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第6章 王都近くのダンジョン編
一体、誰?
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外にいる俺達が辺りの変化を眺めていると、騒ぎを聞きつけてテントの中から残った皆が出てきた。
そして俺たちと同じく、あまりの周りの変化に唖然とした。
「お……おい、いったい何をしたんだ?何をしたらこんなことになる?地面がでかいクレーター状になっているわ、そのクレーターがガラス状に溶けているわで、とんでもないんだけど!?」
1番早く気を取り戻したリッキーが、俺たち3人に聞いてくる。
嫌だなぁ~、そんな凄いもんじゃないよ?
ただ、超高温の炎の塊が落ちてきただけだよ!テヘッ!
俺がテヘッ!とウインクしながら笑うと、テントから出てきた4人は呆れたように深くため息をついた。
「……まぁ、この場にいた奴らの反応を見れば何となく分かるがな。だが、あまりやりすぎるなよ?お前のことを庇えなくなってしまう。さすがに国に目をつけられると難しいからな。」
少し顰め面をしたスコットさんがそんな事を言う。
「大丈夫ですよ、そんな事もあろうかと、魔法の主体は私にいたしましたから。目をつけられるとしたら私の方でしょう。私なら最悪見た目を変えてしまえば問題ありません。」
セバスは澄ました顔でそんな事を言う。
……えっ、セバスは見た目変えられるの?初耳だよ!
それを聞いたスコットさんは少し安心した顔になり、頷く。
「ありがとう、セバス。助かったよ。それならシエルが狙われることもないだろう。」
「そりゃあそうよ、スコット。私達の大事な『弟』だもの。国になんて奪われてたまるものですか。」
セバスにお礼を言ったスコットさんに、エミリーさんは胸を張ってそう答える。
スコットさんは少し笑うと頷いた。
それから俺は結界をみんな解き、こっちだけじゃなく向こうの人にも声をかけた。
「大丈夫ですか?皆さん怪我していませんか?」
すると向こうからは「大丈夫だ!」という声があちこちから聞こえた。
しかしその中から怒鳴り声が聞こえた。
「おいっ!今の魔法を打ったやつ!なんで断りもなしにいきなり打ちやがった!危ねえだろうが!」
そんな事を言いながらこちらに走ってきたのは、行きの馬車で乗り合わせて俺をジロジロ見てきた人の内の1人だ。
こちらに来るといきなりセバスの首元の服を掴み、持ち上げようとする。……が、何故か持ち上がらない。
その人は躍起になって持ち上げようとするんだが、全く持ち上がる気配すら無い。何故だ?
「いきなりなんでしょうか?その手をどけてもらえませんか、ねぇ?」
セバスがにっこりと嗤いながら、笑ってない目でその人を見下げる。
するとその人はビクッとした後、手を離して後ろへと後ずさった。
セバスはセバスで、つかまれたところを手でパッと払う。
「確かにいきなりあの魔法を使った事で皆さんを驚かせてしまったかもしれません。ですが、あの魔法のおかげであれほどいた魔物が殲滅され、こうして結界の外へと出られたのも事実。貴方はあのまま魔物に取り囲まれたままいつまでもいたかったのですか?」
セバスはそう言うとその人を冷ややかな目で見やる。
俺たちの周りに向こう側の人たちが集まってきて、みんなはその人を訝しげな顔で見ていた。
その人はなんだかバツの悪そうな顔で俯いた。
そんな彼のもとに彼のチームメンバーがやってくる。
「……少し聞きたいんだが、あの結界を張ったのはどいつだ?」
彼らのチームのリーダーらしき人が前に出てきて、俺たちを眺めてくる。
「リーダー、あそこにいる銀髪の大きい方の子供ですぜ。俺は見ていたから間違いねぇ。」
ガタイの良いガラの悪そうな人がそんな事を言い出す。
……なるほど、あの人があの時コソコソしていた人なんだね?
でもなんで見張るかのように見ていたんだろう?
するとそのリーダーは俺の目の前にやってくると、まるで値踏みするような目でジロジロ眺めてくる。
「ふぅ~ん、お前があの結界を、ねぇ。こんな見た目のやつだとは思わなかったな。まぁ、良いか、見た目なんて。なぁ、お前、俺らのチームに入れ。これは命令だ。」
突然そのリーダーが俺に向かっそんな事を言い出した。
……はぁ?
なんでそんな事を命令されなきゃならないんだ?
一体、こいつらは何なんだ?
俺が唖然として返答に困っていると、うちのチームのリーダーであるスコットさんが俺とその人の間に入ってくれた。
「あんたらがなんなのか全くわからないが、こいつは俺たちのチームのメンバーなんだ。そうやって命令されて言うことをきかなきゃならない立場じゃない。」
スコットさんが少しイラッとした口調で言い返してくれた。ありがとう、兄さん!
すると相手のリーダーは大袈裟な素振りでこちらを馬鹿にしたようなジェスチャーをした。
「はぁ~……この王都に俺たちを知らない奴らがいるとはねぇ。おい、そこのやつ、俺たちのことを説明してやれよ。」
そう言ってマックスさんの方を見る。
えっ、知り合いなの?
俺が驚いてマックスさんを見ると、明らかに嫌そうな顔で渋々口を開く。
「こいつらは王都で活躍する冒険者チームで『至高の頂』っていうんだ。……そして、こいつは国に認められた『勇者』だ。」
マックスさんの口からそんな事を語られる。
周りの人たちもなんか少し嫌そうな顔をしている。
中には顔を背けて見ないようにしている人もいるほどだ。
……え?勇者?この人……勇者なの?
……ねぇ、勇者って何を基準に選んでいるの?
こんな強くなさそうな奴の、一体どこが国に認められたの!?
そして俺たちと同じく、あまりの周りの変化に唖然とした。
「お……おい、いったい何をしたんだ?何をしたらこんなことになる?地面がでかいクレーター状になっているわ、そのクレーターがガラス状に溶けているわで、とんでもないんだけど!?」
1番早く気を取り戻したリッキーが、俺たち3人に聞いてくる。
嫌だなぁ~、そんな凄いもんじゃないよ?
ただ、超高温の炎の塊が落ちてきただけだよ!テヘッ!
俺がテヘッ!とウインクしながら笑うと、テントから出てきた4人は呆れたように深くため息をついた。
「……まぁ、この場にいた奴らの反応を見れば何となく分かるがな。だが、あまりやりすぎるなよ?お前のことを庇えなくなってしまう。さすがに国に目をつけられると難しいからな。」
少し顰め面をしたスコットさんがそんな事を言う。
「大丈夫ですよ、そんな事もあろうかと、魔法の主体は私にいたしましたから。目をつけられるとしたら私の方でしょう。私なら最悪見た目を変えてしまえば問題ありません。」
セバスは澄ました顔でそんな事を言う。
……えっ、セバスは見た目変えられるの?初耳だよ!
それを聞いたスコットさんは少し安心した顔になり、頷く。
「ありがとう、セバス。助かったよ。それならシエルが狙われることもないだろう。」
「そりゃあそうよ、スコット。私達の大事な『弟』だもの。国になんて奪われてたまるものですか。」
セバスにお礼を言ったスコットさんに、エミリーさんは胸を張ってそう答える。
スコットさんは少し笑うと頷いた。
それから俺は結界をみんな解き、こっちだけじゃなく向こうの人にも声をかけた。
「大丈夫ですか?皆さん怪我していませんか?」
すると向こうからは「大丈夫だ!」という声があちこちから聞こえた。
しかしその中から怒鳴り声が聞こえた。
「おいっ!今の魔法を打ったやつ!なんで断りもなしにいきなり打ちやがった!危ねえだろうが!」
そんな事を言いながらこちらに走ってきたのは、行きの馬車で乗り合わせて俺をジロジロ見てきた人の内の1人だ。
こちらに来るといきなりセバスの首元の服を掴み、持ち上げようとする。……が、何故か持ち上がらない。
その人は躍起になって持ち上げようとするんだが、全く持ち上がる気配すら無い。何故だ?
「いきなりなんでしょうか?その手をどけてもらえませんか、ねぇ?」
セバスがにっこりと嗤いながら、笑ってない目でその人を見下げる。
するとその人はビクッとした後、手を離して後ろへと後ずさった。
セバスはセバスで、つかまれたところを手でパッと払う。
「確かにいきなりあの魔法を使った事で皆さんを驚かせてしまったかもしれません。ですが、あの魔法のおかげであれほどいた魔物が殲滅され、こうして結界の外へと出られたのも事実。貴方はあのまま魔物に取り囲まれたままいつまでもいたかったのですか?」
セバスはそう言うとその人を冷ややかな目で見やる。
俺たちの周りに向こう側の人たちが集まってきて、みんなはその人を訝しげな顔で見ていた。
その人はなんだかバツの悪そうな顔で俯いた。
そんな彼のもとに彼のチームメンバーがやってくる。
「……少し聞きたいんだが、あの結界を張ったのはどいつだ?」
彼らのチームのリーダーらしき人が前に出てきて、俺たちを眺めてくる。
「リーダー、あそこにいる銀髪の大きい方の子供ですぜ。俺は見ていたから間違いねぇ。」
ガタイの良いガラの悪そうな人がそんな事を言い出す。
……なるほど、あの人があの時コソコソしていた人なんだね?
でもなんで見張るかのように見ていたんだろう?
するとそのリーダーは俺の目の前にやってくると、まるで値踏みするような目でジロジロ眺めてくる。
「ふぅ~ん、お前があの結界を、ねぇ。こんな見た目のやつだとは思わなかったな。まぁ、良いか、見た目なんて。なぁ、お前、俺らのチームに入れ。これは命令だ。」
突然そのリーダーが俺に向かっそんな事を言い出した。
……はぁ?
なんでそんな事を命令されなきゃならないんだ?
一体、こいつらは何なんだ?
俺が唖然として返答に困っていると、うちのチームのリーダーであるスコットさんが俺とその人の間に入ってくれた。
「あんたらがなんなのか全くわからないが、こいつは俺たちのチームのメンバーなんだ。そうやって命令されて言うことをきかなきゃならない立場じゃない。」
スコットさんが少しイラッとした口調で言い返してくれた。ありがとう、兄さん!
すると相手のリーダーは大袈裟な素振りでこちらを馬鹿にしたようなジェスチャーをした。
「はぁ~……この王都に俺たちを知らない奴らがいるとはねぇ。おい、そこのやつ、俺たちのことを説明してやれよ。」
そう言ってマックスさんの方を見る。
えっ、知り合いなの?
俺が驚いてマックスさんを見ると、明らかに嫌そうな顔で渋々口を開く。
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マックスさんの口からそんな事を語られる。
周りの人たちもなんか少し嫌そうな顔をしている。
中には顔を背けて見ないようにしている人もいるほどだ。
……え?勇者?この人……勇者なの?
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