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3章 商人への道?
88.安全な冒険です
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僕がお姉さんから案内図をもらうと、当然のようにアナウンスがあった。
〈【第二の街の案内図】を入手しました。シークレットエリアの一部がオープンになります〉
マップを見ると、治療院以外にもいくつかの施設が新規で表示されてた。街探索が楽しみだねぇ。
そんなことを思いながら、僕をよそに続くやりとりに耳を傾ける。
聞き流してたけど、お姉さんとイザベラちゃんがずっと話してるんだ。お姉さんは困りきった感じで、イザベラちゃんはツンと冷たい感じ。
「イザベラ様、せめて護衛を。今すぐに呼んでまいりますから、ここで待っていただけますか?」
「いやよ。わたくしはこれからモモと遊ぶの。ごえいはいらないわ」
「ですが、御身のご安全を考えますと――」
「うるさいわねっ。ほっといて!」
怒ったイザベラちゃんにぎゅっと抱きしめられた。子どもの力だから痛くはないし、あることに気づいてしまうと、咎める気にもならない。
「あのー、とりあえず、僕とイザベラちゃん、二人で仮想施設の方に行ってくるから。護衛さんはそっちに来てもらったらいいんじゃないかな?」
「モモ!」
「え……イザベラ様と、お二人で……?」
お姉さんにまじまじと見下され、軽く手を振る。
護衛さんと合流するまでは、全力でイザベラちゃんを守るよー。
「――わかりました。すぐに手配いたしますので」
お姉さんは、イザベラちゃんの方に念を押すように言う。でも、イザベラちゃんはフンッと顔を背けて知らんぷり。すぐさまどこかへ歩き始めた。
「うん?」
「……待っていたものはもらったのでしょ。それなら、さっさと行くわよ」
「仮想施設に連れて行ってくれるんだね。ありがとー」
マップ上に示されているから一人でも行けるんだけど、イザベラちゃんが僕を抱きしめて離さないから、大人しく連れて行ってもらおう。
ほとんどぬいぐるみ扱いだなぁって思った。でも、さっきまでの腕の震えがなくなって、少し表情を緩めているイザベラちゃんの様子がはっきりと伝わってきたから、しかたないなぁと微笑む。
僕を抱きしめて安心できるなら、もうしばらくこうしていよう。
「――大人が嫌い?」
「……わたくしに、勝手なことを言ってくる人を、好きになれるはずがないわ」
「そっかー」
僕に対してはそうじゃないのは、見た目が理由なのかな。もふもふは強し!
〈シークレットミッション『領主家の困りごと』が開始されました〉
……久々にこのアナウンスを聞いた気がするぞ?
ミッション欄を確認してみると、どうやら複数のミッションをまとめたものらしい。一つミッションをクリアする毎に報酬があるって書いてある。
今のところ進捗度が高いのは『伯爵令嬢イザベラと友だちになる』かな。
「ここが『かそうしせつ』よ」
ふと足が止まったと思ったら、役場になっているお城とは別の塔に着いていた。『仮想施設』という看板がある。
へぇ、と観察していたら、イザベラちゃんはさっさと中に入った。なんか慣れてる気がする。
「よく来るの?」
「……中に入ったことはあるわ。使ったことはないけれど」
塔に入ってすぐは玄関ホールになっていて、カウンターに受付嬢が立っている。随分と困った顔をしながらイザベラちゃんを見てるけど、慌てた様子はないので、珍しいことではないんだろうな。
「お嬢様、護衛は……」
「知らないわ」
「後から来るよー」
ツン、とそっぽを向くイザベラちゃんの代わりに答えたら、受付さんはホッと表情を緩めた。そのすぐ後に、驚いた表情で見下されて、「うん?」と首を傾げる。
「ぬいぐるみじゃ、なかった……!」
「子どもに抱っこされてると、そう見えるよねー」
文句を言う気にならない。僕は客観視できるのです。
「モモはモモよ。ぬいぐるみじゃないわっ」
「は、はい! そうですね!」
「怒らなくていいのにー。でも、ありがと」
プンプン、と頬を膨らませてるイザベラちゃんの腕を軽く叩く。ドードー、と押さえなくても、イザベラちゃんはすぐに落ち着いてくれた。
僕がバカにされたと思って怒ってくれるのは嬉しいよ。でも、あんまりトゲトゲしてると、イザベラちゃんが疲れちゃう。
「えぇっと……本日のご用件は?」
「ここ仮想施設でしょ? 僕はスキルのレベル上げに来たんだよー」
「え、お嬢様とご一緒に……?」
「一緒にできるの?」
顔を引きつらせてる受付さんに首を傾げてたら、イザベラちゃんにぎゅっと抱きしめられて、思わず「ぐぇっ」と声が漏れちゃった。
「わたくしも、いっしょにしたいわ!」
見上げてみると、イザベラちゃんの顔が笑みで輝いていた。上気した頬が可愛らしい。ツンとしてるより、絶対こっちの方がいいよ。
「で、ですが……戦闘スキルの仮想訓練は、お嬢様には刺激が強すぎます……」
「あ、今日はそういうのじゃないから。うーんと……料理スキル、訓練したいな!」
咄嗟に思い浮かんだスキルを告げる。
もともとレベルを上げたいと思ってたし。パロさんにもらったレシピでパンを作るためには、【発酵】とか必要なスキルがあるんだよねぇ。屋台での商品の種類を増やすのにも活用できるし。
「料理、ですか……?」
きょとん、と目を丸くする受付さんを見て、僕もぱちぱちと目を瞬かせる。
なんかおかしなことを言ったかな?
「モモは料理を作れるの?」
「うん! 屋台で売ってるんだよー」
「すごいわね!」
きゃっきゃっ、とイザベラちゃんと話してる僕の耳に、受付さんの「ここに来た最初の異世界人が、まさか戦闘スキル以外を希望するとは思わなかった……」という呟きが届く。
……まぁ、普通のプレイヤーは、戦闘スキルを上げたがるかもしれない?
というか、僕が最初なのかー。ワールドミッション達成してから一日は経ってるんだけど。みんな、この場所を見つけられてないってことかな。
「料理でしたら、お嬢様とご一緒でも、問題ないでしょう。――ご案内します。どうぞ、こちらへ」
「イザベラちゃん、行こう!」
「ええ! 楽しみだわ」
フフッと笑うイザベラちゃんに抱きしめられたまま、受付さんに案内されて塔の二階に向かった。
階段を上がってすぐに、長い廊下が見える。両端にたくさんの扉が等間隔で並んでいた。一本道だから迷子になる心配はないけど、いくら進んでも景色に変化がなくて怖くなっちゃいそう。
「こちらの部屋を使用しましょう」
案内されたのは、廊下を暫く進んだところ。
これまでは扉に赤く光ったプレートがついてたのに、ここは緑の光だ。
受付さんがプレートに触れると、ふわっと文字が浮かび上がる。錬金玉でレシピ検索する時と同じだ。
イザベラちゃんが興味津々で凝視しているのを感じながら、文字に視線を向ける。
「それ、スキル名?」
「そうです。ここで鍛えたいスキルを設定して、部屋の中を適した空間に変えるんですよ」
受付さんがサクサクと操作して、料理スキルを設定してくれた。そして僕たちを振り返って微笑む。
「――どうぞ、中にお入りください。スキルが上達することをお祈りいたしております」
開かれた扉の先は、ひたすら真っ白。キャラ作成をした時、こんな感じの場所だったかも。
「モモ……」
イザベラちゃんはちょっと怖気づいてるっぽい。こういうのに慣れてない子どもなんだから当然だよね。
「大丈夫だよー。僕と一緒だから。なにかあったら、僕がイザベラちゃんを守るからね」
イザベラちゃんを見上げてニコッと笑う。真ん丸になった目が、不意に細められて、笑みを形作った。
「……そうね! モモと一緒なら、不安なんてないわ」
笑い合って、いざ突入だー!
〈【第二の街の案内図】を入手しました。シークレットエリアの一部がオープンになります〉
マップを見ると、治療院以外にもいくつかの施設が新規で表示されてた。街探索が楽しみだねぇ。
そんなことを思いながら、僕をよそに続くやりとりに耳を傾ける。
聞き流してたけど、お姉さんとイザベラちゃんがずっと話してるんだ。お姉さんは困りきった感じで、イザベラちゃんはツンと冷たい感じ。
「イザベラ様、せめて護衛を。今すぐに呼んでまいりますから、ここで待っていただけますか?」
「いやよ。わたくしはこれからモモと遊ぶの。ごえいはいらないわ」
「ですが、御身のご安全を考えますと――」
「うるさいわねっ。ほっといて!」
怒ったイザベラちゃんにぎゅっと抱きしめられた。子どもの力だから痛くはないし、あることに気づいてしまうと、咎める気にもならない。
「あのー、とりあえず、僕とイザベラちゃん、二人で仮想施設の方に行ってくるから。護衛さんはそっちに来てもらったらいいんじゃないかな?」
「モモ!」
「え……イザベラ様と、お二人で……?」
お姉さんにまじまじと見下され、軽く手を振る。
護衛さんと合流するまでは、全力でイザベラちゃんを守るよー。
「――わかりました。すぐに手配いたしますので」
お姉さんは、イザベラちゃんの方に念を押すように言う。でも、イザベラちゃんはフンッと顔を背けて知らんぷり。すぐさまどこかへ歩き始めた。
「うん?」
「……待っていたものはもらったのでしょ。それなら、さっさと行くわよ」
「仮想施設に連れて行ってくれるんだね。ありがとー」
マップ上に示されているから一人でも行けるんだけど、イザベラちゃんが僕を抱きしめて離さないから、大人しく連れて行ってもらおう。
ほとんどぬいぐるみ扱いだなぁって思った。でも、さっきまでの腕の震えがなくなって、少し表情を緩めているイザベラちゃんの様子がはっきりと伝わってきたから、しかたないなぁと微笑む。
僕を抱きしめて安心できるなら、もうしばらくこうしていよう。
「――大人が嫌い?」
「……わたくしに、勝手なことを言ってくる人を、好きになれるはずがないわ」
「そっかー」
僕に対してはそうじゃないのは、見た目が理由なのかな。もふもふは強し!
〈シークレットミッション『領主家の困りごと』が開始されました〉
……久々にこのアナウンスを聞いた気がするぞ?
ミッション欄を確認してみると、どうやら複数のミッションをまとめたものらしい。一つミッションをクリアする毎に報酬があるって書いてある。
今のところ進捗度が高いのは『伯爵令嬢イザベラと友だちになる』かな。
「ここが『かそうしせつ』よ」
ふと足が止まったと思ったら、役場になっているお城とは別の塔に着いていた。『仮想施設』という看板がある。
へぇ、と観察していたら、イザベラちゃんはさっさと中に入った。なんか慣れてる気がする。
「よく来るの?」
「……中に入ったことはあるわ。使ったことはないけれど」
塔に入ってすぐは玄関ホールになっていて、カウンターに受付嬢が立っている。随分と困った顔をしながらイザベラちゃんを見てるけど、慌てた様子はないので、珍しいことではないんだろうな。
「お嬢様、護衛は……」
「知らないわ」
「後から来るよー」
ツン、とそっぽを向くイザベラちゃんの代わりに答えたら、受付さんはホッと表情を緩めた。そのすぐ後に、驚いた表情で見下されて、「うん?」と首を傾げる。
「ぬいぐるみじゃ、なかった……!」
「子どもに抱っこされてると、そう見えるよねー」
文句を言う気にならない。僕は客観視できるのです。
「モモはモモよ。ぬいぐるみじゃないわっ」
「は、はい! そうですね!」
「怒らなくていいのにー。でも、ありがと」
プンプン、と頬を膨らませてるイザベラちゃんの腕を軽く叩く。ドードー、と押さえなくても、イザベラちゃんはすぐに落ち着いてくれた。
僕がバカにされたと思って怒ってくれるのは嬉しいよ。でも、あんまりトゲトゲしてると、イザベラちゃんが疲れちゃう。
「えぇっと……本日のご用件は?」
「ここ仮想施設でしょ? 僕はスキルのレベル上げに来たんだよー」
「え、お嬢様とご一緒に……?」
「一緒にできるの?」
顔を引きつらせてる受付さんに首を傾げてたら、イザベラちゃんにぎゅっと抱きしめられて、思わず「ぐぇっ」と声が漏れちゃった。
「わたくしも、いっしょにしたいわ!」
見上げてみると、イザベラちゃんの顔が笑みで輝いていた。上気した頬が可愛らしい。ツンとしてるより、絶対こっちの方がいいよ。
「で、ですが……戦闘スキルの仮想訓練は、お嬢様には刺激が強すぎます……」
「あ、今日はそういうのじゃないから。うーんと……料理スキル、訓練したいな!」
咄嗟に思い浮かんだスキルを告げる。
もともとレベルを上げたいと思ってたし。パロさんにもらったレシピでパンを作るためには、【発酵】とか必要なスキルがあるんだよねぇ。屋台での商品の種類を増やすのにも活用できるし。
「料理、ですか……?」
きょとん、と目を丸くする受付さんを見て、僕もぱちぱちと目を瞬かせる。
なんかおかしなことを言ったかな?
「モモは料理を作れるの?」
「うん! 屋台で売ってるんだよー」
「すごいわね!」
きゃっきゃっ、とイザベラちゃんと話してる僕の耳に、受付さんの「ここに来た最初の異世界人が、まさか戦闘スキル以外を希望するとは思わなかった……」という呟きが届く。
……まぁ、普通のプレイヤーは、戦闘スキルを上げたがるかもしれない?
というか、僕が最初なのかー。ワールドミッション達成してから一日は経ってるんだけど。みんな、この場所を見つけられてないってことかな。
「料理でしたら、お嬢様とご一緒でも、問題ないでしょう。――ご案内します。どうぞ、こちらへ」
「イザベラちゃん、行こう!」
「ええ! 楽しみだわ」
フフッと笑うイザベラちゃんに抱きしめられたまま、受付さんに案内されて塔の二階に向かった。
階段を上がってすぐに、長い廊下が見える。両端にたくさんの扉が等間隔で並んでいた。一本道だから迷子になる心配はないけど、いくら進んでも景色に変化がなくて怖くなっちゃいそう。
「こちらの部屋を使用しましょう」
案内されたのは、廊下を暫く進んだところ。
これまでは扉に赤く光ったプレートがついてたのに、ここは緑の光だ。
受付さんがプレートに触れると、ふわっと文字が浮かび上がる。錬金玉でレシピ検索する時と同じだ。
イザベラちゃんが興味津々で凝視しているのを感じながら、文字に視線を向ける。
「それ、スキル名?」
「そうです。ここで鍛えたいスキルを設定して、部屋の中を適した空間に変えるんですよ」
受付さんがサクサクと操作して、料理スキルを設定してくれた。そして僕たちを振り返って微笑む。
「――どうぞ、中にお入りください。スキルが上達することをお祈りいたしております」
開かれた扉の先は、ひたすら真っ白。キャラ作成をした時、こんな感じの場所だったかも。
「モモ……」
イザベラちゃんはちょっと怖気づいてるっぽい。こういうのに慣れてない子どもなんだから当然だよね。
「大丈夫だよー。僕と一緒だから。なにかあったら、僕がイザベラちゃんを守るからね」
イザベラちゃんを見上げてニコッと笑う。真ん丸になった目が、不意に細められて、笑みを形作った。
「……そうね! モモと一緒なら、不安なんてないわ」
笑い合って、いざ突入だー!
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