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第6章 王都近くのダンジョン編
やっぱりなのね?
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軍人さん達は顔を見合わせて思案すると、その内の1人が走って下の階へと向かった。
多分ルーシェさんのお父さんの所へと向かったのだろう。
それから俺達は残った軍人さんに連れられて、先にその階の階段がある所まで歩いていった。
ルーシェさんのお父さんが追いついてこられるようにゆっくりと歩いているが、それでも先に着いてしまうだろう。
「少し聞きたいんだが……君たち軍人は騎士団長から俺たちのことについて何か聞いているのか?」
歩いている途中でスコットさんがそんな事を軍人さんに聞く。
すると軍人さんは少し考えると、「あまり聞いてはいませんが……」と前置きをしてから話しだした。
「ここに来た時すぐに我々はそちらの誰かが作られた結界に阻まれて外に出ることが出来なかったのです。それでなんとか出られるよういろいろ試してみたのですが、どれも上手くいかず……。我々も軍隊の中ではエリートと呼ばれる部隊であるにも関わらずどうにも出来ないところを見て、ミラー騎士団長は興味を持たれたようです。私個人としては連れて行くのはあまり気が進まないのですが、命令とあれば従わないわけにはいかなくて。……申し訳ないです。」
なるほど……やはりあの時に興味を持たれたんだね?
上手く騎士団長の勧誘から逃げられるといいけど……。
俺は一抹の不安を感じながら、ゆっくりと歩く。
それでもいつかは目的地に着くものだ。
結局ルーシェさんのお父さんが合流する前に着いてしまった。
階段の前にはどこから持ってきたのか、一人掛けのソファーが1つ置いてあり、そこに今朝見た騎士団長が座っていた。……あれ?彼は魔物討伐をしないの?
「よく連れてきましたね。君はもう持ち場に戻りなさい。」
ミラー騎士団長はそう言って俺たちを連れてきた軍人さんに声をかけると、軍人さんは敬礼をして走ってその場を去った。
「……さて、スノーホワイトの皆さん、この場へようこそ。過去にお会いした君たち4人の他に、今朝方見たことのある人物ともう1人、全くお会いしていない人がいるんですね?単刀直入に言いますが、あの結界を張ったのはどなたですかな?その小さい方の少年は朝会った時にいましたが、そこの執事っぽい方が頼んでくると言ってテントへ向かいましたので違いますよね。元々貴方達のチームには魔法を使えるメンバーが2人いましたよね?そのどちらかですか?それとも……その銀髪の少年ですかね?」
騎士団長はそう言って、俺達3人を舐めるような気持ちの悪い目で見てくる。……気持ち悪いよぉ。
するとスコットさんが俺たちに目線で「答えるな」と言ってきた。
それから騎士団長の方を見て、「暫く黙秘する。」と答えた。
「黙秘とは、どういう事ですか?」
「俺達はこの場に魔法師団長を呼んである。彼が同席するまでは答えたくない。」
訝しそうに問いかけた騎士団長に、スコットさんはそう答えた。
すると苦々しそうな顔でこちらを見る。
「……魔法師団長の同席は必要ないと思いますがね。なぜ呼ぶんです?」
「もちろん俺たちのことを守るために決まっているだろう。あんたには前例があるからな。前もって手を打っておいたんだ。」
「……。」
スコットさんのその返答に、騎士団長はものすごい目で睨みつけてきた。
「こちらが下手になっていればいい気になりやがって!国王陛下の手前、どうにもできなかったが……貴様達ごとき、何人かこの場で殺したって良いんだぞ!?」
するとスコットさんは澄ました顔で「やりたきゃやってみれば良い」と言った。
するとさらに頭に血が上ったらしい騎士団長は、武器を手に取るとこちらへ走ってくる。
俺がすかさず結界を張ろうと動くと、スコットさんが「大丈夫だから下がって見てろ」と言って、自分も武器を構える。
スコットさんは俺たちに被害が及ばないよう、俺たちとは距離を取る。
そこへ騎士団長が飛び上がって上段から切りかかってきた。
その剣をスコットさんは涼しい顔で切り結び、騎士団長を後ろへと押しやる。
「……案外、力がないんだな、あんた。騎士団長っていうからにはもっと強いのかと思っていたよ。」
スコットさんはそう言うと、少し苦しそうな顔の騎士団長ごと切り結んでいる剣を振り払った。
その勢いで騎士団長は軽く吹っ飛ぶ。
すぐに起き上がった彼は、とても驚いた顔をしていた。
「なっ……!貴様っ、一体どこからそんな力が!?」
「どこからって、命のやりとりを日常している冒険者ほど強くなりやすいもんなんだよ、知らなかったのか?特に俺達のような、な?」
スコットさんは騎士団長にそう言うと、最後は俺たちの方を向いてウインクをする。
そうだよね!
あんなに命の危機があった事を何回も乗り切れば、そりゃあ強くなるよ!
すると突然どこからかパチパチと拍手が聞こえた。
俺は慌てて辺りを見渡すと、俺たちが今までやってきた方向から2人の男性が歩いてきていた。
1人はルーシェさんのお父さんを呼びに行った騎士さん。
もう1人は1度だけ会ったことのある、ルーシェさんのお父さんだ。
やっと来たんだね!
俺的にはもうちょ~っと早く来てくれれば2人の戦いがなかったのに……と思わなくはないけど、ちゃんと来てくれて助かったよ!
この人、やっぱり全然話聞いてくれないもんね!
多分ルーシェさんのお父さんの所へと向かったのだろう。
それから俺達は残った軍人さんに連れられて、先にその階の階段がある所まで歩いていった。
ルーシェさんのお父さんが追いついてこられるようにゆっくりと歩いているが、それでも先に着いてしまうだろう。
「少し聞きたいんだが……君たち軍人は騎士団長から俺たちのことについて何か聞いているのか?」
歩いている途中でスコットさんがそんな事を軍人さんに聞く。
すると軍人さんは少し考えると、「あまり聞いてはいませんが……」と前置きをしてから話しだした。
「ここに来た時すぐに我々はそちらの誰かが作られた結界に阻まれて外に出ることが出来なかったのです。それでなんとか出られるよういろいろ試してみたのですが、どれも上手くいかず……。我々も軍隊の中ではエリートと呼ばれる部隊であるにも関わらずどうにも出来ないところを見て、ミラー騎士団長は興味を持たれたようです。私個人としては連れて行くのはあまり気が進まないのですが、命令とあれば従わないわけにはいかなくて。……申し訳ないです。」
なるほど……やはりあの時に興味を持たれたんだね?
上手く騎士団長の勧誘から逃げられるといいけど……。
俺は一抹の不安を感じながら、ゆっくりと歩く。
それでもいつかは目的地に着くものだ。
結局ルーシェさんのお父さんが合流する前に着いてしまった。
階段の前にはどこから持ってきたのか、一人掛けのソファーが1つ置いてあり、そこに今朝見た騎士団長が座っていた。……あれ?彼は魔物討伐をしないの?
「よく連れてきましたね。君はもう持ち場に戻りなさい。」
ミラー騎士団長はそう言って俺たちを連れてきた軍人さんに声をかけると、軍人さんは敬礼をして走ってその場を去った。
「……さて、スノーホワイトの皆さん、この場へようこそ。過去にお会いした君たち4人の他に、今朝方見たことのある人物ともう1人、全くお会いしていない人がいるんですね?単刀直入に言いますが、あの結界を張ったのはどなたですかな?その小さい方の少年は朝会った時にいましたが、そこの執事っぽい方が頼んでくると言ってテントへ向かいましたので違いますよね。元々貴方達のチームには魔法を使えるメンバーが2人いましたよね?そのどちらかですか?それとも……その銀髪の少年ですかね?」
騎士団長はそう言って、俺達3人を舐めるような気持ちの悪い目で見てくる。……気持ち悪いよぉ。
するとスコットさんが俺たちに目線で「答えるな」と言ってきた。
それから騎士団長の方を見て、「暫く黙秘する。」と答えた。
「黙秘とは、どういう事ですか?」
「俺達はこの場に魔法師団長を呼んである。彼が同席するまでは答えたくない。」
訝しそうに問いかけた騎士団長に、スコットさんはそう答えた。
すると苦々しそうな顔でこちらを見る。
「……魔法師団長の同席は必要ないと思いますがね。なぜ呼ぶんです?」
「もちろん俺たちのことを守るために決まっているだろう。あんたには前例があるからな。前もって手を打っておいたんだ。」
「……。」
スコットさんのその返答に、騎士団長はものすごい目で睨みつけてきた。
「こちらが下手になっていればいい気になりやがって!国王陛下の手前、どうにもできなかったが……貴様達ごとき、何人かこの場で殺したって良いんだぞ!?」
するとスコットさんは澄ました顔で「やりたきゃやってみれば良い」と言った。
するとさらに頭に血が上ったらしい騎士団長は、武器を手に取るとこちらへ走ってくる。
俺がすかさず結界を張ろうと動くと、スコットさんが「大丈夫だから下がって見てろ」と言って、自分も武器を構える。
スコットさんは俺たちに被害が及ばないよう、俺たちとは距離を取る。
そこへ騎士団長が飛び上がって上段から切りかかってきた。
その剣をスコットさんは涼しい顔で切り結び、騎士団長を後ろへと押しやる。
「……案外、力がないんだな、あんた。騎士団長っていうからにはもっと強いのかと思っていたよ。」
スコットさんはそう言うと、少し苦しそうな顔の騎士団長ごと切り結んでいる剣を振り払った。
その勢いで騎士団長は軽く吹っ飛ぶ。
すぐに起き上がった彼は、とても驚いた顔をしていた。
「なっ……!貴様っ、一体どこからそんな力が!?」
「どこからって、命のやりとりを日常している冒険者ほど強くなりやすいもんなんだよ、知らなかったのか?特に俺達のような、な?」
スコットさんは騎士団長にそう言うと、最後は俺たちの方を向いてウインクをする。
そうだよね!
あんなに命の危機があった事を何回も乗り切れば、そりゃあ強くなるよ!
すると突然どこからかパチパチと拍手が聞こえた。
俺は慌てて辺りを見渡すと、俺たちが今までやってきた方向から2人の男性が歩いてきていた。
1人はルーシェさんのお父さんを呼びに行った騎士さん。
もう1人は1度だけ会ったことのある、ルーシェさんのお父さんだ。
やっと来たんだね!
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この人、やっぱり全然話聞いてくれないもんね!
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