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第8章 国立学校編
学校初日 6
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俺が魔力測定を終えて呆然としていると、それまで静まり返っていた修練場がにわかにざわざわしだした。
どうやらリーシェさんの後ろに並んでいるクラスメイト達のようだ。
「おい、リーシェ、今の現象はなんだ?」
大きな声でセインがリーシェさんに聞く。
「今のはですね、シエルくんの魔力量が膨大なために魔力測定機の魔道具が耐えられなくて砕け散ったんですよ。」
「それだけじゃないだろ!?なんだ、あの光!俺たちの誰もあんな光り方なんてしなかったぞ!?」
「あぁ……『色』の事であれば、シエルくんは全属性を使えるのでああなったんでしょう。」
「……。」
リーシェしんはセインの質問に淡々と答える。
それを聞いたクラスメイトは再度静まり返った。
よく見るとほとんどの学生が驚いた顔をしている。
「実はこのシエルくんも『スノーホワイト』のメンバーの1人で、とても優秀な冒険者なんですよ?もしかすると我々魔法師団全員よりも能力は上かもしれない。彼はそれほどの逸材なんです。」
クラスメイトの顔を見回したリーシェさんは、なんだか誇らしげだ。……クラスメイトの脇で胸を張るのやめてよ、姉さん!
「じゃあなんでお前は魔法師団に勧誘しないんだ?こいつが入ればかなりの戦力増強じゃないか!」
セインはイライラした感じでリーシェさんへと詰め寄り、そう言った。
……いや、俺絶対にスノーホワイトから脱退なんてしないからな?
「セインくん、もう忘れたんですか?陛下は『スノーホワイトには手出し無用』と言っていたじゃないですか。私個人でも彼とは繋がりがあるので、この国の為とはいえ無理やり軍に入れることはしたくないんです。」
リーシェさんのその答えに更にイライラしたセインだったが、更に言うこと無く引き下がったようだ。
「ちょっと話はそれましたが、授業の続きをしましょうか。お次は先ほど測定した皆さんの魔力を適性のある魔法を使ってあそこにある6個の的に向かって撃ってもらいます。皆さんの年齢であれば何かしら魔法を使ったことはあるんじゃないでしょうか?使ったことがない生徒は私のところに来て下さい。使える生徒は遠慮なくどんどん的に魔法を当てて構わないです。じゃあシエルくん、安全のために結界を張ってもらえるかな?」
どうやらようやく俺の作った的の出番だ。
そうだね、生徒の魔法がちゃんと的に行くとは限らないもんね。
俺は全体的な結界と的ごとの結界の二重構造で結界を張る。
勿論、魔法は防ぐが人は透過できる結界だ。
そうじゃなければ何かあった時に駆けつけたり、避難するために移動ができないからね。
本当は的と魔法を放つ人の間にも魔法のみ透過する結界を張りたかったが、いくらなんでもそこまですると「こいつ、大丈夫か?」とクラスメイトから引かれる気がしてやめたのだ。
俺が結界を張って準備ができると、リーシェさんは「では、始め!」と号令をかける。
すると大半の生徒は的に散らばって行った。
それ当時に、エミリーさんは奥の方、リリーさんは入り口側の壁で生徒たちを見守ることに。
俺は散らばらずにここにいるよう、リーシェさんに言われた。
ちなみに俺達は真ん中の1つを使うことになってる。
そしてリーシェさんの目の前には魔法の発動ができない生徒が数名残っている。
その中には王族のローラもいた。
どうやらここに残っているメンバーはあまり魔力が多くない人ばかりのようだね。
「さて、君たちの顔ぶれを見て分かったけど、みんな魔力が他の人より少ない子ばかりのようだね。でも君たちくらいの魔力なら、弱いかもしれないけどちゃんと魔法も使えるはずだよ?もしかして君たちは魔法を使おうとする時、『イメージ』はしているかい?」
リーシェさんの問いに皆は首を横に振る。
「ならば魔法を発動する時にしっかりと使いたい魔法のイメージをするんだ。一気に威力のある魔法をイメージするのではなく、こうやって徐々に大きくしていくんだよ。」
リーシェさんは掌に小さな水球を作ったと思ったら、それを徐々に大きくしていった。
それを見ていた皆は、食い入るようにリーシェさんが魔法を使うのを見ている。
そしてバレーボールほどの大きさになると的の方へと水球を飛ばした。
「さあ、皆もやってみようか。さっき判明した各自の得意魔法をイメージするんだよ。」
リーシェさんはそう言うと、皆に練習するよう促す。
皆はちょっとイメージに手こずっていたようだが、それでもなんとか魔法が形になっている。
「皆できたね。じゃああの的に向かって飛ばしてみようか。飛ばし方は、その掌の上に浮かんでいる魔法を投げるようにして、まっすぐ飛んでいくイメージをするといいよ。」
皆は1人1人順番に、自分が作った魔法を飛ばしていく。
ほとんどの生徒はまだまだ届かずに途中で地面に墜落したが、それでも魔法を発動して飛ばせたことにみんな大喜びしていた。
「君たちは魔力が他の生徒よりも少し少ないから、2、3回でやめておいたほうが良いよ。魔力欠乏症になるからね。」
リーシェさんは喜んで次々と魔法を撃ち始めた生徒に忠告をする。
それを聞いてやめてしまう生徒もいるようだ。
その間に他の的のところにいる生徒はどんどん打っているようだ。
でも今のところは何も問題は起こってはいない。
「じゃあそろそろシエルくんの魔法をみんなに見せる?」
リーシェさんは笑いながら俺に問いかける。
「いや、良いですよ。さっきのようにはなりたくないですからね。」
「いやいや、大丈夫たよ。そんなに魔力込めなければ問題はないし。君の場合はほんの少しの魔力で良いからね?ほら、やってご覧。」
リーシェさんはそう言って俺を促す。
……しょうがないなぁ。ほんの少しの魔力だね?
俺は掌に小さな水球を作る。これくらいなら大丈夫だよね?
そしてそれを的まで飛ばした。
するとその小さな水球は的に当たったかと思うと、的が大きな音を立てて爆散した。……え?なんで!?
俺はバッ!とリーシェさんを振り向く。
リーシェさんはそれを見て、腹を抱えて爆笑していた。
「いやぁ~、あれほど『ほんの少しの魔力で』と言ったのに、その『ほんの少しの魔力』でもこんな結果になるとはね!思ってもいなかったよ。」
笑っている合間に、そんな事を言ったリーシェさん。
……確かにとっても少しの魔力しか使ってないはずなのに……何でだ!?
「多分ね、君は相当な数の戦闘をこなしている。そのせいで魔力が少しでも最大限の効果を発揮できるように、無意識で調整しているんじゃないかと思うよ?」
う~んと唸っている俺に向かって、リーシェさんは自分の考えを話してくれた。
なるほど、そんな事があるんだね?
そりゃああんなに沢山の戦闘をこなせば、魔力を温存できるように知らず知らず調整しているのかもしれない。
……俺は、自分の世界に入り込んで考えに没頭している間、俺の周りにいた生徒だけでなく他の的にいた生徒も驚きの顔で俺を見ていたのには全く気づかなかったのだった。
どうやらリーシェさんの後ろに並んでいるクラスメイト達のようだ。
「おい、リーシェ、今の現象はなんだ?」
大きな声でセインがリーシェさんに聞く。
「今のはですね、シエルくんの魔力量が膨大なために魔力測定機の魔道具が耐えられなくて砕け散ったんですよ。」
「それだけじゃないだろ!?なんだ、あの光!俺たちの誰もあんな光り方なんてしなかったぞ!?」
「あぁ……『色』の事であれば、シエルくんは全属性を使えるのでああなったんでしょう。」
「……。」
リーシェしんはセインの質問に淡々と答える。
それを聞いたクラスメイトは再度静まり返った。
よく見るとほとんどの学生が驚いた顔をしている。
「実はこのシエルくんも『スノーホワイト』のメンバーの1人で、とても優秀な冒険者なんですよ?もしかすると我々魔法師団全員よりも能力は上かもしれない。彼はそれほどの逸材なんです。」
クラスメイトの顔を見回したリーシェさんは、なんだか誇らしげだ。……クラスメイトの脇で胸を張るのやめてよ、姉さん!
「じゃあなんでお前は魔法師団に勧誘しないんだ?こいつが入ればかなりの戦力増強じゃないか!」
セインはイライラした感じでリーシェさんへと詰め寄り、そう言った。
……いや、俺絶対にスノーホワイトから脱退なんてしないからな?
「セインくん、もう忘れたんですか?陛下は『スノーホワイトには手出し無用』と言っていたじゃないですか。私個人でも彼とは繋がりがあるので、この国の為とはいえ無理やり軍に入れることはしたくないんです。」
リーシェさんのその答えに更にイライラしたセインだったが、更に言うこと無く引き下がったようだ。
「ちょっと話はそれましたが、授業の続きをしましょうか。お次は先ほど測定した皆さんの魔力を適性のある魔法を使ってあそこにある6個の的に向かって撃ってもらいます。皆さんの年齢であれば何かしら魔法を使ったことはあるんじゃないでしょうか?使ったことがない生徒は私のところに来て下さい。使える生徒は遠慮なくどんどん的に魔法を当てて構わないです。じゃあシエルくん、安全のために結界を張ってもらえるかな?」
どうやらようやく俺の作った的の出番だ。
そうだね、生徒の魔法がちゃんと的に行くとは限らないもんね。
俺は全体的な結界と的ごとの結界の二重構造で結界を張る。
勿論、魔法は防ぐが人は透過できる結界だ。
そうじゃなければ何かあった時に駆けつけたり、避難するために移動ができないからね。
本当は的と魔法を放つ人の間にも魔法のみ透過する結界を張りたかったが、いくらなんでもそこまですると「こいつ、大丈夫か?」とクラスメイトから引かれる気がしてやめたのだ。
俺が結界を張って準備ができると、リーシェさんは「では、始め!」と号令をかける。
すると大半の生徒は的に散らばって行った。
それ当時に、エミリーさんは奥の方、リリーさんは入り口側の壁で生徒たちを見守ることに。
俺は散らばらずにここにいるよう、リーシェさんに言われた。
ちなみに俺達は真ん中の1つを使うことになってる。
そしてリーシェさんの目の前には魔法の発動ができない生徒が数名残っている。
その中には王族のローラもいた。
どうやらここに残っているメンバーはあまり魔力が多くない人ばかりのようだね。
「さて、君たちの顔ぶれを見て分かったけど、みんな魔力が他の人より少ない子ばかりのようだね。でも君たちくらいの魔力なら、弱いかもしれないけどちゃんと魔法も使えるはずだよ?もしかして君たちは魔法を使おうとする時、『イメージ』はしているかい?」
リーシェさんの問いに皆は首を横に振る。
「ならば魔法を発動する時にしっかりと使いたい魔法のイメージをするんだ。一気に威力のある魔法をイメージするのではなく、こうやって徐々に大きくしていくんだよ。」
リーシェさんは掌に小さな水球を作ったと思ったら、それを徐々に大きくしていった。
それを見ていた皆は、食い入るようにリーシェさんが魔法を使うのを見ている。
そしてバレーボールほどの大きさになると的の方へと水球を飛ばした。
「さあ、皆もやってみようか。さっき判明した各自の得意魔法をイメージするんだよ。」
リーシェさんはそう言うと、皆に練習するよう促す。
皆はちょっとイメージに手こずっていたようだが、それでもなんとか魔法が形になっている。
「皆できたね。じゃああの的に向かって飛ばしてみようか。飛ばし方は、その掌の上に浮かんでいる魔法を投げるようにして、まっすぐ飛んでいくイメージをするといいよ。」
皆は1人1人順番に、自分が作った魔法を飛ばしていく。
ほとんどの生徒はまだまだ届かずに途中で地面に墜落したが、それでも魔法を発動して飛ばせたことにみんな大喜びしていた。
「君たちは魔力が他の生徒よりも少し少ないから、2、3回でやめておいたほうが良いよ。魔力欠乏症になるからね。」
リーシェさんは喜んで次々と魔法を撃ち始めた生徒に忠告をする。
それを聞いてやめてしまう生徒もいるようだ。
その間に他の的のところにいる生徒はどんどん打っているようだ。
でも今のところは何も問題は起こってはいない。
「じゃあそろそろシエルくんの魔法をみんなに見せる?」
リーシェさんは笑いながら俺に問いかける。
「いや、良いですよ。さっきのようにはなりたくないですからね。」
「いやいや、大丈夫たよ。そんなに魔力込めなければ問題はないし。君の場合はほんの少しの魔力で良いからね?ほら、やってご覧。」
リーシェさんはそう言って俺を促す。
……しょうがないなぁ。ほんの少しの魔力だね?
俺は掌に小さな水球を作る。これくらいなら大丈夫だよね?
そしてそれを的まで飛ばした。
するとその小さな水球は的に当たったかと思うと、的が大きな音を立てて爆散した。……え?なんで!?
俺はバッ!とリーシェさんを振り向く。
リーシェさんはそれを見て、腹を抱えて爆笑していた。
「いやぁ~、あれほど『ほんの少しの魔力で』と言ったのに、その『ほんの少しの魔力』でもこんな結果になるとはね!思ってもいなかったよ。」
笑っている合間に、そんな事を言ったリーシェさん。
……確かにとっても少しの魔力しか使ってないはずなのに……何でだ!?
「多分ね、君は相当な数の戦闘をこなしている。そのせいで魔力が少しでも最大限の効果を発揮できるように、無意識で調整しているんじゃないかと思うよ?」
う~んと唸っている俺に向かって、リーシェさんは自分の考えを話してくれた。
なるほど、そんな事があるんだね?
そりゃああんなに沢山の戦闘をこなせば、魔力を温存できるように知らず知らず調整しているのかもしれない。
……俺は、自分の世界に入り込んで考えに没頭している間、俺の周りにいた生徒だけでなく他の的にいた生徒も驚きの顔で俺を見ていたのには全く気づかなかったのだった。
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