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37.異世界の点滴…?
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「ただいまー!」
「おかえりなさいませ」
馬車から飛び降りるようにして出たけどセバスチャンはにこやかに出迎えてくれただけ。これ、王城でやったらめっちゃ怒られるやつ。
でも、この家は俺のこういうところも微笑ましげに見てくれるから息がしやすい。
「楽しかったですか?」
「うーん…うん。まぁまぁ、かなぁ?」
「おや」
「隣国からの留学生と知り合ったよ~」
「ほぉ。優秀な方なのでしょうな」
「うん。2人いるんだ」
「それは素晴らしいですね。隣国の方との交流は孔雀様にとってとても良い刺激になると思いますよ」
「う、うん。ソウダネー」
2人と知り合えたのは嬉しいけど、蒼玉の顔を思い出してちょっぴり微妙な返答になってしまう。
ガサガサガサガサ…
草が激しく擦れる音がして触手のしょくちゃんがやってきた。
「しょくちゃん、ただいまー」
ガサササササササ!
「お!すっごい綺麗な花束!さっき摘んだのか?」
ガサッ!
「さすがしょくだな~。しょく達が心を込めて育てた花って、すっごい綺麗だよな。魔力の質も本当に綺麗だし、何よりも癒しの魔力の質がどんどん上がってるもんな!
ありがとな。母さまの部屋に飾ってくるよ。
そうそう!今朝ね、少し反応があったんだよ!
きっと毎日飾っている花束のおかげだよ。ありがとう」
人間で言うと頭の辺りに実のようなものが出てきてぷぅと膨らんだ。
そのまま震えるようにしてぷぅぅと大きく膨らんでいく。
見ていて破裂しそうでちょっと怖い。
実際、一度破裂したことがある。しょくちゃんは喜んだり興奮すると頭が膨らむのだ。コエェよ!!
「あんまり興奮するなよー」
その頭?実?をよしよしと撫でながら言うと、もっと大きくなって慌てた。
「孔雀様、しょくへの褒美もその辺りにしてやってください」
「褒美…?」
「えぇ。しょくにとって、孔雀様は忠誠を誓った君主でもあります。そんな君主に褒められて撫でられるなどこんなに喜ばしいことはありません!」
「そ、そう?分かった。今度から気をつけるね…?」
「そうなさってください」
頭から手を離すとしょくちゃんはほんのちょっぴりしょんぼりしたように見えたが、きっと気のせいだろう。
この世界は謎に満ちている…。
「母さま、ただいま戻りました」
ノックをして部屋に入り、そっと声をかける。
今朝枕元の近くに置いた花はとっくに枯れて、中には頭が落ちてしまっているのもある。
最初はこの急速な枯れに驚いて何かヤバいことが起こっているかと屋敷中上へ下への大騒動で色々と調べた結果、どうやら花から発生している魔力を母さまが吸っていることが判明した。
おかげで異世界でいうところの点滴のような効果があるようで、容体が不思議と落ち着いた上に栄養失調なども起こさず、ただひたすら健やかに眠るだけの状態になっていることも分かった。
異世界の人外が育てた異世界の花、オソルベシである。
枯れた花が入った花瓶や落ちた花を片付けて新しい花を飾った。
魔力の流れを調べると、ものっすごい勢いで母に向かって流れていくのがわかる。
穏やかにふわりと漂っていくのではなく、ものっそい勢いなのだよ。
最初それに気づいた時はちょっとドン引きしたよね。
「おかえりなさいませ」
馬車から飛び降りるようにして出たけどセバスチャンはにこやかに出迎えてくれただけ。これ、王城でやったらめっちゃ怒られるやつ。
でも、この家は俺のこういうところも微笑ましげに見てくれるから息がしやすい。
「楽しかったですか?」
「うーん…うん。まぁまぁ、かなぁ?」
「おや」
「隣国からの留学生と知り合ったよ~」
「ほぉ。優秀な方なのでしょうな」
「うん。2人いるんだ」
「それは素晴らしいですね。隣国の方との交流は孔雀様にとってとても良い刺激になると思いますよ」
「う、うん。ソウダネー」
2人と知り合えたのは嬉しいけど、蒼玉の顔を思い出してちょっぴり微妙な返答になってしまう。
ガサガサガサガサ…
草が激しく擦れる音がして触手のしょくちゃんがやってきた。
「しょくちゃん、ただいまー」
ガサササササササ!
「お!すっごい綺麗な花束!さっき摘んだのか?」
ガサッ!
「さすがしょくだな~。しょく達が心を込めて育てた花って、すっごい綺麗だよな。魔力の質も本当に綺麗だし、何よりも癒しの魔力の質がどんどん上がってるもんな!
ありがとな。母さまの部屋に飾ってくるよ。
そうそう!今朝ね、少し反応があったんだよ!
きっと毎日飾っている花束のおかげだよ。ありがとう」
人間で言うと頭の辺りに実のようなものが出てきてぷぅと膨らんだ。
そのまま震えるようにしてぷぅぅと大きく膨らんでいく。
見ていて破裂しそうでちょっと怖い。
実際、一度破裂したことがある。しょくちゃんは喜んだり興奮すると頭が膨らむのだ。コエェよ!!
「あんまり興奮するなよー」
その頭?実?をよしよしと撫でながら言うと、もっと大きくなって慌てた。
「孔雀様、しょくへの褒美もその辺りにしてやってください」
「褒美…?」
「えぇ。しょくにとって、孔雀様は忠誠を誓った君主でもあります。そんな君主に褒められて撫でられるなどこんなに喜ばしいことはありません!」
「そ、そう?分かった。今度から気をつけるね…?」
「そうなさってください」
頭から手を離すとしょくちゃんはほんのちょっぴりしょんぼりしたように見えたが、きっと気のせいだろう。
この世界は謎に満ちている…。
「母さま、ただいま戻りました」
ノックをして部屋に入り、そっと声をかける。
今朝枕元の近くに置いた花はとっくに枯れて、中には頭が落ちてしまっているのもある。
最初はこの急速な枯れに驚いて何かヤバいことが起こっているかと屋敷中上へ下への大騒動で色々と調べた結果、どうやら花から発生している魔力を母さまが吸っていることが判明した。
おかげで異世界でいうところの点滴のような効果があるようで、容体が不思議と落ち着いた上に栄養失調なども起こさず、ただひたすら健やかに眠るだけの状態になっていることも分かった。
異世界の人外が育てた異世界の花、オソルベシである。
枯れた花が入った花瓶や落ちた花を片付けて新しい花を飾った。
魔力の流れを調べると、ものっすごい勢いで母に向かって流れていくのがわかる。
穏やかにふわりと漂っていくのではなく、ものっそい勢いなのだよ。
最初それに気づいた時はちょっとドン引きしたよね。
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