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1-1.もふもふダンジョンの作り方〈公開前1日目〉
5.〈リルくん〉お散歩です
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時を少し遡る。
僕はマスターに見送られて、転移魔法陣でダンジョンの一階層まで向かっていた。
『これ、一瞬で移動できて便利! でも、平地なら僕だって移動するの速いんだよ……』
転移魔法陣に密かな対抗心を抱く。
僕の方がマスターの役に立てるはずだ。たぶん、きっと。
心の中でマスターにそう訴えながら、洞窟迷宮を歩く。
一定間隔で松明があるから明るいんだけど、洞窟ってちょっと閉塞感があるよねぇ。マスターはこういうのが好きなのかな。
でも、白い空間は好みだったわけじゃないみたいだし、ここも必要に迫られて、ってやつかも?
『マスターがしたいようにできるように、たくさんDPを稼がなくちゃ』
まだ公開されてないダンジョンで、僕ができることは多くない。マスターを倒そうと企んで襲いかかってくる人間がいたら、ガブッと一呑みにしちゃうんだけど。
今僕ができるのは、魔物を生きたまま連れてきて、このダンジョンの糧にすること。
『DPがたくさん集まったら、僕もダンジョンを作っていいかなー』
少しでもマスターの役に立ちたいから、いろんなことに挑戦してみたい。せっかくマスターと同じダンジョン作成能力を持ってるんだから、マスターの負担軽減を狙って、僕がダンジョンを作ってもいいはずだ。
敵が来ても、僕がマスターを守るけど、それ以前に敵が迫ってこないよう対策をしておくのも大切だよね。
『うーん、マスターの異世界知識を多少インプットされてるけど、どれくらい使えるものかなぁ』
ダンジョンの出入り口に着き、迷うことなく外に出ながら呟く。
僕はマスターによって生み出された特別な魔物だから、相互理解が円滑にできるよう、マスターの前世での記憶や知識を一部共有してるんだ。だから、ニホンという国も知ってる。
けど、理解してるって言えるほどの完璧な知識ではないから、どれくらいこの世界で通用するかわからない。
『ま、とりあえずいろいろやってみないとねー』
悩みをサクッと放り投げ、ダンジョン出入り口周辺を見渡す。
たくさんの木があった。日当たりがあまり良くないからか、地面の草は少し元気がない。
ダンジョンの出入り口となっているのは、大きな岩にできた穴だ。
ダンジョンからは異様な魔力の気配が漂ってるから、わざわざ近づいてくる魔物はいないだろうけど、念の為、さらに魔物避けをしておきたい。ダンジョンの中にいるマスターを守らないといけないからね!
というわけで、出入り口の穴の近くの岩肌に体をこすりつける。
ここは神狼である僕の縄張り! と匂いをつけて主張しておけば、僕より弱い魔物は危険視して避けるはず。
『よしっ、それじゃあ魔物探そー』
ルビがおかしい? 僕にとってはここで見つける魔物=DPのようなものなので、間違ってないんだよ。
誰に対してでもなく主張しながら、強そうな気配がする方へと道なき道を進む。
ここ、マスターが適当に選んだ山奥だけど、なかなか良さそうな気配があるんだ。マスターって運がいい! さすが僕のマスター!
『るんたったーるんたったー』
緑と土の匂いが濃厚な山を歩くことしばし。
たいていの魔物が僕の気配に怯え、逃げ出していく中、静かに様子を窺っている様子の魔物を見つけ出した。
それは地面から顔を覗かせて、気配を殺してるつもりになりながら、僕に視線を向けてる。僕はバッチリ察知してるんだけど。
『まさか、こんなところに神狼が……?』
『はいはーい、お呼びですかー?』
『っ……呼んでなんぞおらん! 去れ!』
一瞬で近づいた僕に驚いた魔物が、地面の中にヒュッと頭を引っ込めようとした。でも、僕はそれより先に、魔物の頭にある鱗に爪を引っ掛けて、地面から引っ張りだす。
『おー、長い!』
『ぬわー!? 放せー!』
これ、マスターの世界では蛇って言われてる生き物に近い魔物だなぁ。
バタバタと暴れながら長い尾を揺らしている魔物を観察する。
『ん? 蛇というより、ツチノコ……?』
トカゲと蛇が混ざったような不思議な形。
マスターはこういうの好きかな? 見せてあげた方がいい?
少し考えていると、ツチノコを見つけたら一攫千金という謎情報を、マスターの異世界知識から発掘した。
どういうこと? この世界でもコイツはお金になるのかな? マスターはお金が必要?
『よくわかんないし、マスターに聞いてみよう』
ダンジョンに連れ帰るのは確定事項なので、今わからなくても問題ない。
『何をごちゃごちゃと言っている! だが、お前のその油断のおかげで、助かったぞ……』
トカゲっぽい顔で器用に口元を歪めて笑う魔物をじぃっと見下ろす。
『油断?』
『フッ、今さら警戒したところでもう遅い。我の魔法がお前を——グフッ……』
くたりと魔物が頭を垂れた。力尽きたように見えるのはあながち間違ってない。
だって、僕がこの魔物の体力を吸い取ったんだから。
『油断してたのは君でしょ。僕が何もしてないとでも思ったの?』
呟きながら首を傾げる。
この魔物が魔力を含ませた地面の土を操り、その中に僕を閉じ込めようとしているのはわかっていた。
たぶん、いつもこうやって罠を張って魔物を捕らえ、食料にしているんだろう。
だから僕はその土ごと魔物の魔力を奪い、さらに体力を吸収したんだ。
魔力を失った土は魔物の制御下から外れ、ただの地面として僕を支えるだけ。
油断してた魔物の体力を、死ぬ寸前まで吸収するのは難しいことじゃなかった。
『これだけじゃ、大したDPにならないかもなぁ』
もっと大物を捕まえなくちゃ。
爪に引っ掛けた魔物をぷらぷらと揺らし、ひょいっとジャンプする。
——次の瞬間、地面を割って大きな口が飛び出してきた。
その口にある牙を後ろ足で蹴り折りながら、さらに上へと跳び上がる。そして、僕を食おうとしている魔物の喉を目掛けて『わおーん!』と咆哮し、炎の塊を叩き込んだ。
『グルオオオッ!?』
体内を焼く高温の熱に、たまらず魔物が全身を地面から出してのたうち回る。その影響で、地面が削られ、周囲の木がなぎ倒される。凄まじい地響きがした。
この魔物は、マスターの知識によると龍っていう伝説上の生き物に似てる気がする。東洋タイプのドラゴンと表現したらわかりやすいかも。
『伝説上の生き物も、マスターは見たがるかな? でも、これ、たぶん土龍だよね。この世界では伝説ではないなぁ』
古竜レベルじゃないと、珍しくない気がする。ドラゴンというだけで人間は恐れるらしいけど、マスターはどうだろう。
『怖がらせたいわけじゃないしなぁ。面白がってくれるかな? ……DPにはなるんだから、喜んでくれるよね。連れて帰ろう!』
暴れる土龍から魔力と体力を吸い取り、首元に噛みついて引きずる。
大きいしウゴウゴと動いてるから連れていくのが大変。体力吸い取ったのになぁ。
こういうの〈活きが良い〉って表現するんだよね? お魚とかは、その状態が美味しいらしい。
土龍は踊り食いできる大きさじゃないから、マスターが食べたいって言ったら、僕が切ってあげよう。
『ふーふふん、ふん♪』
はぐはぐと首元を噛みながら鼻歌を歌う。
土龍を引きずった結果、通り道沿いの木が根こそぎ倒れちゃったのは、ちょっと申し訳ないけどしかたないよね。
この辺一帯を焦土に変えなかったんだから、僕の戦い方は褒められてもいいはず。
単に、死なないよう手加減するのが難しかったからこうしただけとはいえ、ね。
マスターにたくさん「凄いね!」って言ってもらいたいなー。
大好きなマスターの姿を思い浮かべたら、早く会いたくなって、無意識の内に急ぎ足になっていた。
マスター、僕の帰りを待ってくれてるだろうな。今から帰るからね!
ルンルンと巨大な岩にあるダンジョン入り口に戻るまでは順調だった。
でも、どうやってこの土龍を入れたらいいんだろう、って悩んじゃったよ。どう見ても、穴より土龍の頭の方が大きいんだもん!
とりあえず、突っ込んでみたらいい?
土龍の頭をぐいぐいと穴に押しつける。なんだか『ふがーっ、痛っ、これムリーッ!』と叫んでる気がするけど、幻聴です。だって、土龍の喉は炎で壊したし。
最終的に穴がぐいっと拡がって、土龍が中に飲み込まれていった。ダンジョンが土龍を食べたくてがんばってくれたのかも。
何はともあれ、無事に魔物を持って帰れて良かった!
僕はマスターに見送られて、転移魔法陣でダンジョンの一階層まで向かっていた。
『これ、一瞬で移動できて便利! でも、平地なら僕だって移動するの速いんだよ……』
転移魔法陣に密かな対抗心を抱く。
僕の方がマスターの役に立てるはずだ。たぶん、きっと。
心の中でマスターにそう訴えながら、洞窟迷宮を歩く。
一定間隔で松明があるから明るいんだけど、洞窟ってちょっと閉塞感があるよねぇ。マスターはこういうのが好きなのかな。
でも、白い空間は好みだったわけじゃないみたいだし、ここも必要に迫られて、ってやつかも?
『マスターがしたいようにできるように、たくさんDPを稼がなくちゃ』
まだ公開されてないダンジョンで、僕ができることは多くない。マスターを倒そうと企んで襲いかかってくる人間がいたら、ガブッと一呑みにしちゃうんだけど。
今僕ができるのは、魔物を生きたまま連れてきて、このダンジョンの糧にすること。
『DPがたくさん集まったら、僕もダンジョンを作っていいかなー』
少しでもマスターの役に立ちたいから、いろんなことに挑戦してみたい。せっかくマスターと同じダンジョン作成能力を持ってるんだから、マスターの負担軽減を狙って、僕がダンジョンを作ってもいいはずだ。
敵が来ても、僕がマスターを守るけど、それ以前に敵が迫ってこないよう対策をしておくのも大切だよね。
『うーん、マスターの異世界知識を多少インプットされてるけど、どれくらい使えるものかなぁ』
ダンジョンの出入り口に着き、迷うことなく外に出ながら呟く。
僕はマスターによって生み出された特別な魔物だから、相互理解が円滑にできるよう、マスターの前世での記憶や知識を一部共有してるんだ。だから、ニホンという国も知ってる。
けど、理解してるって言えるほどの完璧な知識ではないから、どれくらいこの世界で通用するかわからない。
『ま、とりあえずいろいろやってみないとねー』
悩みをサクッと放り投げ、ダンジョン出入り口周辺を見渡す。
たくさんの木があった。日当たりがあまり良くないからか、地面の草は少し元気がない。
ダンジョンの出入り口となっているのは、大きな岩にできた穴だ。
ダンジョンからは異様な魔力の気配が漂ってるから、わざわざ近づいてくる魔物はいないだろうけど、念の為、さらに魔物避けをしておきたい。ダンジョンの中にいるマスターを守らないといけないからね!
というわけで、出入り口の穴の近くの岩肌に体をこすりつける。
ここは神狼である僕の縄張り! と匂いをつけて主張しておけば、僕より弱い魔物は危険視して避けるはず。
『よしっ、それじゃあ魔物探そー』
ルビがおかしい? 僕にとってはここで見つける魔物=DPのようなものなので、間違ってないんだよ。
誰に対してでもなく主張しながら、強そうな気配がする方へと道なき道を進む。
ここ、マスターが適当に選んだ山奥だけど、なかなか良さそうな気配があるんだ。マスターって運がいい! さすが僕のマスター!
『るんたったーるんたったー』
緑と土の匂いが濃厚な山を歩くことしばし。
たいていの魔物が僕の気配に怯え、逃げ出していく中、静かに様子を窺っている様子の魔物を見つけ出した。
それは地面から顔を覗かせて、気配を殺してるつもりになりながら、僕に視線を向けてる。僕はバッチリ察知してるんだけど。
『まさか、こんなところに神狼が……?』
『はいはーい、お呼びですかー?』
『っ……呼んでなんぞおらん! 去れ!』
一瞬で近づいた僕に驚いた魔物が、地面の中にヒュッと頭を引っ込めようとした。でも、僕はそれより先に、魔物の頭にある鱗に爪を引っ掛けて、地面から引っ張りだす。
『おー、長い!』
『ぬわー!? 放せー!』
これ、マスターの世界では蛇って言われてる生き物に近い魔物だなぁ。
バタバタと暴れながら長い尾を揺らしている魔物を観察する。
『ん? 蛇というより、ツチノコ……?』
トカゲと蛇が混ざったような不思議な形。
マスターはこういうの好きかな? 見せてあげた方がいい?
少し考えていると、ツチノコを見つけたら一攫千金という謎情報を、マスターの異世界知識から発掘した。
どういうこと? この世界でもコイツはお金になるのかな? マスターはお金が必要?
『よくわかんないし、マスターに聞いてみよう』
ダンジョンに連れ帰るのは確定事項なので、今わからなくても問題ない。
『何をごちゃごちゃと言っている! だが、お前のその油断のおかげで、助かったぞ……』
トカゲっぽい顔で器用に口元を歪めて笑う魔物をじぃっと見下ろす。
『油断?』
『フッ、今さら警戒したところでもう遅い。我の魔法がお前を——グフッ……』
くたりと魔物が頭を垂れた。力尽きたように見えるのはあながち間違ってない。
だって、僕がこの魔物の体力を吸い取ったんだから。
『油断してたのは君でしょ。僕が何もしてないとでも思ったの?』
呟きながら首を傾げる。
この魔物が魔力を含ませた地面の土を操り、その中に僕を閉じ込めようとしているのはわかっていた。
たぶん、いつもこうやって罠を張って魔物を捕らえ、食料にしているんだろう。
だから僕はその土ごと魔物の魔力を奪い、さらに体力を吸収したんだ。
魔力を失った土は魔物の制御下から外れ、ただの地面として僕を支えるだけ。
油断してた魔物の体力を、死ぬ寸前まで吸収するのは難しいことじゃなかった。
『これだけじゃ、大したDPにならないかもなぁ』
もっと大物を捕まえなくちゃ。
爪に引っ掛けた魔物をぷらぷらと揺らし、ひょいっとジャンプする。
——次の瞬間、地面を割って大きな口が飛び出してきた。
その口にある牙を後ろ足で蹴り折りながら、さらに上へと跳び上がる。そして、僕を食おうとしている魔物の喉を目掛けて『わおーん!』と咆哮し、炎の塊を叩き込んだ。
『グルオオオッ!?』
体内を焼く高温の熱に、たまらず魔物が全身を地面から出してのたうち回る。その影響で、地面が削られ、周囲の木がなぎ倒される。凄まじい地響きがした。
この魔物は、マスターの知識によると龍っていう伝説上の生き物に似てる気がする。東洋タイプのドラゴンと表現したらわかりやすいかも。
『伝説上の生き物も、マスターは見たがるかな? でも、これ、たぶん土龍だよね。この世界では伝説ではないなぁ』
古竜レベルじゃないと、珍しくない気がする。ドラゴンというだけで人間は恐れるらしいけど、マスターはどうだろう。
『怖がらせたいわけじゃないしなぁ。面白がってくれるかな? ……DPにはなるんだから、喜んでくれるよね。連れて帰ろう!』
暴れる土龍から魔力と体力を吸い取り、首元に噛みついて引きずる。
大きいしウゴウゴと動いてるから連れていくのが大変。体力吸い取ったのになぁ。
こういうの〈活きが良い〉って表現するんだよね? お魚とかは、その状態が美味しいらしい。
土龍は踊り食いできる大きさじゃないから、マスターが食べたいって言ったら、僕が切ってあげよう。
『ふーふふん、ふん♪』
はぐはぐと首元を噛みながら鼻歌を歌う。
土龍を引きずった結果、通り道沿いの木が根こそぎ倒れちゃったのは、ちょっと申し訳ないけどしかたないよね。
この辺一帯を焦土に変えなかったんだから、僕の戦い方は褒められてもいいはず。
単に、死なないよう手加減するのが難しかったからこうしただけとはいえ、ね。
マスターにたくさん「凄いね!」って言ってもらいたいなー。
大好きなマスターの姿を思い浮かべたら、早く会いたくなって、無意識の内に急ぎ足になっていた。
マスター、僕の帰りを待ってくれてるだろうな。今から帰るからね!
ルンルンと巨大な岩にあるダンジョン入り口に戻るまでは順調だった。
でも、どうやってこの土龍を入れたらいいんだろう、って悩んじゃったよ。どう見ても、穴より土龍の頭の方が大きいんだもん!
とりあえず、突っ込んでみたらいい?
土龍の頭をぐいぐいと穴に押しつける。なんだか『ふがーっ、痛っ、これムリーッ!』と叫んでる気がするけど、幻聴です。だって、土龍の喉は炎で壊したし。
最終的に穴がぐいっと拡がって、土龍が中に飲み込まれていった。ダンジョンが土龍を食べたくてがんばってくれたのかも。
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