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第6章 王都近くのダンジョン編
ダンジョンに到着!
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馬車の中には俺たちと同じような冒険者が3組ほど乗っているようで、みんなダンジョンへと潜る人たちなんだろう。
その中の1組の一部が俺を舐めるような視線で見てくる。……なんだよ、なんかあるのか?気持ち悪いな。
俺がそう思った時、リッキーが睨むような目つきでその人たちに声をかけた。
「……お前達、コイツは俺達のチームのメンバーだから手を出すなよ?」
それを聞いた彼らは一瞬ビクッとした後、取り作るように歪な笑顔をこちらに向けた。
「いやなに、その坊主が珍しい髪色しているなど思って見ていただけだよ。気を悪くしたらすまんな。」
「……。」
彼らの1人がそう言うと、ヘラッと笑って他のメンバーと話し合うようにこちらから顔を背けた。
そんな彼らを、リッキーはまだ睨みつけている。
リッキーがそんな態度を取るってことは、彼らは何かしら良くないことを考えていたんだろう。
……ダンジョンでは変ないざこざがないといいなぁ。
それから30分ほどで森の中の開けた場所へと出た。
その広場の中央にはとてもでかい岩……というにはでかすぎるが、山までいかないほどの岩があり、その地上と接するところに大きな穴が開いていた。
そこに門番らしき人が2人立っているので、あそこがダンジョンの入り口なんだろう。
馬車は俺たちをダンジョン前に降ろすとダンジョンの脇にある小屋の前に停まり、御者が降りて小屋の中の人に声をかけに行った。
なるほど、ああやって日本のバスみたいに乗せては降ろしを繰り返してるんだね。
日本でもバスの運転手が長時間勤務で辛いようだったけど、この世界では特に座り心地の悪い座席だろうから相当辛いだろうね。
俺が歩きながら御者の方を見ていると、危なっかしいと思ったのかリッキーが俺の手首を掴んで一緒に歩いてくれた。ありがとう、リッキー!
「なぁ、中に入る前にユーリ達を鞄から出したほうが良いぞ?」
リッキーは俺の耳元でこっそりとそう囁く。
あ、そうだったね!早く出してあげなきゃ!
俺は慌ててリッキーと一緒に小屋の裏手に回る。
リッキーは俺1人だとなんかあったら困るからとついてきたんだ。
小屋の裏手で鞄からセバス、ユーリの順に出てきてもらう。
もちろんユーリは人化してもらっているよ!
「やっとこの姿になれるね。3人は驚くかな?」
ユーリはクフフ!と笑いながらそう言う。
そうだよね、驚かせたいって言っていたから、ドッキリ大成功!になると良いね!
それから4人でみんなの所に戻ると、ユーリを見た3人はめちゃくちゃ驚いていた。
だって俺のももくらいにあった頭が、胸くらいにあるんだもんな。そりゃあ驚くよ。
「……なぁ、ユーリでかくなってないか?」
「そうよねぇ……?こんなに大きくなかったわよね?」
「ますますしーちゃんとそっくりになったわ!」
皆それぞれの反応をする。……1人違う反応だけど、気にしない!
「そうなんだ、4属性竜の長達の広場にユーリとセバスはしばらく行っていたんだけど、その時に成長したみたい。俺も帰ってきた時にその姿でめっちゃびっくりしたよ。」
俺の他の4人はうんうんと頷く。
それにしてもあれだね、ゼフィアはどうしたんだろう?
今朝、リリーさんから「私がこの子を連れて行くわ!」と言われたので預けたんだけど、どこにも見当たらない。
「ねぇ、ゼフィアはどこにいるの?全く声も出さないけど、いないわけじゃないよね?」
俺がそうリリーさんに聞くと、ニヤリと笑って胸を軽く叩いた。
「大丈夫、ちゃんとここにいるから!」
そう言ってコートの前を開けると、リリーさんの服の胸元の重なりの部分にしまわれていた。
そこではゼフィアがスヤスヤと気持ちよさそうに眠っている。
……そんな所に入れて、落とさないでね?
俺がそう注意をすると、「分かっているわよ!安全だから大丈夫!」と言われた。……不安しか無いんだけど?
とりあえず俺たちは7人揃って入り口の方へと向かった。
結局俺が遅くなったせいで3組のうちでは最後に並ぶことになったが、その代わり入るのにどんな手続きをするのか観察することができた。
どうやら入るにあたって、ノートみたいなものにチーム名とランク、人数を記入し、係の人に冒険者カードを渡して確認をしてもらってから中に入るらしい。
その他には何も渡してないようだから入場料みたいなのはかからないんだろう。
俺たちの番になり、代表してスコットさんが記入していく。
チーム名、ランク、人数の順に記入し、それぞれの冒険者カードを渡した。
係の人はそれを専用の魔導具にかざして内容を読み取るんだが、1人目のカードを翳したところで驚きの声が上がる。
「……えっ!?これは本当ですか?本当にこんな数とランクの魔物を討伐したんですか!?」
係の人はそう言って、驚いた顔でスコットさんを見上げる。
スコットさんは苦笑いしながら「事実だが、あまり公表しないでくれ。」と答えた。
ハッとした係の人は素直にスコットさんに謝り、そこからは何事もなく皆のカードを読み取ってもらえた。
俺はセバスとユーリのカードを読み取られる時に緊張したが、問題なく通過することができたようだ。
ありがとう、ルーシェさん!
俺たちは7人揃ってダンジョンの入り口へと入る。
さあ、どんな冒険が待っているんだろうなぁ。ワクワクするよ!
俺はなんだか嬉しくなり、ユーリと手を繋いで中へと入っていった。
俺たちがダンジョンの中に入っていった時、先に受付していたチームの1つが中に入らず俺達をじっと見ていたことに、俺は全く気づいてはいなかった。
その中の1組の一部が俺を舐めるような視線で見てくる。……なんだよ、なんかあるのか?気持ち悪いな。
俺がそう思った時、リッキーが睨むような目つきでその人たちに声をかけた。
「……お前達、コイツは俺達のチームのメンバーだから手を出すなよ?」
それを聞いた彼らは一瞬ビクッとした後、取り作るように歪な笑顔をこちらに向けた。
「いやなに、その坊主が珍しい髪色しているなど思って見ていただけだよ。気を悪くしたらすまんな。」
「……。」
彼らの1人がそう言うと、ヘラッと笑って他のメンバーと話し合うようにこちらから顔を背けた。
そんな彼らを、リッキーはまだ睨みつけている。
リッキーがそんな態度を取るってことは、彼らは何かしら良くないことを考えていたんだろう。
……ダンジョンでは変ないざこざがないといいなぁ。
それから30分ほどで森の中の開けた場所へと出た。
その広場の中央にはとてもでかい岩……というにはでかすぎるが、山までいかないほどの岩があり、その地上と接するところに大きな穴が開いていた。
そこに門番らしき人が2人立っているので、あそこがダンジョンの入り口なんだろう。
馬車は俺たちをダンジョン前に降ろすとダンジョンの脇にある小屋の前に停まり、御者が降りて小屋の中の人に声をかけに行った。
なるほど、ああやって日本のバスみたいに乗せては降ろしを繰り返してるんだね。
日本でもバスの運転手が長時間勤務で辛いようだったけど、この世界では特に座り心地の悪い座席だろうから相当辛いだろうね。
俺が歩きながら御者の方を見ていると、危なっかしいと思ったのかリッキーが俺の手首を掴んで一緒に歩いてくれた。ありがとう、リッキー!
「なぁ、中に入る前にユーリ達を鞄から出したほうが良いぞ?」
リッキーは俺の耳元でこっそりとそう囁く。
あ、そうだったね!早く出してあげなきゃ!
俺は慌ててリッキーと一緒に小屋の裏手に回る。
リッキーは俺1人だとなんかあったら困るからとついてきたんだ。
小屋の裏手で鞄からセバス、ユーリの順に出てきてもらう。
もちろんユーリは人化してもらっているよ!
「やっとこの姿になれるね。3人は驚くかな?」
ユーリはクフフ!と笑いながらそう言う。
そうだよね、驚かせたいって言っていたから、ドッキリ大成功!になると良いね!
それから4人でみんなの所に戻ると、ユーリを見た3人はめちゃくちゃ驚いていた。
だって俺のももくらいにあった頭が、胸くらいにあるんだもんな。そりゃあ驚くよ。
「……なぁ、ユーリでかくなってないか?」
「そうよねぇ……?こんなに大きくなかったわよね?」
「ますますしーちゃんとそっくりになったわ!」
皆それぞれの反応をする。……1人違う反応だけど、気にしない!
「そうなんだ、4属性竜の長達の広場にユーリとセバスはしばらく行っていたんだけど、その時に成長したみたい。俺も帰ってきた時にその姿でめっちゃびっくりしたよ。」
俺の他の4人はうんうんと頷く。
それにしてもあれだね、ゼフィアはどうしたんだろう?
今朝、リリーさんから「私がこの子を連れて行くわ!」と言われたので預けたんだけど、どこにも見当たらない。
「ねぇ、ゼフィアはどこにいるの?全く声も出さないけど、いないわけじゃないよね?」
俺がそうリリーさんに聞くと、ニヤリと笑って胸を軽く叩いた。
「大丈夫、ちゃんとここにいるから!」
そう言ってコートの前を開けると、リリーさんの服の胸元の重なりの部分にしまわれていた。
そこではゼフィアがスヤスヤと気持ちよさそうに眠っている。
……そんな所に入れて、落とさないでね?
俺がそう注意をすると、「分かっているわよ!安全だから大丈夫!」と言われた。……不安しか無いんだけど?
とりあえず俺たちは7人揃って入り口の方へと向かった。
結局俺が遅くなったせいで3組のうちでは最後に並ぶことになったが、その代わり入るのにどんな手続きをするのか観察することができた。
どうやら入るにあたって、ノートみたいなものにチーム名とランク、人数を記入し、係の人に冒険者カードを渡して確認をしてもらってから中に入るらしい。
その他には何も渡してないようだから入場料みたいなのはかからないんだろう。
俺たちの番になり、代表してスコットさんが記入していく。
チーム名、ランク、人数の順に記入し、それぞれの冒険者カードを渡した。
係の人はそれを専用の魔導具にかざして内容を読み取るんだが、1人目のカードを翳したところで驚きの声が上がる。
「……えっ!?これは本当ですか?本当にこんな数とランクの魔物を討伐したんですか!?」
係の人はそう言って、驚いた顔でスコットさんを見上げる。
スコットさんは苦笑いしながら「事実だが、あまり公表しないでくれ。」と答えた。
ハッとした係の人は素直にスコットさんに謝り、そこからは何事もなく皆のカードを読み取ってもらえた。
俺はセバスとユーリのカードを読み取られる時に緊張したが、問題なく通過することができたようだ。
ありがとう、ルーシェさん!
俺たちは7人揃ってダンジョンの入り口へと入る。
さあ、どんな冒険が待っているんだろうなぁ。ワクワクするよ!
俺はなんだか嬉しくなり、ユーリと手を繋いで中へと入っていった。
俺たちがダンジョンの中に入っていった時、先に受付していたチームの1つが中に入らず俺達をじっと見ていたことに、俺は全く気づいてはいなかった。
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