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第5章 再度、スノービーク〜
例の石の加工をしてみよう!
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俺はそんな2人に別れの挨拶をすると、来た道を戻ってまたルーシェさんの部屋へと向かう。
もうギルドでは見慣れた光景になったらしく、俺が来るたびに「ギルマスは◯◯の部屋にいますよ。」とかお知らせしてくれるようになったよ。
ルーシェさんの部屋に戻ると、ルーシェさんから「もう用事は済んだのかい?」と聞かれた。
「実はもう1つ用事がありまして。ルーシェさん、この前この石の加工はできるって言ってましたよね?」
俺はそう言いながらルーシェさんのそばへ行き、この前の空から降ってきた石を見せる。
ルーシェさんはそれを見ると「ああ、確かにね。」と言って石を光にかざした。
「この石は魔石の一種だってことだから、魔石の加工と同じやり方でいいと思うんだ。……やってみせようか?」
そう俺に言うと、石をいくつか手に取った。
そしてその石を両手で包んで魔力をこめると、今度は両手を使って粘土を捏ねるみたいに混ぜ合わせる。
透明な石だったので、まるで水飴みたいな感じてウニョ~ンと伸ばしたりもしている。
……あの石、かなり硬かったんだけど?
綺麗に数個の石を混ぜ合わせて1つの塊にすると、今度は平たい楕円形に形を整えた。
「ここまでは何となく出来そう?」
ルーシェさんは出来上がった石を手のひらに乗せて俺に見せると、そう言った。
「やってごらん?」と言われたので同じ様にやってみたのだが、俺は魔力を込めすぎたのかどうもルーシェさんよりも柔らかい感じになってしまった。ドロドロといえば良い?
「魔力の込め過ぎだよ。その場合は石から魔力を吸ってごらん。」
ルーシェさんに苦笑いされながらそう言われたので、石から魔力を吸うようにイメージをしてみると難なく魔力を吸い出せた。
そしてまた捏ねるみると、今度はちょうどいい魔力量になったようだ。
ルーシェさんの様に捏ねて均等に混ざるようにした後、形を小さなウサギにしてみる。
ルーシェさんから「形は好きにしても大丈夫だよ。」と言われたので、遠慮なく作ってみた。
「可愛らしい形にしたんだね。それ、ユーリちゃんにあげるのかな?」
ルーシェさんはそう言って俺の作った石を手のひらに乗せて眺めている。
「さて、この後これに魔法を入れるんだけど……基本、魔法ならなんでも入れられるよ。攻撃魔法でも回復魔法でも。でもどちらかというと回復魔法のほうが相性は良いかな?これ単体でも『魔除け』みたいな力があるから、弱い魔物は近寄ってこなくなるんだよ。」
「えっ、この石、そんな効果があるんですか?」
「そうみたい。シエルくんは鑑定できないんだ?」
なるほど、全然鑑定してなかったね!……鑑定してみる?
俺はルーシェさんから俺の加工した石を受け取ると鑑定してみた。
『鑑定結果』
この石は今代の4属性竜の長たちが揃って『祝福の加護』の魔法を使うことで天から降り注ぐ。
見た目は無色透明で無味だが、陽の光に当たる角度によってファイアと呼ばれる煌めきが生じる。硬さはダイヤモンド並み。
効能としては4属性竜の長達の力が込められているので、弱い魔物は怖がって近寄っては来なくなる。
大きければ大きいほど、強力な魔物でも忌避させる効果がある。
たたし、4属性竜の長たちより強いと効かない。
……今代の神竜はまだ幼いので、可愛い物が好きだと思います。是非そのウサギをあげてください。
……という結果が出た。
最初は良いよ、最初は。普通だし。
でも最後、誰か「お願い」してきたよね?
絶対、人格のある『何か』が書いてるよね!?
誰なんだ、これ書いてるの!?
かなり気にはなったけど、無理やり気にしないことにした。……気にしたら負けな気がする。
そんな俺の反応を見てルーシェさんは首を傾げて「なんかあった?」と聞いてくる。
「何でもないです」と伝えると納得したらしく、次の工程を教えてくれることになった。
「じゃあ実際に作った石に魔法を入れてみようか。」
ルーシェさんはそう言うと石を両手で包んで目を閉じ、黙って何かを念じているようだ。
暫くして目を開けると「ほら、出来たよ。」と言って、自分の作った石を俺に手渡してくれた。
その意思を鑑定してみると、中には「結界」の魔法が入っていた。
「その石には『結界』の魔法を入れておいたんだ。それを持っていると、いつでもその魔法が使えるんだ。回数は制限があるけど、また魔力を込めればいつまでも使えるよ。まぁ、大きさや作る時に込めた魔力の量によって範囲や強度なんかが変わってくるからいろいろ試してみると良いよ。ただし、仕上げに入れる魔法は1つにつき1種類だから、よく考えて魔法を入れるんだよ?」
なるほど、いろいろなパターンがあるんだね。
たくさん集めてあるから、いろいろ試してみなきゃ!
「それにしてもあの時、相当な量の石を手に入れていたよね?そんなにあって、何に使うの?」
そう、あの時俺と抱っこしていたユーリの間にかなり大きな隙間を作り、そこに石を溜めておいたから大きなバケツ山盛り1杯以上の石をゲットしたのだ。
……そりゃあ、あんだけ手に入れればそう言われるよね?
「いえ、加工できるか分からなかったんですけど、ユーリが気に入ったみたいだったので集めたんです。でも加工できるって分かったので、お世話になっている人達に作ってプレゼントしようかと。」
「そっか、それは良いね!あ、でも僕にはいらないよ?自分で作る分は手に入れておいたからね。」
ルーシェさんはそう言ってニシシッ!と笑った。
そうだよね、ルーシェさんほどになると俺如きの魔法じゃダメだよね。
少し残念な気はしたが、その代わり魔法を入れてない石をその場で作ってプレゼントすることにした。
それでは、まずは……例の石を用意します!
ルーシェさんなので、一握り分の石を用意して……っと。
それに魔力を少しずつ流しながら捏ねていく。
さっきは一気に流してから捏ねたから失敗したんだと思うから、ここは少し変えてみた。
捏ね具合をみながら、ちょうどいい柔らかさになったら流す魔力を切り、しっかり混ざるように捏ねる。
ここら辺は料理に通じる気がするかな?
「すっかり作るのに慣れたようだね。」
ニコニコしながらルーシェさんがそう言った。
よし、お墨付き?を貰ったぞ!
捏ね終わると今度は成形だ。
う~ん……ルーシェさんにはどんな形のものをあげようか。
常に身につけられるような形のほうが良いかもしれない。
そう思い、今のルーシェさんの服装を見る。
一見、神官みたいな人が着るような服装なんだけど、どちらかというとルーシェさんは魔法使いに近いようで黒色メインの服だ。
……これならティアドロップ型かな?
首から下げられるように雫の上の方に紐を通せるよう少し大きめの穴を作る。
こちらの紐は日本のと違ってチェーンがそこまで細くないんだよね。……よし、完成だ!
俺は完成した物をルーシェさんに手渡す。
ルーシェさんは品質を確認する為に渡されたのだと思ったようで、「うん、これなら質の良い魔石と同等だから、すごく魔法が入りやすいだろうね。」と言ってくれた。
「それはルーシェさんの為に作ったので、受け取ってください。」
「……えっ、良いのかい?」
「はい、どうぞ!」
するととても嬉しそうな顔で「ありがとう、大事にするね!」と言って手で石を撫でた。
うんうん、喜んでもらえたようでなによりだよ!
もうギルドでは見慣れた光景になったらしく、俺が来るたびに「ギルマスは◯◯の部屋にいますよ。」とかお知らせしてくれるようになったよ。
ルーシェさんの部屋に戻ると、ルーシェさんから「もう用事は済んだのかい?」と聞かれた。
「実はもう1つ用事がありまして。ルーシェさん、この前この石の加工はできるって言ってましたよね?」
俺はそう言いながらルーシェさんのそばへ行き、この前の空から降ってきた石を見せる。
ルーシェさんはそれを見ると「ああ、確かにね。」と言って石を光にかざした。
「この石は魔石の一種だってことだから、魔石の加工と同じやり方でいいと思うんだ。……やってみせようか?」
そう俺に言うと、石をいくつか手に取った。
そしてその石を両手で包んで魔力をこめると、今度は両手を使って粘土を捏ねるみたいに混ぜ合わせる。
透明な石だったので、まるで水飴みたいな感じてウニョ~ンと伸ばしたりもしている。
……あの石、かなり硬かったんだけど?
綺麗に数個の石を混ぜ合わせて1つの塊にすると、今度は平たい楕円形に形を整えた。
「ここまでは何となく出来そう?」
ルーシェさんは出来上がった石を手のひらに乗せて俺に見せると、そう言った。
「やってごらん?」と言われたので同じ様にやってみたのだが、俺は魔力を込めすぎたのかどうもルーシェさんよりも柔らかい感じになってしまった。ドロドロといえば良い?
「魔力の込め過ぎだよ。その場合は石から魔力を吸ってごらん。」
ルーシェさんに苦笑いされながらそう言われたので、石から魔力を吸うようにイメージをしてみると難なく魔力を吸い出せた。
そしてまた捏ねるみると、今度はちょうどいい魔力量になったようだ。
ルーシェさんの様に捏ねて均等に混ざるようにした後、形を小さなウサギにしてみる。
ルーシェさんから「形は好きにしても大丈夫だよ。」と言われたので、遠慮なく作ってみた。
「可愛らしい形にしたんだね。それ、ユーリちゃんにあげるのかな?」
ルーシェさんはそう言って俺の作った石を手のひらに乗せて眺めている。
「さて、この後これに魔法を入れるんだけど……基本、魔法ならなんでも入れられるよ。攻撃魔法でも回復魔法でも。でもどちらかというと回復魔法のほうが相性は良いかな?これ単体でも『魔除け』みたいな力があるから、弱い魔物は近寄ってこなくなるんだよ。」
「えっ、この石、そんな効果があるんですか?」
「そうみたい。シエルくんは鑑定できないんだ?」
なるほど、全然鑑定してなかったね!……鑑定してみる?
俺はルーシェさんから俺の加工した石を受け取ると鑑定してみた。
『鑑定結果』
この石は今代の4属性竜の長たちが揃って『祝福の加護』の魔法を使うことで天から降り注ぐ。
見た目は無色透明で無味だが、陽の光に当たる角度によってファイアと呼ばれる煌めきが生じる。硬さはダイヤモンド並み。
効能としては4属性竜の長達の力が込められているので、弱い魔物は怖がって近寄っては来なくなる。
大きければ大きいほど、強力な魔物でも忌避させる効果がある。
たたし、4属性竜の長たちより強いと効かない。
……今代の神竜はまだ幼いので、可愛い物が好きだと思います。是非そのウサギをあげてください。
……という結果が出た。
最初は良いよ、最初は。普通だし。
でも最後、誰か「お願い」してきたよね?
絶対、人格のある『何か』が書いてるよね!?
誰なんだ、これ書いてるの!?
かなり気にはなったけど、無理やり気にしないことにした。……気にしたら負けな気がする。
そんな俺の反応を見てルーシェさんは首を傾げて「なんかあった?」と聞いてくる。
「何でもないです」と伝えると納得したらしく、次の工程を教えてくれることになった。
「じゃあ実際に作った石に魔法を入れてみようか。」
ルーシェさんはそう言うと石を両手で包んで目を閉じ、黙って何かを念じているようだ。
暫くして目を開けると「ほら、出来たよ。」と言って、自分の作った石を俺に手渡してくれた。
その意思を鑑定してみると、中には「結界」の魔法が入っていた。
「その石には『結界』の魔法を入れておいたんだ。それを持っていると、いつでもその魔法が使えるんだ。回数は制限があるけど、また魔力を込めればいつまでも使えるよ。まぁ、大きさや作る時に込めた魔力の量によって範囲や強度なんかが変わってくるからいろいろ試してみると良いよ。ただし、仕上げに入れる魔法は1つにつき1種類だから、よく考えて魔法を入れるんだよ?」
なるほど、いろいろなパターンがあるんだね。
たくさん集めてあるから、いろいろ試してみなきゃ!
「それにしてもあの時、相当な量の石を手に入れていたよね?そんなにあって、何に使うの?」
そう、あの時俺と抱っこしていたユーリの間にかなり大きな隙間を作り、そこに石を溜めておいたから大きなバケツ山盛り1杯以上の石をゲットしたのだ。
……そりゃあ、あんだけ手に入れればそう言われるよね?
「いえ、加工できるか分からなかったんですけど、ユーリが気に入ったみたいだったので集めたんです。でも加工できるって分かったので、お世話になっている人達に作ってプレゼントしようかと。」
「そっか、それは良いね!あ、でも僕にはいらないよ?自分で作る分は手に入れておいたからね。」
ルーシェさんはそう言ってニシシッ!と笑った。
そうだよね、ルーシェさんほどになると俺如きの魔法じゃダメだよね。
少し残念な気はしたが、その代わり魔法を入れてない石をその場で作ってプレゼントすることにした。
それでは、まずは……例の石を用意します!
ルーシェさんなので、一握り分の石を用意して……っと。
それに魔力を少しずつ流しながら捏ねていく。
さっきは一気に流してから捏ねたから失敗したんだと思うから、ここは少し変えてみた。
捏ね具合をみながら、ちょうどいい柔らかさになったら流す魔力を切り、しっかり混ざるように捏ねる。
ここら辺は料理に通じる気がするかな?
「すっかり作るのに慣れたようだね。」
ニコニコしながらルーシェさんがそう言った。
よし、お墨付き?を貰ったぞ!
捏ね終わると今度は成形だ。
う~ん……ルーシェさんにはどんな形のものをあげようか。
常に身につけられるような形のほうが良いかもしれない。
そう思い、今のルーシェさんの服装を見る。
一見、神官みたいな人が着るような服装なんだけど、どちらかというとルーシェさんは魔法使いに近いようで黒色メインの服だ。
……これならティアドロップ型かな?
首から下げられるように雫の上の方に紐を通せるよう少し大きめの穴を作る。
こちらの紐は日本のと違ってチェーンがそこまで細くないんだよね。……よし、完成だ!
俺は完成した物をルーシェさんに手渡す。
ルーシェさんは品質を確認する為に渡されたのだと思ったようで、「うん、これなら質の良い魔石と同等だから、すごく魔法が入りやすいだろうね。」と言ってくれた。
「それはルーシェさんの為に作ったので、受け取ってください。」
「……えっ、良いのかい?」
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