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第6章 王都近くのダンジョン編
10階層のフィールドフロア
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「こちらは世界をあちこちを旅している『スノーホワイト』っていうBランク冒険者チームで、俺がリーダーのスコットで、エミリー、リッキー、リリー、シエル、ユーリ、セバスだ。シエルとユーリは兄弟だ。しばらくの間だが、よろしく頼む。」
スコットさんの挨拶に、こちらも名前を呼ばれると頭を下げていく。
すると『大樹の木漏れ日』のメンバーは驚いた顔をした。
「君たち、あの有名な『スノーホワイト』だったのか!それはすまなかった、最初に変な疑いを持ってしまって。君たちの事はいろんな人から聞かされているよ!かなりの実力者なのに、どの貴族や国にも所属せずにいたいからってランクアップをしないチームで、世界を股にかけて活動しているって。」
「最近も他国でトーナメント大会があって優勝、準優勝をかっさらったって噂もあったしな!」
「そうそう!王都でも伝説となっているあの『竜の守り人』のルーシェさんがとても気に入っているチームだって話も有名よね!」
「すげぇや!そんな有名人と知り合いになったなんて、王都に帰ったら自慢しなきゃな!」
……え?
スコットさん達って……もしかしてかなり有名なの?
でも『スパーク』の人達には何も……あ、向こうの自己紹介は受けたけど、こちらの自己紹介はどさくさに紛れてしてなかったかも?
だからそんな有名だって話も出なかったんだね?
もしかして、確信犯?
俺はグリンと4人に向かって顔を向ける。
すると4人は俺と目を合わさないようにそれぞれあちらこちらへと目を逸らした。
……なるほどねぇ~、この人たちの話は本当なんだね?
っていうか、ルーシェさんの所属していたチームって『竜の守り人』っていう名前なんだね!
まさにその名の通りの役割をしている人だもんね、ルーシェさん。
もしかして名前を決めたのはルーシェさんなのかな?
そんな感じでワイワイと大所帯で9階層を移動していく。
もちろんこの大人数だから出てくる魔物もあっさりと倒し、あっという間に10階層への階段まで辿り着いた。
その間、やはり出てくる魔物の数は普段より多いということもわかり、いよいよ本格的に『変換期』じゃないかという予想が現実のものとなってきたようだ。
みんなで揃って10階層へと上がると、そこはまたもやフィールドフロアで、今度は森ではなくて延々と砂が続く砂漠エリアだった。
階段は砂漠の中に地下から出てくるような感じであるようで、『果て』が見えない。
しかも階段のところまではまだ涼しかったが、上がりきったところで急に暑くなった。
……マジかぁ。朝晩の寒暖差はキツイだろうなぁ。
俺がそんな事を考えていると、リッキーが小声で「そこら辺は魔道具があるから大丈夫」と言ってきた。
「魔導具?」
「そう、このフード付きマントだよ。これな、体感温度を一定にしてくれるやつなんだよ。大体このダンジョンに来たことのある奴なら1つや2つ持っているもんなんだよ。俺たちも予備にそれぞれ2つ持っている。何らかで使えなくなったら厳しいからな。」
リッキーはそう言うと俺たち3人にその魔導具を渡してきた。
セバスは「私は要らないですよ?」と断ってきたが、人の姿をしているのにこれを使わないのは変に思われるからということで使うことに。
『大樹の木漏れ日』のメンバーもみんな普段ここで活動していることもあり、しっかりとそのマントを持っていたよ!
そのマントを着てみると、かなり暑かった気温が急に快適な温度へと変わった。凄いな、これ!?
それから俺達は『大樹の木漏れ日』のメンバー達について歩いて、このフロアにある休憩所へと向かう。
途中巨大なサソリの魔物や砂漠の砂の中から出てくる巨大なミミズみたいな魔物と戦ったが、『大樹の木漏れ日』達に言わせると出くわす頻度や数がやはり多いらしい。
「いやぁ~、君たちがいてくれて本当に助かった。もしかすると俺たちだけではこの数で来られると流石に厳しかったかもしれない。サンドワームが地中から7匹も出てきた時は肝を冷やしたよ。あれを1人一匹倒すのは俺たちでは至難の業だからな、全員で一匹ってところだろう。流石『スノーホワイト』は違うな。一人一人の力が俺たちとは段違いに違うし、やっぱり噂通りの強さだよ!」
アインスさんがそんな事を言って笑った。
そんな事を言う彼らは安定した連携技で戦っていたから、全くそんな感じには見えなかったけれどもね!
それからも敵と遭遇したが難なくこなし、日が暮れる時間になってようやく休憩所に到着した。
休憩所にはまだ他の人達は誰も居ないようだ。
皆はあまりに疲れ果てていたからか、自分達のテントを張る場所を決めると、地面にドサッと座って一息ついた。
「はぁ~、今日は疲れたなぁ。こういう時は風呂に入りたいよなぁ……。」
リッキーが大きく息を吐いて、そんな事を言う。
いや、まあ確かに疲れたけどね?
こんな時には確かにお風呂に浸かりたいけれども、お風呂に使える物なんて持ってないしなぁ?
俺がそんなことを考えたところでふと気づく。
そうだよ、無いなら土魔法で石風呂を作って風呂に入れば良いんだよ!
俺はそう思いつくと立ち上がり、2チームの間にお風呂を作り出す。
最初は何をするのか見ていた『大樹の木漏れ日』達は、お風呂が徐々にできてくると驚きの表情になった。
「……おいおい、本当かよ!目の錯覚じゃねぇよな!?すげぇな、君!あんなに魔法使ったのにもかかわらず、まだ余力があるのか!?驚きの魔力量だな!」
リーダーのアインスさんはそう言って呆れ果ててしまったのだが、チームの女性は違う反応だった。
「でも、これで今日までの身体の汚れが綺麗になるわ!私、諦めていたのよ、地上に出るまでお風呂に入るのなんて。ありがとうね!」
そう言ってフィアさんはとても嬉しそうに飛び跳ねて喜んだ。うんうん、良い事したなぁ!
とりあえずお風呂は男女交互に入ることにして、他にこの休憩所に来た人が近寄ってこないように入ってない方が見張ることになった。
さあ、もう少し頑張って作らないとね!
スコットさんの挨拶に、こちらも名前を呼ばれると頭を下げていく。
すると『大樹の木漏れ日』のメンバーは驚いた顔をした。
「君たち、あの有名な『スノーホワイト』だったのか!それはすまなかった、最初に変な疑いを持ってしまって。君たちの事はいろんな人から聞かされているよ!かなりの実力者なのに、どの貴族や国にも所属せずにいたいからってランクアップをしないチームで、世界を股にかけて活動しているって。」
「最近も他国でトーナメント大会があって優勝、準優勝をかっさらったって噂もあったしな!」
「そうそう!王都でも伝説となっているあの『竜の守り人』のルーシェさんがとても気に入っているチームだって話も有名よね!」
「すげぇや!そんな有名人と知り合いになったなんて、王都に帰ったら自慢しなきゃな!」
……え?
スコットさん達って……もしかしてかなり有名なの?
でも『スパーク』の人達には何も……あ、向こうの自己紹介は受けたけど、こちらの自己紹介はどさくさに紛れてしてなかったかも?
だからそんな有名だって話も出なかったんだね?
もしかして、確信犯?
俺はグリンと4人に向かって顔を向ける。
すると4人は俺と目を合わさないようにそれぞれあちらこちらへと目を逸らした。
……なるほどねぇ~、この人たちの話は本当なんだね?
っていうか、ルーシェさんの所属していたチームって『竜の守り人』っていう名前なんだね!
まさにその名の通りの役割をしている人だもんね、ルーシェさん。
もしかして名前を決めたのはルーシェさんなのかな?
そんな感じでワイワイと大所帯で9階層を移動していく。
もちろんこの大人数だから出てくる魔物もあっさりと倒し、あっという間に10階層への階段まで辿り着いた。
その間、やはり出てくる魔物の数は普段より多いということもわかり、いよいよ本格的に『変換期』じゃないかという予想が現実のものとなってきたようだ。
みんなで揃って10階層へと上がると、そこはまたもやフィールドフロアで、今度は森ではなくて延々と砂が続く砂漠エリアだった。
階段は砂漠の中に地下から出てくるような感じであるようで、『果て』が見えない。
しかも階段のところまではまだ涼しかったが、上がりきったところで急に暑くなった。
……マジかぁ。朝晩の寒暖差はキツイだろうなぁ。
俺がそんな事を考えていると、リッキーが小声で「そこら辺は魔道具があるから大丈夫」と言ってきた。
「魔導具?」
「そう、このフード付きマントだよ。これな、体感温度を一定にしてくれるやつなんだよ。大体このダンジョンに来たことのある奴なら1つや2つ持っているもんなんだよ。俺たちも予備にそれぞれ2つ持っている。何らかで使えなくなったら厳しいからな。」
リッキーはそう言うと俺たち3人にその魔導具を渡してきた。
セバスは「私は要らないですよ?」と断ってきたが、人の姿をしているのにこれを使わないのは変に思われるからということで使うことに。
『大樹の木漏れ日』のメンバーもみんな普段ここで活動していることもあり、しっかりとそのマントを持っていたよ!
そのマントを着てみると、かなり暑かった気温が急に快適な温度へと変わった。凄いな、これ!?
それから俺達は『大樹の木漏れ日』のメンバー達について歩いて、このフロアにある休憩所へと向かう。
途中巨大なサソリの魔物や砂漠の砂の中から出てくる巨大なミミズみたいな魔物と戦ったが、『大樹の木漏れ日』達に言わせると出くわす頻度や数がやはり多いらしい。
「いやぁ~、君たちがいてくれて本当に助かった。もしかすると俺たちだけではこの数で来られると流石に厳しかったかもしれない。サンドワームが地中から7匹も出てきた時は肝を冷やしたよ。あれを1人一匹倒すのは俺たちでは至難の業だからな、全員で一匹ってところだろう。流石『スノーホワイト』は違うな。一人一人の力が俺たちとは段違いに違うし、やっぱり噂通りの強さだよ!」
アインスさんがそんな事を言って笑った。
そんな事を言う彼らは安定した連携技で戦っていたから、全くそんな感じには見えなかったけれどもね!
それからも敵と遭遇したが難なくこなし、日が暮れる時間になってようやく休憩所に到着した。
休憩所にはまだ他の人達は誰も居ないようだ。
皆はあまりに疲れ果てていたからか、自分達のテントを張る場所を決めると、地面にドサッと座って一息ついた。
「はぁ~、今日は疲れたなぁ。こういう時は風呂に入りたいよなぁ……。」
リッキーが大きく息を吐いて、そんな事を言う。
いや、まあ確かに疲れたけどね?
こんな時には確かにお風呂に浸かりたいけれども、お風呂に使える物なんて持ってないしなぁ?
俺がそんなことを考えたところでふと気づく。
そうだよ、無いなら土魔法で石風呂を作って風呂に入れば良いんだよ!
俺はそう思いつくと立ち上がり、2チームの間にお風呂を作り出す。
最初は何をするのか見ていた『大樹の木漏れ日』達は、お風呂が徐々にできてくると驚きの表情になった。
「……おいおい、本当かよ!目の錯覚じゃねぇよな!?すげぇな、君!あんなに魔法使ったのにもかかわらず、まだ余力があるのか!?驚きの魔力量だな!」
リーダーのアインスさんはそう言って呆れ果ててしまったのだが、チームの女性は違う反応だった。
「でも、これで今日までの身体の汚れが綺麗になるわ!私、諦めていたのよ、地上に出るまでお風呂に入るのなんて。ありがとうね!」
そう言ってフィアさんはとても嬉しそうに飛び跳ねて喜んだ。うんうん、良い事したなぁ!
とりあえずお風呂は男女交互に入ることにして、他にこの休憩所に来た人が近寄ってこないように入ってない方が見張ることになった。
さあ、もう少し頑張って作らないとね!
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