33 / 87
33 レスタリア公爵令息
しおりを挟む
「……」
「陛下、どうかしましたか?」
休憩中、ずっと考え込んでいた私にアレクが話しかけた。
「……いや、何でもない」
私はそれだけ言って椅子から立ち上がった。
「どこか行かれるのですか?」
「少し気分転換に……外へ行ってくる」
アレクは突然そんなことを言い出した私を止めなかった。
本当に仕方のない人ですねとでも言いたそうに眉を下げている。
(……ありがとう、アレク)
心の中でアレクに感謝の意を伝え、私はそのまま執務室から出た。
◇◆◇◆◇◆
部屋を出た私は王宮の廊下を歩いていた。
たまには息抜きも必要だ。
執務はまだ残っていたが少しくらいならいいだろう。
私はそう思いながら王宮の廊下を歩き続ける。
行きたい場所など特に無かったが、足が勝手にある場所に向かっていた。
――王宮の庭園だ。
(………今日はよく晴れているからきっと綺麗なんだろうな)
前に庭園に行ったときは夜だったから周りがあまりよく見えなかった。
しかし、今はどうだろうか。
庭園の管理を命じていたのはフランチェスカだったが、庭師は今でもあの庭園の管理をしてくれている。
きっとたくさんの花が美しく咲き誇っているのだろう。
(………私とフランチェスカの好きなあの花もたくさんあるんだろうな)
そう考えるだけで胸が高鳴った。
足取りも自然と軽くなる。
気付けば私は早足で庭園へと向かっていた。
(やっと着いた……!)
しばらく歩いて、ようやく王宮の庭園に到着した。
「…………!」
庭園を見た私は、言葉を失った。
(………なんて、綺麗なんだ)
そのときの私の目の前に広がったのはいたるところに咲いている色とりどりの花。
この間と違い、花たちは陽の光を受けてキラキラと輝いている。
暖かい春の風が吹くたびに庭園の花はゆらゆらと揺れた。
まるで生きているようだ。
(……ここはこんなにも綺麗な場所だったのか)
そう思わざるを得ないほどに美しかった。
私とフランチェスカの思い出の場所。
来るたびに私の心を穏やかにしてくれるこの場所。
(……本当に、美しい)
私は美しく咲き誇っている花をもっとよく見るために庭園の中に入った。
「……」
永遠に見ていられる。
私はそう思いながら近くに咲いていた一輪の花に手を伸ばす。
そっと顔を近づけてみればかぐわしい香りがした。
(…………こんなにも美しい場所だったのならもっと早く来ればよかったな)
そう思いながらさらに奥へと入ろうとしたそのときだった――
「……もう、マクシミリアン様ったら」
「……!」
突如、庭園の奥から人の声がした。
(何だ?誰かいるのか?)
私は慌てて声の聞こえた方に目を向けた。
そこにいたのは――
(フレイア…………?と、あれはまさか……)
庭園にいたのはフレイアだった。
しかし驚くことに、彼女一人ではなかった。
隣に男がいたのだ。
フレイアは頬を赤く染めてその男を見つめている。
男は優しい顔でフレイアの耳元に唇を寄せ何かを囁いた。
フレイアはそんな男の行動にあたふたしている。
(……なるほど、そういうことか)
私は男の方に見覚えがあった。
男はこの国の貴族ならば誰もが知っている人間だった。
フレイアの様子からして彼女はどうやらその男に惚れ込んでいるようだ。
(…………イライラする)
正直、フレイアが私の愛妾でありながら他の男と親しくしていたことなど今はどうだってよかった。
私が何よりも癪に障ったのは――
(…………私とフランチェスカの思い出の場所で、何をしているんだこの二人は)
私にとっての思い出の場所を汚されたこと、ただそれだけだった。
私は怒りを覚えながらも平静を保って二人に近づいて行った。
「おい、ここで何をしている?」
私の厳しい声に二人が振り返った。
「え、レオン様!?」
「陛下……何故ここに……」
二人は驚いた顔でこちらを見た。
(……やっぱりこの男か)
フレイアと共にいた男。
それは私の予想通りの人物だった。
「私の質問に答えろ。ここで何をしていた?――レスタリア公子」
――マクシミリアン・レスタリア公爵令息
レスタリア公爵家の一人息子であり、嫡男だ。
整った顔立ちをしていてそのうえ文武両道なため貴族令嬢から非常に人気があるらしい。
母上の兄の息子なので私の従兄弟にあたる。
「マ、マクシミリアン様……」
フレイアは私が怒っているのに気付いたのか、不安げな顔でレスタリア公子の方を見た。
一方レスタリア公子はフレイアとは違い、いたって冷静だった。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません、陛下。お久しぶりです」
レスタリア公子はそう言って臣下の礼をとった。
「……」
「陛下は何か勘違いをしていらっしゃいます。私とフレイアはそういう関係ではありません。私はただ王宮に住んでいる妹に会いに来ただけですよ」
どうやらレスタリア公子は何か勘違いをしているらしい。
(……そんなことはどうだっていいんだ)
フレイアとレスタリア公子がどのような関係なのかなど私にとってはどうでもいい。
フランチェスカとの思い出の場所を汚されたことが許せないんだ。
私は変わらず厳しい口調で二人を問い詰めた。
「私が聞いているのはそんなことではない。レスタリア公子、高位貴族である君が知らないはずないだろう?ここは誰でも入っていい場所ではないんだ」
私がそう言うとレスタリア公子は少し不満そうな顔で言った。
「陛下、私と陛下は従兄弟ではありませんか。こんな小さいこと気にせずとも……」
「……何だと?」
自分でも驚くほど低い声が出た。
どうやら私はレスタリア公子の今の発言に本気でイラついているらしい。
「……!」
レスタリア公子は私の様子が変わったことに気付いたのか、一瞬だけ驚いた顔をした。
しかし、そこに割って入ったのはフレイアだった。
「ま、待ってくださいレオン様!私がいるんだから別にいいじゃないですか!王宮に住んでいる私ならここに入ってもいいでしょう!?」
彼女はレスタリア公子を庇うかのように前に出て言った。
「……君は王族にでもなったつもりか?」
私は公子の前に出たフレイアを冷たい目で見つめた。
「い、いや……そういうわけじゃ……」
「王宮に住んでいるからといって何をしてもいいわけではない。君はもう少し立場をわきまえるべきだ」
私がハッキリと言うとフレイアは納得がいかないといったような顔をした。
「……だけど、私はレオン様の――」
「正式に私の妃になったわけではないだろう。君はただの愛人だ」
「……ッ!」
私の言葉にフレイアは眉を上げた。
どうやら彼女は”愛人”という地位が気に入らないらしい。
私はしかめっ面をしているフレイアと真顔でこちらを見ているレスタリア公子に対して低い声で言った。
「不快だ。二人とも今すぐここから出て行け」
「陛下……待ってください……」
「レオン様……!」
「さっさとしろ」
先ほどより強めに言うと二人はしぶしぶ庭園から出て行った。
「陛下、どうかしましたか?」
休憩中、ずっと考え込んでいた私にアレクが話しかけた。
「……いや、何でもない」
私はそれだけ言って椅子から立ち上がった。
「どこか行かれるのですか?」
「少し気分転換に……外へ行ってくる」
アレクは突然そんなことを言い出した私を止めなかった。
本当に仕方のない人ですねとでも言いたそうに眉を下げている。
(……ありがとう、アレク)
心の中でアレクに感謝の意を伝え、私はそのまま執務室から出た。
◇◆◇◆◇◆
部屋を出た私は王宮の廊下を歩いていた。
たまには息抜きも必要だ。
執務はまだ残っていたが少しくらいならいいだろう。
私はそう思いながら王宮の廊下を歩き続ける。
行きたい場所など特に無かったが、足が勝手にある場所に向かっていた。
――王宮の庭園だ。
(………今日はよく晴れているからきっと綺麗なんだろうな)
前に庭園に行ったときは夜だったから周りがあまりよく見えなかった。
しかし、今はどうだろうか。
庭園の管理を命じていたのはフランチェスカだったが、庭師は今でもあの庭園の管理をしてくれている。
きっとたくさんの花が美しく咲き誇っているのだろう。
(………私とフランチェスカの好きなあの花もたくさんあるんだろうな)
そう考えるだけで胸が高鳴った。
足取りも自然と軽くなる。
気付けば私は早足で庭園へと向かっていた。
(やっと着いた……!)
しばらく歩いて、ようやく王宮の庭園に到着した。
「…………!」
庭園を見た私は、言葉を失った。
(………なんて、綺麗なんだ)
そのときの私の目の前に広がったのはいたるところに咲いている色とりどりの花。
この間と違い、花たちは陽の光を受けてキラキラと輝いている。
暖かい春の風が吹くたびに庭園の花はゆらゆらと揺れた。
まるで生きているようだ。
(……ここはこんなにも綺麗な場所だったのか)
そう思わざるを得ないほどに美しかった。
私とフランチェスカの思い出の場所。
来るたびに私の心を穏やかにしてくれるこの場所。
(……本当に、美しい)
私は美しく咲き誇っている花をもっとよく見るために庭園の中に入った。
「……」
永遠に見ていられる。
私はそう思いながら近くに咲いていた一輪の花に手を伸ばす。
そっと顔を近づけてみればかぐわしい香りがした。
(…………こんなにも美しい場所だったのならもっと早く来ればよかったな)
そう思いながらさらに奥へと入ろうとしたそのときだった――
「……もう、マクシミリアン様ったら」
「……!」
突如、庭園の奥から人の声がした。
(何だ?誰かいるのか?)
私は慌てて声の聞こえた方に目を向けた。
そこにいたのは――
(フレイア…………?と、あれはまさか……)
庭園にいたのはフレイアだった。
しかし驚くことに、彼女一人ではなかった。
隣に男がいたのだ。
フレイアは頬を赤く染めてその男を見つめている。
男は優しい顔でフレイアの耳元に唇を寄せ何かを囁いた。
フレイアはそんな男の行動にあたふたしている。
(……なるほど、そういうことか)
私は男の方に見覚えがあった。
男はこの国の貴族ならば誰もが知っている人間だった。
フレイアの様子からして彼女はどうやらその男に惚れ込んでいるようだ。
(…………イライラする)
正直、フレイアが私の愛妾でありながら他の男と親しくしていたことなど今はどうだってよかった。
私が何よりも癪に障ったのは――
(…………私とフランチェスカの思い出の場所で、何をしているんだこの二人は)
私にとっての思い出の場所を汚されたこと、ただそれだけだった。
私は怒りを覚えながらも平静を保って二人に近づいて行った。
「おい、ここで何をしている?」
私の厳しい声に二人が振り返った。
「え、レオン様!?」
「陛下……何故ここに……」
二人は驚いた顔でこちらを見た。
(……やっぱりこの男か)
フレイアと共にいた男。
それは私の予想通りの人物だった。
「私の質問に答えろ。ここで何をしていた?――レスタリア公子」
――マクシミリアン・レスタリア公爵令息
レスタリア公爵家の一人息子であり、嫡男だ。
整った顔立ちをしていてそのうえ文武両道なため貴族令嬢から非常に人気があるらしい。
母上の兄の息子なので私の従兄弟にあたる。
「マ、マクシミリアン様……」
フレイアは私が怒っているのに気付いたのか、不安げな顔でレスタリア公子の方を見た。
一方レスタリア公子はフレイアとは違い、いたって冷静だった。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません、陛下。お久しぶりです」
レスタリア公子はそう言って臣下の礼をとった。
「……」
「陛下は何か勘違いをしていらっしゃいます。私とフレイアはそういう関係ではありません。私はただ王宮に住んでいる妹に会いに来ただけですよ」
どうやらレスタリア公子は何か勘違いをしているらしい。
(……そんなことはどうだっていいんだ)
フレイアとレスタリア公子がどのような関係なのかなど私にとってはどうでもいい。
フランチェスカとの思い出の場所を汚されたことが許せないんだ。
私は変わらず厳しい口調で二人を問い詰めた。
「私が聞いているのはそんなことではない。レスタリア公子、高位貴族である君が知らないはずないだろう?ここは誰でも入っていい場所ではないんだ」
私がそう言うとレスタリア公子は少し不満そうな顔で言った。
「陛下、私と陛下は従兄弟ではありませんか。こんな小さいこと気にせずとも……」
「……何だと?」
自分でも驚くほど低い声が出た。
どうやら私はレスタリア公子の今の発言に本気でイラついているらしい。
「……!」
レスタリア公子は私の様子が変わったことに気付いたのか、一瞬だけ驚いた顔をした。
しかし、そこに割って入ったのはフレイアだった。
「ま、待ってくださいレオン様!私がいるんだから別にいいじゃないですか!王宮に住んでいる私ならここに入ってもいいでしょう!?」
彼女はレスタリア公子を庇うかのように前に出て言った。
「……君は王族にでもなったつもりか?」
私は公子の前に出たフレイアを冷たい目で見つめた。
「い、いや……そういうわけじゃ……」
「王宮に住んでいるからといって何をしてもいいわけではない。君はもう少し立場をわきまえるべきだ」
私がハッキリと言うとフレイアは納得がいかないといったような顔をした。
「……だけど、私はレオン様の――」
「正式に私の妃になったわけではないだろう。君はただの愛人だ」
「……ッ!」
私の言葉にフレイアは眉を上げた。
どうやら彼女は”愛人”という地位が気に入らないらしい。
私はしかめっ面をしているフレイアと真顔でこちらを見ているレスタリア公子に対して低い声で言った。
「不快だ。二人とも今すぐここから出て行け」
「陛下……待ってください……」
「レオン様……!」
「さっさとしろ」
先ほどより強めに言うと二人はしぶしぶ庭園から出て行った。
416
あなたにおすすめの小説
彼女にも愛する人がいた
まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。
「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」
そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。
餓死だと? この王宮で?
彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。
俺の背中を嫌な汗が流れた。
では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…?
そんな馬鹿な…。信じられなかった。
だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。
「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。
彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。
俺はその報告に愕然とした。
王妃様は死にました~今さら後悔しても遅いです~
由良
恋愛
クリスティーナは四歳の頃、王子だったラファエルと婚約を結んだ。
両親が事故に遭い亡くなったあとも、国王が大病を患い隠居したときも、ラファエルはクリスティーナだけが自分の妻になるのだと言って、彼女を守ってきた。
そんなラファエルをクリスティーナは愛し、生涯を共にすると誓った。
王妃となったあとも、ただラファエルのためだけに生きていた。
――彼が愛する女性を連れてくるまでは。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】側妃は愛されるのをやめました
なか
恋愛
「君ではなく、彼女を正妃とする」
私は、貴方のためにこの国へと貢献してきた自負がある。
なのに……彼は。
「だが僕は、ラテシアを見捨てはしない。これから君には側妃になってもらうよ」
私のため。
そんな建前で……側妃へと下げる宣言をするのだ。
このような侮辱、恥を受けてなお……正妃を求めて抗議するか?
否。
そのような恥を晒す気は無い。
「承知いたしました。セリム陛下……私は側妃を受け入れます」
側妃を受けいれた私は、呼吸を挟まずに言葉を続ける。
今しがた決めた、たった一つの決意を込めて。
「ですが陛下。私はもう貴方を支える気はありません」
これから私は、『捨てられた妃』という汚名でなく、彼を『捨てた妃』となるために。
華々しく、私の人生を謳歌しよう。
全ては、廃妃となるために。
◇◇◇
設定はゆるめです。
読んでくださると嬉しいです!
一年だけの夫婦でも私は幸せでした。
クロユキ
恋愛
騎士のブライドと結婚をしたフローズンは夫がまだ婚約者だった姉を今でも想っている事を知っていた。
フローズンとブライドは政略結婚で結婚式当日にブライドの婚約者だった姉が姿を消してしまった。
フローズンは姉が戻るまでの一年の夫婦の生活が始まった。
更新が不定期です。誤字脱字がありますが宜しくお願いします。
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
王太子妃は離婚したい
凛江
恋愛
アルゴン国の第二王女フレイアは、婚約者であり、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子セレンに嫁ぐ。
だが、期待を胸に臨んだ婚姻の日、待っていたのは夫セレンの冷たい瞳だった。
※この作品は、読んでいただいた皆さまのおかげで書籍化することができました。
綺麗なイラストまでつけていただき感無量です。
これまで応援いただき、本当にありがとうございました。
レジーナのサイトで番外編が読めますので、そちらものぞいていただけると嬉しいです。
https://www.regina-books.com/extra/login
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる