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第5章 再度、スノービーク〜
世界樹さん、ありがとう!
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俺が自分にできることがないかと悩んでいると、また頭の中に声が聞こえた。
『そういえば今日はあなた達エルフの他に1人、知らない者が来ていますね?』
「はい。この子はシエルといい、新しい神竜のパートナーです。」
ライトさんが世界樹にそう紹介してくれたので、俺の方からも自己紹介をすることにした。
「初めましで、シエルといいます。新しい神竜の名前はユーリといい、今は山の上の方に滞在して前神竜の力を受け継いでいると聞いています。そのせいでお騒がせしてしまってすみません。」
『いや、こればかりは必ず引き継ぎの度に起こるものだ。しょうがないのだよ。』
そう世界樹に言われ、この世界樹はもう何度もそれを経験しているのだと改めて思わされた。
『そうか、君が新しい神竜の「親」なんだね?もう神竜はどのくらいの年齢なんだね?』
「えっと……卵から産まれてまだ半年を過ぎたくらいですかね?」
『なんと、まだそんなに小さいのか。それならば早めに前の神竜の力を与えて強化させたいと周りが思うわけだ。』
……おや?その言い方だと、本来はもっと年齢が上がってから行うものなのか?
「本来はどのくらいで行うものなんですか?」
『そうよのぉ~……最初の受け継ぎは確かに産まれた直後だが、それはもう済ませておるのだろう?』
世界樹に聞かれて俺は返答に困った。
力の受け継ぎのことは聞いたばかりで、前回ここにいた時は4属性竜の長達との絆を作るということしか聞いてなかったからだ。
でもそう言われてみると、あの時のユーリは会ってない数日で人間でいうと何歳も年齢が進んでいた気がする。
あれが最初の受け取りをした影響なら、間違いなくやったんだろう。
「多分していると思います。ここに来て俺達が修行していた頃に、ユーリとは長期で離れているうちに1度急に姿が成長した頃がありますので。」
『ならば2度目は何年か経って、その時の力が体に馴染んでから行われるのが通常なのだが……少し早い気がしなくもない。何か早く受け取らなければならない事情でもあるのか?』
ん~……そんなこと言われても俺には心当たりがない。
しいていえば、これからこの地域にはなかなか戻ってくることがないっていうことだろうか?
でもそれだって1年くらいしたらまた顔出したりするだろうし、そんな何年も顔を出さないなんてことはないわけで。
……それとも何年から帰ってこないとでも思っていたのかな?
『まぁなにはともあれ、幻惑魔法を強めるのは変えることはない。……さて、早速始めようか。』
世界樹はそう言うとその身体をざわざわと震わせながら発光した。……まるで本当に動物みたいだね!
そして光が収まってくると、ラーシェさん達に話しかけてきた。
『これで高ランクの魔物も里には近づけないであろう。先ほども言ったが、里の外に出るときは必ず注意をするのだぞ?絶対に1人で出てはいけない。幻惑魔法に耐性のあるものと一緒に行くのだ。よいな?』
「はい、心にしっかりと刻み、里の皆にも周知させて対処いたします。この度はどうもありがとうございました。」
『うむ。また何かあったら言うのだぞ?よいな。』
「はい!」
ライトさん達はとても嬉しそうな顔で世界樹にお礼を行った。
良かったね、これで里はさらに安全になったよ!
でも食料に関しての問題が残ってしまった。どうしようか……。
俺がそんなことを考えていると、世界樹が話しかけてきた。
『そなたにはどうやら私の幻惑魔法が効かないらしい。もしであれば今のうちに里の周辺にいる魔物を討伐して食料を確保してやってはどうだろうか?』
えっ、俺、世界樹の幻惑魔法が効かないの!?
あ、だから前の時も全く分からなかったんだ!
てっきり魔力が高いからなんだと思っていたよ。
じゃあ早速討伐しようか……って思ったけど、討伐したは良いけどそれを保管するバッグとか無ければ日にちが経てば腐ってしまう。何かないかな?
俺がラーシェさんにそう言うと、「わしは時空間魔法で時間停止の亜空間に物をしまえるんじゃ。凄かろう?」とラーシェさんに胸を張られた。
通常は『時間停止』はできないんだそうだから、そりゃあ胸を張るよね!
それならば安心して狩りができると、俺はライトさんとマッシさんを連れて門へと転移することにした。
「それでは世界樹さん。またいつか会いましょう!」
俺がそう挨拶をすると、世界樹はサワサワと葉を揺らして数枚の葉を落としてきた。
俺はそれが地上に着く前に素早く拾い集めると、その葉っぱには雫がいっぱいついていた。
『それを持って行くがいいだろう。あと、その葉についている雫が、世界樹の雫だ。小瓶にでも入れておくといい。……今度来る時は、年若い神竜にも会わせておくれ。楽しみにしているぞ。』
「貴重な品をありがとうございます!大事に使わせてもらいますね!」
俺は世界樹にお礼を言って、その場から転移をする許可を貰った後でライトさんとマッシさんを連れて門へと転移した。
「良かったな、葉と雫を貰えて。とても貴重な品だから、人には言わないほうが良いぞ?」
俺が世界樹の雫ごと葉を鞄にしまっている時に、ライトさんからそう言われた。
そうだよね、万病に効くんだから、人に知られたら大変なことになってしまうかも。
あ、でも薬の作り方知らないから、その薬を欲しかったらどうしたらいいんだろう?
「そうですね、知られるととても危険な気がします。でもライトさん、その薬ってどうやって作るんですか?」
「ん?あぁ、この里の薬師やラーシェさんなら作り方を知っているはずだ。後で作り方を聞くか、もしだったらさっきの葉で作ってもらっておけば良い。そうすれば万が一の時にもすぐに使えるからな。」
なるほど、ならば後でラーシェさんのところに行ってお願いしておかねば!
別に後で取りに来ても良いんだし、急がないからと言っておこうかな!
良いことを聞いた俺は、ホクホク顔でそんな事を考えていた。
『そういえば今日はあなた達エルフの他に1人、知らない者が来ていますね?』
「はい。この子はシエルといい、新しい神竜のパートナーです。」
ライトさんが世界樹にそう紹介してくれたので、俺の方からも自己紹介をすることにした。
「初めましで、シエルといいます。新しい神竜の名前はユーリといい、今は山の上の方に滞在して前神竜の力を受け継いでいると聞いています。そのせいでお騒がせしてしまってすみません。」
『いや、こればかりは必ず引き継ぎの度に起こるものだ。しょうがないのだよ。』
そう世界樹に言われ、この世界樹はもう何度もそれを経験しているのだと改めて思わされた。
『そうか、君が新しい神竜の「親」なんだね?もう神竜はどのくらいの年齢なんだね?』
「えっと……卵から産まれてまだ半年を過ぎたくらいですかね?」
『なんと、まだそんなに小さいのか。それならば早めに前の神竜の力を与えて強化させたいと周りが思うわけだ。』
……おや?その言い方だと、本来はもっと年齢が上がってから行うものなのか?
「本来はどのくらいで行うものなんですか?」
『そうよのぉ~……最初の受け継ぎは確かに産まれた直後だが、それはもう済ませておるのだろう?』
世界樹に聞かれて俺は返答に困った。
力の受け継ぎのことは聞いたばかりで、前回ここにいた時は4属性竜の長達との絆を作るということしか聞いてなかったからだ。
でもそう言われてみると、あの時のユーリは会ってない数日で人間でいうと何歳も年齢が進んでいた気がする。
あれが最初の受け取りをした影響なら、間違いなくやったんだろう。
「多分していると思います。ここに来て俺達が修行していた頃に、ユーリとは長期で離れているうちに1度急に姿が成長した頃がありますので。」
『ならば2度目は何年か経って、その時の力が体に馴染んでから行われるのが通常なのだが……少し早い気がしなくもない。何か早く受け取らなければならない事情でもあるのか?』
ん~……そんなこと言われても俺には心当たりがない。
しいていえば、これからこの地域にはなかなか戻ってくることがないっていうことだろうか?
でもそれだって1年くらいしたらまた顔出したりするだろうし、そんな何年も顔を出さないなんてことはないわけで。
……それとも何年から帰ってこないとでも思っていたのかな?
『まぁなにはともあれ、幻惑魔法を強めるのは変えることはない。……さて、早速始めようか。』
世界樹はそう言うとその身体をざわざわと震わせながら発光した。……まるで本当に動物みたいだね!
そして光が収まってくると、ラーシェさん達に話しかけてきた。
『これで高ランクの魔物も里には近づけないであろう。先ほども言ったが、里の外に出るときは必ず注意をするのだぞ?絶対に1人で出てはいけない。幻惑魔法に耐性のあるものと一緒に行くのだ。よいな?』
「はい、心にしっかりと刻み、里の皆にも周知させて対処いたします。この度はどうもありがとうございました。」
『うむ。また何かあったら言うのだぞ?よいな。』
「はい!」
ライトさん達はとても嬉しそうな顔で世界樹にお礼を行った。
良かったね、これで里はさらに安全になったよ!
でも食料に関しての問題が残ってしまった。どうしようか……。
俺がそんなことを考えていると、世界樹が話しかけてきた。
『そなたにはどうやら私の幻惑魔法が効かないらしい。もしであれば今のうちに里の周辺にいる魔物を討伐して食料を確保してやってはどうだろうか?』
えっ、俺、世界樹の幻惑魔法が効かないの!?
あ、だから前の時も全く分からなかったんだ!
てっきり魔力が高いからなんだと思っていたよ。
じゃあ早速討伐しようか……って思ったけど、討伐したは良いけどそれを保管するバッグとか無ければ日にちが経てば腐ってしまう。何かないかな?
俺がラーシェさんにそう言うと、「わしは時空間魔法で時間停止の亜空間に物をしまえるんじゃ。凄かろう?」とラーシェさんに胸を張られた。
通常は『時間停止』はできないんだそうだから、そりゃあ胸を張るよね!
それならば安心して狩りができると、俺はライトさんとマッシさんを連れて門へと転移することにした。
「それでは世界樹さん。またいつか会いましょう!」
俺がそう挨拶をすると、世界樹はサワサワと葉を揺らして数枚の葉を落としてきた。
俺はそれが地上に着く前に素早く拾い集めると、その葉っぱには雫がいっぱいついていた。
『それを持って行くがいいだろう。あと、その葉についている雫が、世界樹の雫だ。小瓶にでも入れておくといい。……今度来る時は、年若い神竜にも会わせておくれ。楽しみにしているぞ。』
「貴重な品をありがとうございます!大事に使わせてもらいますね!」
俺は世界樹にお礼を言って、その場から転移をする許可を貰った後でライトさんとマッシさんを連れて門へと転移した。
「良かったな、葉と雫を貰えて。とても貴重な品だから、人には言わないほうが良いぞ?」
俺が世界樹の雫ごと葉を鞄にしまっている時に、ライトさんからそう言われた。
そうだよね、万病に効くんだから、人に知られたら大変なことになってしまうかも。
あ、でも薬の作り方知らないから、その薬を欲しかったらどうしたらいいんだろう?
「そうですね、知られるととても危険な気がします。でもライトさん、その薬ってどうやって作るんですか?」
「ん?あぁ、この里の薬師やラーシェさんなら作り方を知っているはずだ。後で作り方を聞くか、もしだったらさっきの葉で作ってもらっておけば良い。そうすれば万が一の時にもすぐに使えるからな。」
なるほど、ならば後でラーシェさんのところに行ってお願いしておかねば!
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