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第6章 王都近くのダンジョン編
どんどん進むよ!
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俺たちはお昼を手早く食べると、すぐに12階層へと向かう。
そこもやはり11階層と同じで、石壁に囲まれた通路だった。
遠くにはこのフロアの魔物の姿が見える。
遠目からは4足歩行の獣系の魔物としかわからないが、とても大きいらしくて通路を塞いでいる。
「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど……11階層では今までとは違って魔物の数が少なかったのに、この階ではまた元に戻ってるような気がするんだよね。こんな風にその階によって出る数がまちまちなのはデフォなの?」
「そうだなぁ……いつもはそんな頻繁に出るものじゃないんだが、『変換期』っていうのは俺も初めてだからよくわかんないんだよなぁ。」
そう言って俺の質問に答えてくれたのはリッキーだ。
リッキーの話によると、普段のこのダンジョンの魔物出現率としてはそんなに高くないし数も多くないそう。
俺は今回が初めてだから比較できなかったけど、それにしても魔物の数は多いなとは思っていた。
そんな事を話している間に通路を塞いでいた魔物がこちらへとゆっくり歩いてくる。
見た目はどう見てもイノシシなんだが、大きさが全然違う。
だって俺たちが並んで通る事のできる通路を塞ぐくらい大きい。小型のバスぐらいかな?
もちろん背中の高さも高いから、何処もかしこもすり抜けるなんてことはできない。
ある程度近づいてくると、急にこちらへと走り出してきた。……あれ?ぶつかったら危なくない!?
思ったより足の速いその魔物が間近に迫った時、咄嗟に俺は結界を張った。
するとその魔物は結界に気づかなかったようで思いっきり結界にぶち当たり、その勢いで今通ってきた通路に吹っ飛んでいった。
「……自爆しちゃったねぇ。」
俺の目の前で魔物はドロップ品へと変わる。
……おや?この階は魔物からお肉がドロップするんだね。美味しいのかな?
俺は結界を解除して、丁寧に大きな葉っぱに包まれた塊に近づく。
近づいて分かったんだけど、どうやら葉っぱに包まれた塊がいくつも積み重ねられているようだ。
あれだけ大きい魔物のドロップ品なので、その量もかなりのものだ。
でも皆は意外と肉食なので、すぐに無くなっちゃうかも?
とりあえずドロップ品を鞄にしまうと、まあ先に進む。
それからも魔物は度々出てきたが、最初に出てきたイノシシみたいな魔物は見かけなかった。あれはなんだったんだろうね?
このフロアは案外小さいみたいで、余計な所によらず、小走りに13階層への階段まで向かうと2時間はかからずに到着した。
それも以前に来ていたスコットさん達の記憶があればこそ、なんだけどね!
そんなこんなで現在、フロアボスのいる15階層。
ここまで来るのに10階層から3日経った。
今はちょうどお昼を食べた後くらいの時間くらいだ。
13、14階層は12階層とは違いかなり広くて迷路みたいになっていて、さすがのスコットさん達でも少し道に迷ったりしてしまったが、その分宝箱の中身をゲットしたのでプラマイゼロだと思う。
ちなみに中身は弓矢とでっかいエメラルドだったよ!
弓矢はうちのメンバーでは扱えないので、エルフの隠れ里に行ったら誰かにあげようと思う。
13階層、14階層も特に異変はなく、せいぜい魔物の量が増えているくらいの変化だったようで、ちょっとホッとした。
あまりにも急激に『変換期』の影響があるのは、まだ中にいるだろう冒険者たちの負担になるからだ。
中層だからまだそんなに影響がないのか、それとも全体的にそこまで急激じゃないのかは、スコットさん達もこんな経験がないのでわからないそうだ。
あと、15階層は見渡す限り背の低い草が生えている草原で、所々木が生えている場所だった。
……こんな見渡しのいいフロアで、一体どこにボスがいるんだろう?
「ねぇ、こんなに見渡しがいいのに建物らしきものがないけど、どこにボスがいるの?」
すると俺の質問にリッキーがある方向を指差しながら「実はあの先に小高い丘がある」と答えてくれた。
……どういう事だろう?
とりあえず休憩所を利用するほど日も暮れていないのでパスをし、早速ボスにチャレンジすることになった。
リッキーが指さした方向に皆で移動すると、確かに俺の胸くらいの高さの丘があった。
「これのどこにボスがいるんだ?」
「まあ見てろって!」
リッキーはそう言うと奥の方へと歩いていく。
そして丘のすぐ目の前まで来ると自分のマジックバッグから何かを取り出すと、それを丘の上に置いたと思ったら突然こちらに全力で走ってきた。なんだ、なんだ!?
俺が頭の中が『?』でいっぱいになっているうちに、丘の上で大きな音で爆発が起きた。
その瞬間、丘が立ちあがった。
……。
……えっ?立ちあがった!?
俺が唖然としている間にスコットさん達は武器を構え、ボスの襲来に備えた。
どうやら俺が『丘』だと思っていた物は、丘ではなくとても巨大な亀だった。
その亀の甲羅にあたる部分が『丘』になっていたんだろう。
全く違和感を感じさせないほどのカモフラージュが凄い。
俺も慌てて武器を構えると、それを待っていたかのように亀が走り出した……と思ったら急に首と手足を引っ込めてスピンし、こちらに飛んでくるかのように転がってきた。
俺は危険を感じ、思わず結界を張る。
するとその亀は思い切り結界にぶつかってきた。
危ない、危ない……あのままでは皆が吹き飛ばされてしまっていたかもしれない。
俺はそうホッと息を吐くと、結界を解く。
そして亀の方に走っていきながら、とりあえず俺の刀に魔力コーティングを施す。
どうやらスコットさんとリッキーは俺と同じタイミングで亀へと走り出したようだ。
辿り着く頃には亀も甲羅から首や手足を出してきた。
俺達3人は目配せをして、それぞれどこを狙うか話し合う。ちなみに俺は一番近い所にある左前脚を狙う。
甲羅に沿って刀を滑らすと、魔力コーティングのおかげで俺の狙った足がすっぱりと斬り落とされた。
他の2人の方を見ると、そちらも狙い通りに他の2本の足を切り落としていた。
これで首は引っ込めても逃げることも襲ってくることもできなくなったわけだ。
そこまでした後、俺達3人は亀から離れる。
すると、すかさずエミリーさん達4人の雷の攻撃魔法が亀に炸裂した。
流石に4人分の上級攻撃魔法は効いたらしく、フロアボスはあっけなくドロップ品へと変わった。
ちなみにドロップ品は『亀肉(スッポン?)』と巨大な魔石、このフロアの転移石だった。
よし、これで巨大な魔石も5個になったぞ!
あと1つ巨大な魔石が手に入れば、俺たちの目的は達成する。
その後は軍が来るまで魔物の数を減らすために上の階まで攻略する予定だ。
そろそろ軍の集団が到着する頃だろう。
どんな人たちが来るんだろうなぁ……?
そこもやはり11階層と同じで、石壁に囲まれた通路だった。
遠くにはこのフロアの魔物の姿が見える。
遠目からは4足歩行の獣系の魔物としかわからないが、とても大きいらしくて通路を塞いでいる。
「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど……11階層では今までとは違って魔物の数が少なかったのに、この階ではまた元に戻ってるような気がするんだよね。こんな風にその階によって出る数がまちまちなのはデフォなの?」
「そうだなぁ……いつもはそんな頻繁に出るものじゃないんだが、『変換期』っていうのは俺も初めてだからよくわかんないんだよなぁ。」
そう言って俺の質問に答えてくれたのはリッキーだ。
リッキーの話によると、普段のこのダンジョンの魔物出現率としてはそんなに高くないし数も多くないそう。
俺は今回が初めてだから比較できなかったけど、それにしても魔物の数は多いなとは思っていた。
そんな事を話している間に通路を塞いでいた魔物がこちらへとゆっくり歩いてくる。
見た目はどう見てもイノシシなんだが、大きさが全然違う。
だって俺たちが並んで通る事のできる通路を塞ぐくらい大きい。小型のバスぐらいかな?
もちろん背中の高さも高いから、何処もかしこもすり抜けるなんてことはできない。
ある程度近づいてくると、急にこちらへと走り出してきた。……あれ?ぶつかったら危なくない!?
思ったより足の速いその魔物が間近に迫った時、咄嗟に俺は結界を張った。
するとその魔物は結界に気づかなかったようで思いっきり結界にぶち当たり、その勢いで今通ってきた通路に吹っ飛んでいった。
「……自爆しちゃったねぇ。」
俺の目の前で魔物はドロップ品へと変わる。
……おや?この階は魔物からお肉がドロップするんだね。美味しいのかな?
俺は結界を解除して、丁寧に大きな葉っぱに包まれた塊に近づく。
近づいて分かったんだけど、どうやら葉っぱに包まれた塊がいくつも積み重ねられているようだ。
あれだけ大きい魔物のドロップ品なので、その量もかなりのものだ。
でも皆は意外と肉食なので、すぐに無くなっちゃうかも?
とりあえずドロップ品を鞄にしまうと、まあ先に進む。
それからも魔物は度々出てきたが、最初に出てきたイノシシみたいな魔物は見かけなかった。あれはなんだったんだろうね?
このフロアは案外小さいみたいで、余計な所によらず、小走りに13階層への階段まで向かうと2時間はかからずに到着した。
それも以前に来ていたスコットさん達の記憶があればこそ、なんだけどね!
そんなこんなで現在、フロアボスのいる15階層。
ここまで来るのに10階層から3日経った。
今はちょうどお昼を食べた後くらいの時間くらいだ。
13、14階層は12階層とは違いかなり広くて迷路みたいになっていて、さすがのスコットさん達でも少し道に迷ったりしてしまったが、その分宝箱の中身をゲットしたのでプラマイゼロだと思う。
ちなみに中身は弓矢とでっかいエメラルドだったよ!
弓矢はうちのメンバーでは扱えないので、エルフの隠れ里に行ったら誰かにあげようと思う。
13階層、14階層も特に異変はなく、せいぜい魔物の量が増えているくらいの変化だったようで、ちょっとホッとした。
あまりにも急激に『変換期』の影響があるのは、まだ中にいるだろう冒険者たちの負担になるからだ。
中層だからまだそんなに影響がないのか、それとも全体的にそこまで急激じゃないのかは、スコットさん達もこんな経験がないのでわからないそうだ。
あと、15階層は見渡す限り背の低い草が生えている草原で、所々木が生えている場所だった。
……こんな見渡しのいいフロアで、一体どこにボスがいるんだろう?
「ねぇ、こんなに見渡しがいいのに建物らしきものがないけど、どこにボスがいるの?」
すると俺の質問にリッキーがある方向を指差しながら「実はあの先に小高い丘がある」と答えてくれた。
……どういう事だろう?
とりあえず休憩所を利用するほど日も暮れていないのでパスをし、早速ボスにチャレンジすることになった。
リッキーが指さした方向に皆で移動すると、確かに俺の胸くらいの高さの丘があった。
「これのどこにボスがいるんだ?」
「まあ見てろって!」
リッキーはそう言うと奥の方へと歩いていく。
そして丘のすぐ目の前まで来ると自分のマジックバッグから何かを取り出すと、それを丘の上に置いたと思ったら突然こちらに全力で走ってきた。なんだ、なんだ!?
俺が頭の中が『?』でいっぱいになっているうちに、丘の上で大きな音で爆発が起きた。
その瞬間、丘が立ちあがった。
……。
……えっ?立ちあがった!?
俺が唖然としている間にスコットさん達は武器を構え、ボスの襲来に備えた。
どうやら俺が『丘』だと思っていた物は、丘ではなくとても巨大な亀だった。
その亀の甲羅にあたる部分が『丘』になっていたんだろう。
全く違和感を感じさせないほどのカモフラージュが凄い。
俺も慌てて武器を構えると、それを待っていたかのように亀が走り出した……と思ったら急に首と手足を引っ込めてスピンし、こちらに飛んでくるかのように転がってきた。
俺は危険を感じ、思わず結界を張る。
するとその亀は思い切り結界にぶつかってきた。
危ない、危ない……あのままでは皆が吹き飛ばされてしまっていたかもしれない。
俺はそうホッと息を吐くと、結界を解く。
そして亀の方に走っていきながら、とりあえず俺の刀に魔力コーティングを施す。
どうやらスコットさんとリッキーは俺と同じタイミングで亀へと走り出したようだ。
辿り着く頃には亀も甲羅から首や手足を出してきた。
俺達3人は目配せをして、それぞれどこを狙うか話し合う。ちなみに俺は一番近い所にある左前脚を狙う。
甲羅に沿って刀を滑らすと、魔力コーティングのおかげで俺の狙った足がすっぱりと斬り落とされた。
他の2人の方を見ると、そちらも狙い通りに他の2本の足を切り落としていた。
これで首は引っ込めても逃げることも襲ってくることもできなくなったわけだ。
そこまでした後、俺達3人は亀から離れる。
すると、すかさずエミリーさん達4人の雷の攻撃魔法が亀に炸裂した。
流石に4人分の上級攻撃魔法は効いたらしく、フロアボスはあっけなくドロップ品へと変わった。
ちなみにドロップ品は『亀肉(スッポン?)』と巨大な魔石、このフロアの転移石だった。
よし、これで巨大な魔石も5個になったぞ!
あと1つ巨大な魔石が手に入れば、俺たちの目的は達成する。
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そろそろ軍の集団が到着する頃だろう。
どんな人たちが来るんだろうなぁ……?
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