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今度から、仮装の内容は考えることにする、まる
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その時、私たちはハロウィンの衣装合わせをしていた。
私、野丸結衣は平凡な大学生生活を満喫していた普通の女子だった。
ちょっと困っていることがあるとすれば、中学からの友達に誘われて入ったインカレの旅行サークルでちょっとした嫌がらせを受けていること。
うちのサークルはインカレだけあって、結構な人数がいるので、いろんなタイプの人が所属してる。
その中でもイケイケな感じの女子グループの1人香月麗奈から嫌われている。
きっかけは、まあ、よくある話で、その麗奈が好きな先輩がどこかしらで私を褒めたことを調子に乗んなよ、と嫌がらせされるようになった。
とは言っても、彼女と私は別の大学だったし、私がよく喋る子たちはそんなの気にせず付き合ってくれていたから時々気になることはあってもスルーできてた。
そんな日々を送っていたある日、その日はサークルに参加してなかったからどういった流れがあったのかは不明だけど次のハロウィンではシリーズ化されている某有名RPGの仮装をみんなでしようという話になった。
そのゲームに詳しい人が仮装キャラをピックアップして、その中からそれぞれキャラを選び、キャラ被りは無し、もし希望キャラが被ったらみんなの前で正々堂々文句なしジャンケンで決める、というルールでそれぞれの役を決めた。
ちなみに私が希望したのは一見なんの変哲もない村人Aだけれど、実は超重要キャラって感じの立ち位置のキャラクター。
うん、服装が地味で作りやすそうだったから・・・。
衣装はそれぞれ用意ってことだったけど、私が仲のいい子の1人がレイヤーしてて、私も母が洋裁の内職をしていてそれを手伝ってた関係でそこそこ裁縫ができて、その子の衣装作りの協力とかしてたから、私の仲のいいグループは私とその子とで衣装を作ることになった。
そしてそんな話をしている時に話に割り込んできたのが麗奈だった。
そして嫌がらせの一環か麗奈の衣装も作ることになってしまったのだ・・・。
麗奈はシリーズ3作目のヒロインの予定だったから、かなり手のこんだ動きやすいドレスみたいなザ・ファンタジー衣装だったから大変だった・・・。
そして、10月も中旬に差し掛かりほぼ出来上がった衣装のサイズ確認なんかも踏まえて一回試着しようと集まった。
そして、たまたま麗奈と私が部屋に2人っきりになった時、急に床が光り出した。
眩しくて目が開けられなくなって、気がつくと私は見ず知らずの石でできた部屋にいた。
目の前には麗奈もいて、そして周りにはそれこそRPGとかに出てきそうなご立派な衣装を着た方々が私たちを取り囲んでいた。
「よくぞ我々の呼びかけに応えてくれた、異世界の巫女よ。」
私たちを取り囲む人々のうちの1人、一際豪華な衣装を着たオジサマが重々しく渋い声でそういった。
・・・えっと、ドッキリ?え?流行りの異世界トリップってやつ?いやいや、あれは二次元の想像妄想話であって、リアルじゃないのよリアルじゃ。つまり、ドッキリか、にしても凝ってんな~、どっかのスタジオか何か借りてるにしてもぱっと見ハリボテ感はない、お金かかってんのかな?某千葉にあるのに東京なテーマパークよりもクオリティ高いね!なんでこんなハイクオリティドッキリに私をかけてんのよ?
完全に頭が混乱しているうちにいつの間にか話は進んでいたみたいで、麗奈がなんかイケメンに手を取られて立ち上がるところだった。
「して、そこな娘は何者じゃ?巫女の知り合いかの?」
ボーッと麗奈の様子を見ていると、その言葉とともに厳しい射るようなような目線が向けられた。
「いいえ知りません。」
・・・は?!
周りの人々から注目され、向けられた射る様な視線にビビっていると、麗奈から思いもよらない言葉が飛び出した。
目線を麗奈に向けると、少しザマアミロみたいな顔してたので、嫌がらせのつもりか?
茫然としていると、1人のおじさんから声が上がった。
「よろしいでしょうか、陛下?」
「うむ、発言を許す。」
「おそらくですが、今回の召喚の儀は古い文献を元に執り行っております。誠に言いにくい話ですが、どこかに余計な文言があり、どこぞの村娘も召喚されてしまったのではないでしょうか?」
そして見下した様な目で私のことを上から下まで見た。
「見たところ巫女様とは全く違うみすぼらしい、コホンッ、いえ、一般的な平民の姿をしております。早々に元いた村にでも帰すのがよろしいかと。」
みすぼらしいってなあ、確かにそんなに派手ではないが女子大生として恥ずかしくないくらいのおしゃれはしているぞ。
と思ったところで麗奈の格好が目に入った。
そう、某RPGヒロイン衣装。一見動きやすそうだが、可愛らしく見た目重視な冒険者ドレス。作り手はわかる、絶対に動きにくい。
そして自分の格好を思い出す。ぱっと見っただの村人A。しかもリアルっぽく布地にこだわり、レイヤーの友人と深夜テンションで凝りに凝りまくったため、擦り切れさせたり使い古した感を存分に出している。しかも本番用のメイク練習するつもりだったから、なう、私、スッピン。
・・・、確かにみすぼらしいかも。
「・・・ふむ、巫女に影響はあるか?」
「ないかと。召喚の際に別の人間がいたとしても、巫女様の力が変わるわけではありませんから。」
「ふむ、では、そこな娘はよきにはからえ。」
よきにはからえなんて本当に言う人いるんだあ~。
なんて茫然としながら考えているうちに、麗奈を含めた全員が部屋を出て行ってしまった。
・・・。
えっと、私これからどうすれば?
これドッキリだよね?雑すぎないかい?これからポルターガイストみたいな仕掛けでも動くのかな?
一応、部屋を見回してみるけど、そもそもこの部屋は何もない。だからできるとしたら、ラップ音鳴らすくらい?
てか、麗奈は仕掛け人だったのか?それとも麗奈も引っかかる側で、1人ずつ別の部屋で新しいトラップに引っ掛けられるのかな?
なんて思考をぐるぐるとしていたら、急にドアが開いた。
開いたドアの先にいたのは、なんか騎士っぽい格好した体格のいいおっさん。
これからどうすんのかなあって、ボーッと見上げてたら。
「立て。」
一言。
「いいから立て。」
反応できずにいると、おっさんは近づいてきて私の腕を掴みグイッと持ち上げ、私を立ち上がらせた。
「痛っ!ちょっと!離して!」
そのまま引きずる様に私をどこかに連れて行こうとするおっさん。
それはいい、いや良くないけど引っ張られる腕が痛い。
痛い痛いという私の訴えを無視しておっさんはそのまま歩き続ける。
だから私はせめて出来るだけ痛くない様に、掴まれ引っ張られている腕が痛まない角度を見つけて、歩幅の違いにより小走りでおっさんについて行く。
ぱっと見私はすごい変な姿勢だったんじゃないかな。
歩き(走り?)ながら視界に入るのは石でできた廊下。
きちんと見れたわけではないけれど、質感が本物っぽい。
・・・ドッキリの仕掛け主さんよ、ちょっと凝りすぎじゃないかい?
そして、結構な距離歩いた、走った?と思う。
建物から出て、さらに少し進んだところに壁?と門があり、門のところでおっさんが立ち止まった。
そして、何かを門番の人と話始めたので後ろを振り返って見た。
見なければ良かった。
視界に入ったのは石造りの大きな建物。
お城?と言うよりも砦って感じの、ザ・ファンタジーみたいなやつ。
その建物を見て茫然としていると、再び腕を引っ張られ、投げ捨てる様に門の外に放り出された。
勢いをころしきれずに、倒れ込み何事かと振り向いた私に、おっさんは何かを投げつけて来た。そしてそのまま壁沿いの一方を指差しながらこういった。
「あっちの方に街がある、ここはシビ王国の王都だ。それは迷惑料だそうだ。これだけわかれば帰れるな?じゃあ、とっとと行け。ああ、余計なことは喋るなよ?」
そして私の反応を見ることなく、門の中に戻って行った。
・・・って、え?
これから、どうしろと・・・?
私、野丸結衣は平凡な大学生生活を満喫していた普通の女子だった。
ちょっと困っていることがあるとすれば、中学からの友達に誘われて入ったインカレの旅行サークルでちょっとした嫌がらせを受けていること。
うちのサークルはインカレだけあって、結構な人数がいるので、いろんなタイプの人が所属してる。
その中でもイケイケな感じの女子グループの1人香月麗奈から嫌われている。
きっかけは、まあ、よくある話で、その麗奈が好きな先輩がどこかしらで私を褒めたことを調子に乗んなよ、と嫌がらせされるようになった。
とは言っても、彼女と私は別の大学だったし、私がよく喋る子たちはそんなの気にせず付き合ってくれていたから時々気になることはあってもスルーできてた。
そんな日々を送っていたある日、その日はサークルに参加してなかったからどういった流れがあったのかは不明だけど次のハロウィンではシリーズ化されている某有名RPGの仮装をみんなでしようという話になった。
そのゲームに詳しい人が仮装キャラをピックアップして、その中からそれぞれキャラを選び、キャラ被りは無し、もし希望キャラが被ったらみんなの前で正々堂々文句なしジャンケンで決める、というルールでそれぞれの役を決めた。
ちなみに私が希望したのは一見なんの変哲もない村人Aだけれど、実は超重要キャラって感じの立ち位置のキャラクター。
うん、服装が地味で作りやすそうだったから・・・。
衣装はそれぞれ用意ってことだったけど、私が仲のいい子の1人がレイヤーしてて、私も母が洋裁の内職をしていてそれを手伝ってた関係でそこそこ裁縫ができて、その子の衣装作りの協力とかしてたから、私の仲のいいグループは私とその子とで衣装を作ることになった。
そしてそんな話をしている時に話に割り込んできたのが麗奈だった。
そして嫌がらせの一環か麗奈の衣装も作ることになってしまったのだ・・・。
麗奈はシリーズ3作目のヒロインの予定だったから、かなり手のこんだ動きやすいドレスみたいなザ・ファンタジー衣装だったから大変だった・・・。
そして、10月も中旬に差し掛かりほぼ出来上がった衣装のサイズ確認なんかも踏まえて一回試着しようと集まった。
そして、たまたま麗奈と私が部屋に2人っきりになった時、急に床が光り出した。
眩しくて目が開けられなくなって、気がつくと私は見ず知らずの石でできた部屋にいた。
目の前には麗奈もいて、そして周りにはそれこそRPGとかに出てきそうなご立派な衣装を着た方々が私たちを取り囲んでいた。
「よくぞ我々の呼びかけに応えてくれた、異世界の巫女よ。」
私たちを取り囲む人々のうちの1人、一際豪華な衣装を着たオジサマが重々しく渋い声でそういった。
・・・えっと、ドッキリ?え?流行りの異世界トリップってやつ?いやいや、あれは二次元の想像妄想話であって、リアルじゃないのよリアルじゃ。つまり、ドッキリか、にしても凝ってんな~、どっかのスタジオか何か借りてるにしてもぱっと見ハリボテ感はない、お金かかってんのかな?某千葉にあるのに東京なテーマパークよりもクオリティ高いね!なんでこんなハイクオリティドッキリに私をかけてんのよ?
完全に頭が混乱しているうちにいつの間にか話は進んでいたみたいで、麗奈がなんかイケメンに手を取られて立ち上がるところだった。
「して、そこな娘は何者じゃ?巫女の知り合いかの?」
ボーッと麗奈の様子を見ていると、その言葉とともに厳しい射るようなような目線が向けられた。
「いいえ知りません。」
・・・は?!
周りの人々から注目され、向けられた射る様な視線にビビっていると、麗奈から思いもよらない言葉が飛び出した。
目線を麗奈に向けると、少しザマアミロみたいな顔してたので、嫌がらせのつもりか?
茫然としていると、1人のおじさんから声が上がった。
「よろしいでしょうか、陛下?」
「うむ、発言を許す。」
「おそらくですが、今回の召喚の儀は古い文献を元に執り行っております。誠に言いにくい話ですが、どこかに余計な文言があり、どこぞの村娘も召喚されてしまったのではないでしょうか?」
そして見下した様な目で私のことを上から下まで見た。
「見たところ巫女様とは全く違うみすぼらしい、コホンッ、いえ、一般的な平民の姿をしております。早々に元いた村にでも帰すのがよろしいかと。」
みすぼらしいってなあ、確かにそんなに派手ではないが女子大生として恥ずかしくないくらいのおしゃれはしているぞ。
と思ったところで麗奈の格好が目に入った。
そう、某RPGヒロイン衣装。一見動きやすそうだが、可愛らしく見た目重視な冒険者ドレス。作り手はわかる、絶対に動きにくい。
そして自分の格好を思い出す。ぱっと見っただの村人A。しかもリアルっぽく布地にこだわり、レイヤーの友人と深夜テンションで凝りに凝りまくったため、擦り切れさせたり使い古した感を存分に出している。しかも本番用のメイク練習するつもりだったから、なう、私、スッピン。
・・・、確かにみすぼらしいかも。
「・・・ふむ、巫女に影響はあるか?」
「ないかと。召喚の際に別の人間がいたとしても、巫女様の力が変わるわけではありませんから。」
「ふむ、では、そこな娘はよきにはからえ。」
よきにはからえなんて本当に言う人いるんだあ~。
なんて茫然としながら考えているうちに、麗奈を含めた全員が部屋を出て行ってしまった。
・・・。
えっと、私これからどうすれば?
これドッキリだよね?雑すぎないかい?これからポルターガイストみたいな仕掛けでも動くのかな?
一応、部屋を見回してみるけど、そもそもこの部屋は何もない。だからできるとしたら、ラップ音鳴らすくらい?
てか、麗奈は仕掛け人だったのか?それとも麗奈も引っかかる側で、1人ずつ別の部屋で新しいトラップに引っ掛けられるのかな?
なんて思考をぐるぐるとしていたら、急にドアが開いた。
開いたドアの先にいたのは、なんか騎士っぽい格好した体格のいいおっさん。
これからどうすんのかなあって、ボーッと見上げてたら。
「立て。」
一言。
「いいから立て。」
反応できずにいると、おっさんは近づいてきて私の腕を掴みグイッと持ち上げ、私を立ち上がらせた。
「痛っ!ちょっと!離して!」
そのまま引きずる様に私をどこかに連れて行こうとするおっさん。
それはいい、いや良くないけど引っ張られる腕が痛い。
痛い痛いという私の訴えを無視しておっさんはそのまま歩き続ける。
だから私はせめて出来るだけ痛くない様に、掴まれ引っ張られている腕が痛まない角度を見つけて、歩幅の違いにより小走りでおっさんについて行く。
ぱっと見私はすごい変な姿勢だったんじゃないかな。
歩き(走り?)ながら視界に入るのは石でできた廊下。
きちんと見れたわけではないけれど、質感が本物っぽい。
・・・ドッキリの仕掛け主さんよ、ちょっと凝りすぎじゃないかい?
そして、結構な距離歩いた、走った?と思う。
建物から出て、さらに少し進んだところに壁?と門があり、門のところでおっさんが立ち止まった。
そして、何かを門番の人と話始めたので後ろを振り返って見た。
見なければ良かった。
視界に入ったのは石造りの大きな建物。
お城?と言うよりも砦って感じの、ザ・ファンタジーみたいなやつ。
その建物を見て茫然としていると、再び腕を引っ張られ、投げ捨てる様に門の外に放り出された。
勢いをころしきれずに、倒れ込み何事かと振り向いた私に、おっさんは何かを投げつけて来た。そしてそのまま壁沿いの一方を指差しながらこういった。
「あっちの方に街がある、ここはシビ王国の王都だ。それは迷惑料だそうだ。これだけわかれば帰れるな?じゃあ、とっとと行け。ああ、余計なことは喋るなよ?」
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