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3章 商人への道?
104.がんばった成果!
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領主さんに報告と対策の相談に行くというシシリーと別れて、お城を出る。イザベラちゃんが起きたら、連絡をくれるって言ってたから甘えちゃった。
「せっかくここまで来たから、全鑑定スキルのレベルを上げちゃおうっと」
今回のことで、鑑定スキルが重要だと感じた。だから、できる限り鍛えておきたい。お店でも使えるしね。
てくてくと向かった仮想施設は、相変わらずプレイヤーの姿が見当たらない。みんな、まだここを見つけてないのかな? 一応、ルトたちには教えたんだけど、一応シークレットエリアにあるから、解放条件が整ってないのかも。
「こんにちはー」
「モモさん、こんにちは。今日はお嬢様とご一緒ではないんですね」
仮想施設の受付さんに頷き、「今日は忙しんだと思うよ」と答えておく。黒幕がいると考えられる事情を、ペラペラと吹聴するのはダメだよね。
「僕、全鑑定スキルを訓練したいんだけど、ここでできる?」
「可能ですよ。でも、全鑑定ですか……珍しいスキルをお持ちですね」
「珍しいんだ?」
「鑑定スキルを何種類も持っていないと取得できないスキルですし、必然的に持っている方は少ないです」
受付さんと話しながら二階へ。まだ二度目だけど、もう慣れた感じで用意してもらった一室に入る。
「がんばってくださいね」
「はーい、ありがとう!」
部屋の中は、以前とは全然違った。大量の物が所狭しと詰め込まれた棚がたくさん並んでる。ストレージと似てるかも。
これをどうしたらいいんだろう? ちょっと嫌な予感がするぞ?
一番手前にあった棚に貼り付けられていた紙を、恐る恐る確かめる。
「『一つずつ鑑定していきましょう』……地道だなぁ」
遠くを眺めてしまう。
わかってたよ。仮想施設はたくさん経験値がもらえるだけで、作業自体が簡略化されるわけじゃないって。でも、ひたすら物を鑑定していくだけって、楽しくないし、ただの作業だよ!
「――うわーん、僕、こういうのキライ!」
泣き言を吐きながらも、せっかく来たんだからがんばるか、と肩を落として棚に向き合った。
◇◆◇
どれほど時間が経ったのか。
料理スキルを訓練していた時と同様に、棚の側面に表示されていた経験値がようやく目標に達した。
〈全鑑定スキルがレベル3になりました〉
「やったー! 途中で諦めそうになったよ……」
ぐでっと床に大の字で倒れる。僕は疲れました。もうしばらく文字は見たくないです。
ごろごろとしながら、鑑定を終えた棚を目で数える。
一、二、三、……十二だね! 僕、がんばったよ! 誰か褒めて!
そんなことを思っていても、褒めてくれる人なんていないんだけど。いいもん。後でイザベラちゃんに報告して褒めてもらうから。
「――よいしょ、と。良いタイミングで連絡来たなぁ」
通知を確認する。シシリーからだった。
イザベラちゃんが起きたんだって。それと、怪しい行動してた人が見つかって、騎士たちが捕まえたらしい。さらに仲間がいるかもって捜索してて、城中が大騒ぎになってるそうだ。
引きこもってた間に、すごいことになってるなぁ。
お茶会はまたの機会にお願いします、という言葉に了解の返事をして、部屋の外に向かう。
なぜだか、一階にたくさんの人の気配がある気がした。
「……わぁお?」
階段をおりた途端、高価そうな服を着たイケオジと目が合った。その周囲に騎士っぽい人がたくさんいる。この塔の外にもいるんじゃないかな。
「モモ!」
「イザベラちゃん、元気ー?」
とりあえずイケオジは見なかったことにして、駆け寄ってきたイザベラちゃんに両腕を広げる。当然のように抱き上げられた。
僕のもふもふで癒やされるといいよ。ぬいぐるみより良い触り心地のはず!
「元気よ。モモのおかげだわ。ありがとう」
「ううん、僕たち友だちなんだから、これくらい当然でしょ。イザベラちゃんが元気になって良かったー」
にこにこと笑い合う僕たちにイケオジが近づいてくる。僕に冤罪をかけて捕らえに来たってわけじゃないっぽいな。
「モモ殿。この度は私の娘イザベラが世話になったね。心から感謝する」
「あ、やっぱり領主さん。えっと閣下って呼んだ方がいいのかな?」
「どのような呼ばれ方でも構わないよ。モモ殿は私たちの恩人なのだから」
穏やかに微笑むイケオジ――改め領主さんを、イザベラちゃんの腕の中から見上げる。
「おとう様、わたくしの友だちのモモですわ」
「ああ。とても素晴らしい友ができたね。私も嬉しいよ」
イザベラちゃんの頭を撫でた領主さんが、改めて僕に向き直った。
「――モモ殿。何か褒美を渡したいと思うのだが、希望はあるだろうか?」
褒美。その言葉にきょとんとしてから、ミッション欄を確認してみる。『闇を退ける』というミッションがクリアになっていて、報酬に『領主との交渉次第』と書かれていた。
「えー……じゃあ、農地?」
領主さんからもらえて嬉しいものといえばそれくらいだ。街に貢献するミッションを達成しなくても良いってことになるし。
「農地でいいのかい? 宝物庫に冒険者の装備になるものや、宝石もたくさんあるのだが」
意外そうに瞬きをする領主さんに、うん、と頷いて見せる。
「幻桃の生産量を増やそうと思ってるんだけど、農地が足りないんだよね。僕は普通の人用の装備は身に着けられないし、宝石もいらないかな」
宝石は錬金術に使えるかもしれないけど、別に絶対必要ってわけじゃない。
あっさり答えたら、領主さんが「欲のないことだ」と面白そうに笑った。農地って十分高いものだと思うんだけど?
「幻桃の生産を増やしてくれるのは、この街にとってもありがたいことだ。よければ、その技術を他の農家にも教えてほしいものだが」
期待するような眼差しで言われるけど、僕ができるアドバイスって『いらないスキルを集めて、スキル屋さんで神級栽培スキル取得しなよ』くらいだ。幻桃の種をプレゼントすることもできるけど。
「幻桃の種を欲しいっていう人がいたら、ちゃんと売るよー」
「それでも十分助かるよ。――わかった。農地を一区画手配しよう」
領主さんが苦笑し、傍に立つ男性に視線を向ける。その人は心得たように頷き、胸元から取り出した紙に何かを書きつけた。
「モモ様。こちらを不動産ギルドにお渡しください。必要経費はすべてこちらでお支払いしておきますので」
男性から渡されたのは、仰々しい印鑑が捺された紙――小切手とかに似てるのかも? 実際の小切手は見たことないから、なんとなくのイメージだけど。
「ありがとー」
やったね。楽々と農地をゲットしちゃった。
よかったわね、と自分のことのように喜んでくれるイザベラちゃんに、全鑑定スキルのレベルが上がったことを報告してみる。よくわかってない感じだったけど、「モモすごいわ!」と褒めてもらえたから満足です。
「モモ殿、よければこれからもイザベラと仲良くしてほしい」
領主さんに言われて、思わずムッと口を尖らせちゃう。
「頼まれなくたって、僕たちは友だちなんだから、仲良くして当然だよ!」
「モモ! うれしいわ」
ぎゅう、と抱きしめられて、ぐえっと呻く僕を、領主さんが丸くなった目で見下ろした。その後すぐに、イザベラちゃんを愛おしそうに見つめ、「良い友ができて良かったな」と呟く姿は、領主というよりただのお父さんって感じ。
なんだか安心した。きっと呪いの影響が領主さんにも出てたんだろうな。すごく忙しそうだけど、これから良い方にどんどん進んで行ったらいいなぁ。
「せっかくここまで来たから、全鑑定スキルのレベルを上げちゃおうっと」
今回のことで、鑑定スキルが重要だと感じた。だから、できる限り鍛えておきたい。お店でも使えるしね。
てくてくと向かった仮想施設は、相変わらずプレイヤーの姿が見当たらない。みんな、まだここを見つけてないのかな? 一応、ルトたちには教えたんだけど、一応シークレットエリアにあるから、解放条件が整ってないのかも。
「こんにちはー」
「モモさん、こんにちは。今日はお嬢様とご一緒ではないんですね」
仮想施設の受付さんに頷き、「今日は忙しんだと思うよ」と答えておく。黒幕がいると考えられる事情を、ペラペラと吹聴するのはダメだよね。
「僕、全鑑定スキルを訓練したいんだけど、ここでできる?」
「可能ですよ。でも、全鑑定ですか……珍しいスキルをお持ちですね」
「珍しいんだ?」
「鑑定スキルを何種類も持っていないと取得できないスキルですし、必然的に持っている方は少ないです」
受付さんと話しながら二階へ。まだ二度目だけど、もう慣れた感じで用意してもらった一室に入る。
「がんばってくださいね」
「はーい、ありがとう!」
部屋の中は、以前とは全然違った。大量の物が所狭しと詰め込まれた棚がたくさん並んでる。ストレージと似てるかも。
これをどうしたらいいんだろう? ちょっと嫌な予感がするぞ?
一番手前にあった棚に貼り付けられていた紙を、恐る恐る確かめる。
「『一つずつ鑑定していきましょう』……地道だなぁ」
遠くを眺めてしまう。
わかってたよ。仮想施設はたくさん経験値がもらえるだけで、作業自体が簡略化されるわけじゃないって。でも、ひたすら物を鑑定していくだけって、楽しくないし、ただの作業だよ!
「――うわーん、僕、こういうのキライ!」
泣き言を吐きながらも、せっかく来たんだからがんばるか、と肩を落として棚に向き合った。
◇◆◇
どれほど時間が経ったのか。
料理スキルを訓練していた時と同様に、棚の側面に表示されていた経験値がようやく目標に達した。
〈全鑑定スキルがレベル3になりました〉
「やったー! 途中で諦めそうになったよ……」
ぐでっと床に大の字で倒れる。僕は疲れました。もうしばらく文字は見たくないです。
ごろごろとしながら、鑑定を終えた棚を目で数える。
一、二、三、……十二だね! 僕、がんばったよ! 誰か褒めて!
そんなことを思っていても、褒めてくれる人なんていないんだけど。いいもん。後でイザベラちゃんに報告して褒めてもらうから。
「――よいしょ、と。良いタイミングで連絡来たなぁ」
通知を確認する。シシリーからだった。
イザベラちゃんが起きたんだって。それと、怪しい行動してた人が見つかって、騎士たちが捕まえたらしい。さらに仲間がいるかもって捜索してて、城中が大騒ぎになってるそうだ。
引きこもってた間に、すごいことになってるなぁ。
お茶会はまたの機会にお願いします、という言葉に了解の返事をして、部屋の外に向かう。
なぜだか、一階にたくさんの人の気配がある気がした。
「……わぁお?」
階段をおりた途端、高価そうな服を着たイケオジと目が合った。その周囲に騎士っぽい人がたくさんいる。この塔の外にもいるんじゃないかな。
「モモ!」
「イザベラちゃん、元気ー?」
とりあえずイケオジは見なかったことにして、駆け寄ってきたイザベラちゃんに両腕を広げる。当然のように抱き上げられた。
僕のもふもふで癒やされるといいよ。ぬいぐるみより良い触り心地のはず!
「元気よ。モモのおかげだわ。ありがとう」
「ううん、僕たち友だちなんだから、これくらい当然でしょ。イザベラちゃんが元気になって良かったー」
にこにこと笑い合う僕たちにイケオジが近づいてくる。僕に冤罪をかけて捕らえに来たってわけじゃないっぽいな。
「モモ殿。この度は私の娘イザベラが世話になったね。心から感謝する」
「あ、やっぱり領主さん。えっと閣下って呼んだ方がいいのかな?」
「どのような呼ばれ方でも構わないよ。モモ殿は私たちの恩人なのだから」
穏やかに微笑むイケオジ――改め領主さんを、イザベラちゃんの腕の中から見上げる。
「おとう様、わたくしの友だちのモモですわ」
「ああ。とても素晴らしい友ができたね。私も嬉しいよ」
イザベラちゃんの頭を撫でた領主さんが、改めて僕に向き直った。
「――モモ殿。何か褒美を渡したいと思うのだが、希望はあるだろうか?」
褒美。その言葉にきょとんとしてから、ミッション欄を確認してみる。『闇を退ける』というミッションがクリアになっていて、報酬に『領主との交渉次第』と書かれていた。
「えー……じゃあ、農地?」
領主さんからもらえて嬉しいものといえばそれくらいだ。街に貢献するミッションを達成しなくても良いってことになるし。
「農地でいいのかい? 宝物庫に冒険者の装備になるものや、宝石もたくさんあるのだが」
意外そうに瞬きをする領主さんに、うん、と頷いて見せる。
「幻桃の生産量を増やそうと思ってるんだけど、農地が足りないんだよね。僕は普通の人用の装備は身に着けられないし、宝石もいらないかな」
宝石は錬金術に使えるかもしれないけど、別に絶対必要ってわけじゃない。
あっさり答えたら、領主さんが「欲のないことだ」と面白そうに笑った。農地って十分高いものだと思うんだけど?
「幻桃の生産を増やしてくれるのは、この街にとってもありがたいことだ。よければ、その技術を他の農家にも教えてほしいものだが」
期待するような眼差しで言われるけど、僕ができるアドバイスって『いらないスキルを集めて、スキル屋さんで神級栽培スキル取得しなよ』くらいだ。幻桃の種をプレゼントすることもできるけど。
「幻桃の種を欲しいっていう人がいたら、ちゃんと売るよー」
「それでも十分助かるよ。――わかった。農地を一区画手配しよう」
領主さんが苦笑し、傍に立つ男性に視線を向ける。その人は心得たように頷き、胸元から取り出した紙に何かを書きつけた。
「モモ様。こちらを不動産ギルドにお渡しください。必要経費はすべてこちらでお支払いしておきますので」
男性から渡されたのは、仰々しい印鑑が捺された紙――小切手とかに似てるのかも? 実際の小切手は見たことないから、なんとなくのイメージだけど。
「ありがとー」
やったね。楽々と農地をゲットしちゃった。
よかったわね、と自分のことのように喜んでくれるイザベラちゃんに、全鑑定スキルのレベルが上がったことを報告してみる。よくわかってない感じだったけど、「モモすごいわ!」と褒めてもらえたから満足です。
「モモ殿、よければこれからもイザベラと仲良くしてほしい」
領主さんに言われて、思わずムッと口を尖らせちゃう。
「頼まれなくたって、僕たちは友だちなんだから、仲良くして当然だよ!」
「モモ! うれしいわ」
ぎゅう、と抱きしめられて、ぐえっと呻く僕を、領主さんが丸くなった目で見下ろした。その後すぐに、イザベラちゃんを愛おしそうに見つめ、「良い友ができて良かったな」と呟く姿は、領主というよりただのお父さんって感じ。
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