て何かを取りに行くようで、斧を肩に担いでいる。
「よう、スコット!どこに行くんだ?」
するとスコットさんがこちらに合流して、一緒に歩く。
「冬の間に使う薪を取りに行くところだ。お前らも来るか?」
俺とリッキーは顔を見合わせて考え、一緒についていくことにした。
今度は5人で街の入り口まで一緒に向かう。
街の入り口に着くと門番さんがいて「街の外に行くのか?」と聞いてきた。
スコットさんが「冬の為に薪を取りに行くところだ。」と伝えると「そうか、まだ冬は先だが、こういうのは早めに準備しておかないとな!」と納得して送り出してくれた。
それから俺とユーリは街の裏手にある林で焚き付けなどに使えそうな小枝を拾ったり、大人組が木を切り倒して薪を作ったりと大忙しだったが、おかげでスコットさんのところだけでなくリッキーのところの分も拾えたので、街歩きをしていた俺達としても思わぬ役得?になった。
そうやってホクホクした気分で街へ戻ってくると、街の入り口付近では気づかなかったがなんとなく街中がざわついている。
「……なんだ?何かあったのか?」
「街の入り口では何も言われなかったから、もしかしたら奥の方で何かあったのかもしれないな。」
スコットさんとリッキーがそんな事を言って奥の方へ向かって足早に歩いて行った。
「一体、何があったんだろうな?」
俺がそう呟きながらユーリを抱っこして歩き出す。
ユーリは元気いっぱいに薪拾いを手伝ったので、今は夢の中だ。
「……どうやら、もっと奥の屋敷の前で騒ぎがあるようですぞ?」
周りの声を拾っていたらしいセバスが伝えてくれた。
屋敷、ねぇ…?
屋敷ってことはかなり奥の方……それこそ、リリーさんのお宅がある辺りで騒ぎがあるってことだ。
何となく胸騒ぎがして、俺もユーリを抱えながら走り出す。
何もない…はこの際ありえないけど、せめて暴力沙汰になってなければ良いんだけど……。
またあの人たちと一緒に朝食を取らなきゃならないのかと思ったのだ。
だが朝食に食べようと誘いに来たリッキーによると、彼らは通常この屋敷にはおらず、敷地の中にある別宅で過ごしているらしい。
ならばもうあまり会わないだろうと、リッキーと一緒に4人で食堂へ向かう。
そこにはもう食べ始めていたリッキーの両親しかおらず、俺は心底ホッとした。
「昨夜はすまなかったねぇ。ただの顔合わせの為だったのだが、あんなことになるとは思わなかったよ。まぁ……リッキーに対してなにか言うのは分かってはいたんだがね。まさか君たちに『神聖法国に来い』と言うとは思わなかったよ。」
確かにただ夕飯に出席しただけなのに怒鳴られるわ、例の国に来いと強制されるわ、散々だったのは否めない。
だが、それはウォールさんの落ち度ではなく、彼らがそこまで言うとは思わなかっただけだ。
とりあえず朝食は穏やかに、楽しく食べることがてきて良かった。
途中から乱入してくるのでは?と思っていたが、杞憂に終わって良かったよ!
それから俺達4人は街へ行ってみることにした。
やはり新しい街に来たならば、街の中を探索してみたいじゃないか!
フフフッ、ワクワクするよね!
屋敷の入り口にウォールさんの執事さんがいたので、4人で出かけることを告げる。
執事さんに「行ってらっしゃいませ」と言われ、玄関から門までの道のりを4人で歩いていた。
きれいな庭だなと眺めていると、後ろの方から何やら馬車がやってくる音がした。
轢かれると危ないと思って馬車に道を譲ると、その馬車は俺たちの目の前で止まった。
「おい、平民。街へ行くなら俺たちの馬車に乗せてやるぞ!さあ、乗れよ!」
「リッキーはそのまま歩いていきな!その平民の後ろにいる爺さんも歩けよ?乗せるのは銀髪の平民だけだ。」
あぁ~……やっぱりこいつらかぁ。
嫌な予感がしたんだぁ。
俺は、こっそりとため息をつく。
俺とユーリは馬車に乗らないことを伝え、街に行くなら先に行けと促す。
すると2人は真っ赤な顔をして怒り出し、「乗せてくれと言われても乗せないからな!」と捨て台詞を吐いて馬車を走らせて先に街の方へ行った。
俺達はそれを見送ってから門まで向かう。
門の所では気の毒そうな顔をした門番に「先にミスト様たちが街に出かけていますので、街へ行くのはあまりお勧めしませんが……それでも行かれますか?」と聞かれたが、ただ街を散策するだけだから関係ないだろう。
門を出て街中をあちこち眺めながら歩いていると、あちこちにいる人達からジロジロと眺められたり、こちらを見ながらヒソヒソと話されたりしたが、俺たちは気にしないことにして街の中を楽しむ。
案外街の中は静かで、屋台のようなものは見当たらなかった。
その代わりに普通にお肉屋さんやお米屋さん、八百屋さんなどの一つの種類に特化したお店が軒を連ねている。
イメージとしては「古き良き時代の商店街」の道幅が広いバージョンだろうか?
そういえば冬場になると本格的に雪が降ってあまり外に出られなくなるって話を聞いたんだけど、そうなると冬の間って食料はどうするんだろう???
やっぱり各家庭でかなりの量を備蓄しておくのかな?
「ねぇリッキー、冬の間ってこういう食料を売っている店は開店できるの?」
「いや、冬場はさすがに雪が多すぎるから外に買い物には出られないな。だからそれぞれの家庭で一冬越すための食料や燃料は備蓄しておくんだ。例えばストーブ用の薪や干し肉なんかは普通に部屋の中に保存できるけど、生鮮食品の野菜や果物なんかはマジックバッグを使って長持ちさせることになっているんだ。」
なるほどねぇ、やっぱり備蓄するんだね!
俺がうんうんと頷いていると、前方をスコットさんが歩いていた。
どうやら街を出て何かを取りに行くようで、斧を肩に担いでいる。
「よう、スコット!どこに行くんだ?」
するとスコットさんがこちらに合流して、一緒に歩く。
「冬の間に使う薪を取りに行くところだ。お前らも来るか?」
俺とリッキーは顔を見合わせて考え、一緒についていくことにした。
今度は5人で街の入り口まで一緒に向かう。
街の入り口に着くと門番さんがいて「街の外に行くのか?」と聞いてきた。
スコットさんが「冬の為に薪を取りに行くところだ。」と伝えると「そうか、まだ冬は先だが、こういうのは早めに準備しておかないとな!」と納得して送り出してくれた。
それから俺とユーリは街の裏手にある林で焚き付けなどに使えそうな小枝を拾ったり、大人組が木を切り倒して薪を作ったりと大忙しだったが、おかげでスコットさんのところだけでなくリッキーのところの分も拾えたので、街歩きをしていた俺達としても思わぬ役得?になった。
そうやってホクホクした気分で街へ戻ってくると、街の入り口付近では気づかなかったがなんとなく街中がざわついている。
「……なんだ?何かあったのか?」
「街の入り口では何も言われなかったから、もしかしたら奥の方で何かあったのかもしれないな。」
スコットさんとリッキーがそんな事を言って奥の方へ向かって足早に歩いて行った。
「一体、何があったんだろうな?」
俺がそう呟きながらユーリを抱っこして歩き出す。
ユーリは元気いっぱいに薪拾いを手伝ったので、今は夢の中だ。
「……どうやら、もっと奥の屋敷の前で騒ぎがあるようですぞ?」
周りの声を拾っていたらしいセバスが伝えてくれた。
屋敷、ねぇ…?
屋敷ってことはかなり奥の方……それこそ、リリーさんのお宅がある辺りで騒ぎがあるってことだ。
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